”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

必殺「鸚鵡(おうむ)返し」を学びました

2014-09-13 09:32:30 | 食育

昨日、JA遠州中央森支店 会議室で開催された

「食農学習団体交流研修会」に出席させていただきました。

  

静岡大学大学院農学研究科 教授 稲垣栄洋先生による

「魅力ある食農教育活動企画の立て方について」

という講演を拝聴しました。

  

  

その中で学んだのが、必殺「鸚鵡返し」の技

   

稲垣先生が、子供たち対象に田んぼで授業をなさった時、

ある子が稲に止まっている虫を見つけて

「先生、この虫、何ていう虫?」

と、聞いたそうです。

  

先生は、もちろんご存知だったので、

その虫の名前を答えました。

(とても長い名前で、覚えられませんでした・・・(T_T))

 

すると、その子は「ふ~ん」と言って、どこかへ行ってしまいました。

これは、どういうことかと言うと、

その子は、別に虫の名前そのものに興味があったわけではない。

その虫を見つけたことを褒めて欲しかった・・・のです。

  

  

子供たちと接する時のポイントは

「なんていう虫なんだろうね?」

「どこで見つけたの?」

「よく見つけたね。」

というように、まず質問を鸚鵡返しにして、

そこから、その子の成果を褒めてあげるようにすること。

   

目からうろこ・・・というか

忘れていたことを思い出させていただいた気がします。

  

  

野菜っておいしいな。

農業って楽しいな。

この地域ってすごいな。

 

子供たちの好奇心を引き出せるかどうかは、

声の掛け方ひとつで決まるのかもしれません。

稲垣先生、ありがとうございました。


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