ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第987回 桐生市 矢野園 看板。

2016-03-31 12:00:00 | 旅行

2016 02 28(日)


桐生市本町に店舗を構える「矢野園」(創業 享保元年1716年・桐生市指定文化財)が所蔵するお宝級の看板類をご紹介。
酒・醤油・味噌・塩などを本業とした矢野商店(矢野園)、店の軒先に掲げられたのは「キリンビール 特約店 矢野本店」の時代を物語る大看板。
この時代のキリンビールの国内ビール占有率は50パーセント以上の半独占状態だったそうです。
 

現在は桐生市に寄贈された矢野園店舗内部。酒・醤油・米・茶~~飲料・野菜・菓子まで口に入る物ならなんでも・・・。


店奥の居住部にあたる一階に無造作に置かれていたのが古くから伝わる看板・ポスターなど・・・。


酒・醤油関係の年代物の木製看板が懐かしい・・・。


エビスビール」「キリンビール」や清酒「盛正宗」などに交じって名薬と名高かった近江日野の正野法橋玄三が製薬した「万病感応丸」。
矢野園では薬類までも特約店として商っていたのです。


かつての矢野園は酒類・食糧品以外にも化粧品・雑貨品・石油燃料なども取り扱っていたようです。
米国スタンダードオイル会社」の木製金文字看板は珍しい・・・。清酒「山星」、清涼飲料「金線サイダー」など。
   

下総(千葉県)で醸造の醤油メーカーの比較的に新しい看板、商標名は不明。 最上醤油「有鄰」の未開封のボトル(矢野園謹製)
 

麒麟麦酒株式会社「KIRIN BEER」の浮彫り木製商標板は貴重品。  大和燐寸株式会社「うきわかもめ」印の看板は戦前のものか?
 

ポスターなど・・・。「流行珍柄呉服太物」、矢野商店は服飾品も販売。         清酒「月桂冠」は飛行士姿で戦時中のポスター。
 

矢野園の有鄰喫茶レストラン部の壁面にも珍しい看板が掛けられています。        丸薬の看板は「万病感応丸・正野万応丸
 

酒造メーカーの看板は豪華です。 兵庫県西宮の前田酒造のブランド「おきなめんちうじゅ」(翁面忠壽)と灘時代の大倉酒造の銘酒「月桂冠」。
 

日本一の優等酒は元和元年(1681年)創業の灘五郷の銘酒「富久娘」の大きな看板。


酒屋の仕事着はもちろん屋号や商標入りの印半纏。 背中に描かれた最上醤油「有鄰」が矢野園の往時を物語ります。
 

座敷に飾られた木彫品。小舟に揺られる恵比寿大黒。   商売繁盛の大黒天。  庭先に佇むのはデカキン玉のお狸様。
  

広大な敷地にはレンガ造りの倉庫が立ち並ぶ矢野園。 それぞれが酒蔵・醤油蔵・味噌蔵・塩蔵・・・などに別れた文化財。

前方奥の巨大なは樹齢260年を越える古木、根元に祀られている楠森稲荷神社御神木でもあります。


次回は矢野園の倉庫で開催された「からくり人形」と「祭り屏風展」。


2016 03 31(木)記。      前橋市        最高気温 21.7℃      最低気温 6.6℃


高石早苗 経歴詐称疑惑!!
http://news.livedoor.com/article/detail/11359520/


おまけコーナー。


網に捕えられたフグのそばから離れずに救助を待ち続けたフグ。
Porcupine fish rescue



犬専用の自動扉・カワイイょ(^_^)

 

犬の脱出にネコお手伝い!
cat helps puppy escape!




第986回 桐生市 矢野園 雛人形。

2016-03-25 18:00:00 | 旅行

2016 02 28(日)


桐生市の豪商“矢野園”で雛人形を鑑賞。
矢野園は主に酒・醤油製造販売を生業とし、江戸時代から続く名家。
現在、桐生市の寄贈・移管され一般に公開されている広い敷地を有する矢野園は「有鄰館」の名でも市民に親しまれています。
 

裏側から見た矢野園・有鄰館の母屋部。 左の白壁造りが店舗部(レストランも有り)、右は居住部。 


店舗の一階から居住館の二階へ上がります。          一階に据え付けられた大きな金庫、約30年間開かずの金庫、中にはお宝か・・・?
 

二階への階段下に飾られた(かみしも)(明治時代初期)があどけなく可愛い・・・。


居室館の二階。 40年ぶりに公開された貴重な雛人形が飾られていました。

展示されている雛人形は民俗資料収集家の山鹿栄助氏のコレクション。

落ち着いた雰囲気の和室に飾られた雛壇、古くは江戸時代から伝わる雛人形もあります。


裃雛・古今雛・有職雛など珍しい人形も・・・。                雛壇段の隅に置かれた精緻な細工の高砂翁人形。
 

二間続きの和室に飾られた雛人形たち。


昔の着せ替え人形か・・・?
 

威儀を正した内裏雛、古い時代の品と思われます。




陶器製のお雛様、物資が不足していた戦時中のものかも・・・?


機糸(はたいと)を手にした人形は「機神雛」と呼ばれた製糸織物を象徴する人形。(明治時代初期)


おどけた仕草のように見える芝居の見栄を切った「竹田人形」は江戸時代の人形。


江戸時代の裃人形やお内裏様とお姫様が素晴らしい!
  

掛け軸に描かれた雛人形たちも珍しい・・・。
 

矢野園の店舗内、酒・味噌・醤油は勿論、食料品・菓子と食品全般を商っています。こちらはレストラン・喫茶コーナー、立派な木製看板が見ものです。
 

貴重な雛人形で眼福のひと時を過ごした後、レストランで「五穀米野菜カレー」(600円)と「野菜酢豚ルー五穀米」(600円)を食して口福に・・・。
 
3月3日~4月10日までの土日曜日に「お雛様ランチ」(1900円・1日20食限定予約)も好評だそうです。


次回は矢野園所有の古いお宝看板などご紹介。



2016 03 25(金)記。      前橋市 薄 寒の戻りの寒さ!    最高気温 10.5℃    最低気温 1.1℃

日本とベルギーの絆。(下の画像クリック)。

http://www.mag2.com/p/news/162826?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0329


おまけコーナー。

動画の中の人物の表情を自由に操れる映像技術が凄い!!
Face2Face: Real-time Face Capture and Reenactment of RGB Videos (CVPR 2016 Oral)


一斉飛込みを裏切った女の子が・・・。
Girl Falls Off Dock



ミステリアス動画!!  空港でインタビュー中に女性が消えた。
Woman mysteriously 'disappears' during a live TV interview



第985回 小笠原流 弓馬術礼法「蟇目の儀・大的式」 貫前神社。

2016-03-16 12:00:00 | 旅行

2016 03 13(日)曇り。


群馬県西部に位置し、世界遺産富岡製糸場を有する富岡市貫前神社(ぬきさき)で奉納演武された小笠原流弓馬術礼法「蟇目の儀・大的式」御紹介。
 
来年の今の時期に貫前神社の本殿が遷宮するらしい。

貫前神社の場所は群馬県富岡市一の宮1535.群馬県の一之宮の格式を誇る古社で華麗な装飾・彫刻が施された社殿が有名。
100m
急傾斜の石段を上ると大鳥居、石段の左側に自動車道もありますがパワーが無いと登れません。 大鳥居の100m先に朱塗りの総門、この左の広場(仮殿敷地)が今日の舞台です。
 

総門から急な石段を下ると正面に楼門、左に手水舎。          楼門の奥が貫前神社の極彩色の拝殿本殿になります。
 

左奥が貫前神社本殿。 手前は拝殿。                                                        煌びやかな本殿
 

今年の干支の猿絵馬。                               群馬県は雷の産地、雷神絵馬も人気です。
 

小笠原流弓馬術の御一行は10時10分頃に神楽殿前に集合。          歩調を合わせて貫前神社拝殿に向かいます。
 

拝殿では弓馬礼法の成功を祈願し厳かな神事が行われ、その後に御幣を振りかざしてお祓いの儀。 本行事の神剣と秘伝書なのですが床に・・・。
  

社殿での神事が滞りなく終わった後、一行は急な石段を登って総門横の広場へ・・・。
 

小笠原流弓馬術礼法「蟇目の儀・大的式」が奉納開催される場所は貫前神社表参道の総門横の仮殿敷地広場。
陣幕や幟旗など立てられ、弓馬術礼法の用意は万端です。
 

仮殿敷地に勢揃いした小笠原流弓馬術御同門の方々。 弓馬術礼法「蟇目の儀大的式」の「歩射」(ぶしゃ)が執行されます。


貫前神社の巫女さまが榊でお祓いの儀。                  最初に披露される「蟇目の儀」で使用される弓と赤い鏑矢(かぶらや)。
 

小笠原流の厳かで奥ゆかしい所作で始められます。


最初に赤鏑矢を射る「蟇目の儀」、演じるのは84歳の杉山今朝吉小笠原流群馬同門会会長。 気温5℃の寒いなか片肌脱いで射る姿が頼もしい。
 
鏑矢の「ひゅ~」という風切り音で魔障退散と平和を祈念いたします。

ここからは二人一組で交互に矢的を狙って矢を射る「大的式」に移ります。
「大的式」は源頼朝が行ったといわれる伝統ある御祓いの儀式。


前弓・後弓と一つ一つの所作が流れるような優雅さで美しい・・・この一連の動作を「歩射」と言います。
 

カラフルな衣装を身に着け「大的式」を小笠原流で演じます。
 

力のある矢は大的を突き抜けてしまいます。                     心配りが利いた立ち居振る舞い。
 

弓から放たれた矢が大的中央の下部に命中!!               判定者から「当たりにて候~」の声が挙がります。
 

午前10時から約2時間執行される800年余の伝統を継承する優美な弓馬術礼法小笠原流、古にタイムスリップした雰囲気が楽しめる初春の貫前神社でした。


弓馬術礼法の開催は毎年三月第二日曜日10時から。 特にお奨め出来る貴重な祭事です。

小笠原流 弓馬術礼法「蟇目の儀・大的式」 FULL ver.



http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/




2016 03 16(水)記。        前橋市 薄      最高気温 11.9℃      最低気温 0.4℃


おまけコーナー。

日本の変わり兜たち-阿里山龍頭當歸民宿-第六天魔王推薦-20110629



戦国 武将の派手でイカス「兜」特集-第六天魔王推薦-20110629


 


第984回 座禅草 前橋市富士見町。

2016-03-08 12:00:00 | 旅行

2016 03 06(日)


春の訪れを告げる花座禅草(ざぜんそう)を見物に赤城山中腹の“沼の窪”へ・・・。
座禅草が咲く場所は前橋市富士見町赤城山26-1. 自動車なら県道151号線(石井県道)を走って突き当りの山間地が目的地の湿地帯“沼の窪”。
 
高さ21.3mの赤城神社大鳥居、このまま進むと赤城山(標高1828m)。        赤城山の前峰“鍋割岳”(標高1332m)。

沼の窪”の座禅草園(無料)の直ぐ横に第一第二の二か所のP場があります。第二P場が近くて空いてて便利、トイレも完備した管理棟があります。


第二P場から10mの近くに「沼の窪のザゼンソウ」と記された標石柱、そこからがザゼン草園へ下りて行きます。
 

ザゼン草が群生する「沼の窪」一帯は湿地帯なので尾瀬ヶ原のような木道が完備。木道から降りるのは厳禁です。
 

木道の下の所々に赤茶色のザゼン草が頭を出しています。
  

坊主が座禅を組んだような姿から「座禅草」と名付けられたと謂われている里芋科の多年草。(別名 ダルマ草)
沼の窪には約3000株の座禅草が群生してる貴重な湿地帯。
  

小さな渓流に沿って湿地に咲くザゼン草を鑑賞しながら木道を進みます。整備された木道の総延長は1300m、ほど良い森林浴散歩になります。
 

いろいろな姿を見せるザゼン草、姿形の変化が面白い・・・。
  

赤茶色ばかりではありません、緑色の座禅草も・・・次第に色が茶色になるのでしょうか?アジサイのように咲く場所の土壌質に関係しているのかも?
  

真剣に撮影しているカメラマンも・・・ナイスショットが撮れたでしょうか。
 

春の息吹きを感じさせるザゼン草、見ていると水芭蕉も連想してしまいます。
  

ザゼン草園内に咲く“ロウバイ”も見応えがあります。 爽やかな黄色い花が幸せを呼ぶようです。
 

沼の窪ザゼン草の見頃は3月20日ころまで・・・今週末が一番の見頃です、座禅草見物はお早目に・・・。

肉穂花序(にくすいかじょ) 仏炎苞(ぶつえんほう)

沼の窪 ザゼンソウ
http://www.maebashi-cvb.com/nature/flower/numanokubo/index.htm



2016 03 08(火)記。         前橋市        最高気温 20.5℃     最低気温 10.3℃    


絵に描いたようなあっせん利得罪甘利 明元大臣は“国策不捜査”なのか?
http://www.mag2.com/p/news/154486?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0307


おまけコーナー。

芸工大生の卒業制作「書き時計」、ネットで話題に。



ここまで進化したヒューマノイド型ロボット。(米国)
Atlas, The Next Generation

 

背後が透けて見える「透明テレビ」 (パナソニック製)。
CES 2016 - Panasonic Transparent Display

 


第983回 甘楽の雛まつり 信州屋。

2016-03-02 22:00:00 | 旅行

2016 02 13(土)

甘楽の雛祭りの第二会場は桜並木と清流・雄川堰が流れる甘楽町小幡郷の中心部に建つ古い商家信州屋
 

信州屋は現在は甘楽町の観光案内所兼無料お休み処(カフェ)。


店内に掲げられたお宝物のアンティークな看板・広告は一見の価値があります。
   

雛人形の一部が一階の奥座敷に飾られていました。
 

御殿型の雛人形、昭和20年代の作品。
 

下画像の内裏雛は、終戦時の陸軍大臣で、「一死を以て、大罪を謝し奉る」と遺書に記し、
敗戦の責任を負って8月15日に割腹自刃した阿南惟幾(あなみこれちか)の息女から寄贈された由緒ある逸品。
  

お休み処・信州屋の二階が「甘楽の雛祭り」第二会場のメイン部屋で沢山のお雛様が展示されています。 






  

展示されている雛飾りは全て甘楽町民からの寄贈、段飾り雛だけでも11組有ります。




内裏雛(親王)の殿・姫の配置については本来は正面に向かって右に殿、左に姫でしたが、昭和天皇の即位式の時から西洋風に下画像のように並び方になったそうで、
関西方面では昔風に並べている家も多いとか・・・。 (現在はどちらでもOK。)



内裏雛の配置。⇒http://www.tenhodo.co.jp/archives/sayuu.html

細密豪華な御道具。                                         リアリティーあふれるお茶道具。
 

様々なお内裏様が拝見できる第二会場の信州屋、全部で150体の雛人形が飾られています。


真っ赤な緋毛氈に並んだ雛人形は春の訪れを感じさせます。


3月21日まで楽しめる「甘楽の雛祭り」第二の信州屋を皆様にお奨め致します。

甘楽道の駅」第一会場の松井家住宅雛祭りは4月3日(日)まで、絢爛豪華な城下町小幡さくら祭りまつり 武者行列」も4月3日に同時開催、お見逃し無く!


2016 03 02(水)記。        前橋市       最高気温 11.1℃      最低気温 -2.4℃


おまけコーナー。

空気かかし・・・エアーレンジャー君。
AirRanger�・ in Berry Field


卒倒!!「首かかし!」



雑学。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52212801.html