8月23日(木) 立山から黒部ダムを見物し、扇沢経由で最後の訪問地“大王わさび農場”へ・・・。
場所は水が清らかで有名な長野県安曇野市穂高地区。
大王わさび農場は街道から少し入った田圃のの農地の中にそこはありました。
バスが何十台もPできる広い駐車場が有りましたから、相当数の観光客が訪れるのでしょう。
大王わさび農場へ入ると直ぐに売店です。
店のお姉さんからすり下ろしたての生ワサビを頂きましたが、口に入れた途端吐き出す程の辛さ!! やはり、ワサビは何かに少しだけ付けて風味を味わうのがBESTですね。
本ワサビは結構なお値段が表示されていました。
ワサビ製品の売店を抜けるとそこは一面のワサビ田!
冷たい清流に沿ってわさび田が何処までも続いている様に見えました。
物凄い面積のワサビ田ですから、数百万本のワサビが植えられているのでしょうね。
ただ、日差しが強いので、黒い遮光布でワサビ田の全面が覆われ、殆ど何も見えません。
黒い布の隅から申し訳程度にワサビが・・・。
広々とした大王わさび農場をブラブラと散策・・・。
ワサビ田の側に大きな銅製のわさびオブジェ! 早速、筆者も記念撮影です。
足を上手に隠しましたから、足無しの幽霊ではありません。
わさび農場の場内にはワサビ神社まで・・・。名前は大王神社とか。
わさび農場が神社まで造って金儲けに邁進中・・・。 アホらしくてお賽銭は省略!
巨大なワラジが奉納されていましたが、ワサビとワラジは何か縁があるのでしょうか? 観光用ワラジ!
ワサビ農場を進むとワサビ田に架かる橋を渡ります。
橋の名前は「幸いの橋」。たぶん、客が多くてここの経営者にとっては幸いなのでしょう。
橋を渡ると、大人が楽に入れる大きな洞窟に出合います。
古い昔、坂上田村麻呂と戦った八面大王が住んでいた岩屋とかで、“大王窟”と命名されていました。
巨石文明の巨石信仰つもりで造ったのでしょうか? 奈良県の石舞台に似ていました。
大王窟の奥には小さな小さな新しい石製の観音像が二つだけ・・・。
大王窟の上からは北アルプスが一望出来るそうですが、全く見えませんでした。
近くには別の岩屋もあります。 名前は“開運洞”です。
内部はかなり深くてジメジメした奥に新しく石に彫られた七福神の宝船が一つ。
大王わさび農場のオーナーは石が好きなのでしょうね。
それにしても、ワサビ農場の広大さには驚きました。この規模のワサビ田はきっと日本一なのでしょう!?
大王わさび農場で一時間暇つぶしをした後、バスは長野市南部の“そば蔵”という蕎麦の土産店へ・・・。
蕎麦屋とは思えない立派な建屋です。
内部はお土産物の売店と蕎麦レストランでした。
このそば蔵では蕎麦の試食サービスがありました。
ベルトコンベアーに乗って流れてくる蕎麦の立ち食いにはいささか面喰らいました。
美しい日本の食文化は職場放棄・敵前逃亡の安倍と共に去りぬ・・・ってか。
そば蔵からは有難い事に蕎麦のお土産サービスまで付きました。
夕方6時半に立山黒部アルペンルート全ての観光は終わり、バスは無事に帰路の道へ・・・。
2007 09 27(木)記。 前橋市 最高気温24℃。
安倍晋三もコケにされ軽んじられバカにされている画像。
安倍の氏名標に平然と腕をのせて談笑中の小池と高村両氏。
8月23日(木) 黒部平周辺での散策の後、黒部平駅(標高1828m)からケーブルで黒部湖駅へ。
傾斜角のあるケーブルカーですから、駅のホームも階段状です。
皆さん足元に注意しながら座席確保で急いでいます。
ケーブルカー発車時にトンネル内部に明かりが点灯。まるで、黄泉の国へ誘うかの通路のようでした。
全長800mのケーブルは5分程で下の黒部湖駅に到着。
黒部湖駅は標高1455mですから、ケーブルで373m下がったことになります。
駅から長いトンネルを歩ってやっと黒部第四ダムサイトへ・・・。
暗いトンネルから出るとコバルトブルーの湖面がキラキラ輝いて眩しく感じられます。
夏の平日なので人の姿もまばらで静かな黒四ダムです。
満杯に水を湛えたダム湖の反対側は黒部峡谷が深い谷を形成していました。
ダムの上から真下を覗くと、目もくらむ高さと引き込まれそうな気持ち悪さ!!
深い緑の山々を背景に黒部湖は波一つ立たず鏡面の様な穏やかな表情を見せていました。
黒四ダムの堤長は492m、高さは186mで日本一の大きさです。
総貯水量は約2億m3との事で想像もつかない量ですね。
昭和31年から7年の歳月と幾多の難工事を経て38年6月に完成。
総工費は当時の513億円と延べ1000万人の多大な労力で造られました
黒四ダムの発電所は地下型式で落差は545m、最大出力335千KWと云います。
右湖岸にダム建設殉職者の慰霊碑がありますが、苦労が偲ばれる真に迫った彫像です。
厳しい自然条件の中での想像を絶する難工事に頭が下がる思いが致しました。
(ダム建設殉職者は171柱、慰霊像は松田尚之氏作。)
(黒部ダム建設は裕次郎主演の映画「黒部の太陽」に描かれています。)
周囲を見渡すと、大観峰駅が立山の峰々に押し潰されそうに見えます・・・。
山肌には所々に雪渓がみえますが、今年は猛暑で例年の半分程。
こんな山奥にも温暖化の波及が・・・。
黒部ダム展望台(1508m)へ太陽が降り注ぐ外階段を苦労して登ってみました。
展望台からは黒部ダム・黒部湖が一望の下です。
この巨大さは人の手で造られたとはとても思えませんね・・・。 感動以上の驚嘆です!
展望台レストハウスで焼きそばと山苺ソフトクリームでささやかな昼食。
黒部第四ダムの景観を充分に堪能した後、関西電力トロリーバスに乗って下界の扇沢駅へ・・・。 関電トロリーバスの乗客数が5000万人を越えたそうです。 国民の半数近くが乗ったことになりますね。
トンネル上部に電気架線を張った電気トロリーバスです。
全長6100mのトンネルを15分ほどで通過しました。
トロリーバス扇沢駅へ到着、標高1433mですから黒部ダム駅(1470m)とあまり標高差はありませんが、 肌で感じる気温はかなり暖かくなっていました。
扇沢駅前には色とりどりの観光バスが沢山駐車中、ここからは昨日富山県の立山駅まで乗って来た同じバスに乗車して次の観光地(大王ワサビ農場)へ・・・。
(立山駅から扇沢駅までの普通片道運賃は8060円。)
2007 09 25(火)記。 前橋市 後 最高気温31℃。
9月25日 中秋の名月。(実際の満月は27日)
今夜の月ってやけに近いな~、 早く逃げようぜ・・・!
8月23日(木) 雷鳥荘から室堂までのハイクも無事終わり、室堂ターミナル駅周辺の見物もゆっくりと出来、これからトロリーバスで黒部側へ下ってゆきます。
室堂駅に並び、9時45分発のトロリーバスに早々と乗車しました。
一見普通のバスのように見えますが、外部から上を見るとトロリー特有の電気架線が通っています。
立山トンネルの全長は3700mとの説明でしたから、普通のエンジンバスでは排気ガスで乗客全員死亡・・・!?
立山トンネルトロリーバスの最前席を努力の甲斐あって確保できました。
狭くて長い立山トンネルは地下の秘密基地への通路のようです。
ドライバーの運転は慎重そのものです。
中間地点でしょうか、対向車とのすれ違いの場所だけ2車線の幅広でした。
室堂駅(標高2450m)から10分ほどで大観峰駅(2316m)へ到着。
標高が下がったせいでしょうか、室堂より気温が暖かく感じられました。
大観峰駅の空中ロープウェイ駅から見下ろす黒部湖は絶景の極みです。
黒部ダムによって作られた黒部ダム湖のコバルトブルー色の湖水が宝石のように輝いていました。
北アルプスの峻険な山々が180度にわたって見渡せ、まさに山の醍醐味そのものです。
大観峰駅の売店で“星の空”と云う地BEERを一呑み!!(350円)
立山の湧出清水で醸造したビールです。
立山黒部の澄み切った空気と相まって、すっきりとした爽やかな味わいが楽しめました。
大観峰駅から黒部平駅へ空中ロープウェイで下降して行きます。
黒部湖とそれを取り囲む山々を堪能しながら空中散歩!!
空中ケーブルは全長1700mあり、景観保護のために支柱は一本も無いロープウェイです。
空中からの景色に見とれている内に7分で下の黒部平駅(標高1828m)へ・・・。
大観峰から一気に488m下がったことになります。
駅の屋上へ登って見ると、確かに黒部平駅の周辺場所だけ平坦ですから黒部平ですね。
立山・大観峰から次々とゴンドラが下りてきます。
立山の上部は雲の中。
雲の隙間から一瞬だけ大観峰駅が望遠できました。
岩場の危険な場所によく造ったものですね・・・。
黒部平から下方は天下に名高い“黒部峡谷”!!
峡谷が深すぎて谷底までは良く見えませ~ん。
黒部平駅から黒部湖駅までのケーブルカー発車時刻までは駅周辺でノンビリと・・・。
黒部平でもこんこんと湧き出す清水が人気を博していました。
やはり室堂の“玉殿の湧水”より水温が高かったような気がしましたが、すっきりとした美味には変わりありません。
次回は黒部ダムと黒部湖です。
2007 09 21(金)記。 前橋市 最高気温32℃。 続暑の残暑!!
8月23日(木) 朝8時に雷鳥荘を出発し、山道を標高3000mで連なる立山連峰の素晴しい景色と高山植物など見ながら室堂へ・・・。
天候は快晴とまでは望めなかったが、前日の雨と濃霧とはうって代わって、薄曇り無風のハイキング日和です。
皆さん紫外線が少なくてピーカンの晴天より良いと喜んでいました。
立山連峰中心主峰・雄山(3003m)の中腹にある雪渓を頂いた窪地は全て氷河に削られたカール(圏谷)と云う。
中央右上部のカールは1905年に山崎直方氏により発見され山崎カールと呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。
屏風のように屹立する立山連峰を見ながら室堂へ向かって行くと、途中で水が赤色の血の池に出会います。
赤い色は鉄分によるのか、地質の色なのでしょうか?
室堂ターミナル駅へのハイクは足取りも軽やかに続きます。
路傍にある大岩に付着した苔がキラキラ光っていました。
埼玉県鴻巣市の吉見の百穴や長野県駒ヶ根市の光前寺のヒカリ苔を思い出します。
雷鳥荘から20分ほどでみくりが池温泉の山宿に到着です。
宿の直下には地獄谷の荒涼たる風景が展開されていました。
もうもうたる湯煙りが随所から立ち上り、風向きによっては硫黄の臭いが・・・。
みくりが池温泉宿を挟んで地獄谷の反対側には澄んだ水を湛えたみくりが池(水深15m)。昔し修行の法師がこの池を泳ぎ回って三回目に波に引き込まれたので、みくり(三巡)ヶ池と呼ばれるようになったとさ。
小さな峠一つ越えただけなのに血の池の赤色と対照的なサファイヤブルー。
火口湖の穏やかな水面に映る立山の峰が印象的でした。
みくりが池で小休止の後、ハイク旅は室堂へ急ぎます。正面の三角山は浄土山(2831m)。
立山名物といえば何と云っても雷鳥ですね。 夏の保護色で天敵からしっかりとガード!
室堂ターミナル駅近くの室堂平と立山の風景です。
因みに、立山と云う山は無いと云います。
下画像の左から富士の折立・大汝山・雄山の三山の総称を立山と言うそうです。
石積みの上に多宝塔のような石製の佛塔が置かれていましたが、少し斜めに傾いて倒れそうなのは風雪のためでしょうか?
室堂ターミナル駅前には立山と彫った大きな石碑が立山連峰をバックに・・・。
近くには名水百選の一つに選ばれた“立山玉殿の湧水”があります。
こんこんと湧き出す清冽な清水(水温3~5℃)が喉を潤してくれました。
雷鳥荘から45分のハイキングで室堂ターミナル駅に到着!
駅にはホテル立山が併設されているので、とても高い山頂の建物とは思えない大きさです。
この後、立山ターミナル駅(2450m)から立山トンネルトロリーバスで黒部の大観峰(2316m)へ・・・。
2007 09 20(木)記。 前橋市 最高気温32℃。 残暑厳しい!
異常な残暑しのぎに幽霊ビデオなど如何!?
ポルトガルで本当にあった幽霊とのことです。
後部座席に美少女幽霊を乗せたばかりに事故を起こすビデオです。
内容は、夜道を走る車に男2名女1名が乗っています。 程なく道端に佇む少女をヒッチハイクと思い親切心から車に乗せます。 車の女が少女に何か飲むかとか名前を聞いたりしています。(少女はTERESAと名乗ります。)
少女が前方を指して「あそこの場所(実在の場所sintra)が見える?」とドライバーに訊きます。「ああ、見えるよ。」とドライバーが言うと少女は「あの場所で私は事故にあったの、・・・・・ そして、死んだのよ。」と云った途端に車は横転し、事故になってしまう驚愕のムービーです。
恐ろしい映像ではありませんので、安心してご覧下さい。 (SINTRAの美少女幽霊はここクリック) 安らかなるご冥福を・・・ア~メン。
8月23日(木) 早朝散歩で地獄谷を軽く一回りして宿泊宿の雷鳥荘へ戻ります。
天候も次第に回復して昨夜の雨霧がウソのようで、立山連峰がクッキリと見渡せます。
雷鳥荘の前はツアーの出発に備えて皆さんが集合中。
黄色いミヤマアキノキリンソウが雷鳥荘の近くにいっぱいあります。
雷鳥荘のすぐ下には湯煙をモウモウとあげている地獄谷。
反対側は雷鳥沢の立山カールがそそり立っています。
昨日は濃霧で全く見えなかった素晴しい景色を堪能しながら室堂ターミナル駅へ出発!
小さなリンドウ池の背後に雷鳥荘と地獄谷の湯煙が・・・。
リンドウ池の由来の通り周辺にはオヤマリンドウの花が沢山ありました。(蕾です。)
鮮やかな赤い色の実はなんでしょうか?
白い花は、ノコギリソウ?
ピンク色は花が散った後の羽化したチングルマの実とのことです。(チングルマは立山を代表する高山植物、草ではなく木です。マッチ棒の太さになるには10年程かかるそうです。)
立山の峰々を背景に白い高山植物が清楚に咲いています。
明るい紫色の花はアザミに似た高山植物です。。
夏の立山には名も知れない高山植物が沢山! まるでお花畑! 約130種の高山植物があるそうです。
毒草で有名なトリカブトでしょうか、下の青い花は・・・?
立山の案内人は「最近雑草(ギシギシなど)が増え、従来の高山宿物が片隅に追いやられて困っています」と云ってました。
見ているだけではみんな綺麗で、どれが雑草だか判別できません。
下界の雑草が高山へ進出するのも、地球温暖化のなせるワザなのでしょうね!
雷鳥荘から山と渓谷の景色と高山植物を楽しみながら、ハイキングは一路室堂ターミナル駅へ・・・。
2007 09 18(火)記。 前橋市 のち 最高気温30℃。
8月23日(木) 一夜明けると22日の濃霧・豪雨は何処へやら! 山の高い峰には雲が架かっていましたが、晴天を予感させる爽やかな天気になりました。
部屋の窓を開けると、立山(剱御前・別山)が前面にドカ~ン!! 息を呑む素晴しさとはこの事!
早速カメラを構えていると、登山者達が眼の前をユックリ登って行きました。
無風状態ですから、今日は間違い無しの快適登山!
早朝に温泉の展望風呂に浸かってから、バイキング朝食を腹いっぱい頂きました。
雷鳥荘をツアーで集合・出発する前に運動がてら、近くの立山名所・地獄谷の見物です。
雷鳥荘から尾根伝いに歩くと親切なコース案内板が完備しています。
やっぱり地獄谷はドクロマークでしょうかね・・・。
雷鳥荘からの尾根を5分ほど歩くと地獄谷が俯瞰できる場所に到着。
同行した妻は「ここで見ながら待っている」と云うので、一人で地獄谷へ直行・・・。
良く整備された雷鳥荘からの尾根道は急激な下り道になりました。
行く手には白い大きな雷鳥沢ヒュッテとその向うに木造のロッジ立山連峰が見えます。
道の脇には所々に案内標識板があり迷う事はありません。
尾根を挟んで地獄谷とは反対側には氷河で削られた立山カールと雷鳥沢直下に点在する色とりどりのテントが対照的な美しさを競っていました。
天候さえ良ければキャンプも楽しいと思います。
尾根に残って見送る妻が次第に小さく・・・。
ツアーの出発の時間が迫っていますので山道をどんどん地獄谷へ急ぎます。
地獄谷へ到着! 辺り一面が岩石の剥き出し状態です。
この辺りの地獄は紺屋地獄と云う名が付いています。
吸う空気は硫化水素で硫黄の臭気! 風向きによっては息苦しくなります。
道の脇には「有毒ガス危険」と書いた杭が沢山ありました。
硫化水素ガスに巻かれると死亡する場合も・・・。 呼吸を減らして早足です。
地獄谷のアチコチで地中からの噴気が立ち上り、まさに灼熱地獄の様相です。
地獄谷の道に沿ってあるパイプは温泉用に源泉から曳かれたもの。
ですから、この周辺の宿の湯は全て同じ地獄谷源泉からの引湯なのです。
地獄谷は名所だけあって道は良く整備され、天候が良ければ運動靴で充分です。
地中から自噴する間欠泉がボコボコと孔から蒸気と共に噴出しています。
流れ下る湯を触ってみましたが、指の感じとしては80℃程の熱さでした。
地獄谷の中心部には噴気孔がせり上がってチムニー状の高さになっていました。
周りは硫黄で黄色く変色しています。
あちらこちらに熱湯の池があり、蒸気が盛んに噴出しています。本当に地獄谷ですね。
場所によっては真っ黄色になった地肌もあります。 全部が純粋の硫黄です。
地獄谷中心部で硫黄煙突と標識杭を背景にハイッチーズ!(ここは鍛冶屋地獄と云うそうです。)
この中心部で室堂方面への道が交差しています。
まだまだ地獄谷は遥か遠くまで続いていました。(百姓地獄方面を望む。)
集合時間を気にしながら百姓地獄から急いで雷鳥荘へ引返します。
途中の熱湯池で何か仕事をしている人がいましたので、道から「硫黄でも採取しているのですか?」と尋ねましたら、親切にも湯池から持ち上げて見せてくれました。
“温泉玉子”を茹でているとの事です。真っ黒な本物の温泉玉子は美味しそうでしたよ。
時間に追われて温泉玉子を食べる暇なく帰り道を急ぎます。
地獄谷へ来るときには気が付かなかった雷鳥荘が硫黄の山と噴気の地獄谷の上に忽然と・・・。
朝湯の展望風呂から一望した地獄谷を、逆に地獄谷から見上げる風景も感じるものがありました。
駆け足の地獄谷見物は45分で終了、ツアー集合時間の8時には充分間に合いましたが、帰りのキツイ上り道を駆け上がり、足筋肉パンパンの早朝運動が爽快に無事完了!
2007 09 13(木)記。 前橋市 後 最高気温28℃。
ウソつきで卑怯者の安倍が格好つけて昨日辞任表明した。
辞任会見ではテロ特措法や洋上給油など、さてや党首会談を断られたとか、悪ガキみたいな見えすいたウソを並べていたね。
本当は土曜日発売「週刊現代」の安倍本人の相続税疑惑問題(3億円脱税)に明確な返答が出来なくて窮地に立っていたって。
週刊現代では安倍に12日午後2時までに返答する様に要請していたそうです。
それが返答もしないで、同日同時刻に唐突な辞任表明会見!!
何か胡散臭い辞任劇でしたから、裏に何かあるなと思っていたらこの金銭不始末!
更に隠し子が3人とかって噂・・・。 昭恵夫人と手をつないでの飛行機タラップ姿ってなんだったの~。
国民を欺く見せかけのカモフラージュだったのか!!
でも、犯罪容疑者・岸信介を祖父に持つ、そんなバカ総理でも最後の出所進退だけはわきまえて辞めるのかと思ったが甘かった! バカは馬鹿な辞め方しかできないのだ。
まるで、職場放棄と敵前逃亡の見本だね。 “美しい日本”の正体はこれだったのか!
今日は入院騒ぎで国民を又誤魔化して雲隠れの逃避行! 最低男の安倍を総理に祭り上げたには小泉だ。
安倍・小泉の無責任の二乗で年間自殺者3万人9年連続の「美しい自殺大国日本」の完成だね。
腐敗自民の政権で絶対に救われないのは真面目な庶民ばかりなり・・・だって。
8月22日(水) 濃霧の中、美女平からのバスは無事に立山室堂へ到着。
バスを降りると同時に、濃霧に加えて篠突くような土砂降りの雨が降り出しました。
比較的軽装だった人達は慌ててレインコートや登山靴など買い求めていました。
室堂ターミナル駅の売店にはお土産品以外にも登山用品が沢山用意されて客の便宜を図っていますから安心できます。
室堂ターミナル駅(標高2450m)から豪雨の中を今夜の宿泊宿の雷鳥荘までハイキングとなりました。(室堂駅の気温は11℃。)
出発時の人員点呼で24名だけで、2名足りません。
添乗してきたツアーガイドさんは青くなって探し回りましたが、何処にもいません!
約30分ほど行方不明の2名を探しましたが、結局見つかりませんでした。
仕方なく、ツアーガイドを室堂駅に残して、雷鳥荘から迎えに来たボッカ青年の案内で24名は出発する事になりました。
豪雨の中のハイキングでズブ濡れの惨めな事になると予想していましたが、行方不明の2名を探している内に運良く豪雨が止みました。 「これぞ天の助け!!」とばかりに急いで室堂ターミナル駅を後にしました。
室堂ターミナル駅の外は強風と一面の濃霧! 視界はかろうじて40m程です。
でも、雨滴が少なく傘をささなくても良かったのがせめてもの救いでした。
室堂からの道は良く整備され、コース案内板も完備していますから、余程の悪天候でなければ迷う事は有りませんね。
室堂駅周辺の道は石畳で整備されていましたが、進むにつれて次第に山道らしくなり岩が剥き出しの道となりました。
強風が時々収まるのを待って、路傍近くに咲く草花を撮りましたが、濃霧で高山植物の色がクッキリとは出ません。
黄色の花はミヤマアキノキリンソウでしょうか? 右の花は名が判りません。
深い霧の中を谷に落ちないように案内人の後に従って進みます。
晴れていれば素晴しい景色が見られるのでしょうが・・・。
足元ばかり見ながらの霧中ハイキングが続きました。
45分ほど濃霧の中を早足で歩いていると、眼の前に忽然と山にしては立派な建物が出現!
建物の正面に廻って、やっと今夜の宿泊宿の雷鳥荘と判りました。
山小屋程度と思っていましたから、比較的立派なのに少しばかりの安心と感激です。
雷鳥荘の玄関からすぐのフロント前で、歩いてきた24名は霧で濡れたコートを脱ぎつつ部屋割りの説明を受けました。
我々を心配させた行方不明の2名は室堂駅から勝手に歩き、既に雷鳥荘へ着いており皆さんの顰蹙をかっていました。 いい歳をして非常識な人がいるんですね。
筆者夫婦の部屋は3階で、7畳半ほどの和室です。
狭い部屋ですが、山小屋の大部屋ゴロ寝よりず~っとBETTERです。
部屋の窓からの景色は濃霧と雨で全くみえません。
時刻は4時30分、雷鳥荘周辺の散歩もままならないので早速風呂へ・・・。
標高2372mにある天然温泉の雷鳥荘は日本一高所の温泉宿と言う。
画像は天然温泉・展望風呂の男湯ですが、女湯も同様と思います。浴室の窓からも霧で何も見えません。
泉質は単純硫黄酸性泉ですから、皮膚病や神経痛に効能があるそうです。
ほど良い熱さの掛け流し温泉は疲れた体を充分に癒してくれました。
天然温泉で温まって、TVの無い部屋でうつらうつらしていると夕食タイムに・・・。
広い食堂でテーブルでの夕食です。 お刺身・天麩羅・鉄板焼きと高い山の宿の食事とは思えない豪華なものです。
以前、富士山の8合目にある白雲荘に泊まった時の夕食はカレーと福神漬でしたから雷鳥荘の夕食にはいささか驚かされました。
物資は全て室堂ターミナル駅から人力で運んで来るそうです。
運ぶ苦労に感謝しながら全部美味しく頂きましたが、またメタボが心配!
TVが部屋に無いので、大ストーブのある談話室でコーヒー(400円)などを飲んで立山の真っ暗な夜を暇つぶし・・・。
携帯電話のワンセグTVも圏外で見れずで、携帯に入れておいた音楽を缶チューハイ呑みながら聴くのみの夜となりました。
明日は立山の霧が晴れますようにと祈りつつ御就寝・・・。
2007 09 11(火)記。 前橋市 最高気温25℃。
ウソつき総理は早く退陣しろ~~!!
ウソと経費不正計上の自民党内閣は犯罪集団と同じだね~。(犯罪行為なのに検察はナゼ動かないのかね~。弱きを挫き、強きを助くの典型。)
日本の給油が感謝されてるって、全て無料なら何処の国だって感謝するに決まってら~~。
アメリカ軍への洋上無料給油は自民党員と創価学会員の金でまかなえって!!
約300億円をイラク侵略軍へ無料給油する為に、国内の福祉費を削ずられ「オニギリ食べたい。」って書き残して飢え死にした弱者は本当に可哀想だよ、自民党内閣によって殺されたのと同じだ。
福祉を切り捨て弱者をいじめる小泉・安倍は許せないよ。
8月22日(水) 格安バス旅行で“立山・黒部アルペンルート旅”へ参加しました。
バスのツアーは先月の祇園祭り(クリック)から一ヶ月ぶりの出発。
都会地と異なり、今回は富山県側から立山連峰を越えて長野県へ到る一泊のルートなので、身支度はハイキングスタイルです。
○×中央バスの車庫に車を無料で置かせて貰って,そこから始発のバスに乗車しました。出発は朝の6時。
近郊の市のJR駅を廻って参加者をピックアップし、総勢26名です。
バス定員の半分以下なので、指定席以外に自由に座れました。
一番乗車の筆者夫婦はもちろん一番後ろの広い席を独占です。
(「早起きは三文の得」って格言はほんとうですね。)
26名全員が乗って直ぐに男性ツアーガイドさんがお菓子のプレゼント!
すかさずバスガイドのお姉さんがモーニングコーヒーを配ります。
皆さん朝食代わりにムシャムシャパクパク・・・。
関越自動車道をひた走りで、名峰・谷川岳の下をくぐる長い関越トンネルへ入りました。
トンネル内はオレンジ色の光で満たされ視界も良好!
長さ約11kmはもちろん日本一の道路トンネルです。
お菓子にコーヒー・昆布茶・ウーロン茶などでお腹も満たされ、後部座席で横になって一眠りとなりました。
越後川口SAで小休止してから越後平野を通過して、関越道から次に北陸自動車道へ・・。
最近の中越柏崎地震の被害で所々道路工事中です。
バスの車窓から見える民家も青いビニールシートが屋根に掛けられて、地震の爪痕の凄さを物語っていました。
新潟から富山へ抜ける道で天下の難所と謂われた“越後つついし親知らず”付近は猛烈な雨で全く視界不良でしたが、現代は高速道で難なく通過。
富山県に入って雨が止み、薄っすらと立山連峰も見える空模様に回復しました。
午前11時に予定より30分早く”立山アルペン村”へ到着。
ここのレストランで昼食サービスはカラフルなお弁当でした。
1時間ほど立山アルペン村で暇つぶしの後、バスは立山へ渓谷を縫う様に走ります。
山深い奥地まで完全舗装ですから、バス疲れは感じません。
20分ほどでケーブル駅の立山駅(標高475m)に到着。
平日なので人が少なく、快適なケーブル乗車になりました。
ケーブルカーが動き始めると同時に雨が歓迎のシャワーです。
でも、小雨に煙る車窓から眺める景色も情緒がありますね。
途中、ケーブルカーの左手に柱状節理の岩が転がっているガレ場など珍しい箇所もありました。
景色を眺めている内に上部駅の「美女平」(1930m)へ着きます。
美女平って、山にしては奥ゆかしい良い名前ですね、 駅員さんは美女ばっかし!?
ケーブルの美女平駅横には“美女平”の名前の由来になった“美女杉”があります。
この美女杉に「美しき 御山の杉よ 心あらば 我が秘かなる祈り ききしや」と三回唱えるとその恋は成就すると言い伝えられています。(この画像でも霊験がありますから・・・。)
ケーブルの美女平駅に着くと、直ぐに“立山室堂”行き乗合いバスがリンクして出発します。
室堂までの途中で木立の間から長い大きな滝が出現!
バスの説明では“称名滝”と云ってました。 何でも落差日本一(350m)の滝といいます。(写真左の滝が称名滝、右は落差500mのハンノキ滝[常在滝では無い。])
称名滝を過ぎて、バスが高度を上げてゆくに従って雨の強さが増してきました。
視界100mほどの土砂降り状態! 道路も川となって一面の水浸しです。
晴れていれば富山湾・能登半島など格別な景色が楽しめたの思われる天狗平も一面の乳白色でガスの中!
小一時間の雨霧ドライブでやっと室堂(2450m)の巨大建物が見えてきました。
晴れ男の筆者としては珍しい雨天旅の一日となりました。(台風6号の余波。)
雨の旅もまた一興と思いながら室堂駅構内へ・・・。
この後、室堂から今夜の宿泊地・雷鳥荘までの行程は次回お楽しみ・・・。
2007 09 07(金)記。 前橋市 後後 台風9号が早朝頭上通過。 最高気温30℃。
8月16日(木) 今年の夏のお盆を送る最後の火祭りに行きました。
場所は世界文化遺産候補になっている富岡製糸工場のある西群馬の富岡市。
富岡市の西部を流れる鏑川(かぶらがわ)付近の大島地区。(富岡製糸はここクリック)
この大島地区で毎年行われているのが“大島の火まつり”です。
今日16日は熊谷市と多治見市で日本最高気温(40.9℃)を記録しました。
確かに猛烈な暑さ!! 昼間はとても外出できません・・・夜祭りに限ります!
高速上信越道路を駆け抜けて富岡市郊外へ・・・。
清く澄んだ水面をが美しい鏑川と西上州の山並みを楽しみながら富岡市大島地区へ。
前方に見える城山の北面中腹の富士山状に山肌が見えている所が火祭りの場所。
富岡市合同庁舎近くの文真堂駐車場をお借りして駐車しました。
鏑川に架かる和合橋をブラブラ歩きで渡ってから富岡市観光課の親切な職員に「火祭り」場所の近くまで車で案内して頂きました。
観光課職員に「今年は何の文字ですか?」と訪ねましたら、事前には分からなく現場の人達がその場で決定するとの事です。
城山斜面は夜の火祭りの準備中で、飛び火で山火事にならない様に枯れ草を集めて事前に燃していました。 (特に今年は雨が少ないので。)
20名程の人員で枯れ草の整理完了!
“大島の火祭り”開始まで富岡市観光課のお奨めで、火祭り舞台の城山直下にある温泉宿で暇つぶしです。
「大島鉱泉」と云う名の宿屋さん。 入湯料は360円と格安!!
帳場(フロント)では近くにある厄除けで有名な北向観音のお札も代理販売しています。
小さいが綺麗な湯船です。 壁の富士と白糸ノ滝のタイル絵が銭湯っぽくて鄙びさを感じさせました。
風呂場の絵は富士より近くの浅間山の方がGOODかと思いますが・・・。
お湯の泉質は薄黄色の軽い硫黄泉で、鉱泉ですから当然温めていますね。
大島鉱泉の湯で汗を流しているうちに外は暗くなり、大島の火祭りの開始になりました。(7時30分頃)
城山中腹では手に持った松明(たいまつ)で次々と点火してゆきますが、まだ何の文字だか判りません。
大島鉱泉宿の近くで見ていると次第に文字が出来上がってきました。
20分ほどで炎で作った文字が完成です。
山腹に大きな火文字“涼”がクッキリと浮かび上がりました。
今年は猛暑続きなので少しでも涼しさを演出したいので“涼”としたそうです。
“涼”の火文字が完成した後は、その火を消さない様に家まで持ち帰るのが慣わしで、急いで小走りに城山から駆け下ります。
城山から戻って来た大島の人達に協力して頂いた写真です。 お疲れ様でした!
携えて来た松明は家の玄関先に立てると幸福が訪れるといいます。火事になりませんように・・・。
これで終わっては中途半端なので、火文字の現場へ行ってみることにしました。
城山中腹まで我慢の登りの連続です。 途中で上信越高速路を横切りました。
きつい斜面を登るに従って次第に火文字が近くに見える様になってきます。
火文字“涼”の下部へ辿り着くと、そこは燃焼の臭いと炎熱地獄!
城山の急斜面を登り、炎からの輻射熱を我慢しながら撮影の続行!
大人の背丈の半分ほどの高さの松明から揚がる無数の炎が壮観な様相を呈していました。
“大島の火祭り”は今では送り盆の伝統行事となっていますが、歴史は1300年ほど遡るそうです。
日本三大古碑の一つの“多胡石碑”にも記されている、この地方一帯を統治していた“羊太夫”が時の朝廷から謀反の嫌疑を掛けられて滅ぼされ(721年)、領民が羊太夫の遺徳を偲んで始められたのが起源と謂われています。(羊太夫の詳細はここクリック。)
(大島火祭りは百八の灯火を奉げたので別名“大島百八燈”とも呼ばれます。)
消防車からのホースで散水して、急斜面の草地への火の延焼を必死に防いでいました。
夜の9時頃に山への延焼も見られず、細い山道を役目を終えた消防車は帰ります。
“涼”火文字の炎が最高潮に達すると同時に、富岡市の花火大会の始まりです。
城山から小さく見える花火も羊太夫の霊を慰めるかのようでした。
富岡市大島の火祭りの文字は毎年変わります。 今年は“涼”です。
昨年は“守“でした。 命とか叶などの年もありました。
その年を表す言葉を選んで火文字としているとの事でした。
千年を超えて続けられる大島の火祭りは京都の大文字焼きと双璧と言われています。
悲劇の忠臣・羊太夫も必ずや安らかに成仏されていることでしょう・・・。
西群馬の富岡市“大島の火祭り”は行く夏を送る夏の風物詩。
読者の皆様も来年は大島の火祭りにぜひお出掛け下さい。
2007 09 04(火)記。 前橋市 最高気温30℃。