2008 09 13(土)
大谷石を切り出した跡の巨大地下空間から地上へ戻って、大谷石採掘関係の資料展示場へ・・・。
昔のノミ・ツチの手掘り時代から昭和の機械掘削のドリル・電動ノコまで色々な道具が展示されています。 円筒形の石は大谷石製の“石風呂”です、ザラザラと肌触りも良く・・・!?
切り出した大谷石は小さなトロッコで搬出したそうです。
大谷資料館から再び大谷景観公園を通り、市営P場へ歩いて帰りました。
行程は約10分。 途中の大谷石断崖下に“銭洗い観音”という御堂もありました。
さすが大谷石の産地ですね、歩道に置かれたプランターも大谷石の製品です。
近くの名所を尋ねたら、駐車場から北西へ車で5~6分のところに有名な不動様があるという。
大谷観音見物のついでに不動尊へ・・・。
小高い多気山(標高377m)へ車で上ると、中腹に鳥居みたいな木製の山門が建っていました。
上部には木の名額の替わりに「多気山」の蛍光灯額が・・夜には街路灯になるかも?
山門の後ろに立派な“明王殿”です。ここでは自動車の安全祈祷が行われるとか。
明王殿の右脇の土産屋との間を進みました。 ここの名物は草餅と団子みたいです。
すぐに手水舎と小奇麗な寺門の到着。手と口を洗ってから寺域へ入ります。
門を過ぎると錫杖を右手に持った真言宗の開祖・空海の銅像と触観世音像が立っています。
触観世音ですから、参詣の皆さんが願いの場所を触るのでしょう、ツルツルに光っていました。
ここから急勾配の石階段。この石段も最近の造りみたいに新品です。
急な石段の途中には水子を供養する“水子地蔵尊”。
薄暗い湿った場所なので少し薄気味悪いです。
急な石階段を登りきると、眼前が急に開けて明るくなりました。
左から薬師堂・歳神殿(神楽殿?)・本堂です。夕方なので誰も居ませんね。
失礼ながら隙間から本堂の内陣を撮ってみました。
暗くて本尊の不動明王が判別出来ませんのでWebからの画像を載せます。
何にでも効く大変に有難い不動明王様だそうで、この栃木地方一円の信仰を集めているそうです。
欅の大きな一枚板の扁額が“多気山”と“不動尊”の二枚掲げられ、人目を引いていました。
傍には「宇都宮有志」と書かれ沢山の人名が納められた奉納額。中央にあるのは不動尊のレプリカでしょうか?
絵馬掛けを見ると沢山の願い事絵馬が・・・。
通称多気不動は正式名を“真言宗多気山持宝院不動寺”と言います。(多気山⇒たげさん)
822年(弘仁13年)に勝道上人の弟子・尊鎮法師の開山、鎌倉時代からこの地方を領有していた宇都宮氏代々の祈祷所として栄えていました。
御本尊の不動明王(高さ1.73m 寄木造り)源頼光公が吉野山に篭り彫り上げたそうです。(それ以前の本尊は馬頭観世音菩薩)
火除け・商売繁盛に霊験新たかで昔から人気を呼んでいるそうです。
絵馬にも小まめに稼ぐネズミとお宝の金小判の絵柄のものも・・・。
不動寺本堂の前には不動様の宝剣などが石や銅製で立てられています。
薬師堂横の清水でノドを潤してから薄暗くなった不動寺を後にしました。
帰りは薬師堂方面から山に沿って下ります。清水の流れ落ちる小滝などもあり幽玄の趣がある散策路でした。
大谷観音・採石場跡・多気山不動と楽しくて勉強になる一日コースでした。
皆様にも紅葉の秋が楽しめるこの旅をお奨め致します。
2008 09 30(火)記。 前橋市 最高気温20℃
サウジアラビヤの不思議な“砂噴水”。
Sand Fountain in Saudi Arabia
2008 09 13(土)
大谷平和観音と日本最古の石仏のある大谷寺を見物した後、宇都宮市営P場から無料連絡バスで近くの大谷景観公園へ・・・。
姿川により侵食削られた大谷石断崖に囲まれた細長い大谷景観公園。
幾くつものテントが張られ、9月13・14日は“フェスタin大谷”のお祭りです。
ステージも設置されて和太鼓・キッズソーランやハワイアンダンスなどが演じられていました。
ここに出店している食べ物屋さん(ヤキトリ・草餅)は結構美味しかったです。
大谷景観公園では夜の祭りとして、”大谷夢あかり”と名付けられたローソク祭りが開催されます。
名産・大谷石をくり抜き、ロウソクを灯して“フェスタin大谷”の夜祭りを幻想的な灯火で盛り上げるそうです。
大谷景観公園からブラブラ歩いて地下採石場で有名な大谷資料館へ・・・。
巨大な岩肌の削られた跡が豪快な光景を見せてくれます。
大谷石の断崖下には所々に冷風を噴出す大きな穴が有ります。中は恐ろしいほどの暗闇!!
採石の傷が痛々しい大谷石採石場跡地に大谷資料館は建っていました。
意外と近代的な大谷資料館の建物。
入館料は600円。 すぐに薄暗く湿った地下への階段を下ります。
下りの階段は巨大地下空間の上部へ・・・。
大谷石を採石した跡に出来た巨大な空洞が眼前に! 空洞の上部は水蒸気の靄(もや)が漂っています。
外の気温が30℃、この地下は20℃以下の寒さです。カメラレンズには水蒸気が付着しました。
撮影は三脚無しの低速シャッターですから、手ブレにもなりました。
採石跡とは思えない、なにか神秘的な空洞が続きます。
エジプトのクフ王のピラミッドの大回廊を思い出させる光景が見られます。
不思議な石柱です。 天井を支えるにしては細すぎるし・・・、何かのオブジェ?
やはり陥没を防ぐ為なのでしょうか? 沢山の白いオーブが・・!!幽霊でも出そう~ (フラッシュを焚くと水蒸気が白い斑点になって写ります。)
巨大地下採石場の最下部には縦長の青い棒が立っていました。
ライトアップされて薄暗い地下空間にオベリスク状のブルーのモニュメントが鮮やかに・・・。
壁面には採掘時についた切り刃の痕跡がクッキリと・・・。
地下大空間の左右にも、この世のものとは思えない光景が続いていました。
やっぱりここはエジプト・ルクソールの王家の谷の地下墓地なのですね!?
幾つか地上から青白い光が差し込む場所がありました。
大谷資料館へ来るときに冷気を噴出していた大穴と思います。
大谷石採掘の切り刃の跡が見事に残っていました。
天井にも壁にも傷だらけです。鶴田浩二「傷だらけの人生」など思い起こして。(笑)
再び入って来た階段に戻ります。人の背丈と比べるとこの空間の大きさが判ると思います。 この広い地下空間では音楽コンサートなどのイベントも開催されるそうです。
日本にある光景とは思えない巨大空間の広がる不思議な地下洞窟でした。
夏に涼しい地下採石場跡は通年ほぼ同じ気温とのこと。
春夏秋冬、四季を通して楽しめる大谷資料館の地下採石跡はお奨めできる観光スポットです。 大谷石の詳細はここクリック。
次回は多気山持宝院の巻。
2008 09 26(金)記。 前橋市後 最高気温25℃
2008 09 13(土)
宇都宮市大谷に建つ大谷平和観音を拝見した後、平和観音の裏側にある大谷寺へ・・・。
平和観音の頭頂部から俯瞰した大谷寺。 大谷石の断崖の下で押し潰されそうな佇まいです。
大谷寺周囲には大谷石で造られた石塔や石仏が散見されます。
日本最古の石仏を奉る大谷寺山門。
正式には“天台宗天開山千手院大谷寺”と云い、本尊は千手観音菩薩です。
山門両側の仁王様が参詣者を温かくお出迎え・・・。
参拝料はお手頃な300円。 通称・大谷観音と呼ばれる大谷寺の開基は弘法大師とか。大谷寺は坂東33ヶ所観世音霊場の19番札所にもなっています。
古色蒼然とした本堂を大谷石の絶壁が取り囲み、霊場としての独特な雰囲気を醸しています。
寺僧の案内で本堂内部の見学です。 (但し、本堂内は撮影禁止!)
日本最古の石仏で御本尊の千手観音菩薩(大谷観音・全高4m)は平安時代初期・弘仁元年(810年)に弘法大師の作と伝えられています。
(拾い画像)
千手観音の他にも、圧倒されるほど立派な石仏が10体ほど洞窟内に彫られ、日本三大磨崖仏(f福島県南相馬の大悲山石仏、大分県臼杵の磨崖仏、栃木県の大谷寺磨崖仏)の一つに数えられています。
千手観音などの石仏群は昭和29年に特別史跡、昭和36年に重要文化財に指定され、日本最初の二重指定の文化財になりました。
これらの石仏群のある洞窟は古代人の住居だったそうで、ここから太古の人骨が出土しています。
本堂脇の宝物館には大谷石関係の品々が沢山展示されています。
全高27mの大谷平和観音の美しい石膏原型も有ります。
大谷寺本堂の石仏があった洞窟から出土した人骨(本物)も展示中。
この屈葬姿の人骨は身長154cm年齢は約20歳、男性の人骨です。
発掘当初(昭和40年4月)は約7000年前の縄文時代早期の人骨と考えられていたが最新の年代測定で約11000年前(縄文草創期)の人骨と判明、骨片だけでなくほぼ完全な形で出土した人骨としては、縄文時代で最も古いと云われています。
興味深い出土資料を見学して裏庭を散策。 大谷石岩壁の下には満杯の水を湛えた白蛇池と朱塗りの弁天堂がありました。
弁天堂の中の弁財天様は比較的新しい感じの尊像、弁天様は女性なのに楽器の琵琶ではなく右手に宝剣を持ったお姿は珍しいです。
弁天池の奥には大谷石岩壁に沿って、昔は一般人は立入り禁止だった御止山(おとめやま)へ登る小径が続きます。(山頂からの眺望は「陸の松島」と云われる程の素晴しさらしさとか・・・。)
御止山登山口近くの僧侶墓所。
立入り禁止ですが、石造りの門がユニークな形状です。
象やら獅子やらが乗っていました。まるでインドの寺院の門を見ている様な気分になりました。
御詠歌 「名を聞くも めぐみ大谷の 観世音 導きたまへ 知るも知らぬも」
次回は大谷資料館の地下採石跡です。
2008 09 24(水)記。 前橋市 最高気温26℃
秋はサイクリングの季節です、前や左右を良く見て安全運転。
↓
前方不注意の自転車 Near-Sighted Biker Gets Closer Look At Sign
2008 09 13(土)
建築用石材で有名な“大谷石”の産地を見学。
場所は栃木県宇都宮市の大谷地区。
前橋市から約1時間30分のドライブで宇都宮へ・・・。
ゆっくり「宇都宮餃子」を味わう暇もなく、街道筋のラーメン屋で普通の餃子とみそら~めんを食べて昼食としました。
大谷町の平和観音への途中で総大谷石造りの立派な建築物に遭遇!
あまりの立派さに驚き、博物館かと思って訪ねたら「屏風岩」と言う会社の建物でした。重要文化財なみの威厳ある佇まいでした。
大谷の名所になった“大谷平和観音”の前にある市営無料P場にパーキング。
平和観音への小径を辿ると、頭上には今にも落下しそうな巨石が・・・。
人頭みたいな大きな石は「天狗の投げ石」を命名されています。
あんな巨石を投げる天狗ってゴジラより大きいかも・・・。
市営のP場からブラブラ歩いて約3分で平和観音前の広場に到着しました。
周りを見渡すと、あたり一面は大谷石を切り出した採石跡の絶壁です。
中央に大谷石を掘り出して刻んだ“平和観音”が来訪者を温かく迎えてくれます。
この平和観音は第二次世界大戦の惨禍を供養し、恒久平和を願って昭和31年に造られた大谷石彫りの尊像です。
身の丈約27m。 大谷観光協会が主体として完工され、昭和31年5月4日に開眼したそうです。
穏やかなお顔が初秋気配の空に微笑んでいました。
平和観音の横から上に登る階段があります。
急な鉄階段を登りながら平和観音の横顔を拝みます。
階段を登りきると平和観音の裏側に出ました。風雨に晒された後姿が痛々しいです。
平和観音の裏側は平らで広くなっていました。 観音様の胸のあたりから見た平和観音前の広場です。
左側には昔しの採石場跡で切り出された石壁には風化の跡が・・・。
大規模に切り取られ、切り通し状態の大谷石壁の下を歩くと巨岩からの圧迫感が全身を包みます。
平和観音の右手の切り通しを恐る恐る通って、日本最古の石仏を祀る“大谷観音”を訪ねてみました。
次回は大谷観音の巻です。
2008 09 19(金)記。 前橋市時々 最高気温25℃
西瓜の季節の終盤ですが、西瓜芸術の動画です。
フルーツ カービング 【スイカで作るバラのブーケ】
2008 09 07(日)
埼玉県鷲宮町の鷲宮神社“土師祭”での千貫神輿渡御は午後と夕刻の二度行われます。
約100名が担ぐ千貫神輿が大き過ぎるので暴れ神輿とはならず、わりと静かな練り歩きでした。
鷲宮町図書館で方向転換して再び鷲宮神社へ戻ります。
鷲宮神社 土師祭 2008 2.
夕方のお祭りまでの間、鷲宮町商店街で遅めの昼食などを頂きます。
マンガ「らき☆すた」で町起しをしていますから、どこの店先にも「らき☆すた」のポスターが・・・。
無料P場を提供してくれた魚屋「魚光」で「らき☆すた」弁当を購入。
左は「柊かがみのとっても質素なお弁当」(500円・大きな鮭が特徴) 右「柊つかさのきちんとしているお弁当」(600円・ハンバーグと卵焼き)。
魚光は魚屋ですから、お奨めは「柊かがみの鮭弁当」ですね。
お店の二階が開放され、エアコンの効いたお座敷でノンビリと食べられました。
魚光でお弁当を買うとお弁当の包み紙と同じプラ下敷きが貰えます。
下敷きの裏面には柊姉妹と千貫神輿旗の楽しいイラストです。
魚光さんの二階で一休みしてから、鷲宮町を散策。
鷲宮町図書館の二階にある郷土資料館を見学・・・。
主に鷲宮神社の催馬楽神楽関係の展示物が多数ありました。
中央には催馬楽神楽で舞われる猿田彦命の面と衣装など。
土師祭では名物・千貫神輿以外にも武者絵を全面に張った山車なども行進します。
山車の中で太鼓を叩く可愛い女性にうっとりと見惚れです。
第二回目の土師祭は夕刻の6時半から渡御開始となりました。
鷲宮神社の「天光之池」に棲む龍神様のお陰でパラパラと小雨が・・・。
鷲宮神社大鳥居から千貫神輿の夜の渡御が始まります。
鷲宮神社 土師祭 2008 夜 千貫神輿。
千貫神輿に続いて女高生の日常をコミカルにマッタリと描いた「らき☆すた」キャラの神輿の出番となりました。
「らき☆すた」神輿を取り囲んだのは若い人達ばかり・・・。
「らき☆すた」神輿は中に明りが灯った万灯みこしの形式で、高さ180Cm幅160Cm重さ130Kgの白木造り。
柊姉妹や泉こなたなどを中心に多彩なキャラクターの絵柄が闇夜に浮き上がっていました。
「らき☆すた」神輿の担ぎ手を募集したところ、全国から応募者が殺到し約115名の募集は3日と掛らずに終了。
流石にマンガアニメファンの聖地のお祭りですね、萌え萌えの熱気に溢れていました。
鷲宮神社 土師祭 2008 夜 「らき☆すた」神輿。
千貫神輿の後ろを「らき☆すた」神輿は掛け声威勢良く練り歩きます。
コスプレ女高生姿で神輿を担いでいる人も・・・。
いろいろなキャラクター神輿が登場して見応えのある土師祭神輿行列が続きました。
鷲宮神社 土師祭 2008 夜神輿。
マンガ「らき☆すた」で超有名になった鷲宮神社の千貫神輿土師祭はお奨めできるお祭りです。
2008 09 16(火)記。 前橋市後 最高気温29℃
2008 09 07(日)
埼玉県東部の鷲宮町で大神輿が町内を練り歩く鷲宮神社の祭り見物へ・・・。
前橋市から車で高速道を使わずに1時間30分で鷲宮町に到着。
鷲宮町のメイン道路は通行止。 有り難い事に魚屋「魚光」さんのP場が無料開放されていたのでお借りしました。
鷲宮町は鷲宮神社の門前町らしく、鷲宮神社大鳥居から真直ぐに商店街が続いています。
露店が立並ぶ商店街を散策しながら鷲宮神社の境内へ・・・。
正面に鷲宮神社大鳥居。道路脇には二階建て程もある「武蔵国 鷲宮神社」大石柱(昭和13年)が建てられていました。地震の時にはちょっと恐ろしい気もしますが・・・。
大鳥居の手前の大酉茶屋(おおとりちゃや)には若者達が集まっていました。
何やらマンガアニメの「らき☆すた」の冊子を配っていましたけど・・・。
鷲宮神社参道では“鷲宮神社土師祭”(わしのみやじんじゃ どしさい)を先導する「手古舞」さん達がポーズをとってくれました。
参道の左右にある石狛犬は大きくて迫力満点!! 境内には沢山の参拝客が・・・。
参道の途中にある池は「光天之池」(みひかりのいけ)と名付けられています。
古来から雨を呼ぶ龍神が棲んでいるとか、今は晴天ですが夕刻に雷雨にならなければ良いのですが? (「雨乞い龍神祭」はここクリック。)
鷲宮神社の社殿横には土師祭で担がれる“千貫神輿”です。
大きな神輿で関東一の神輿とか云ってました。(千貫は約3.75トン)
担ぐ棒は6本で、一本を20名程の人達が担ぐそうです。
(係りの人の話では千貫神輿の正重量は1.2トン程とか。)
境内にある大杉の絵馬掛けを拝見です。
鷲宮神社の正式の絵馬以外に沢山の「マンガアニメ絵馬」が奉納されていました。
美水かがみ作の「らき☆すた」関係の絵馬が圧倒的に多かったです。
絵馬を見て読んでいるだけでも充分楽しめますね。
「らき☆すた」を書いた漫画家・美水かがみ先生が鷲宮町の隣の幸手市の出身とか。
マンガの中に登場する“鷹宮神社”はこの鷲宮神社をモデルにしているので、「らき☆すた」ファンやアニメファンにとっては鷲宮神社が聖地とのことです。
鷲宮神社の手水舎ではコスプレ衣装で記念撮影をしていました。
鷲宮神社拝殿の相向かいには立派な神楽殿があります。
寄棟造り三方吹き抜けの舞台では有名な御神楽「土師一流催馬楽神楽」(はじいちりゅうさいばらかぐら)が厳かに演じられます。(次は10月10日予定)
この「催馬楽神楽」は古式舞踏の形式を残す、関東神楽の源流として重要無形民俗文化財の日本第一号に指定された貴重な祭事です。(催馬楽は平安時代に流行した歌謡で、地方から朝廷に年貢を運ぶ馬子が唄ったのでその名が付いたとのこと。)
鷲宮神社拝殿全景。大きな木々に囲まれ静かな佇まいの社殿です。
鷲宮神社は関東最古の神社と云われています。
古書の「吾妻鏡」にも載っている由緒正しき別格大社。神武天皇から歴代将軍・明治天皇まで参拝したそうです。(源頼朝手植えのもっこくも有ります。)
珍しい事に拝殿の後方には本殿が二棟ありました。
鷲宮神社の祭神は「天穂日命」「武夷鳥命」親子と「大己貴命」ですから、三命を祭った本殿と思われます。
その他にも九神を合祀祭神として祀っていますから、五穀豊穣から家内安全まで「何でもあり~」のアリガタイ神社。
神輿勢子が千貫神輿を担ぎ、鷲宮神社土師祭(はじさい)の開始です。
土師部(はじべ)の民が西日本からこの地に住み着き土師宮(はじのみや)を建て、時を経ると共に「はじ」が訛って「わし」に変化し鷲宮(わしのみや)となったと云われています。
大きな千貫神輿頂上部の金鵄のクチバシには採れたばかりの稲穂が・・・。
鷲宮神社境内から担ぎ出された千貫神輿は大鳥居の前から神輿渡御として街中へ・・・。(約1Km先の図書館で折り返します。)
可愛い手古舞を先頭にして千貫神輿は賑やかに出発! (下の動画をご覧下さい)
鷲宮神社 土師祭 千貫神輿 1. 2008年
次回は鷲宮神社の「らき☆すた」神輿の巻。
2008 09 12(金)記。 前橋市 最高気温34℃ 残暑厳し。
2008 08 31(日)
群馬県大泉町で開催された“大泉CARNAVAL”のブラジルサンバの幕間に、ステージでは在日コリアンの舞踊パフォーマンスが演じられました。
一人の踊り手が五っの太鼓を叩きながら舞う朝鮮舞踊「五太鼓の舞」。
テンポの早い楽曲を華麗な手さばきで演奏しています。
「五太鼓の舞」の動画です。
大泉CARNAVAL 2008 4.
太鼓舞踊の次には壺を頭の上にのせて踊る朝鮮民俗舞踊。
クルクル回転しながらも壺を落とさずに上手に踊るものですね・・・。
頭上壺の舞踊の動画をご覧下さい。
大泉CARNAVAL 2008 5.
手にタンバリンみたいな丸い物を持ってクルクル廻りながらの踊り。
羽衣のような布を巧みに操って踊ります。
優雅な朝鮮の踊りが観客を魅了していました。
韓国男性も朝鮮風トランペットで朝鮮の楽曲など御披露です。
朝鮮舞踊の最後は太鼓を抱えて演じる踊りでした。
胸の前に抱えた太鼓を叩きながら踊る動画です。
大泉CARNAVAL 6.
エネルギッシュなブラジルサンバの合間に、隣国の朝鮮(韓国)舞踊なども楽しませて頂いた、“大泉CARNAVAL”の一日でした。
2008 09 09(月)記。 前橋市 最高気温31℃
無責任な福田首相の辞任の弁「あなたとは違うんです。」アスキーアート付きTシャツ(1995円・CLUB T)
2008 08 31(日)
日本で一番外国人の多い地区である群馬県西南部に位置する邑楽郡大泉町でサンバカーニバルが開催されました。
大泉町とその近郊にはサンヨー電気やスバルの富士重工があり、それらの下請け工場も沢山あるので南米などからの作業労働者がこの地に居住しているのです。
大泉町によると、全人口に占める外国人比率は16~17%との事。
8月31日に大泉町の夏祭りの終盤を飾る“大泉CARNAVAL2008”が華やかに開催されました。
場所は大泉町いずみ総合公園。 メイン会場はいずみ総合体育館。
体育館前の広場に設置された“元気ステージ”でも、前日の30日から引き続き各種アトラクションが盛大に行われていました。
元気ステージの行事は“BOMおどりの祭典”と名付けられ、全てのパフォーマンスは無料で見物できます。
目的のサンバカーニバルの開演は午後2時。当日券2000円(前売り1500円)。
大きな総合体育館にはブラジルサンバを見物に来た人達で長蛇の列が出来ており、周辺ではテント張りのブラジル村で南米の物産を販売中。
午後の2時から「感動のステージ」とタイトルの付いたアトラクションが始まり、最初に登場したのは子供たちが演ずる「サンバDE大泉」の歌とダンスショー。
続いて地元大泉町のブラジル人などで結成されたサンバチーム「SAMBA STELLA」の踊りとなりました。
体育館の証明が暗すぎてカメラ撮影は困難を極めました。
手ブレ被写体ブレにはご容赦を・・・。
サンバチーム「SAMBA STELLA」の動画をご覧下さい。
大泉CARNAVAL 2008 1.
体育館のステージでは「感動ステージサンバ」の熱いダンスが繰広げられました。
「SAMBA STELLA」のダンスを引き続きご覧下さい。
大泉CARNAVAL 2008 2.
いずみ総合体育館でのサンバチーム「SAMBA STELLA」の踊りの後、マリンバの演奏や「ブラジル移民100周年」をテーマにしたダンスショーや在日コリアンによる朝鮮舞踊ショーなど多彩な催し物が披露されていました。
サンバダンスの後半は本場ブラジルから来た、プロサンバチーム“Baila Brasil”の本格的サンバダンスが始まります。
やっぱり本場のサンバは一味違いますね、プロダンサーの引き締まったボディーには圧倒される生ツバごっくんの境地です。
ステージ上のサンバ動画をお楽しみ下さい。
大泉CARNAVAL 2008 3.
最後に体育館の照明が点けられ、観客も交えてのサンバダンスタイムになりました。
はち切れそうなナイスバディ! 筆者も鼻の下を伸ばしながらのツーショット!!
行く夏の最後を飾る大泉町のサンバカーニバル。 日頃は味わえない陽気な国のブラジルサンバを楽しんだ一日でした。
次回は“大泉CARNAVAL2008”の途中で演じられた朝鮮舞踊です。
2008 09 04(木)記。 前橋市 最高気温31℃
WEB検索最大手のGoogleから最新の無料ブラウザー“Google Chrome”(β版)が公開されました。 早速ダウンロードして使ってみました。
MSの Internet Explorer やMozilla FireFox と比較すると立ち上がりが早いのに驚きました。
ブラウザー立ち上げにInternet ExplorerやFirefoxが7~8秒かかるのに、Google Chromeは2秒程でストレスを全く感じさせない速度でした。
また、検索エンジンもGoogleだけで無く、YahooやMSNなどにも簡単にカスタマイズ出来て便利です。
特にHサイト好きな人向けにシークレットモードがあります。Chromeの右上に「ページメニュー」から「シークレットウインドウ」を開いて使えば履歴は残らずムフフのサイトが気軽に見れます。
一度使ってみる価値のあるブラウザーかと思います。 Google Chrome のダウンロードは⇒ここクリック。
2008 08 30(土)
打上げ花火数で関東一の規模を誇る伊勢崎花火大会を見物。
毎年8月の最終土曜日に開催される群馬県伊勢崎市の花火大会では30000発の花火が夜空高く豪快に打上げられ、数多くの見物客が花火を楽しみに伊勢崎市を訪れます。
花火の打上げ場所は利根川の分流で伊勢崎市の西部地区を流れる広瀬川の河川敷。
伊勢崎の花火大会は夜の7時から案内説明が一切無しで、連続しての打ち上げが特徴です。
車で打上げ会場の周辺まで行き、更に徒歩で近付くうちに急に夜空が輝き、花火大会の始まりになりました。
通行止めになった路上に座って暫しの花火見物です。
次から次へと花火が上がり、夜空に大輪の花を咲かせます。
花火会場への路上からの動画をご覧下さい。
伊勢崎花火大会 2008 1.
伊勢崎市の花火大会は3万発の連続打ち上げですから、眼を離している暇はありません。
気分良く花火を見物していると突然、左前方の低い位置で花火が炸裂しました。
打ち上げ場所から斜めに低く飛んできて爆発! 明らかに打ち上げ失敗花火でした。
程なく数台の救急車が筆者の横を通過して爆発現場に急行!
筆者が到着した時には救急車が3台待機中で大事故ではなさそうの雰囲気、負傷者は直ぐ近くの伊勢崎市民病院へ・・・。
帰宅してのTVニースで花火事故を見ましたが、軽い火傷になった人は18名。
伊勢崎花火大会を取り仕切った花火業者の「球屋北原煙火店」の説明では、約20本が束になった花火筒の中央部の筒がつぶれていたそうで、つぶれ筒の内部で花火が爆発、隣接する筒が倒されて花火が横に発射され広瀬川の土手でバウンドし低空炸裂したそうです。
筒が何故つぶれていたのか、事故原因は調査中との事。
2002年にも火災事故が起きて、打上げ場所を下流の現在の地に変更したのに又人身事故ですね。
来年の花火大会が中止にならなければ良いのですが・・・。
軽い事故でしたので、花火の打上げは続行されました。
広瀬川土手の西部公園からのスターマインの動画をお楽しみ下さい。
伊勢崎花火大会 2008 2.
夜の7時から8時30分まで花火の説明も省き、息つく暇もなく豪華な花火が打上げられてゆきます。
伊勢崎花火大会終盤の模様を動画でご覧下さい。
伊勢崎花火大会 2008 3.
(空撮は伊勢崎市HPより)
2008年の伊勢崎花火大会では“インド・韓国・中国”からの花火も披露され、国際的な豪華花火大会となりました。
見物人も35万人と伊勢崎市の人口の二倍になり、大盛況のうちに伊勢崎花火大会は終了しました。
実際、関東一の花火と言われる規模の花火大会です。皆様も来年は伊勢崎花火大会へ是非どうぞ・・・。
2008 09 01(月)記。 前橋市 最高気温30℃
9月01日 福田康夫が政権を投げ出した日。