Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

平泉 中尊寺金色堂 

2013-11-27 10:05:37 | 旅行
1124年藤原清衡により建立された平面の一辺5.5mという小振りのお堂ですが、堂は内外共に総金箔貼り扉、壁、軒から縁、床面に至るまで漆塗りの上に金箔を貼ってある眩いばかりの豪華さです。螺鈿細工や蒔絵などの漆工芸そして精緻な彫金などで極楽浄土を表している、平安仏教美術の最高峰と言われています。4本の柱には蒔絵と螺鈿で菩薩像や花を思わせるような唐草文様が夜光貝や象牙で描かれている。象牙はアフリカ象で夜光貝も沖縄など南でのみ得られるもの、当時如何にしてこうした材料を得たのか。相当の豪族だったのでしょう。中央には初代清衡、左に二代基衡、右に三代秀衡の遺体が金箔貼りの棺に、そして四代泰衡の首桶が納められている。ですから金色堂は廟堂でもあるとも言います。屋根瓦だけは瓦型の木材で葺かれ金箔貼りではなかった…。

平泉 中尊寺金色堂外観

2013-11-27 09:01:04 | 旅行
この覆い堂は1962年より6年をかけて金色堂の解体修理時に全ての外敵から護られるように設計し再建された。その前は金色堂建立から164年後の1288年鎌倉幕府の執権北条貞時らによって風雨にさらされていた金色堂を保護するために覆い堂が建てられていたそうです。164年もの間木立の中に燦燦と輝くお堂があったのでから、素晴らしかったでしょうね。よく残っていたと神に感謝したくなる。