2017 04 15(土)
天然記念物の一本桜を鑑賞に群馬県西部の安中市松井田町土塩を訪ねます。
舗装道路の脇に「細野の彼岸桜」の看板が立てられた坂道を約100m上がると目的の彼岸桜。
1950年(昭和25年6月20日)群馬県の天然記念物に指定。
説明板を参照。 所在地は安中市松井田町土塩蟹沢300番。 別名は「庚申桜」と言い、直ぐ下に庚申塔群が在ります。
ただ今、樹勢回復作業中、平成26年2月14・15日の大雪で大枝が折損したため、防腐剤塗布し修復・養生の実施中。
折損した大枝が無くても桜の枝が四方に張り出し、今でも素晴らしい姿を見せる「細野の彼岸桜」。、
樹齢500年以上とは思えないほど樹勢が盛んな「細野の彼岸桜」。 後方は奇岩怪石で有名な妙義山の岩峰。
苔生す幹や枝からは古武士のような風格が漂います。 なを、この彼岸桜の所有者は武井康行氏、地元の地主なのでしょうか。
近くの野菜畑に植えられた彼岸桜。 春の山菜「わらび」がすくすくと顔を出し、食べ頃を迎えています。
「細野の彼岸桜」が「庚申桜」と呼ばれる由縁の「百庚申塔」が彼岸桜の根本に在りますが、桜は高台から観るだけで、
こちらの百庚申塔を訪れる人はほとんど居ません。
庚申塔⇒https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%9A%E7%94%B3%E5%A1%94
百庚申塔の中央には「法身佛」と刻まれた親庚申塔。 石仏や馬の供養塔なども・・・御幣を携えた猿が面白い。
こんな片田舎と云っては失礼ですが、草深い山中に立派な庚申塔を建てた人には感心します。
百庚申塔は武井氏の祖先といわれる新平が諸国を行脚し仏法を修業、僧侶として権大僧都の位を得た後、寛政9年この地に庚申塔を建てた事に由来とか。
全国的に見て、何故か?群馬県には百庚申塔が多いのだそうです。昔から群馬県人は信仰心が篤かったのでしょう。
整然と整備・保存された百庚申塔。中央の奥に見えるのが細野の彼岸桜の樹幹。
空に突き抜けるほど大きく立派な古木の「細野の彼岸桜」。
「細野の彼岸桜」の帰路、鑑賞した一本桜。(名称不明) 県道33号線の安中市松井田町新井の諏訪神社付近。
彼岸桜の下には小振りなお堂。 安置されていた尊像は釈迦如来か・・・。
お堂の周囲には古い時代の石碑・石仏・石祠などが点在・・・。
県道33号線を更に東南に進むと、石垣で築かれた塚に華麗な桜花を満開に咲かせた桜樹が在ります。(名称不明) 松井田町新井地区か高梨子地区の境界地点。
後方の工場は㈱群馬鋳興松井田工場(安中市松井田町新井1141)ですから、たぶん新井地区と思います。
根本から枝分かれしていますが、この桜樹も一本桜の範疇に入るのかも。 とにかく豪華で素晴らしい桜樹。(長岡市から撮影に訪れた夫妻もいました。)
塚の上には判読困難な石碑が立てられています、何かを記念して建てられた塚なのでしょう。
桜もツツジも満開!! 西上州の山村山里にも待ち侘びた春が一気に訪れ、草木に花咲く季節を迎えていました。
2017 04 30(日)記。 前橋市 最高気温 26.3℃ 最低気温 7.7℃
北朝鮮有事を誇張化し逃げを打つ安倍首相夫妻と森友学園疑惑。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170430-00000016-mai-soci
おまけコーナー。
猫に錯視画像を見せたら・・・。
Cat mesmerized by optical illusion