ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第770回 北本自然観察公園 野鳥観察 バードカービング。

2013-03-29 12:00:00 | 旅行

2013 03 23(土)


前回掲載のエドヒガンザクラ見物の後、「北本自然観察公園」内を花曇の下のんびりと散策。
園内の所々に春の息吹きを感じさせる草花が咲き、遊歩道を散歩する人や池の畔でで野鳥観察の人達の姿も心なしか暖かそうです。
 

バードウォッチングする人の目先を辿って写した野鳥たち、コンパクトデジカメでも綺麗に撮れるものです。
  

広大な敷地の北本自然観察公園。「高尾の池」の対岸に建つのはビジターセンターの「埼玉県自然学習センター」の建物。
学習センターの二階は「観察ロビー」になっており、四季を通じて草木や野鳥など肉眼でも望遠鏡でも観察できます。


埼玉県自然学習センター」へ入館。 館内の目玉展示物は体全体がピンク色の蛇
種類はシマヘビ、雌で体長は78.1cm 体重52g ピンク色から名前は“モモちゃん”。
通常は茶色のシマヘビの皮膚色素が抜けた状態(白化)で、血液が透けてピンク色に見えるそうで、ここまで美しくピンク色になったヘビは非常に貴重なのだそうです。
 
気色悪さが全く感じられない愛らしく美しいヘビ、実物をご覧になると運気隆盛になるピンクももちゃんをお奨めします。

館内には様々な展示会か開催されていました。
こちらは“バードカービング”の展示室。 精細に彫り込まれ、鮮やかな彩色の木彫り鳥が眼を引きます。
野外のバードウォッチングも結構ですが、本物そっくり今にも飛び立ちそうなバードカービングには心魅せられるものがあります。
  
                                       アカゲラ(キツツキ科)           コノハズク(フクロウ科)

カワセミ            カワセミ                                スズメ
  
最近見かけなくなった多くの鳥たちの数々も精巧な木彫りで再現、以前は何処にでも居たスズメは今や絶滅寸前なのか・・・?

   細かな羽毛まで再現されたヤマセミ。        沢山の野鳥たちのバードケイビング。
 
         ヤマセミ                     

未来に残したい生きもの展」では日本に生息し、現在は生存が確認できない絶滅危惧種の動物たちの剥製標本を展示。
 
オオタカ・エゾオオカミ・ニホンカワウソなどなど・・・絶滅したと思われる哀れな動生物たち。
野ネズミを捕食しようと飛び掛るツシマヤマネコも今は絶滅か・・・? 綺麗な蝶たちも乱開発で姿を消し・・・。
 
人間の身勝手な行動が自然の生態系を次々に破壊してゆくのです・・・。

絶滅危惧種情報。
http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html

北本自然観察公園。
http://www.saitama-shizen.info/

館内にはこの他にも、日本固有守を蹴散らし繁殖力旺盛な“外来生物”展示コーナーなど勉強になる企画が盛り沢山、
ピクニック気分で武蔵野の大自然を満喫できる「北本自然観察公園」をぜひお奨め致します。



2013 03 29(金)記。        前橋市 花曇り        最高気温 22.2℃      最低気温 12.4℃


おまけコーナー。

犬を誘導する賢いネコ。
Cat taking the dog home



じゃれる犬にネコが「待て」。
No Means No


最近 女子高生で流行っている事・・・。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1303/27/news129.html


第769回 北本自然観察公園 エドヒガンザクラ。

2013-03-26 12:00:00 | 旅行

2013 03 23(土)


冬寒かった今年のの開花は例年に無く早く、通常の年より7日~10日以上も早く咲き始めました。
WEB上で満開になっている桜樹を探し、見つけたのは埼玉県の北本市の桜
探し訪ねた場所は武蔵野の自然を大切に継承する「北本自然観察公園」(北本市荒井5-200 入場無料)。
 
入口の「ふれあい橋」を渡り、左手に見える湿原地帯に敷設された木道を尾瀬を楽しむ気分でのんびりと4~5分歩きます。

花曇りの空の下、前方に見えてきたのが目指す目的の天然記念物の桜樹の大木。


傍に近寄るとその大きさに驚きます! 樹高は20m以上で桜花は8分咲き。
品種は「エドヒガンザクラ」で樹齢は約250年。 根回り3mの巨木にしばしうっとりと見とれます。


一本だけ咲くエドヒガンザクラを見物しながら公園内の遊歩道を散策。


武蔵野の春の息吹きを感じさせる長閑なひと時、遊歩道を行き交う人の表情も穏やか・・・。
所々に黄色のレンギョウの花が満開状態、園内のソメイヨシノの桜は2~3分咲き。
 

他より一歩早く咲く「北本自然観察公園」のエドヒガンザクラ、桜愛好家には堪えられない銘木です。
 

北本市には日本五大桜で有名な「石戸蒲桜」もあります。
http://blog.goo.ne.jp/ttmida/e/368ed04e95a1c7807bfd88d37296b3b1


2013 03 26(火)記。      前橋市 薄       最高気温 12.0℃    最低気温 2.3℃


おまけコーナー。

不思議なデザインの家。

http://blog.nakatanigo.net/archives/50751728.html

神秘的な美しさ! 凍結したバイカル湖。

http://blog.nakatanigo.net/archives/50751741.html


第768回 筑波山 下 女体山。

2013-03-20 12:00:00 | 旅行

2013 02 10(日)


女体山駅からロープウェイで下山する人達の行列を横目に、坂道を登って筑波山の女体山山頂(877m)を目指します。
 
山頂と思しき上方に木立の隙間から御社らしき建物が・・・。

女体山駅から4分程で山頂直下の尾根道に到着。この地点は北西向きで雪が凍結、運動靴の筆者は恐る恐る凍った斜面を登ります。


道筋が凍結していなければ1分も掛からないのでしょうが、滑りながら山頂に鎮座する「筑波山神社女体山本殿」まで約3分の行程。
  
神社から更に先の山頂岩場には沢山の登山者が山頂からの景色を眺めていました。

女体山山頂の三角点(標高877m)と「日本百名山 筑波山 標高八七七m」石柱。 近くには黒御影石製の「方位盤」。
  

三角点より2m程高い岩場が真の頂上、その先は垂直な絶壁です。


山頂からは360度展望できる大パノラマ! 午後3時23分なので遠くは霞みぼやけてしまいました。


女体山山頂から見た男体山(標高871m)、男体山直下の鞍部は「御幸ヶ原」。筑波山ケーブルカーの筑波山頂駅と円形建物の「コマ展望台」、屋上と周囲に人影も・・・。
 
尾根道が凍結してなければ、男体山山頂から女体山頂上まで徒歩で約30分の手軽な距離、雪と氷の道は運動靴では無理と断念します。

岩場山頂の真下に筑波山ロープウェイ女体山駅と展望テラスが見えます。
突き出た岩上で元気な女性が晴れやかなポーズ、彼氏は後ろから恐々と撮影、最近の日本を象徴するワンショットです。
 

遥か下方をつつじヶ丘駅に下るロープウェイ。


霞ヶ浦・鹿島灘方向を展望。 太平洋が微かに肉眼で見える程度でした。


女体山山頂には大きな岩が積み重なる様に・・・筑波の天狗が重ねたとか。 山頂神社からは上り以上に注意深く下ります。
 

行列に並んで乗った下りロープウェイも満員状態。    下車した「つつじェ丘駅」から見上げた女体山の山頂、フル回転のゴンドラがピストン運行で客を運んでいました。
 

ロープウェイ駅のあるつつじェ丘駐車場の付近を散策。 筑波山といえば「ガマの油」、四六のガマ大明神「願いガマ」に帰路安全を祈願です。
 

気軽にハイキング気分が楽しめ眺望絶景な筑波山女体山でした。


2013 03 20(水)記。     前橋市       最高気温        最低気温


おまけコーナー。


空気中の湿気から水を生み出す野外看板。(ペルー)
UTEC - Potable Water Generator


創意工夫。 下画像クリック。

http://www.kotaro269.com/archives/51415406.html

天然彫刻の造形美。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/51520454.html


第767回 筑波山 上 筑波山ロープウェイ。

2013-03-15 12:00:00 | 旅行

2013 02 10(日)


穏やかな好天の日曜日、茨城空港での出迎えついでに、古来から山容の秀麗さで「西の富士 東の筑波」と称され、日本百名山の一つで標高が最も低い“筑波山”へ・・・。
田舎道を飛ばし、九十九折のドライブウェイを走り、「風返し峠」なる山尾根の交差点を通過し“筑波山ロープウェイつつじヶ丘駅”に着いたのは午後の3時少し前。
 
「つつじヶ丘レストハウス」に併設されたロープウェイ駅では女体山駅行きが発車間際。
「急いで御乗車下さい!」と駅員に急かされた割りに、ゴンドラをバックに乗車記念撮影を駅写真屋に強いられたり慌ただしいこと・・・。

日曜日なので臨時便も満員(70名)。 「白い1号機」ゴンドラへ最後に乗車して直ぐに出発、つつじヶ丘駅(標高542m)と周辺施設が次第に遠ざかってゆきます。
 

筑波山ロープウェイは無風で全く揺れず、秒速5mで約6分間の快適空中散歩。 中間地点で下りの「赤い2号機」ゴンドラとすれ違います。
 
前方を見上げると、数名がたたずむ急峻な岩峰、この岩峰が筑波山最高地点の女体山の頂上(標高877m)。

温暖な気候で春霞でぼやけた景色を眺めながら全長1296m 標高差298mの筑波山ロープウェイの女体山駅(標高840m)に到着。
 
このロープウェイは昭和40年の開業ですから半世紀近く頑張っているのです。

女体山駅からの展望。 駅テラスの中央に突き出た大岩には残雪が・・・「夜の筑波山空中散歩」の宣伝幕が興をそぎます。


筑波山は二つの山頂がある双耳峰。 遥か左方向には片耳にあたる男体山(標高871m)。

ロープウェイを利用してファミリーで気軽に来られる筑波山、ランチボックスを広げて楽しいひと時。

凍て付いた男体山頂上には電波塔や神社らしき建物。  女体山駅からは乗って来たゴンドラが下って行き、この日は10分間隔のフル回転です。
 

筑波山ロープウェイ女体山駅からの展望(霞ヶ浦・鹿島灘方面)。 
東京・南関東方面は春霞でボヤケ視界不良、午前中なら最高の眺望が楽しめた事でしょう。


筑波山の動画集をお楽しみ下さい。
http://www.mt-tsukuba.com/?page_id=63


次回は筑波山山頂。


2013 03 15(金)記。     前橋市      最高気温 13.8℃     最低気温 0.8℃


おまけコーナー。

フラワーカーペットフェスタ。(ベルギー、ブリュッセル)
Flower Carpet 2004


第766回 茨城空港。

2013-03-12 12:00:00 | 旅行

年末・年始のこと。

出迎えのため、赤字ローカル空港として有名になった“茨城空港”へ行ってみた。
北関東自動車道を突っ走り、茨城の名峰・筑波山を眺めながらの爽快なドライブ。
 
途中、壬生PAに立ち寄るとペルー人がインカの装束でケーナの演奏中、生で聴くケーナは格別です。

前橋市から約2時間弱で茨城空港に到着。
空港ビル前の駐車場はすでに満車! ビル横の空き地が臨時駐車場でそこに車をパーキング。

係員に幾便も無い空港なのに駐車場が満車の訳を訊ねると、空港から東京行きバスが1000円なので航空機では無く、バス利用客の車で満車なのだとか・・・これじゃバスターミナル駅だ。

裸地の臨時P場から空港ビルに向かう間に立派な石碑、「茨城空港開港記念碑」で茨城県政財界の巨人と言われた“幡谷仙三郎翁”の顕彰碑でした。
 
大東亜戦争当時には軍用機「鹿島神宮ハタヤ号」を献納し、お国の為に御奉公した茨城県を代表する立派な財界人とか・・・。

開港記念碑から空港ビルまでの間には自衛隊機が展示され、茨具空港が自衛隊百里基地の一部である事を示しています。
2010年3月11日 滑走路2700m×2本の軍民共用空港として茨城空港は開港。


マッハ2.2の速度を誇った“ファントム機”でしょうか、「RF-4EJ 戦術偵察機」と記されていました。
 

迫力いっぱいの戦闘機は2機間近に展示。       空港ビル入口脇では茨城産農産物や漬物などの露店、ローカル色が漂います。    
  

茨城空港ビルの正面、総二階のターミナルビル。


空港ビル内部、画像は国際便カウンター方面。      茨城県の名所・名物を紹介する大ステンドグラスは綺麗です。
 

空港ホール風景。 大きな「龍」「飛」は正月用の飾り・・・・?


エスカレーターで二階に上がると、そこはレストランとショッピングコーナー。
食事する場所はここの「すぎのや本陣」だけですから、味価格に文句は言えません。
 
韓国便のアシアナ航空は撤退しましたが、韓国土産店「韓国PLAZA」は頑張って営業中です。

二階から送迎デッキへ。 送迎デッキに張られたガラスは正面から左方向は曇りガラスになって全く見えません。
多分左方向に自衛隊百里基地の主要部があるので見えない様に工夫しているのでしょう。


昼前後に国内線のスカイマーク航空と上海からの春秋航空が離発着し茨城空港も送迎で賑わいます。
 

ローカルな茨城空港からは「上海・那覇・神戸・札幌」へほぼ毎日飛んでいます。
なを、航空機利用者は東京までのバス代金は500円と大サービス中。
 
茨城空港で買ったお土産は茨城名物「なっとう味スナック」(うまかっぺ! からしマヨネーズ味 250円)。

成田や羽田より近くて便利、利用客減少で廃港にならないように、茨城空港を沢山利用してね・・・。


2013 03 12(火)記。     前橋市       最高気温 16.3℃    最低気温 -0.6℃

空撮映像でさかのぼる被災地 2年迎える震災の傷跡



おまけコーナー。

世界の改造車のレベルが高い!

http://blog.livedoor.jp/zzcj/archives/51814016.html

給油に来た珍客。(ロシア)
filling trike at a petrol station (заправка мотодельтаплана на АЗС)

 

機内から撮ったセスナ機の着陸失敗。
Utah Plane Crash Captured on Cell Phone by Passenger -ORIGINAL FOOTAGE-


第765回 古墳発掘。 群馬県埋蔵文化財調査センター。

2013-03-08 12:00:00 | 旅行

2013 03 03(日)

前回掲載の“甲を着た古墳人”を見学した後、「群馬県埋蔵文化財調査センター」の「発掘情報館」に入館しさらに古墳時代の遺物を見学。
 

結構広い展示室には群馬県内で発掘された古墳期の品々が・・・。 入口片隅に春を感じさせる男女埴輪のお雛様。
 

人物土偶や石器・銅鏡など興味を引く展示物。
 

竹筒形の棺桶(割竹形木棺)の埋葬姿レプリカは珍しい。 古代人が使用した石斧石器類と狩猟姿の古代人。
    

高床式住居でしょうか・・・石斧や石ナイフと縄で造られたようです。  夥しいほどの土器類も展示。
 

古墳時代の円墳模型。上部と下部周辺に埴輪が並べられ葬られた人物の権力の大きさを誇示します。(神保下條2号墳墓)


昔は沢山のが群馬県に放牧されていたのでしょう・・・。


顔と体に赤色顔料が残るユニークな「盾持ち人埴輪」や火炎土器のような火を焚いた痕跡が残る高足土器。
  

渡り廊下を経て別棟でも古墳時代展示物を見学できます。


埴輪などの蒐集物は一見の価値があります。      火を焚き明かりを灯した土器(御明かし・有力者の家に吊り下げられたそうです)。
 

石斧・石小刀など。          アクセサリー類。           銅鉄の鏃(やじり)などの武器類。
  

何時までも見飽きない古墳時代の展示物、古代ロマンに浸りながら時を忘れます・・・。



収蔵倉庫には超沢山の土器類、年代別に整理され。   土器の繋ぎ合わせの修復技術も秀でています。
 

この人物埴輪は何処で見たような・・・・「ハイル ヒトラー」のポーズ、ヒトラーはこれを見て真似たのに違いありません。
 
群馬県ですから馬埴輪も随所に見られます。

群馬県埋蔵文化財調査センター付近から展望した榛名山、裾野には古墳時代の遺跡が沢山見られます。
甲を着た古墳人」はこの画像の右隅奥で発掘されました。


急ぎ足での「発掘情報館」を見学でした。
読者の皆様も古代ロマンを求めて古墳出土埴輪など見物されては如何でしょうか・・・・。


2013 03 08(金)記。    前橋市        最高気温 21.8℃    最低気温 6.2℃  春ぅ~。


津波被災地復興の比較画像。 下画像クリック。

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52120371.html



おまけコーナー。

救出に向かった消防士に悲劇が・・・。(ロシア)
Fireman knocked down ladder by massive chunk of snow in Russia



目撃してしまった貴方はどうする?「エレベーター殺人実験」。
Elevator Murder Experiment



萌えキャラパッケージ食品で売り上げUP.

http://news.livedoor.com/article/detail/7474554/


北朝鮮公式ヘアースタイル。
http://youpouch.com/2013/03/07/109948/


第764回 古墳人 金井東裏遺跡 群馬県埋蔵文化財調査センター。

2013-03-04 22:00:00 | 旅行

2013 03 03(日)


昨年(平24)11月下旬に渋川市の金井東裏遺跡から出土した「(よろい)を着た古墳人」が“群馬県埋蔵文化財調査センター”(渋川市北橘町下箱田784-2)で3日から一般公開されると聞き早速見学に・・・・。

一般公開の期日は3月3日(日)~8日(金)まで、9・10の土日曜日まで公開延長すれば良いのに・・・?
前橋市北東部の総合スポーツセンターから無料シャトルバスが10分間隔で運行。
次から次に見学客が埋蔵文化センターに降り立ち、職員が慌ただしく応対に当たっていました。

大きな埴輪が飾られた正門から入ると、職員が左の建物通路に案内。
ここで「甲を着た古墳人」の詳しい解説を拝聴し、その後で館内へ・・・。
 

説明会場に置かれた金井東裏遺跡のパネル写真を転載いたします。
金井東裏遺跡は渋川市の北西部で、伊香保温泉への道路が近くを通っていますし、日本百名水の一つ「箱島湧水」への途中でもあります。


榛名山裾野にある金井東裏遺跡の発掘現場。


館内の中央に置かれた「甲を着た古墳人」。 金井東裏遺跡から搬出するため発泡ウレタンで固められています。
 
重量は約1800kgとか・・・。

見学者の皆さん説明を聞きながら、胸躍らせて熱心に見学。 このアングルからは足腰の骨が拝見。


甲を着た古墳人」の鉄製鎧(よろい)をまとった全身像。
6世紀初頭、近くの榛名山二ツ岳からの火山灰に埋もれ、前のめりのうつ伏せ状態で発掘されました。
甲を着た古墳人は火砕流から逃げる途中だったのか? 火の山を鎮めるための儀式を執り行っていた最中か?
右が頭部、中央は甲(よろい)部、左は足(脚)部。


うつ伏せの頭部の脇には左手の3本指がはっきりと見え、素晴しい保存状態です。
甲(よろい)は小札(こざね)と呼ばれる長さ5cm幅2cm厚さ1mm程の鉄板を繋いだ小札甲(こざねよろい)。


頭骨が潰れた後頭部と左手。                       右手も見ることが出来ます。
 

甲を着た古墳人」の腰から脚部。二本の大腿骨や下肢骨が鮮明に観察できます。


今回公開された「(よろい)を着た古墳人」は立派な甲を着用している事から6世紀のこの地方の部族首長と思われます。
 

甲を着た古墳人」の甲の復元品。  珪甲(けいこう)を着けた武人像埴輪と類似した装束だったそうです。
  
右画像は同時に出土した鉄剣。
甲を着た古墳人」の金井東裏遺跡の近くに大規模な“金井製鉄遺跡”がありますから、この地方は古くから鉄器が普及していたと考えられています。

甲を着た古墳人の周囲からは沢山の出土品、発泡ウレタンで保護され検査を待つ鉄甲。 鉄鏃(やじり)などの鉄製品。
 

乳幼児の頭骨の一部も近くから発掘されたそうですから、金井東裏遺跡にはまだまだ国宝級のお宝品が沢山埋まっているのでしょう・・・。



国内初、鎧着た人骨出土 渋川・金井東裏遺跡 (上毛新聞ニュース)

 

武具装着の人骨初出土 群馬・金井東裏遺跡 (共同ニュース)



2013 03 04(月)記。        前橋市        最高気温 10.4℃    最低気温 -0.1℃



おまけコーナー。

死ぬまでの老後の10年、健康と病気での差。
Make Health Last. What will your last 10 years look like?