今年初の梨 磐田産 秋麗をいただきました。
見た目は秀麗とは言い難いのですが、
まず、その糖度に驚きます。
糖度13と言われていますが、酸味をほとんど感じません。
濃い甘み、緻密な肉質、シャキシャキとした食感、みずみずしさ・・・。
見た目は悪いけど、最高においしい梨・・・
と書かれたものを見つけました。
でも、この見た目も含めて、秋麗の個性だと思います。
ところで、秋麗は幸水と筑水を交配させて生まれた青梨です。
幸水も筑水も赤梨なのに、その子供は青梨。
ということは、幸水にも筑水にも青梨の血が入っている???
気になりだすと、調べずにはいられない野菜(果物)オタクなので、
ここから先は、興味のない方はスルーしてくださいね。(^-^)
●まず、赤梨と青梨について
赤梨・・・皮の部分が赤い色をしており、ザラザラとしている。
代表的な品種は幸水
青梨・・・皮の部分が緑色を帯びており、赤梨に比べるとつるっとしている。
代表的な品種は二十世紀
●ここからは、梨の交配について(赤梨は赤字、青梨は青字、不明は黒字で表示します。)
秋麗=幸水×筑水 これを元に幸水と筑水の生い立ちを調べます。
幸水=菊水×早生幸蔵
菊水=大白×二十世紀
筑水=豊水×八幸
豊水=幸水×イー33(石井早生×二十世紀)
八幸=八雲×幸水
八雲は二十世紀の品種改良
こうしてみると、秋麗の親である幸水も筑水も赤梨でありながら、
そこには、最強の青梨「二十世紀」の血が流れていることがわかりました。
秋麗は、見た目も悪く、また栽培にも手間と時間がかかる
難しい品種と言われています。
しかし、一度味わえば、絶対にその魅力が伝わると思います。
秋麗が、二十世紀に次ぐ青梨のホープとなりますように。
ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございました。
秋麗を使ったお料理は、次の記事で紹介させていただきますね。
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