ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第864回 自衛隊 相馬原の桜 2 災害派遣装備品展示。

2014-04-29 12:00:00 | 旅行

2014 04 12(土)

桜満開の自衛隊 相馬原駐屯地の一角では災害救助で活躍する「災害派遣装備品展示」のコーナーがあり、
各種車両や重機など陳列展示され訪れた人々に隊員が丁寧に説明していました。
  

グラップル装着の油圧シュベルは巨大な爪で重量物の搬出や建造物解体・集積・積込みなどに活躍。


土砂掘削・排出に使用されるバケットローダーは隊員の手元のリモコン装置で全てがコントロールされていました。
無人のリモコン操作なので人間が近寄れない場所でも安全に作業ができる優れモノ。
 

洪水・地震などで川に応急的に架ける「07式機動支援橋」。
大型車両で運搬し、約1時間ほどで設置できるそうです。


災害でも戦場でも重宝する鉄製の仮設橋、人も車も戦車も楽々と安全に渡れます。
 

災害時に喜ばれる自衛隊の簡易銭湯。
「群馬 新町 神流乃湯」(第12後方支援隊補給中隊)の暖簾が被災者の心を和ませます。(神流=かんな)
 
ビニール布製湯船には20人ほどが入れそうです。

飲料水や風呂の水も運べる「5000ℓ用 給水タンク車」。 湯を沸かすボイラー車も並べて展示。
 

各種の災害救助用車両、心強い装備品ですが、お世話にならない事を願いたいものです。


人工衛星を中継し地球上のどこでもと通信出切る「衛星単一通信可搬局装置車両」。
電話通信の他、ファクシミリ・画像データなども受送信可能、上部に取付けられたパラボラアンテナが特徴。
 

各部隊間の指揮連絡に使う高性能携帯式無線機。  γ(ガンマ)放射線用線量率計(α/β線用も有りました)。
 

放射能に汚染せれた人・装置品などの除染に活躍する「除染装置車」。
一時間に人間は45人、大型車両は4両程を除染出来るそうで、水・温水・泡沫除染剤など使用。
 
丸い形状は簡易給水タンク、容量は3000ℓだったと思います。

色鮮やかな桜樹で囲まれた「災害派遣装備品展示」会場の直ぐ上をヘリ編隊が爆音通過、と同時に近くから銃砲の射撃音が・・・。
 

日頃は見る事が出来ない「災害派遣装備品」も見学できる“自衛隊 相馬原駐屯地の桜祭り”です。

次回は「自衛隊 相馬原 兵器展示」の編。



2014 04 29(火)記。          前橋市 薄      最高気温 20.8℃      最低気温 13.8℃


おまけコーナー。

消防ホースの斬新な使い方。



老朽化した家屋の急所を突いた結果・・・?


第863回 自衛隊 相馬原の桜 1。

2014-04-25 12:00:00 | 旅行

2014 04 12(土)


超快晴の土曜日、秀峰・榛名山の中腹に位置する、自衛隊 相馬ヶ原駐屯地見物に・・・。
 
尖った相馬岳の下方に見える斜面が自衛隊の相馬原演習地、そこの花見に前橋市から車を走らせます。

自衛隊駐屯地のゲートには本日「祝 第12旅団創立13周年」「祝 相馬原駐屯地創設55周年」の立て看板。(無料P場有り)
 
天気が良いので親子連れがゾロゾロと駐屯地へ入り気分は遊園地!
ゲート内側に「児島道の児島桜を観る会」の桜植樹記念碑があります。
碑文は「昭和55年4月15日に第12師団司令部の総力で遊歩道の造成と桜若木を200本植樹」との事。

駐屯地の門から豪華な桜が咲き乱れ基地内とは思えないノンビリとした平和な佇まい・・・。


緩い傾斜の坂道を桜並木に沿って芝草の道を上がります。
 
4列に並ぶ桜並木は壮観の一語!!

澄み切った青空の下、満開の桜に囲まれ、天国極楽かと錯覚する夢見心地の景色が展開されます。


桜樹の下には沢山のテント露店が立ち並び、食品や衣料品・雑貨など販売中。


群馬名物の“焼きまんじゅう”や可愛いぐんまちゃん焼”など桜樹の下で食し小腹を満たします。
   

露店の長い列が続き、美味しそうな匂いが漂ってきます。 佐世保バーガーは豪快焼き方で旨そう・・・。
 

露店の中にはミリタリーグッズを販売する店も多く見かけました。
自衛隊かつ」って自衛隊勝の験担ぎのネーミング。
 
子供に人気だったのは「アヒル隊長」、ヘルメット被った黄色いアヒルがユニーク・・・。

旧海軍 カレーカツ」は戦艦大和のデザイン。 「ロックオン」はカスタード入りカステラ戦車饅頭。 「烈炎轟」は戦車クッキー。

10TK」はあんこ入りヒトマル戦車饅頭。 「ロシアンルーレット」は12枚の内2枚激辛クッキーが入った究極のサバイバル菓子。
見ているだけでもワクワクする面白い軍用菓子が満載です。

自衛隊シャリカ 塩味」は揚げせんべい。            軍事オタク用のカッコいいワッペンなども・・。 
 

4月12日相馬原駐屯地記念行事の本日限定版。隊員姿の「ぐんまちゃん」シールもあります。
  

ジェット戦闘機・ヘリ・軍艦など兵器類のプラモデルも大人気。


自衛隊や米軍放出品など軍用品マニアに喜ばれそうな物品が目白押し、敗戦後の闇市を彷彿とさせます。
  

露店見物をしていると、突如バリバリと響く爆音に驚かされ・・・・見上げると編隊を組んだ自衛隊のヘリが続々と飛来。
 
に見惚れていましたが、やはり、ここは自衛隊の演習地だったのです・・・それにしても、機数が多かった。

あちこちのの下で花見弁当を広げるファミリー達も・・・幸せそうで微笑ましい。
 

自衛隊の救護所や案内所も設置されサービス体制は万全ですが、に隊員の迷彩服は少し違和感が・・・。
でも自衛隊の演習地ですから、やはり主役は自衛隊員なのです。

200本の植樹どころではありません、広大な敷地には500本超の桜樹が満開の桜花を咲かせ、訪れる人を楽しませていました。

次回は自衛隊の災害派遣装備品などを見学。


2014 04 25(金)記。     前橋市       最高気温 24.8℃     最低気温 9.3℃


おまけコーナー。

一瞬で粉々に・・・飲酒運転禁止CM(ジョニーウォーカー社)
Johnnie Walker Join The Pact I The Glass Car


世界の改造車。
http://gahalog.2chblog.jp/archives/52276202.html


第862回 鴻巣市 勝願寺 2 鴻巣公園。

2014-04-22 12:00:00 | 旅行

2014 04 01(火)


徳川家お墨付きの名刹・勝願寺の墓域を拝見。

本堂の近くに歴代の名僧や住職などの墓石が立ち並ぶ墓地があります。
「天明六歳七月十日 施主 伊勢屋喜八」の記名がある石造六地蔵尊
天明2年(1782年)から天明8年にかけての天明大飢饉で家族を亡くした供養の六地蔵でしょうか。
 

境内の片隅にはたくさんの石仏・石地蔵などが安置されています。


遅咲きの椿花とピラミッド状に積み上げられた無縁仏の供養塔。   
「芭蕉忌千句塚」の石碑と鴻巣の俳人・笠島庵春友の辞世句を刻んだ「紫陽花や 人の寄るのも おもしろき」句碑。
  

勝願寺本堂横に由緒ありそうな石塔が並べられています。
左から 仙石秀久の墓。 真田信重の室の墓 真田信重の墓。 扇形は真田小松姫の墓。(小松姫は鴻巣で没、この寺と上田と沼田に墓有り)


  

沼田市正覚寺にある小松姫の墓。⇒ http://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/86335bc06a66bf765c8da8bf6c563702

伊奈流検地で江戸幕府の財政に寄与した伊奈家の墓所。
勝願寺の墓地で一番大きく立派な墓所は伊奈忠次伊奈忠治の墓。          一番左が伊奈忠次、隣が伊奈忠治の墓。
 



墓地内には有名人の墓石が沢山あります。
篤志家・俳人“福島東雄”(ふくしまあずまお)。
 

俳人“横田柳几”(よこたりゅうき)。
 

関東十八檀林の名刹ですから、勝願寺墓地内には江戸時代からの貴重な石塔・板碑など随所に見ることが出来ます。
 

鴻巣市の古刹・勝願寺を訪ねたら墓地も見学される事をお勧めします。


勝願寺に隣接してが華やかに咲く鴻巣公園もお勧めです。
 

中央広場を取り囲むように植えられた桜樹が今まさに満開の時期を迎えていました。
 

の下に設置された遊具では子供たちの元気な声が響きます。
 

老木と言えども樹勢が強く、若木に負けない美しい桜花を咲かせ、観る人を楽しませてくれます。
 
桜樹の下には夥しいツツジが植えられ鴻巣公園はツツジの名所としても有名な公園。

鴻巣市は江戸五街道に一つ、中山道の7番目の鴻巣宿でにぎわった地区、雛人形の産地として日本橋室町と武州越谷に並ぶ三大雛人形市の数えられ、宿場と商業で栄えた街。
古くからの旧跡・社寺も多く、一度は訪ねてみたい場所です。



次回は「自衛隊 相馬原演習場の桜」。


2014 04 22(火)記。       前橋市 薄      最高気温 19.9℃     最低気温 11.3℃


おまけコーナー。

テレポーテーションか? 交差点に突如車が出現!


車のバンパーをドライヤーで簡単に直す方法。


天才的な発想?
http://gahalog.2chblog.jp/archives/52275297.html

韓国人は泥棒と思え・・・!?
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140423-00000003-nnn-soci


第860回 鴻巣市 勝願寺 1.

2014-04-18 12:00:00 | 旅行

2014 04 01(火)


鴻巣市のの名所で名高い名刹・勝願寺
場所は鴻巣市本町8-2-31 JR鴻巣駅から500m程の距離。

が咲き乱れる鴻巣公園の西側に隣接して勝願寺総門があります。(総門前にP場有り)
総門に掲げられた扁額には「栴檀林」の文字。(せんだんりん)
 
勝願寺の建物では一番古く、江戸時代に建てられ、明治15年の大火災でも焼失を免れた縁起の良い門と言われています。

総門から桜並木を歩き、突き当たり正面に見えたのが「龍寿殿」。 逆光撮影になってしまいました。


龍寿殿の傍に建つ勝願寺仁王門(山門)を囲む背の高い銘木のが特に美しい。仁王門の扁額文字は「天照山」。
 
以前の仁王門は明治の大火で焼失、その時に運慶作の仁王像は首尾よく搬出されたものの、何者かにより売却され行方不明。
現在の仁王門は大正9年に建立され、仁王像は秩父の三峰神社から寄贈されました。

風格ある寺社建築物と桜は良く似合いますね。

見物の序でに入山して境内の中も散策。
余り怖くない顔の仁王像、両手でパーとグーを出していますからチョキで入山しました。
 
仁王門から本堂までの桜並木が見頃を迎えて綺麗です。

本堂前の桜樹は相当の樹齢を経た古木と思われます。
本堂の唐破風上部の瓦には金色に輝く三つ葉葵の御紋、右の瓦が欠損しているのは3.11の東日本大震災の地震で崩落。(鴻巣市は震度6)
 

勝願寺本堂の前に置かれた可愛い顔の狛犬。(阿吽の獅子かも?)
左は子を労わる姿で安産・子育てに霊験があるとか。 右の玉の像は財運・福徳に新たかとか・・・。
 

勝願寺の正式名は天照山良忠院勝願寺、宗派は浄土宗。(創建時は真言宗) 本堂に掲げられた「良忠院」の扁額。
 

勝願寺は関東十八檀林(檀林=僧侶の大学)の一寺として多くの末寺を擁し、隆盛を極めた古刹。
勝願寺の名は僧・良忠が鎌倉時代に登戸の地に堂宇を建て、勝願寺と名付けたことに始まる。
現在の地に清厳上人の尽力により再建されたのは天正年間(1573~92年)の頃。

徳川家康も勝願寺を数回訪れ、朱印状と葵の紋を寺紋として使用する事を許可した名刹。

長い歴史の間、幾たびかの火災で焼失し、現在の本堂・庫裏などは明治24年に再建され、関東大震災・空襲・東日本大震災にも耐え抜いた由緒ある建物。

本堂唐破風正面を飾る透かし彫り彫刻。


見事な彫刻が本堂・仁王門の欄間を飾っていました。

本堂の入口上部には今は貴重な漆喰芸術も拝見出来ます。

本堂内陣、煌びやかな天蓋(てんがい)が荘厳な雰囲気を醸しています。


最奥の一段と高い須弥檀に鎮座するのは中央の阿弥陀如来(釈迦)坐像と清厳上人と良忠の木像か・・・法然かも?
 
浄土宗ですから法要には参列者が「なむあみだぶつ」を十回唱える“同唱十念”の勤行を勤めます。

境内に安置された諸塔塚。
人形供養の人形塚。              献花が絶えぬ石造りの地蔵菩薩像。       永代毎月十五日放生会の石塔。
  

見事に咲く境内のを眺めた後、勝願寺の墓域内の見所を訪ねます・・・。




2014 04 18(金)記。      前橋市       最高気温 15.2℃     最低気温 7.3℃


おまけコーナー。

スカイダイビング中に隕石に遭遇!!


海中のダイバーが危機一髪!!


第859回 鴻巣市吹上町 元荒川の桜 下。

2014-04-15 12:00:00 | 旅行

2014 04 01(火)


鴻巣市吹上町のJR吹上駅近くを流れる元荒川満開の桜を見物しながら下流域へ・・・。


街中を流れる川としては、水は綺麗に澄み、鯉や水鳥なども心地良さそうに泳いでいました。
 

元荒川の堰堤の桜樹の下に咲くレンギョウが眼に鮮やかに映ります。
 

桜の花に戯れるのはでしょうか・・・?                           こちらは気品漂う白鳥の水遊び。
 

元荒川の桜樹に沢山の俳句短冊が下げられ、御近所の小中学生の名句が春風にたなびいていました。、
一番左の句は「つくしたち 草にかくれて せいくらべ」。
      
夢と希望と食欲を短冊に託すってなんと素敵な学校なのでしょうか・・・。

全長2.5kmの元荒川桜並木に沿って更に下流へ歩きます。


白く塗装され洒落た装いの橋は“水鳥橋”。この付近に白鳥などが集います。
 

水鳥橋の上からもが堪能できます。丸いマークは何を意味しているのでしょうか?
 
水鳥橋の床に敷かれた芭蕉の門弟・広瀬惟然の俳句プレート。

元荒川に架かる橋にはそれぞれユニークなオブジェが飾られ、童心を呼び起こされます。
アーチ形は十二支の動物を繋げた作品。                     カタツムリ列車は間違いなく鈍行各駅停車ですね・・・。
 

龍と思しきオブジェ、龍尾の根本を掘り返している小人が面白い。
 

お猿さんを水晶山の頂上に乗せた橋は砂山橋。          丸いオブジェの中心円には銀の小さなカタツムリが春の陽を浴びて微笑ましい・・・。
  

春ですね~、元荒川に沿って菜の花も咲き始めていました。


可愛い芸術が楽しめる橋や水鳥なども観賞できる満開の元荒川の桜、お奨めできる桜の名所です、
お出掛けの際は花見弁当などの御用意を・・・。


次回は鴻巣市の名刹・勝願寺の桜と鴻巣公園。

2014 04 15(火)記。     前橋市      最高気温 23.7℃     最低気温 7.8℃


おまけコーナー。

海外サイトが集めた日本の美しい桜。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52159193.html


第858回 鴻巣市吹上町 元荒川の桜 中。 榎戸堰と代田仙三郎翁顕彰碑 句碑。

2014-04-11 12:00:00 | 旅行

2014 04 01(火)


鴻巣市吹上町の名所“元荒川の桜”を見物しながら上流へ・・・。桜並木が終わる「新宿橋」周辺には桜と列車のベストショットを狙うカメラマンも散見されます。
 

「新宿橋」のたもとには岩を積重ねた“榎戸堰(えのきどせき)公園”が見られます。 その横には元荒川の流れを調節するコンクリート製の「榎戸堰」。
 

榎戸堰公園の積上げた岩山の裏に立派な記念碑、近年に建てられたモダンな石碑です。


石碑表に人物の顔レリーフ、この石碑の主は「代田仙三郎」と云い、石碑は代田仙三郎翁顕彰の碑と刻まれていました。
 

代田仙三郎は吹上の名主で明治32年から第2代吹上村長を務め、その間元荒川の治水・堰堤工事など幾多の公共事業を私財を投じて完成させ、それまでの木造だった榎戸堰をレンガと石材で恒久的な用水堰に造り替えた郷土の名士。

代田仙三郎翁顕彰碑の裏面説明文。
「榎戸堰は、元荒川最初の堰にあたり、古来下流田畑にとっては、命とたのみ重要な堰であった。しかし、江戸期から明治初年にかけては極めて貧弱な構造だったため常に修復が求められ、関係村々の悩みとなっていた。
ここに明治三十六年三月、第二代吹上村長、代田仙三郎翁は、堰用水利用各村の代表を説き、自ら組合の責任者となって恒久的用水堰を建設すべく、県費補助を得て工事に着手したが、
建設地の地盤は予想以上に軟弱を極め、そのうえ湧水がいたる処となって思いもかけぬ難工事となり、費用は予算を遥かに超えたが、翁は、なをこれに屈せず、私財まで投入してついに同年末、近代工法による半永久的な榎戸堰を完成させた。
以来、関係村々は毎年くりり返された修復普請の苦労から解放されると同時に、安定した用水を得て、その恵みは今日に及んでいる。
今まさに、ふる里を見つめ創生をめざす時にあたり、英明、代田仙三郎翁を顕彰し、もってその遺徳を後世に伝えると共に、新たな町づくりを展開する誓いの石文として、翁ゆかりの地にこの碑を建立するものである。
平成六年四月  吹上町長  江熊芳雄」
 
代田仙三郎翁顕彰の碑から見た元荒川の榎戸堰上流域。               現在の榎戸堰。
 

代田仙三郎翁が建設にあたった当時の榎戸堰の石部材。


榎戸堰公園に置かれていた句碑「鵜遣いの 年に不足は なかりけり」榎戸 文玉(俳人・眼科医 横田邦厖)。右下に「万延元年(1860年) 荒川や元荒川では古式な鵜飼漁が盛んであった」の石文。
 
榎戸堰公園から新宿橋に戻り、再び元荒川の桜堤を散策。JR鉄橋近くの桜の下にも女流俳人・三上里恵81歳の時、天保4年(1833年)に榎戸の横田玉芝(文玉の息子・俳人)を訪ねた折に詠んだ「幾とせも かはらね松の 色そえて 古々路のままに おくる月かげ」の句碑も春の日差しを浴びて佇んでいました。

次回は“元荒川の桜”の下流を愛でます。

2014 04 11(金)記。             前橋市          最高気温 16.5℃     最低気温 3.5℃



おまけコーナー。

第二次世界大戦でヨーロッパの日々変化するの領土地図。(7分)


第857回 鴻巣市吹上町 元荒川の桜 上。

2014-04-08 12:00:00 | 旅行

2014 04 01(火)


桜の名所を訪ねて、埼玉県鴻巣市吹上町へ・・・。
桜の名所はその昔、荒川が流れていたという“元荒川”、JR吹上駅から徒歩で約7分程の近い場所です。
到着した時間は10時50分、天候は快晴・微風の絶好のお花見日和

元荒川の花見は橋の欄干石に百人一首の「高砂の 尾上の桜 さきにけり 外山の霞 たたずもあらなむ」(権中納言匡房)と刻まれた「高砂橋」から出発です。 

平日のなので花見客は疎らで、少し寂しい状態・・・。

可愛い女の子が「高砂橋」の上からipadで熱心に桜花を激写、近年はカメラ付きモバイルで写真を撮る人が増えていますね。


元荒川の桜堤の全長は約2.2km、とりあえず高砂橋から上流に向かって左の散策路を歩きます。

高砂橋付近。川底まで見える綺麗に澄んだ元荒川の岸辺は遊歩道が整備され、お花見には最適な環境です。


天気が良いのでも喜んでいる様に感じられます。
 

カメラマン達は朝からベストショットを狙って頑張っています。
 

桜堤の中間地に架かる「さくらばし」では商工会の皆さんが黄色いテントで焼き鳥を販売中。
 

両岸からせり出した美しい桜が無料で見放題!! 日本桜百選に入れたいくらいの素晴しさです。


桜のトンネルが何処までも続きます。
 

元荒川の遊歩道で早くも花見の宴会が開かれていました。アベノミクスで少しは景気が良くなったのでしょうか・・それともヤケ酒?
 
4月5・6日にはこの付近で花見の屋形船が運航され、花見客で賑わうそうです。

元荒川の堤の両岸に500本余の桜樹がびっしりと植えられ、見事な景観を醸しています。


所々に色の濃い眼に鮮やかな桜花が・・・河津桜なのでしょうか?
 

元荒川を上流に歩いた先にはJRの線路、電気機関車が桜並木を分断するように駆け抜けいます。


北を目指してJR高崎線を疾走する電車、乗客も桜見物かも・・・。


次回は“元荒川の桜”の最上部。

2014 04 08(火)記。     前橋市  風強し    最高気温 21.1℃    最低気温 6.1℃


明4月09日はWindowsXPのサポートが終了します、XP使用の方は必ず最終パッチを導入の事


おまけコーナー。

メルケル独首相、習近平主席に“毒入りプレゼント”を贈呈。
http://news.livedoor.com/article/detail/8708860/

メルケル首相が贈った地図(清朝の領域図)。


小石の涙を流す12歳の少女(イエメン)
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宝石の涙が出るインドネシアの少女(19歳)。
http://www.yukawanet.com/archives/4217587.html


危険だが笑ってしまう画像。
http://littletrip.diary.to/archives/38080127.html


第856回 京都 鞍馬山 8 義経供養塔 由岐神社 魔王の滝。

2014-04-04 12:00:00 | 旅行

2014 01 17(金)

「筝曲 稚児桜之碑」から少し下がった小高い場所に見えたのは“源 義経供養塔”。
往時はこの地に義経(牛若丸)が7~10歳まで居住し、昼間は勉学に励んでいた「東光坊」という僧坊が在った旧跡です。
 
義経公の供養のため、昭和15年に建立。


更に下ると、左側に朱塗りの“川上地蔵堂”。
牛若丸(義経)の守り本尊の地蔵尊が祀られ、日々修行のときに参拝したそうです。
 

九十九折参道の道端には数々の句碑が点在、鞍馬の火祭を詠った「火祭や鞍馬も奥の鉾の宿」山本青瓢の苔生した句碑。
 

鞍馬寺九十九折参道の焦眉は何と言っても“由岐神社”。
毎年10月22日に行われる由岐神社の例大祭である“鞍馬の火祭”は超有名。
 
炎に包まれた大きな松明が駆け下る石段を鳥居から拝殿・御神木・本殿へと参拝します。

「大杉さん」と古来より親しまれている樹齢800余年、樹高53mの巨木杉、真直ぐに空高く伸びた姿が美しい御神木
根本には御神木を祭神とする“大杉社”が祭られています。大杉に一心に願えば諸願成就するといいます。
  
石段の向かい側に鎮座する“白長弁財天社”、商売繁盛・健康長寿の霊験新たかな神様を祀っています。

石階段に沿って鎮座する境内社を参拝。
岩上社”は鞍馬岩上の森に祀られていた社、祭神は大山祇命。 御神徳は山岳登山安全。
 
朱塗り鳥居の“冠者社”は素戔鳴命を祭神とし、御神徳は商売繁盛・家運隆昌。

本殿への石段途上から拝した「拝殿」。(国指定重要文化財)
割拝殿型式(中央が石段通路で分割)の桃山建築である拝殿は豊臣秀頼が寄進。

こちらの拝殿からは本殿を全く見ることが出来ません。

由岐神社拝殿(豊臣秀頼の再建・国指定重要文化財)。
大己貴命(おおなむちのみこと・大国主命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神として祀ります。
 
社殿回廊に置かれた「狛犬」(レプリカ)。子を抱いている珍しい狛犬。子授安産・子孫繁栄に霊験があります。

由岐神社本拝殿(国指定重要文化財)正面。
朱雀天皇の勅命により天慶3年(940年)平安京の北方鎮護として鞍馬山に遷宮。
 
拝殿の薄暗い奥が本殿になるのでしょうか・・?

由岐神社の左奥に鎮座するのは“三宝荒神社”。
古くからこの地に火の神・竃(かまど)の神様として祀られています。
 
御神徳は火難除け・災難除け・家内安全。

三宝荒神社下の湧き出す火難除けの御神水。  由岐神社と云えば鞍馬の火祭。
 

社殿横の絵馬掛で拝見した由岐神社の絵馬。
 

由岐神社から更に下ると小川越に“鬼一法眼社”とその上方に小さな滝が流れ落ちる“魔王尊堂”。
 
陰陽師の鬼一法眼(きいちほうげん)は義経に太公望が著した「六韜三略」(りくとうさんりゃく)の兵法を授けた武芸の達人、武道の上達を祈念する人達の信仰を集めています。

落差は約10m余の“魔王の滝”。滝上の御堂には魔王尊石像が祀られています。
  

九十九折参道を下って最後の社は“吉鞍社”。(よしくらしゃ 登参詣では最初の御社)
茶枳尼(だきに)天尊吉鞍稲荷大明神を祀っています。五穀豊穣・商売繁盛に霊験があるそうです。
 

吉鞍社の直下にある放生池の美味しそうな鯉を見ながら九十九折参道を下って普明殿・仁王門へ・・・鞍馬寺参詣は終了。
 



2014 04 04(金)記。    前橋市 一時    最高気温 20.3℃    最低気温 8.1℃


おまけコーナー。

ロシアの地下鉄でペンギンが大暴れ!


ロシアのおもしろモニュメント。
http://osoroshian.com/archives/37145330.html

ロシアおもしろ画像。
http://izismile.com/2014/03/11/russians_are_a_different_breed_to_the_rest_50_pics.html

大混乱しそうなロンドンの信号機。(フランス人のパブリックアート)
Jelz�・l�・mpa-fa - Traffic Light Tree


第855回 京都 鞍馬山 7 金堂 中門 双福苑 筝曲稚児桜之碑。

2014-04-01 12:00:00 | 写真・旅行・日記・コラム

2014 01 17(金)


前回掲載の“奥の院 魔王堂”から貴船には下りず、再び「木の根道」を戻って鞍馬寺本殿(金堂)に到着。(12時50分)
金剛床の上から金堂に手を合わせ旅の無事を祈念します。
 
「願主 江戸大伝馬町 大丸屋」と記された常夜燈を見ながら石段を下ります。

ほどなく、鞍馬山ケーブル方面(新参道)と九十九折参道(本参道)との分岐点、下り行程ですから整備された石畳の坂道を九十九折参道方面へ歩を進めます。
 

城壁のような重厚な石垣沿いを歩いてゆくと、途中の山肌に鎮座している朱塗りの社(やしろ)に出会います。
この社は鞍馬山七福神の一つ、福寿星神と云い、福禄寿と寿老人を祭る財運と長寿の神座。
 

更に下って13時頃に着いた場所は“貞明皇后御休息所跡”。九十九折参道を上ってきた大正天皇の嫁さんが休憩した場所です。
中画像の左隅に立てられている町石には「二町・・・・」と彫られています。
  
現在は木立に遮られ良い景色は見られませんが、当時は眺望の優れた場所だったのかも・・・?

そこから約3分ほど敷石道を下ると、品格ある立派な門が忽然と現れます。
この門の名は“中門”とも“勅使門”とも呼ばれる四脚門、元来は麓の仁王門(山門)の脇に建てられていたのを移築したとか。
 

ケーブルで登って、九十九折参道を歩いて下るのが楽で疲れません、鞍馬寺は歩いての参詣を推奨していますが・・。
 
中門の傍にあった“町石”(ちょうせき)、三町と刻まれていました。一町は約110mですから鞍馬寺本殿から測っての事でしょうか?

中門の直ぐ右下に置かれた句碑。
左は「都ヾらおり まがれるごとに 水をおく やまの清さを 汲みてしるべく」信楽香雲(鞍馬寺初代管長)。
中画像は岩石を伝わりながら流れる清水。
  
右画像の句碑は「筒鳥(つつどり・カッコウ科の鳥)に 神尊ければ 磴(とう=石の坂道)けはし」丸山海道と「花杉に息のにごりは 許されず」丸山佳子、俳人夫妻の連句碑。

中門や句碑を眺めながら九十九折参道を下ると、鮮やかな丹塗りの小橋が目立つ「双福苑」なる福々しい神域に到着。
 

少し傾き加減の御神木杉の下に鎮座するのは“玉杉 大黒天”、小川を挟んだ岸辺にあるのが“玉杉 恵比寿尊”の御社。
読者の皆様に福運が訪れますように祈念します。
  

双福苑の下方にUFO基地発見!! これが護法魔王尊(尊天)が金星から乗って来た天車といわれるUFOなのかも・・・。
 
説明板には、「尊天(宇宙生命・宇宙エネルギー・宇宙真理)を具現化したもの、 愛と光と力の“いのち” 」と記されていましたが、
まったく理解不能で脱力的なストゥーパ(仏塔・男根)状のオブジェ。
歴史ある霊山・鞍馬山には不似合いの極致、参道以外の人目につかない場所に隠して欲しいものです。

巨木の残痕を大切に保存する参道を少し下ると、大きな石碑。
戦争中の金属供出で鉄鎖が無い囲いの中に寂しく立つ筝曲 稚児桜之碑。(昭和12年建立 筝曲=そうきょく=琴の音楽)
 
春になったら、ここで牛若丸弁慶の出会いをモチーフにした稚児桜の琴音を聴きながら桜花を愛でるのも一興です。


次回は義経供養塔・由岐神社・魔王滝・・・など。


2014 04 01(火)記。     前橋市      最高気温 20.3℃     最低気温 8.3℃


おまけコーナー。

ネコ卓球。




猫がカギを閉める:A cat shuts a key



カギを開けるネコ。
Chamallow, le chat roi de l'�・vasion - The cat king of escape

 
ドアを開けるネコ特集。
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