ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第520回 紫陽花の寺 渋川市 真光寺。

2010-06-29 18:15:55 | 旅行

2010 06 26(土)

梅雨時に咲く花と云えば“紫陽花”(あじさい)ですね。

美しく咲く紫陽花を求めて渋川市へ・・・。

前橋市から国道17号線を走ると、渋川市街直前の道路端に沢山の真っ白い紫陽花の花!!

 
渋川インター近くの国道17号線は白い紫陽花の洪水です。
何所までも続く白い・白い紫陽花の花・・・・・・「白い貴婦人」と呼ばれる西洋アジサイの「アナベル」。
紫陽花の花は「渋川市の花」に指定されています。

白だけでなく、少しは鮮やかな色彩の紫陽花も欲しいな~・・・などと思いながら目的地へを走らせました。

訪ねた場所は渋川市街の北に位置する天台宗の準別格大寺“威徳山 真光寺”。
渋川市の紫陽花寺として有名な古刹なのです。

複雑に入り組んだ細い道を迷いながら何とか午前11時30分に真光寺に到着。


寺の入口ではアマチュアカメラマンが真剣にフォーカスを合わせていました。

威徳山 真光寺」と刻まれた石柱門から続く参道の両側は全て紫陽花

 
今年は一週間ほど開花が遅れ、紫陽花の花は6~7分咲きでした。

小振りな山門近くの紫陽花は色鮮やかです。



真光寺に植えられている額紫陽花の花。
 
紫陽花は植えられている土壌のPHで花の色が異なるとか・・・。

花に囲まれたお地蔵様は極楽浄土の気分で幸せそうです。



一株でも様々な色の花を咲かせた紫陽花も・・・。


麻雀の役みたいな「元三大師」と彫られた石塔は紫陽花に押されてピサの斜塔状態、地震の時には要注意!
 
片隅にひっそりと佇む野仏も愛らしいですね。

真光寺正面の開かずの門は勅使門でしょうか?
大きな仁王様が近づく者をムキムキマンの肉体で威嚇していました。



真光寺境内は何所でも紫陽花の花が・・・寺には紫陽花がナゼか似合います。
 

青銅葺き入母屋造りの大屋根に唐破風と端正な佇まいを見せる真光寺本堂大伽藍
因みに、寺紋は武田菱。 渋川市あたりまで甲斐武田の勢力下だったのでしょう。

 
本堂入口の上部を飾る透かし彫りは見事な出来栄えです。

本堂横に建つ御堂群、左から観音堂、閻魔堂、鐘楼と万日堂。



観音堂の中には沢山の観音様、百体観音と言われています。
 
厳めしい顔つきの巨大な閻魔像が堂内に鎮座する閻魔堂。

観音堂と閻魔堂の間に古びた石塔がありました。
表面に「得蓮大徳入定石」と刻まれています。

江戸時代の宝暦10年(1760年)、僧侶の得蓮が万民の極楽往生と真光寺の繁栄を願い、この場所に穴を掘って生きたまま棺桶に入り、地上に出した竹筒だけで生をつなぎ、念仏しながら即身仏になったそうです。

 
この梵鐘は「真光寺 洪鐘」と呼ばれ、江戸時代初期の万治3年(1660年)の作。
上品な姿と美しい音色が高い評価を得て、太平洋戦争での金属供出を免れた銘鐘で群馬県重要文化財に指定されています。

真光寺の広い墓地には様々な貴重な石碑や墓石があり、一見の価値があります。

真光寺 一石造り地蔵菩薩像」、基礎から地蔵像・笠部まで全て一つの石で造られた珍しい石像で、寛永18年(1641年)の銘があります。
一石地蔵石仏龕(がん)の高さは150cm。 真光寺一石地蔵龕の詳細。
 
丸い墓石は「木暮 足翁」の墓。
木暮足翁(木暮賢樹)は渋川の生んだ偉大な医学者・教育者。
寛政元年(1789年)に渋川南町に生まれ、苦学して医者となり、横丁の先生と呼ばれて信頼されました。
また、華岡青洲の薫陶を受け、天然痘の予防接種を行うなど医療に活躍し、後に高野長英に蘭学の教えを受けるなど先進的な医学者でした。(文久2年 1862年 74歳没)

この他にも、貴重な涅槃図木製狛犬などがある真光寺(渋川市並木町698)は紫陽花以外にも見所いっぱいの名刹、ぜひ立ち寄られる事をお薦め致します。真光寺の紫陽花は今週末からが一番の見頃となります。)

真光寺末寺の金蔵寺と宝篋印塔。⇒ ここクリック。


今夜はWorld Cup南ア大会 決勝トーナメントの対パラグアイ戦
夜の11時からです、寝ないで応援しましょうね!!

2010 06 29(火)記。    前橋市
    最高気温 30.2℃  最低気温 22.4℃


山本一太議員へ新聞業界から551万円の献金!!⇒ ここクリック。


おまけコーナー。

W杯の対デンマーク戦で本田圭祐のゴールを称える長谷部誠。
二人の間に謎の手が・・・・心霊写真か?(本田のスーパープレーを導いた守護霊の手かも?)
海外サイト「Picapp.com」の日本選手写真集に掲載。


謎の手について霊能師(笑)の判断を仰ぎ、次回掲載予定。


6月27日行われたW杯イングランド対ドイツ戦での幻のゴール
下画像は「審判から見たドイツのゴールライン」とイギリス紙が報じた。



子猫と鏡。
Kitten Freaks Himself Out
 
 


第519回 「道の駅 めぬま」 バラ園。

2010-06-23 19:48:47 | 旅行

2010 05 22(土)

今日は埼玉県熊谷市妻沼町の“道の駅 めぬま”で薔薇(バラ)見物です。

場所は熊谷市弥藤吾720(Tel 048-567-1187)。
利根川の近くの国道407号線沿いにあります。

道の駅ですから広い駐車場が完備していましたが、着いた時には既に満車!
道の駅の裏側に路上駐車して「道の駅 めぬま」へ・・・。

 
満開のバラを求めて沢山の人達が道の駅に来ていました。
土産品などを販売する本館建物の周囲には露店が並び賑やかな光景です。

道の駅 めぬま」の右側から裏側にかけてがバラ園になっていました。


色とりどりのバラが所狭しと鮮やかに咲き誇っていました。

バラ園入口にある「有機健康野菜の里 女医第一号吟子桜の苑 道の駅 めぬま」と彫られた大きな石碑が目立ちます。
今はバラが満開ですが、4月にはの名所にもなるのでしょうか?

 
バラ ・ばら・ 薔薇ですね。

道の駅 めぬま」のバラをお楽しみ下さい。

 

広いバラ園の中央に建っている石像は妻沼町が生んだ偉人・女医第一号の荻野吟子女史の正装姿。

吟子様はバラの香りに包まれて幸せそうです。

ローズピンクの花名は「ティファニー」。
朝食に飾るとリッチな気分に・・・。(笑)

 

様々なバラが咲き、見物に訪れた人々の目を楽しませていました。
  

賑やかな色合いのバラは「リオサンバ」。情熱的なリオのカーニバルが眼に浮かぶようです。


真っ赤に豪華に咲いているのは「クリスチャンディオール」。
ゴージャスなディオール香水の匂いがしませんか?

 
鮮やかな黄色に咲いているのは「アプリコットネクター」。

薄い紫色は「レディ X」という変った名のバラ。

 

名前の判明しないバラも沢山あります。


道の駅 めぬま」の裏庭もバラやパンジーが見事に咲いていました。


三角形のグライダーを模したバラは「ピエール・ドゥ・ロンサール」。
 
数箇所にバラトンネルが設けられ、通り抜ける時にはバラの豊かな香りが楽しめます。


道の駅 めぬま」のバラ園動画をお楽しみ下さい。

2010年 道の駅「めぬま」 バラ園 CIMG1105・57.wmv


小一時間ほどバラ散策をし、中心の本館建物へ・・・。
館内はこの地方の特産品が格安で販売されています。

 
2階はレストランと展示場になっていました。
にっぽん女性第一号資料Gallery」と名づけられた展示場を見学。

確かに日本で最初の業績を残した女性が、古くは津田梅子から美空ひばり・向井千秋・・・など学問政治スポーツ科学美術芸能等の各分野で活躍した女性達の興味深い資料が展示されています。



埼玉を代表する女性といえば近隣の上里町出身の日本初の女性飛行士「西崎キク」と、妻沼町出身の日本初の女医「荻野吟子」が有名ですね。
社民党の「土井たか子」はたしか兵庫県出身とか・・・。

 
偉大な業績を残した女性達のパネルを見ながらその苦労を偲んだ「道の駅 めぬま」の半日でした。

妻沼グライダーと女医・
荻野吟子考案の吟子鍋は ⇒ ここクリック。

熊谷市妻沼町で紫陽花寺として有名な“能護寺”は ⇒ ここクリック。



2010 06 23(水)記。  前橋市 朝  最高気温27℃

本日6月23日は「沖縄慰霊の日」 沖縄戦の戦死者22万余の御霊に謹んで哀悼の意を捧げます。

平和が一番素晴らしい!!

おまけコーナー。

サッカースタジアムの騒音“ブブゼラ”を楽器として奏でると・・・。

Vuvuzelas making music in Soweto


第518回 群馬県箕郷町 「みさと つつじの郷」

2010-06-16 22:06:12 | 旅行

2010 05 05(水 子供の日)

今日は朝から晴天に恵まれたので近くの箕郷町に開園した「みさと つつじの郷」の見物です。

場所は群馬県箕郷町善地1286、TEL 027-371-4953。
箕郷町市街地から北西へ5kmほど上った榛名山裾野の山間地にあります。


つつじの郷の手前に設けられた無料P場に車を停めて3分ほど歩きます。

小高い里山の西南斜面がツツジ畑になっていました。



みさと つつじの郷」の入口、入場料は大人一人500円也。
 
入口からすぐに登り坂、遊歩道の両側は全て赤いツツジです。

所々に黄金色の花を咲かせているのは山吹でしょうか?

 
景気の良い山吹色の花を眺めながら登ります。

山の斜面にはお堂や石灯籠などが配置され、回遊式和風庭園を模しています。

 
ジグザグの遊歩道は鈍った足の鍛錬には最適・・・?


オレンジ色が多い中、真っ赤な躑躅(ツツジ)が存在感を誇示していました。


全体的にはツツジの若木が多く、あと10年も経てば見応えのあるツツジ園になると思います。

この春は寒さが長かったのでまだ満開状態にはなりません。

 

ツツジを愛でながら登ること5~6分で頂上に到着。
頂上には簡単なベンチなど有りますが、有料なのですから小奇麗な東屋など欲しいものです。

 
頂上からは箕郷町の長閑な農村地帯を眺めながら下ります。

下り道の途中には艶やかな色の石楠花(しゃくなげ)なども植えられて・・・。

 

里山ですからお馴染みのタンポポなども沢山咲いていました。
 

帰り道、駐車場のそばで見た菜の花は素晴らしかったです。

ツツジの他にもいろいろな花を見物して約30分、近い場所で軽い散歩を楽しんだ子供の日でした。
みさと つつじの郷は規模の割りに入園料の500円はかなり高い感じがします、300円までが適正と思いますが・・・。

ツツジと云えば館林のつつじヶ岡公園が最高ですね。⇒
ここクリック。

2010 06 16(水)  前橋市時々  最高気温31.6℃

おまけコーナー。

不適切な表現  アナウンサーハプニング集。


「世界で最も危険な建築物TOP10」で9位に選ばれた日本の超危険建物。

詳細は画像をクリック。

室内の様子は ⇒
ここクリック。


第517回 諏訪大社下宮 秋宮。

2010-06-09 23:21:11 | 旅行

2010 04 08(金)

諏訪大社下社春宮と万治の石仏を見物し、家への帰路で御柱祭の臨時交通規制で道に迷い、奇しくも下社秋宮の前に出てしまいました。

せっかく来たのですから、ついでに秋宮見物です、

秋宮の入口の手水舎で身を清めてから地元の大工・原五左衛門が文政12年(1829年)に建てた青銅製の鳥居をくぐり、石の階段を上ります。



十数段の石段を上ると二股に分かれた石の参道が特徴的な境内に入ります。

正面に大きな神楽殿、右側に社殿と勘違いしそうなほど立派な社務所。

荘重な造りの神楽殿は珍しい三方切妻の屋根が特徴的です。
この神楽殿は江戸時代天保6年(1835年)、秋宮幣拝殿を建設した立川和四郎富棟の子で幕府から工匠最高位の内匠の位を授けられた和四郎富昌が幣拝殿との調和を考慮して建てたと云われています。(国指定重要文化財)


秋宮神楽殿を飾るのは長さ13m、重量1トンもある巨大な注連縄(しめなわ)で出雲系の注連縄では日本一の規模。
二匹の狛犬は高さ170cmあり、青銅製の狛犬では日本一の大きさです。

神楽殿の近くに屹立する巨樹の名は寝(根)入りの杉
この大杉は夜中の丑三つ時頃に枝先が下がり、寝イビキをたてるとか・・・。
小枝を煎じて子供に飲ませると夜泣きが治ると云われる霊樹なのです。

 
何故か?秋宮神楽殿の奥に祭壇が設けられていました。

神楽殿裏にあるべき幣拝殿と左右片拝殿が修復工事中で見ることが出来ません。
社殿を描いた工事用の大きな保護幕で本来の幣拝殿などがお隠れに・・・。

 
その左右には秋宮一御柱が立っていました。
6年前の申年の御柱祭で建てられた御柱です。長い間風雨に曝されてご苦労様!

秋宮境内には全国各地の名立たる神社の末社・摂社もありました。
ここを廻れば八百万の全ての神様に会えるかも・・・?

 
境内の一角に諏訪地方醸造の銘酒の菰樽(こもだる)が陳列され、その前に白いカバーが掛けられているのは奉納相撲の土俵でしょうか?

境内で珍品発見! 小石が凝結したようなが置かれていました。
この岩が「♪ 千代に八千代にさざれ石の巌となりて~」で有名なさざれ石です。
 
 
絵馬奉納所には春宮で見た御柱際絵馬の他にお舟祭絵馬なども納められていました。
諏訪大社でもお舟祭が行われるのですね、何時にか見物したいものです。
お船祭といえば昨年訪ねた
穂高神社御船祭りが思い起こされます。

秋宮境内の左横にあるが爽やかなたたずまいを見せていました。
この池は史蹟「千尋の池」(ちひろのいけ)と名付けられています。
この池の底が浜松沖の太平洋海底につながっているとの伝説から千尋の池と名付けられました。


鶴伝説でもあるのでしょうか?千尋の池の中央に置かれた青銅の鶴像が何故かワザとらしく歴史ある雰囲気を壊しています。
この池から発掘された「売神祝印」(めがみほうりいん)は大同年間に平城(へいぜい)天皇下賜の銅印と云われ国重要文化財に指定されて、諏訪大社の御神宝となっています。

秋宮のすぐ近くに諏訪の銘菓で超有名な新鶴本店がありました。
時刻も午後4時過ぎで買えないと諦めていましたが、運良く銘菓「塩羊羹」を買う事が出来ました。

 
昔から諏訪のスイーツを代表する新鶴の塩羊羹(しおようかん)はこの趣きある店舗で作られているのです。
超薄い塩味にほのかな甘味で上品な味わいを醸すのが「新鶴の塩羊羹」の特徴です。
塩羊羹の画像は「
ばるばるのレストランガイド」から拝借。

諏訪大社春宮・秋宮と御柱祭関係の掲載は今回で終了致します。

2010 06 09(水)記。  前橋市27.5℃


おまけコーナー。

サッカーのサドンデス! (衝撃映像)

SUDDEN "DEATH" OF A SOCCER #Football# PLAYER!?
 


第516回 諏訪大社 春宮 万治の石仏。

2010-06-04 12:54:39 | 旅行

2010 04 09(金)

諏訪大社下社御柱祭見物も一応全て終わり、今回は下社春宮の境内を散策します。

前回掲載した下馬橋から北へ100mほどで春宮大鳥居が見られます。
この鳥居は御影石製で、江戸時代初期の万治3年頃(1660年)に建立されたそうです。

 
鳥居を入ると奉・献の狛犬(こまいぬ)が参道の左右に控え・・・その後ろには諏訪地方の銘酒が行儀良く並べられていました。 
きっと酒好きの狛犬なのでしょうね?

参道を進むと正面に大きな注連縄(しめなわ)を架けた舞殿(神楽殿)、拝殿や本殿は見えません。
右隅に立っているは6年前に建てられた春宮一之御柱


春宮境内には御柱木落としの祭り関係者が打合せを兼ねて参拝中です。

境内右手の春宮木落し坂の下に巨大なが・・・上部が二本に分かれ根元では一本になった杉の木で「結びの杉」と呼ばれ、縁結びに効くと親しまれています。

 
舞殿の真後ろに三楼建ての立派な社殿が建っていました。
この建物が御幣を奉ずる幣殿と参拝時に昇殿する拝殿を併せ持った形式の幣拝殿(へいはいでん)です。

幣拝殿前で御柱祭の氏子衆が木落としの無事終了を報告に参拝中。(画像は魚眼風。)

 
2010年の干支は寅、今年は御柱祭が挙行される寅年ですから諏訪大社の絵馬も御柱絵馬でした。(御柱祭は寅と申の干支年に行われる式年祭。)

春宮幣拝の殿軒下の至る所に素晴らしい彫刻が施されています。

 
匠の手になる技法で彫られた精緻な彫刻芸術にはただ驚くばかりです。

社殿中央に幣拝殿、廊殿を両翼に広げた形の左右の片拝殿は共に国の重要文化財に指定されています。


この美しく伸びやかな社殿は安永9年(1780年)地元の名工・柴宮長左衛門により建立されました。
春宮幣拝殿前の左右に一之御柱二之御柱(子供の後ろ)が建っています。

春宮の境内に建つ摂社・末社など名所を見物した後、もう一つの名所を訪ねて境内左横を流れる砥川の中洲に向かいました。
砥川沿いの細道に大きな石碑が・・「万治の石仏」と味わいある書体は芸術家・岡本太郎氏の揮毫によるものです。

 
清流の砥川を見ていると川岸で不審な動き、学生がまさに砥川に身を躍(おど)らせて・・・!!、
早速、その投身自殺の一瞬をカメラでGET!!

その後、学生の生命は・・・・・? 軽く水路を飛越え無事に着地、学生の遊びに付合った私がバカでした!

もう少し先に歩を進めると目的の名所「万治の石仏」があります。

 
砥川の中央にある中州は浮島と呼ばれ、春宮の末社の浮島社が奥に祭られています。

土の温もりが感じられる小道を辿ると直に石仏に到着。

石仏のユニークなお姿にちょっとビックリ!
こんな格好の石仏は見た事がありません・・・岡本太郎画伯が絶賛したのもうなずけます。

ちょこっとアンバランスな頭部いただく万治の石仏の周囲を沢山の人達がくるくると廻っていました。

 
この「万治の石仏」を三回廻ると素晴らしい御利益が得られるのだそうです。
「よろず、おさまりますように~」「よろず病が治りますように~」「よろず良縁に恵まれますように~」とか「よろず」を枕言葉に唱えながら、皆さんわりと真剣に石仏を廻っていました。

近所の方にお聞きしたら「よろず~、なんて以前は言わなかった。」そうで、町おこしの為に下諏訪商工会議所が作り出したヤラセ言葉との話でした。
でも、この枕詞が長期に唱えられると、「昔からの言い伝えによると、よろずは・・・」なんて伝説話になるかもね。

万治の石仏伝説では春宮の石鳥居を作る時、この石を使おうと石工が鑿(ニミ)を入れたところ、そこからが流れ出たので石工達は作業を中止しました。
その夜、石工の夢枕に近くの上原山に良い石材があると御告げあり、そちらの石で春宮の石鳥居を建立し、石工たちはこの石に阿弥陀如来を刻み万治3年(1660年)に石仏として完成させたのです


以来、この石仏は地名から地元の人に「「浮島の阿弥陀さま」と崇拝されようになりましたが、いつの頃からか刻まれた年号の「万治の石仏」と呼ばれて親しまれています。、

近年、TVの「みのもんた 朝ズバ!」などマスコミにも取り上げられ、お参りする善男善女が引きも切りません。
確かに、御利益を求めて御参りする人が次々に来て石仏をくるくると廻る様子も面白いものでした。

砥川沿いの畑の中に穏やかでマンガチックなお姿で佇む「万治の石仏」を見ていると何故か心癒される感じがしてきますから・・・不思議です。

諏訪地へお出かけの際は、霊験新たかな「万治の石仏」と諏訪大社を訪ねられては如何でしょうか・・・。

2010 06 04(金)記。  前橋市  最高気温28.8℃

おまけコーナー。

時空 [じくう: JIKUU]