2013 08 03(土)
日本三大古碑の一つとして知られる“那須国造碑”(なすのくにのみやつこのひ)の見学を兼ねて大田原市へ・・・。
訪ねた場所は大田原市湯津上430に鎮座する「笠石神社」。(石鳥居前に無料P場・トイレ有り)
笠石神社に祀られている国宝“那須国造碑”を拝見するには、石鳥居の手前を右に折れた所にある社務所で拝観料(500円)を奉納。
90歳超になる老女(前神主の妻)が元気に古碑と笠石神社の由来を説明(約20分)。
脚が不自由な老女に代わり、那須国造碑へは別の若い女性に案内して頂きました。
石鳥居をくぐると正面に「那須国造碑(笠石)」が鎮座する神域と右には笠石神社拝殿。
古碑を納めた御堂(みどう・本殿)は元禄4年(1691年)水戸光圀公により建立、内には御神体の笠石(那須国造碑)が恭しく鎮座。
最上部に帽子のような笠石を戴く御神体の「那須国造碑」は昭和27年に国宝指定。
水戸光圀公により保存されるまで花崗岩に刻まれた漢文字のある正面を下にして埋もれていたので、
風化・磨耗が少なく字も判読し易い良好な状態。
那須国造碑に刻まれた全文は8行、152文字で字体は楷書風な六朝書体。
石碑の裏側まで拝見しましたが、正面以外の裏面・側面は荒削りのままで文字や模様は全く見当たりません。
那須国造碑の高さは148cm(笠石含む)最大幅48cm、西暦700年(文武4年)の建立。
那須国の長官を務めた「那須直韋提」(なすのあたいいて)の遺徳を顕彰する為、息子?の「意斯麻呂」(いしまろ)が建立したと謂われる。
「那須国造碑」の拓本。難解で読めない文字もありますが、欠損した字が極めて少ないのは奇跡と言えます。
笠石神社縁起より碑文解説を転載。
那須国造碑に刻まれた碑文は ⇒ ここクリック。
日本三大古碑を全て拝観し、ささやかな達成感で何故か幸せな気分に包まれた筆者でした。
日本三大古碑は北から宮城県の「多賀城碑」、栃木県「那須国造碑」、群馬県「多胡碑」の三石碑。
多賀城碑 ⇒ ここクリック。
多胡碑 ⇒ ここクリック。
2013 08 30(金)記。 前橋市 最高気温 35.6℃ 最低気温 23.5℃
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