Willow's Island

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県庁の星

2006年02月26日 23時44分18秒 | 映画

 今日は映画館で「県庁の星」を見た。エリート県職員である主人公・野村(織田裕二)が民間のスーパーへ研修に行くが、うまく行かず、出世の夢まで失ってしまうが、パートの二宮(柴崎コウ)と共にスーパーの改革、及び県政の改革に乗り出す、というストーリーである。なかなか笑えるところも多く、気軽に楽しめる映画であった。映画館であれほど多くの笑い声を聞いたのは久しぶりであり、これは一級の娯楽作品であると言える。
 とかく行政は何かにつけ、叩かれるのが常だ。この映画も、公務員である主人公だけが役立たずであることを反省して終わるのかな、と思ったりもした。
 ところが、そうではなかった。当初は役立たずであった「県庁さん」が官の視点からスーパーを改革し、それに成功する、という場面も用意されていた。問題があるのは、何も「官」だけではない。当たり前のことかもしれないが、行政は行政なりに世の中の役に立っているのである。