ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第421回 琵琶湖東岸 長浜城。

2009-04-29 15:09:00 | 旅行

2009 04 15(水)

前日の根尾谷淡墨桜の葉桜と彦根城夜桜見物から一夜明けて、曇り空の早朝7時30分から散歩がてら、宿泊の長浜ロイヤルホテルから徒歩5分程の長浜城へ・・・。

琵琶湖畔を散策していると、湖水に洗われる岸辺にナニヤラ石標がぽつんと立っていました。
 
湖水の中に立っていたには、秀吉がここから汲み上げた水で茶の湯を楽しんだと言われる“太閤井戸”の址。
太閤秀吉の時代はこの辺は陸の上だったのですね。

湖畔からなだらかに上る散歩道を歩いて長浜城方面へ・・・
桜の花はすっかり散って、長浜城までの道一面は美しい桜色に染まっていました。
 
途中の林の中に「猫柳 湖畔の春は ととのはず」(俳人・五十嵐 播水)の句碑。
爽やかな湖畔の春にぴったりの名句ですね。

しばらく歩くと、少し高くなった場所に長浜城の天守閣址の縦石碑と銅像が見られます。
 
銅像は戦国時代に長浜城主だった豊臣秀吉公

長浜は昔し今浜と呼ばれ、バサラ大名として名を馳せた京極道誉の領地でしたが、姉川の合戦の効により、今浜は秀吉に与えられました。
秀吉は今浜の名を長浜と改名して城下に楽市楽座を設けて大いに繁栄させたのです。

石垣の上に立派な天守閣がそびえています。
散っていましたが、桜が満開時には見応えがあったと思われます。
この長浜城一帯の豊公園は財団法人・日本さくらの会の“さくら名所百選”に選定されている桜の名所なのです。

今ある天守閣石垣の下に昔の長浜城本丸址がありました。
現在は石碑と立派な松の木が植えられていました。
 
早朝の長浜城には人影がありません。
落ち着いてノンビリと散歩しながら見物出来ました。

良く整備された豊公園に建つ長浜城天守閣に到着。

朝の曇り空にそびえる長浜城。きりっとした青空だったらと嘆きつつ・・・。

秀吉が立派な長浜城を築きましたが、江戸時代初期(1615年)に廃城となり構築物の大半が近くの彦根城築城に使用されたそうです。

長浜城天守閣の拝観時間は9時からで、天守に登っての眺望は楽しめませんでした。

まだ遅咲きの枝垂桜が一つだけ・・・。桜はやはり咲いてこそナンボ・・ですね。

朝の散歩を兼ねた長浜城見物を終えて、バスツアーは”長浜曳山祭り”見物へ・・・。

次回は長浜曳山祭りです。

2009 04 29(水)  前橋市  最高気温22℃

おまけコーナー。

夜の建物に見事なアニメーション。
Videoprojection Showreel 2009 EASYWEB


第420回 滋賀県彦根市 彦根城 夜桜。

2009-04-23 23:23:23 | 旅行
2009 04 14(火)

前回掲載した根尾谷の淡墨桜見物の後、ツアーバスは一路滋賀県の長浜市へ・・・。

長浜ロイヤルホテルで休憩と早めの夕食を頂いた後、バスで20分ほどの近くにある名城・彦根城夜桜見物に出発。

彦根城外堀近くのP場から徒歩で小雨降る中を城へ・・・。
 
水溜りを気を付けながら歩く道には薄っすらと桜の花弁が敷き詰められて・・・。
大半の桜樹は半分ほど落花していましたっが、所々に満開の枝垂桜も見られ夜桜風情を楽しめます。

歩を進めて行くと歴代の藩主・井伊家の居城だった国宝・彦根城の隅櫓などが夜空にクッキリと浮かび上がってきます。
 
お堀沿いの木々は新緑の装い。ライトアップされた白壁城郭は幻想的な趣です。

彦根城表門橋の袂にある桜木は古木ながらしっかりと花を着けています。

小雨のなか夜桜を見物する人も少なく、落ち着いた夜の花見となりました。

城の石垣には赤色の強い鮮やかな桜花が見られました。
 
石垣組石の上も桜花弁が雨で散り、そこはかとなく風情が感じられます。

表門から入った城内にも見事な桜樹が沢山あります。

彦根城は桜百選に選ばれた桜名所と云われるだけの事はあります。

古城の石垣との古木の織り成す景色は日本の元風景でしょうか!?


外堀のライトアップされた白壁と雨に濡れたは美しい。


外堀からの夜桜景色。遠くに彦根城天守閣が漆黒の夜空に浮び上がって・・・。

思わず「春高楼の花の宴~ めぐる杯陰落ちて~~」 と荒城の月の一節を口ずさんでしまいそうな素晴らしい彦根城夜景です。

外堀沿いのお土産屋さんが観光客の呼び込みに彦根アイドルキャラクターの“ヒコニャン”を店頭に飾ってくれました。

ヒコニャン”は御当地キャラクターでは日本一の人気者!
夜桜見物の観光客が我先にヒコニャンと記念撮影をしてお店は商売繁盛です。


2009 04 23(木)  前橋市風強し。  最高気温18℃

草なぎ 剛 逮捕についての正論。 ⇒ ここクリック。

おまけコーナー。

動作が遅い代名詞みたいな亀の衝撃動画。
Turtle Eating Pigeon!!!

第419回 日本三大桜 根尾谷の淡墨桜。

2009-04-21 18:47:45 | 旅行

2009 04 14(火)

日本三大桜の一つ、岐阜県根尾谷の淡墨桜”(薄墨桜)を見に行くバスツアーに参加。
淡墨桜彦根城夜桜ライトアップ、それに翌日の「長浜曳山祭り」を見物して、二人一部屋で一泊三食付き22900円とタビックス格安バスツアー。

出発日は期待を裏切り、朝から曇天模様。
天気予報では昼頃から翌朝にかけて雨降りとか・・・。
雨に煙る淡墨桜も風情があります」などと、添乗員に慰められて朝6時に前橋駅前からほぼ満員のツアー客を乗せて出発!

上信越道・長野自動車道を経由して諏訪岡谷から中央高速道へ・・・。
長野県更埴市近郊ではの満開の杏花が車窓から色鮮やかに眼に飛び込んできます。
目的の淡墨桜もこれくらいに咲いていればいいな~って思いながら・・・。
 
時間に一回程の休憩を取りながら、ツアーバスは午後2時に岐阜県本巣市根尾地区に到着。
広いバス駐車場に停車しているのは台の観光バスのみで寂しい限り。

小雨降る中を気を取り直して、お土産屋の立ち並ぶ坂道を上ります。
駐車場から分歩いて待望の淡墨桜がある淡墨公園に到着。
数ある木々の間にはピンク色した桜もあり、一見華やかな装いです。

目的の淡墨桜は何処っ・・・??
咲いている桜樹ではなくて、人々が薄緑色をした葉桜の下に集まっていました。
もしや・・・雨傘さした皆さんが見ているのが楽しみにしていた淡墨桜!?

立派な葉桜です!! 日本三大桜つ。 これが根尾谷の淡墨桜!!

すっかり桜の花は落ちてしまい、新緑になった桜樹が雨に打たれて立っていました。
花を着けた淡墨桜が見たかったのに・・・。
でも、ツアーガイドの説明ではないけれど、小雨に煙る葉桜淡墨桜も一興と思い直して見物しました。

今年は咲くのも散るのも早くて、桜花は3~4日前までに全部落花したそうです。
淡墨桜は樹齢1550年と云われ、高さ17m 幹周り9mで大正11年に国の天然記念物に指定された桜の古木です。
 
何度かの危機を乗り切って今も命脈を保っている巨木。
1550年の風雪に耐えてきた風格が木の幹に現れたいました。
圧倒されるような風貌の桜樹の幹と樹皮・・・。

日本三大桜の一つですが、枝垂桜の福島県三春の瀧桜より、山梨県山高の神代桜に似通っています。同じヒガンザクラ系なのでしょう。

葉の茂った淡墨桜の少し上に観音堂がありましたので、ついで参りにお堂へ・・・。
 
観音堂に祭られていたのは通称“桜観音”。 
観音像の下に置かれた木札には「本尊・聖観世音菩薩」と墨痕鮮やかに書かれていました。

広い淡墨公園の中央に一人立つのが淡墨桜。柵で囲われて根元には入れません。

伝説では、皇位継承争いに敗れ都を追われてこの地に隠れ住んだ皇子が、都からの招きで戻る時に淡墨桜を植え、都に戻った皇子は継体天皇になった由。
「身の代と遺す桜は薄住よ 千代に其の名を 栄盛へ止むる」と詠み、この桜木を植えて根尾谷との別れを惜しんだそうです。

淡墨公園の片隅にある“さくら資料館”を見物(300円)。
入館すると正面に大きな淡墨桜のレプリカが・・・。

風雨に曝され枯れそうになった淡墨桜を懸命に手当てする医師と村人たち。
 
岐阜市の医師・前田利行翁と村民達が辛うじて命脈を保っている老根に若い桜木の根を移植して淡墨桜の活性化を図り、苦心のうえ再生に成功します。(接根と云うのでしょうか?)

淡墨桜復活に文学を通じて貢献した宇野千代女史の像もありました。
「薄墨の桜」や「薄墨桜」などの作品で淡墨桜の美しさや保護保存を訴えました。
 
さくら資料館の片隅にはこの地方で産出する珍しい菊花石も展示されています。
写真の菊花石は天覧の「紅白御所錦」。 左右に紅白の菊花を散りばめた素晴らしい菊花石の名品でした。(この地で産出する菊花石は国の特別天然記念物に指定されています。)

さくら資料館に作られた淡墨桜は超満開!

こんな満開の淡墨桜が見たかったのに~~。

ネットで探した拾いものの満開の淡墨桜をご堪能下さい。

雨がそぼ降る葉桜淡墨桜もいいけれ・・やっぱり咲いた桜が一番キレイ!!

雨の歩道一面にピンク色に咲いた桜花が美しく・・・。 あ~悔しい!!

来年は日時が決まっているバスツアーでなく、咲いた日に車を飛ばして見にきますね・・・。

2009 04 21(火)  前橋市  最高気温17℃

おまけコーナー。

海外美人スター一覧動画 ⇒ ここクリック。


第418回 前橋市 桜名所 珊瑚寺。

2009-04-17 18:17:00 | 旅行

2009 04 11(土)

桜の名所を訪ねて群馬県勢多郡富士見村石井にある珊瑚寺へ・・・。

前橋市から珊瑚寺までは上り坂一方の赤城県道を走ります。
赤城山中腹の種畜場・馬事公園の交差点を左折し、右手に赤城山の鍋割岳を見ながら約Kmで珊瑚寺に到着。

珊瑚寺の広いP場は既に満車状態。出る車を待ってなんとか無事にパーキング。

駐車場から見上げると珊瑚寺全体がに包まれていました。

右の心字池の緋鯉を見ながら、今が満開の桜トンネル下の参道を歩いて山門へ・・・。

勢いの良い桜花に埋め尽くされた珊瑚寺の山門。

まるで、淡いの香が漂っている様な雰囲気です。

山門下の日陰でも春の草花が今を盛りにと咲いて・・・。
 
五弁の花を咲かせているのは桜草でしょうか?

天台宗 石井山 三光院」 「上州七福神 恵比寿尊天 珊瑚寺」と書かれた山門から見る珊瑚寺本堂。本堂の後ろには光背みたいに桜が・・・。
 
山門脇の仁王尊石像もの色香で今日は優しいお顔で参詣者をお出迎えです。

珊瑚寺境内一面が桜の花!!

鐘楼は良く似合います。 見物客からは感嘆の溜息があがっていました。

標高400m程の珊瑚寺の今年のは、平年より約一週間ほど早く満開となりました。
近くにある桜の名所・赤城千本桜も満開との事ですが、この珊瑚寺は千本桜に勝るとも劣らない隠れたの名所です。

珊瑚寺本堂横の御神木の大杉も満開のに霞んで見えるようでした。

見応え満点の珊瑚寺の桜を皆様にもお勧め致します。

次回は日本三大桜の一つ、岐阜県根尾谷の淡墨桜

古刹・珊瑚寺については ⇒ ここクリック。

2009 04 17(金)  前橋市  最高気温13℃

おまけコーナー。

家電の修理は・・・。
How to fix a broken plasma screen.


第417回 群馬県大泉町古海 高徳寺と長良神社の桜。

2009-04-13 18:37:37 | 旅行

2009 04 05(日)

400年余の樹齢を誇る長柄神社エドヒガンザクラを観賞した後、ブラジル人が人口の18%程住んでいる大泉町へ・・・

長柄神社から2キロ隔てた場所に枝垂桜で有名な高徳寺(こうとくじ)がありました。
医王山延命院高徳寺って長生き出来そうな縁起の良い名前を付けた寺ですね。

昔し青森の五能線に乗って辺鄙な艫作(へなし)駅から訪ねた海辺の温泉を思い出しました・・・黄金崎不老不死温泉”って。 
良いネーミングで成功した見本みたいな温泉でした。
 
山門を兼ねた医王門の脇に立つお地蔵様は延命地蔵かポックリ地蔵様か?

高徳寺の枝垂桜がお地蔵様越しに見えてきました。

最近の暑さで枝垂桜の花も散り始め、桜花の終盤を迎えている感があります。

高徳寺の本堂を見学。 高徳寺は鎌倉末期から南北朝時代に活躍した児島高徳が開基して晩年を過ごしたと伝えられている寺です。 
伽藍は1380年(天授6年)に建立されましたが、いく度かの火災で焼失。 
現在の本堂は最近建てられました。
 
高徳寺本堂の内陣を拝観です。 金箔張りの見事な獅子頭が座布団に鎮座。
新しいって事はキレイって事です。全て金ピカに光って見えます。
 
金色に輝く多宝塔に隠れるようにして安置されているのが、本尊仏(陣中守護神の摩担利尊像)か??
児島高徳が納めた像にしては新し過ぎますが・・・。
 
真言宗の開祖・弘法大師空海様も花見酒でお顔がピンク色・・・。

火災で消失する前の本堂に掛けられていた欄間彫刻を見る事ができました。
彩色は剥げかかっていますが、龍など見事な彫り物が沢山あります。



中国故事に由来する物語の芸術彫刻ですね。

高徳寺の参道脇に立つ石碑なども興味深い歴史あるものです。
 
上左は松尾芭蕉に俳句碑で「目にかかる 時や殊更 五月富士」「川上と この川下や 月の友」と薄く刻まれています。
右の本の腕を付けた石像はたぶん荒々しい阿修羅像と思います。

高徳寺に並んで左隣に建っているのは“長良大明神”。


この長良神社は「贈正一位 太政大臣 長良大明神」を贈られていますから小さくても格式高い神社と思われます。(社殿内の額)


狭い境内に沢山の石碑が林立する由緒ある長良神社です。
 
長良神社の横に小さなお社。 社殿には「摩恒列尊」と書かれた幕が掛けられていました。
村人たちが休憩していましたので、聞くと朝から開催した“児島高徳公祭り”の打ち上げをしていたそうです。
もう少し早く来ていたら児島高徳公祭が見物出来たのに・・・残念!


高徳寺から南に200m程の場所にある高徳寺墓地内児島高徳公の墓があります。

正面の古い石塔が児島高徳公の墓。 高い石塔は昭和53年建立の新しい塔墓(児島高徳公史跡保存会・三保ヶ関国秋)


南北朝時代で活躍した年代を感じさせる石墓が児島高徳公の墓
焼香台に刻まれた「贈 北の湖敏満 増位山太志郎」、塔墓の三保ヶ関国秋とか児島高徳公は相撲界と関係があるのでしょうか・・・。
  
新しい塔墓の文字は内閣総理大臣 福田赳夫の書「南朝之忠臣 児島高徳公之墓」。

(児島高徳公の墓画像は2017年平29年1月1日午後4時に撮影)

2009 04 13(月)  前橋市  最高気温26℃

おまけコーナー。

コンビニで買い物している間に車が消えた!? ⇒ ここクリック。


第416回 群馬県邑楽町 長柄神社の桜

2009-04-10 20:17:30 | 旅行

2009 04 05(日)

の花を求めて西上州へ・・・。
前橋市から車を飛ばして約1時間30分。
目的地は群馬県邑楽町篠塚2905-1にある長柄神社
長柄神社(ながえじんじゃ)の境内には有名なエドヒガンザクラがあると言う。


無料場も用意され親切な神社です。
石の鳥居周辺のは7~8分咲きって感じ。

古い石鳥居から長柄神社拝殿までは敷石が真直ぐに敷き詰められ、その左右は木が植えられていました。
 
左右から張り出した桜の枝を仰ぎ見ながら長柄神社へ・・・。

長柄神社の拝殿にはこの地区の関係者たちが三々五々集まり、桜祭り祈祷の儀式を行うそうです。
 
社殿の内部では巫女様が木扇を巧みに操って神聖な舞を神様に奉納。

長柄神社の拝殿と本殿を見学しました。
社殿を飾る彫刻が実に見事です。 
柱には獅子と象。 注連縄の上には玉と遊ぶ龍が彫り込まれています。
 
拝殿の格天井にも彩色画が丁寧に描かれています。

拝殿裏の本殿の彫刻には少なからず驚きました。
欅の一枚板に克明に彫られた彫刻は見る人を圧倒します。。
 
透かし彫りの極致と云える素晴らしい彫り物です。
こんな片田舎の田んぼ中の神社にと云っては失礼ですが、驚きの芸術彫刻!!

本殿の床土台から軒先まで全て華麗な透かし彫りで埋め尽くされていました。
一度は見る価値のある本殿彫刻と思います。 さぞ、名のある名工が彫ったものでしょう・・・。

しばらく社殿などを見物して見ました。
  
面白い絵馬発見! 五角絵馬がありました。 五角は合格に通じるとか・・・。

長柄神社の境内は桜木に囲まれ、春うららの雰囲気に満ち溢れています。


下が長柄神社の境内にある有名な桜木です。

樹齢約400年余といわれるエドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)の古木
 
長い年月を経た二股の幹には独特の風格が感じられます。

樹齢400年の古木の割には桜花が生き生きと鮮やかに・・・。
 
濃いピンク色のはこれから咲き誇る準備でしょうか?

名物のエドヒガンザクラは長柄神社境内の東南角に植えられていますので、枝や幹が黒くなり逆光気味の写真になってしまいました。

あと2~3日で満開になるそうですが、その時の素晴らしさが目に浮かぶようです。
樹齢約400年余のエドヒガンザクラと社殿の彫刻は一見の価値が充分にあります。
皆様も一度は桜見物がてらに西群馬の長柄神社へ行かれては如何でしょうか・・・。

2009 04 10(金)  前橋市  最高気温27℃ 暑い・・まるで初夏です。


中国長征ロケット打ち上げの黒い歴史


長征火箭爆炸 !征火箭爆炸


第415回 群馬県伊勢崎市 権現山の桜。

2009-04-07 18:54:50 | 旅行

2009 04 04(土)

伊勢崎市郊外に昨年暮れOPENした巨大ショッピングモールへ買い物に行った帰路、その近くにある有名な権現山古墳桜花の観賞に・・・。

伊勢崎市と桐生市を結ぶ県道68号線の豊城町交差点を折れた場所に権現山古墳があります。
古墳の上り口の正面にあるラブホテルの脇に無料場があるので桜見物には便利です。
 
権現山中腹にある神社への参道を進むと赤い鳥居
鳥居越しの大きなの木が薄墨色に・・・。

鳥居から階段を上りながら、花曇りの空の下を見物しました。
先週は花冷えの寒い日が続いたので桜は5分咲きほど・・・。
 
神社脇の広場にある数本の桜木は日当たりが良いのか、ほぼ満開状態。
見応え充分でしばらく桜を堪能してから傍に建つ神社の参拝へ・・・。

広大な権現山古墳中腹を削って建てられているのは“蓮神社”。
崇神天皇の皇子である「豊城入彦命」を奉り、鎌倉時代の元亨元年(1321年)に建てられた由緒ある古社なのです。(平成10年改築)
 
社殿前に置かれた草花にも春の息吹が・・・。

蓮神社の参拝を済ませ、権現山古墳の木々の間を更に上へ上ります。



権現山古墳の頂上部へ到着。 海抜91mの標識もあります。
頂上部には「八寸権現山の宝塔」なる古びた大石塔が安置されています。

この宝塔の高さは222cm。 赤城山から流れ下る粕川流域に多く分布する赤城塔と呼ばれる形式の石塔で、14世紀の南北朝時代に造立された古い石塔です。
 
古墳の頂上なのに黄色く咲いているのは水仙の花でしょうか?

権現山古墳の北斜面(裏側)のを訪ねてみました。

北面なので桜花は4~5分咲きで、あと一週間すれば満開と思われます。
でも、せっかくですからノンビリと開花したての桜花を眺めて春を満喫です。
 
権現山の桜の木々の下は直ぐには人家が迫り、伊勢崎市の環境の良い住宅地になっていました。

権現山の裏鳥居は大きく、正面と見間違えるようです。
 
権現山で少し早めの見物を済ませ、春を告げる草花が咲き乱れる丘陵道を散歩しました。
 
紫色が鮮やかな「ムラサキハナナ」。 別名は大根花と云うそうです。
色合いが愛らしい可憐な草花です。

権現山古墳は「八寸権現山」と呼ばれ、高さ約20m直系200m円丘古墳
中腹部から裾部にかけて直径20m小円墳が30基築かれて権現山古墳群を形成していたそうです。
古墳の築造は6世紀頃で、相沢忠洋氏により丘陵部の崖面から約万年前の石器が発見され、権現山石器文化と名付けられた文化地層が確認されたとの事です。

伊勢崎市で古墳を見物して楽しんだ一日となりました。

2009 04 07(火)  前橋市  最高気温23℃

おまけコーナー。

衝撃のアクシデント映像 ⇒ ここクリック。


第414回 新潟県長岡市栃尾 栃尾名物 目黒家 佐藤家。

2009-04-03 18:31:30 | 旅行

2009 03 08(日)

長岡市栃尾の七曲り山にある見事な彫刻で彩られた秋葉神社を見学してから帰路に着きました。

栃尾市街地からの国道290号線沿いにある賑やかな道の駅とちおに立ち寄って腹ごしらえです。

道の駅“とちお”の駐車場の雪の中に大きな火炎土器のレプリカが・・・。
たしか国宝の火炎土器は十日町市の博物館でお目に掛かった事がありましたが、栃尾でも同じ様な火炎土器が出土したのでしょうか?
 
道の駅の売店を覗くとチンポコ形の徳利が・・・。
先ほど見てきた奇祭・ほだれ祭りの清酒を販売しているのです。
ご覧のように男根形の御神酒ほだれ酒
男が呑むと悪酔いしそうな容器ですが、ほだれ祭りの雰囲気があって面白いです。

売店のお姉さんに名産品を聞くと即座に「油揚げです。」と云われました。
なるほど、冷蔵ケースの中にはパックされた油揚げが山積みです。
普通の油揚げの枚分厚く、厚揚げ風な感じで5枚入りで250円。
お土産としてワンパック購入。
 
道の駅の奥まったレストランで栃尾名物“油揚げ”を使ったそばなど注文しました。
油揚げそばが500円。 丼の中には三角に切った厚揚げ風な栃尾油揚げが2枚入っていました。(写真は一枚食べた後です。)

栃尾の油揚げの食感はやはり厚揚げと油揚げの中間って感じで、蕎麦の出汁がほど良く浸み込んで本当に美味しかったです。

道の駅“とちお”の建物の外でも油揚げの揚げたてを食べさせる簡易店舗が設置されていました。
地元の人達が気軽に食べているので揚げたての栃尾油揚げを食べてみることに・・・。
 
スチロールトレイに揚げたて熱々の油揚げ、上から醤油七味唐辛子をかけてそのまま頂くのが流儀とか。
ピッリと刺激的ななかにも素朴な油揚げの味がして大変美味しかったです。
この油揚げの上に鰹の削り節をかけると更に美味とか・・・。

学校帰りの生徒たちがファーストフード気分で油揚げオヤツ代わりに食べていたのには驚きました。
栃尾ではマックもケンタッキーも油揚げに負けたとか・・・。

同じ様な名物油揚げが宮城県作並温泉近くにある定義如来で有名な名刹・極楽山西方寺の門前町で売っていますが、この栃尾油揚げの方が厚みがあって味わい深い趣がありました。

道の駅とちおで油揚げの昼食の後、国道290号線から国道252号線に入り帰路をひた走り・・・。

しだいに山道に入り、破間川(あぶるま川)沿いの両岸にはまだ冬の雪がたっぷりと残っていました。

途中のJR只見線須原駅近くに国の重要文化財に指定されている立派な農家があるというので、折角ですから立ち寄ってみました。

夕方のの中にぽつんと大きな農家が・・・これが魚沼市須原にある国指定重文の目黒家住宅
重厚な萱葺き屋根が特徴の越後山間地仕様の建物です。

素朴な佇まいですが、堅牢な造りが良く見て取れます。
中門の上に設えられた千鳥破風が見る人に強烈な印象を与えます。
母屋の前に綺麗な和風庭園があるそうですが、残念ながら雪に隠れて見ることが出来ませんでした。

まだ冬期なので入り口に鍵が掛かり、目黒邸の内部を見学することは出来ません。

目黒邸の周囲をぐるっと廻りながら見学。
裏側のは凍てついたまま・・・冬の寒さが偲ばれます。

現在の目黒家住宅は江戸期の寛政年(1797年)に建てられたそうです。
大庄屋としてこの地方を治めた豪農だったとか・・・。
内部に入れないので詳しいことは判りませんが、外部から見ても素晴らしい建築物で、昭和49年に国の重要文化財に指定されました。

須原駅近くに建つ重文の目黒家住宅を見学し、傍にあった観光案内板を見ていると、この近くに更に別の重要文化財住宅があるという。

次いでですから案内板の地図に従いながら車を駆って山の奥へ・・・。
鳥屋ヶ峰岳が背後に控える斜面に目指す重文の建物がありました。

こちらの建物が魚沼市大倉に建つ佐藤家住宅
家の前に掘られた池は消雪池と呼ばれ、食用鯉の泳ぐ豪雪地帯特有な池です。

目黒家住宅と同様に国の重要文化財(昭52年)に指定されていました。
住宅規模は目黒家より一回り小振りですが、特徴的な千鳥破風を備えた雪深い山間奥地の堅牢な家屋です。

特徴ある萱葺き屋根を見ながら雪解けでぬかるんだ通路を通って中門(入り口)へ・・・。

中門を入った左手には馬屋があり、岩手地方の曲り屋を連想させます。
中門の暗い正面に引き戸あり、手を掛けて引くと運良く戸が開き内部を見学することができました。
全ての戸が閉められた真っ暗な佐藤家の中をフラッシュ撮影です。

板の間(茶の間)中央に四角い囲炉裏が切られ、土壁には農具や生活道具などの民具がさりげ無く展示されています。
 
囲炉裏より一段低い場所がにわと呼ばれる土間。カマドなどもありますが、夜間や冬場はここで仕事を行った作業場です。

佐藤家住宅は江戸時代中期(元文年・1738年)に建てられた越後豪雪地帯特有な農家家屋です。
太いが厚い萱葺き屋根を支え、積雪からの重さを耐える構造になり、佐藤家はこの地の庄屋役を担っていたそうです。

ほだれ祭り秋葉神社など長岡市栃尾の山間地を訪ね回った楽しい初春の一日となりました。
2009 04 03(金)  前橋市  最高気温18℃

おまけコーナー。

可愛いすぎると評判の藤川優里議員が世界美人議員コンテストで2位。

皆様も応援の投票をお願いします。 ⇒ ここクリックして投票を。


 樋口了一  「手紙」~親愛なる子供たちへ~