Willow's Island

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貸本屋

2006年02月07日 23時58分11秒 | 

 仕事の関係で行った関市の病院の隣に、貸本屋を見つけた。古本屋や漫画喫茶はたくさんあるが、貸本屋というのはめったに見ない。これは珍しい、と思った私は、仕事が終わった後に寄ってみた。
 店は夜の10時までやっているようである。実は貸本屋の中に入ってみるのは初めてだ。韓国では貸本屋が主流なのだが、日本ではほとんど見かけないからだ。中は、漫画専門の古本屋のようで、漫画しか置いてない。1冊を1日借りれば50円で、1日延滞するごとに10円ずつ加算される、というシステムのようだ。わりと新しい単行本もあるので、新しいものを買うより得だろう。漫画など1日で読めるし、そう何度も読み返したりしないからだ。漫画喫茶へ行っても、読めるのはせいぜい数冊で、最低400円はかかるので、うまく使えば漫画喫茶よりも良いかもしれない。貸本屋というのは日本ではなかなか定着せず、すぐに潰れたりすることが多いのだが、これはなかなか良いシステムじゃなかろうか。これからも長く保ってくれるといいが。
 で、今日は1冊だけ借りてみた。国友やすゆきの「夜の交差点」だ。サラリーマンをやめさせられた男が水商売の世界に入り込み、苦労の末キャバクラの店長になり、夜の世界での成功を目指す、という物語である。同じ国友やすゆきの「カネが泣いている」同様、どうしようもなく暗い漫画だ。(^^) 国友はドロドロしたのが好きだからなあ・・・。それを読む私も私だが。