Willow's Island

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69 sixty nine

2005年04月29日 23時25分14秒 | 映画
今日はレンタルで借りた日本映画「69 sixty nine」のDVDを見た。
これは映画館で見そびれてしまったので、見るのは今回が初めてだ。
しかし率直に言って、これは劇場まで見に行かなくてよかったな、というのが
見た後の感想だ。(^^;) まあ、ギャグは下ネタも含めて、そこそこ面白かった。
あと、1969年当時の風俗も知ることができて、興味深かった。しかし、
もう一度見たいという気分にはならない。最終的にはそんなに面白い作品だと
思えなかったのだ。なんというか、無駄に長い映画だったような気がする。
テンポがよくない、ということか。あと、1969年の風俗や流行語を知ることが
できたのは勉強になったけど、いまいち説得力に欠けて、映画の世界に入って
いくことができなかった。妻夫木や安藤では、現代的すぎるからだろうか。
この映画は1969年という世界が大きく揺れ始めた時代の、若者の勢いなど
を主題とした青春映画だと思うけど、そんな時代背景よりも「妻夫木映画」
であることの方が前面に出たような感じだ。確かに彼の勢いは感じる。

そういえば「パッチギ!」では、冒頭で長崎の不良学生が朝鮮高校の連中に
ボコボコにされる、というシーンがあった。「パッチギ!」と「69」の時代背景は
ほぼ同じで、かぶる所が少しあったから、あれは「69」に対する井筒監督の
対抗意識だったのだろうか。(^^) そんなわけないか・・・。