平日で行ける日は、もうなさそうなので、
昨日思い切って、静岡市美術館で開催されている
山本二三(やまもと にぞう)展に行ってきました。
山本二三さんは、「天空の城ラピュタ」、「火垂るの墓」、
「もののけ姫」、「時をかける少女」など、
日本を代表する数々の名作に携わり、
背景画を描き続けていらっしゃいます。
私の大好きな作品、「火垂るの墓」の背景画も展示されていました。
草むらに捨てられたドロップの空き缶、
幼い兄妹が暮らしていた水辺の家、
死んでしまった兄妹の霊が乗っていた市電・・・。
そこに人物は描かれていないのに、
音や匂い、悲しみの感情まで伝わってきます。
ところで、アニメ「火垂るの墓」の中で
私が一番感動したシーンは、
幼い妹を励ますために、
小学校の校庭でお兄さんが鉄棒をするシーンなのですが、
ほとんどの人が
「そんなシーンあった?」と言います。
他の人と感動するポイントがずれているのでしょうか?
ここ数年、悲しい気持ちになるのがいやで
見ることを避けていましたが、
もう一度「火垂るの墓」を見てみようと思います。