ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第595回 群馬県沼田市 老神温泉"大蛇まつり” 若衆大蛇みこし。

2011-05-27 12:05:06 | 旅行

2011 05 08(日)

老神温泉大蛇まつり”は夕刻から始まる“若衆大蛇みこし”の渡御に先立ち、老神温泉赤城神社で祭り神事が午後6時過ぎに神主の御祓いと太鼓演奏による”太鼓団蛇陣”が厳かに行われました。


老神温泉 大蛇まつり 2011年 3. 赤城神社 神事・太鼓団蛇陣 。



勇ましい太鼓演奏の後、参列者には御神酒が振舞われます。
筆者にも御神酒が回ってきましたが、これからの撮影や帰路を考慮して御遠慮。
 

大蛇神輿は赤城神社から老神温泉街の「源泉かけ流しの宿 金龍園」へ・・・。
老神温泉 大蛇まつり 2011年 4. 大蛇渡御 赤城神社から金龍園。


金龍園」前を元気いっぱいに渡御する若衆大蛇神輿!!


一番初めに渡御した金龍園では日本酒が沢山振舞われ、大蛇みこしを担ぐ若衆たちの一気飲みが始まりました。
 

御神酒が入ってホロ酔い気分で大蛇は次の旅館へ向かいます。


清流・片品川に架かる内楽橋を千鳥足でよろよろと渡って・・・。
 

8っの御風呂が楽しめる“湯元 華亭”でも日本酒の大盤振舞!! 若衆たちは酒豪ぞろいです。
 

老神温泉 大蛇まつり 2011年 5. 大蛇渡御 湯元花亭 ムービー.wmv



大蛇みこしを担いでは酒を飲み、かなり酩酊しながら次のお宿へ・・・。


夜の路上でも誰はばかることなく一気呑み,女性も負けてはいられません。
  

少し離れた静かな場所に建つ「穴原湯 東秀館」に到着、大蛇はフロントになだれ込みます。
 

老神温泉 大蛇まつり 2011年 6. 大蛇渡御 東秀館 ムービー.wmv


次はお隣にある「ぎょうざの満洲 東明館」へ・・・、名前の通り餃子と中華料理が名物の旅館です。


老神温泉 大蛇まつり 2011年 7. 大蛇渡御  東明館  ムービー.wmv


再び内楽橋を戻って老神温泉街を若衆が担ぐ大蛇みこしは左右に蛇行しながら練り歩きます。


温泉かけ流し「くつろぎの宿 上田旅館」に到着、前庭でトグロを巻いて酒盛り開始です。


黒スーツ姿の星野沼田市長も大杯の濁り酒を飲干し・・・、若い女性も、宿泊客も、誰でも参加できる楽しい祝宴の盃です。
  

次は「もうひとつのふる里 ホテル山口」の玄関を一回りした大蛇みこしは道を隔てた向かい側の「湯元 善楽荘」に渡御。



老神温泉 大蛇まつり 2011年 8 上田屋・山口屋・楽善荘・山楽荘。

大蛇みこしは「竹の宿 山楽荘」でもトグロを巻いて酒盛りの宴が始まりました。
次から次に訪ねるお宿で日本酒のがぶ飲み!! 若衆全員ヘベレケ状態!! 中には路上で横たわり寝込む強者も・・・。

老神温泉大蛇みこしは全長25mもある本物そっくりな巨大な大蛇、アルコールのパワーで勢いつけて温泉街を練り歩きます。
大蛇神輿を担ぐ若衆たちは酒で既に大ウワバミ化し“老神温泉大蛇まつり”は最高潮・・・。

この後、大蛇みこしは夜の11時頃まで老神温泉の全ホテル・旅館を訪問渡御して御神酒を呑み干すとか・・・。
帰りの時間の都合で全部は付合えず、夜の8時頃に大蛇祭り半ばにして見物終了。


大蛇みこしに各お宿から撒かれた5円いり祝い袋、老神温泉にご縁が有りますように・・・。
 
老神温泉赤城神社の超可愛い絵馬,家に飾ると開運間違いなしですね・・・。

老神温泉の名は赤城山の神・大蛇が日光二荒山の神・大ムカデと戦場ヶ原で戦った折、ムカデに加勢した弓の名手・小野猿丸の放った矢で手傷を負った赤城山大蛇神がその矢をこの地に刺したところ湯が湧き出し、その湯で傷を癒し迫ってきた大ムカデを見事追い返した事から「追い神」と呼ばれ、後に赤城山の神も老いたので「老神」になったという伝説に由来します。

お酒をたらふく呑めて豪快な“老神温泉大蛇まつり”(5月7・8日)はお薦めできる楽しい祭りです、のんびりと温泉に入り心と体を癒されては如何でしょうか・・・。


日本昔話「赤城と日光の戦い」。
http://nipponmukasibanasi.seesaa.net/article/384113771.html



2011 05 27(金)記。     前橋市        最高気温20.3℃


おまけコーナー。

猫と蛇の決闘だ1 Cat and snake's duel 1

 
カラスとヘビのバトル


第594回 群馬県沼田市 老神温泉“大蛇まつり” 子供大蛇みこし。

2011-05-24 18:22:35 | 旅行

2011 05 08(日)


今回は群馬県の名湯“老神温泉”で5月7~8日両日に亘って行われた“老神温泉 大蛇まつり”を掲載します。

5月8日の午前は渋川市が誇る“大山祇神社 大藤”を見物に行きましたが、山間地でまだ早すぎて藤は一輪も開花無しの状態。
次に向かった「日本滝百選」の“棚下不動の滝”は滝に至る山道が崩れて危険で立ち入り禁止!

今日はイマイチとボヤキながら車を走らせ、遠くにまだ雪を頂く谷川連峰を望みながら、沼田市から裏街道の県道267号線をを抜け、満々の水を湛える園原ダムを横目に一路“老神温泉”を目指しました。
 

老神温泉の入口に”巨大なヘビ”を発見!!


長さ108m 胴直径1.3m 総重量2トンの本物ソックリに作られた世界一の大蛇を見てビックリ!
大蛇まつりはこの巨大ヘビを担いで街中を練り歩くのでしょうか!?
 

沼田市営無料P場に車を停めて、一先ず、腹が減っては祭りは出来ず! と昼食を摂りに老神温泉街へ・・・。
 
老神温泉を二分する清流・片品川岸にある湯元・華亭で「チキンカツセット」(800円)を注文。
温泉玉子がトッピングされたボリューム200点満点のチキンカツとナメコ蕎麦を必死でお腹に詰め込み、綺麗な片品川を愛でながら昼間に行われる“子供大蛇まつり”見物へ・・・。

両岸に沢山のホテルや旅館が立並ぶ片品川峡谷にも春の芽吹きが・・・。

ごご2時30分頃に朝日ホテル脇の急斜面に建つ“老神温泉赤城神社”を参拝しましたが、大蛇祭りは赤城神社の例大祭なのに誰一人居ず静寂そのものでした。
2時30分にこの赤城神社から“子供大蛇まつり御輿”が出立渡御するはずでしたが・・・。
 

京都の清水寺舞台と同じ様に張出して造られた境内に大蛇がポツンと寂しく置かれているだけ・・・。

大蛇を見ていると下の温泉街の方から祭り太鼓の響きが聞こえて来ました。
急いで急傾斜の神社階段を駆け下りて温泉街へ・・・。(8日の子供大蛇の出発は午後2時でした)

子供大蛇神輿(みこし)に追いついたのは赤城神社から200mほどの老神温泉街外れ、春の日差しを浴びて子供たちが元気に大蛇を担いでいました。


老神温泉 大蛇まつり 2011年 1. 子供大蛇 1. ムービー.wmv



片品川に架かる昭和48年竣工の大楊橋(おうようばし)を渡って子供大蛇はヨチヨチと進みます。


大楊橋を渡ってからは少しずつ上り坂になります。
 
可愛いお姐さんが先頭に立って子供大蛇みこしの露払い・・・。

大蛇みこしが渡御する道筋には老神温泉の長閑な春景色も楽しめます。
 

元気な声と力を合わせて子供大蛇御輿は坂道を登ります。


老神温泉街が彼方下に見て・・・長さ20mの大蛇みこしは坂道を上ります。
 

老神温泉の街中を繰り出した“子供大蛇みこし渡御”は長い坂道を無事に上りつめ、洒落た和風旅館「仙郷」に到着。
可愛い馬のぬいぐるみ“ぐんまちゃん”が手を振って愛想良くお出迎え・・・。


子供大蛇みこしはそのまま仙郷」の入口からフロントへなだれ込みます。
 

老神温泉 大蛇まつり 2011年 2. 子供大蛇 2. ムービー.wmv



仙郷」の前庭を借りて休憩タイムとなりましたが、ゆるキャラ“ぐんまちゃん”は大蛇まつりの宣伝の為に愛らしくハイ ポーズ!!
 

折角、老神温泉に来たのですから温泉に浸かって骨休めし英気を養う事にしました。
この”老神温泉大蛇まつり”の期間中は300円で全ての旅館・ホテルの風呂に入湯出来る特典サービス付きなのです。
 
綺麗な内湯と大きな露天岩風呂のある「仙郷」は普段入湯のみ1000円ですが、当日は超お得な300円也!

じっくりと温まる老神温泉の湯をノンビリと浴び、体を清め夕刻から開催される若衆が担ぐ豪快な“老神温泉 大蛇まつり”に備えました。

次回は“老神温泉 大蛇祭り”若衆大蛇もこし渡御です。


2011 05 24(火)記。     前橋市   最高気温21.4℃


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チェルノブイリ原発事故を超えた福島原発!!⇒ ここクリック。

放射能汚染地区の野菜は安全なのか?・・・⇒ ここクリック。

直径400kmの巨大隕石が衝突したとき、地球で何が起こるのか・・・。


第593回 栃木県益子町 綱神社・大倉神社・宇都宮家墓所。

2011-05-20 15:55:55 | 旅行

2011 05 04(水・みどりの日)


前回掲載した最初の画像の左手に立つ鳥居を通ると脇に大きな石碑が建っていました。
この石碑は「元寇の戦」で博多湾に多くの土塁を築き、戦功の誉れ高い宇都宮家八代・貞綱公の顕彰碑。(一枚岩の立派な石碑)
 

しばらく生い茂る林の中を歩むと第二鳥居の金属製の鳥居が現れます。(違和感があり、木製にして~。)


その直ぐ上の広い境内正面に鎮座していたのが国指定重要文化財の“綱神社”。( 旧国宝  益子町上大羽2350)


森閑とした木々に溶け込み素朴な佇まいを雰囲気を見せる綱神社本殿
拝殿は見当たりませんから本殿のみの神社なのでしょう。

この地を治めていた宇都宮朝綱(ともつな)は藤原行房の訴え(公有田の私領地化問題)により土佐の国に流されました。
朝綱は土佐の賀茂神社に赦免を祈願しそれが叶い流罪を許された後、家督を孫・五代頼綱に譲りこの地に隠居し、土佐の賀茂神社を勧進して綱明神を祭ったそうです。( 旧名・綱明神 )

趣きある優美な茅葺き屋根が特徴の室町時代の神社で、建久5年(1194年)宇都宮朝綱によって建立された三間社流様式神社。(応永6年1399年再建)
祭神は大国主命(別名 阿遅鋤高彦根命あじすきたかひこねのみこと)で農耕の神。


綱神社に向かって左手奥に鎮座しているのが“大倉神社本殿”。( 旧国宝 現在は国指定重要文化財 )


大倉神社も綱神社同様に素朴で優美な造形美を見せる茅葺き屋根が特徴の室町様式の神社。


大倉神社の歴史は古く、大同2年(807年)の創建。初めは近くの愛宕山に鎮座して愛宕神社とか大倉権現と呼ばれ、この地の豪族たちの守護神だったそうです。(大栄7年1527年再建)

大倉神社の祭神も大国主命(別名 大己貴命おおなむちのみこと)。医薬・農耕の神 大国主命には沢山の別名有り)。
大倉神社は昭和25年に綱神社の摂社として同じ境内に移設、同年に重要文化財指定。

綱・大倉両神社参拝の後、神社参道横にある鶴亀池(隠居した朝綱の庭園跡。)を見物しましたが、架かっていた木橋は東日本大震災で崩れて通行止め! 


鶴亀池の直ぐ近くにある宇都宮家墓所(益子町上大羽941)を拝見です。
この地方を領有していた名族・宇都宮家歴代の墓が見られます。
 

贅沢を戒めた宇都宮氏の墓は全て小振りな墓石でした。 中央奥の一番小さな墓石が初代・兼綱公(宗円)の墓石、最後の当主・33代政綱公までの墓石が整然と並べられていました。


下画像は、左から初代宇都宮兼綱  二代宗綱  中興の祖・三代朝綱(地震で頂石が崩落)  一番右は最後の三十三台政綱公の墓石。
   
名家を誇った宇都宮家も22代国綱の時(慶長2年(1597年)に所領偽証の疑惑で改易され水戸徳川家預かりとなり没落しますが、家臣たちが墓所を長く守って今日に至っています・・・。(三代朝綱の土佐流罪といい、領地争いが多かった家柄。)

いろいろと勉強になる場所が多い益子町でした。読者の皆様も益子町を訪ねては如何でしょうか・・・。



2011 05 20(金)    前橋市   最高気温29.9℃


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賭博パチンコ業界と癒着政治家一覧!民主党議員の多数が・・・⇒ ここクリック。



第592回 栃木県益子町 地蔵院。

2011-05-18 15:43:05 | 旅行

2011 05 04(水・みどりの日)


前回掲載の西明寺から高館山の中腹を辿って約4km車を走らせると綱神社地蔵院がほぼ同じ場所にありました。(益子町上大羽945-1)
 
左の朱鳥居を行くと綱神社、右奥に見えるのが地蔵院の山門。 小さな山門をくぐると三体の地蔵尊に出迎えられます。

すぐに、明るく広々とした境内の中央に地蔵院本堂が屹然とした面持ちで建っていました。
正式名は真言宗大羽山地蔵院、杮葺き型銅板葺き入母屋造りの阿弥陀堂様式の優美な本堂、年代は室町時代末期。(1542年天文11年築。 国指定重要文化財[旧国宝] )


本堂(阿弥陀堂)の欄間には仏像の版画が沢山掲げられていました、力強いタッチから棟方志巧の版画でしょう。


奥まった須弥壇に置かれていたのは御本尊の延命地蔵菩薩像
地蔵院は下野(栃木)の有力武将で宇都宮城主であった宇都宮朝綱により1192年(建久3年)開創され、以来、宇都宮家の菩提寺を務めた名刹。


本堂には様々な古仏像が安置されていました。 一部剥落していましたが花鳥や鳳凰などが描かれた天井画も見事なものです。
 

本堂の近くに建つ観音堂、内部の厨子には十一面観音像が納められているそうですが拝見できません。
 
観音堂の裏に立てられたいた不思議なオマジナイ札・・・「六道能化」の文字と「普賢菩薩・文殊菩薩・薬師菩薩・弥勒菩薩・大日如来菩薩・・・・」と菩薩や観音さまの13菩薩の名が書いてあります。

地蔵院境内の片隅に樹齢500年余の大きな菩提樹、南方の樹木が冬寒い栃木でよくここまで大きく成長したものです。(天然記念物指定) お釈迦様が悟りを開いたインドボダイジュとは種類が違うそうです。
 
車で参詣する善男善女に大羽山地蔵院の「交通安全御守護」は霊験新たかといわれ、帰路の安全を祈願しました。

次回は、益子町の綱神社・大倉神社と宇都宮家墓所。


2011 05 18(水)記。    前橋市   最高気温26.1℃



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チェルノブイリよりひどい福島県の放射能被爆!!
NHK教育TVネットワーク放射能汚染地図」の真実!
“福島県中通り”(国道4号線)より東地域は超危険!↓ 画像クリック



セクシーな女の子が三つの楽器を演奏「女子一人楽房」。
超正點女子一人樂坊演奏 [舞孃]_Taiwan Artist - Shara Lin 台湾 林逸欣(リンイーシン)

 
スレンダー美女・林 逸欣(リンイーシン)入浴シーン。
[台灣?障o大陸]林逸欣泡?泉

 


第591回 栃木県益子町 西明寺。

2011-05-16 21:19:02 | 旅行

2011 05 04(水)


栃木県益子町の郊外にある高館山(303m)の中腹に建つ古刹・西明寺の参詣。(栃木県益子町4469 午後3時20分~)
山中に建てられた西明寺は鬱蒼と生い茂った樹木に囲まれ、大勢の観光客が押掛けている益子陶器街とは違い、参詣客もほとんど無く寂しい雰囲気・・・。
 
石段傍の石碑に「天然記念物 西明寺の椎林叢」(しいりんそう)と彫られていましたから、やはり繁茂した椎樹林で薄暗いはずです。

樹木からの癒しフェトンを浴びながら70段ほどの石段を登ると立派な山門(楼門)に出会います。


明応元年(1492年)6月2日建立の由緒正しき楼門で、純唐様式の三間一戸重層入母屋茅葺きの山門、以前は国宝でしたが現在は国重要文化財に指定されています。

室町時代の様式を伝える重厚な佇まいを見せていました。

山門二楼に掲げられた扁額には「獨鈷山」の山号。 入口左右には迫力満点の金剛仁王像。(ヤクザっぽいから欠落した指を修理して!)
 

山門脇に建っていたのは“西明寺三重塔”。 天文2年(1538年)2月吉日の建立。

この地方を治めた西明寺城主・益子家宗の寄進になる銅板葺き屋根の優美な三重塔。
室町寺社建築の粋を表す三重塔も以前は国宝指定でしたが、今は国指定重要文化財。
 
軒下の入り組んだ木組みは寄せ木細工かパズルか・・・見事な匠の技です。

山門を入った右手に建てられていたのが「閻魔堂」(建立は正徳4年1714年・寛保3年の再建)。
茅葺き三間四方の素朴な閻魔堂には県文化財指定の閻魔大王・脱衣婆・地蔵尊などが納められています。。
 
閻魔大王のお顔がユニークです、口を大きく開き笑っているところから、「笑う閻魔様」と呼ばれ親しまれています。
閻魔様の横に立つのは善童子、にこやかなお顔で良い子が悪い道に行かない様に導くのです。

山門の左側には梵鐘を吊るした鐘楼堂。享保7年(1722年)建立の茅葺き三間四方重層宝形造りの鐘つき堂。
 
吊るされている梵鐘は寛文11年(1671年)鋳造の銘鐘です。(戦時供出にならなくて良かったですね。)

本堂に上がる石段横に湧き出している清水は「弘法大師 無盡(尽)水」、喉を潤すには丁度良い場所にある名水です。
 
西明寺本堂前に注連縄で仕切られた舟形石は「加持本壇の城(場) 安永2年」の立て札。
江戸時代の昔、この場で名高い僧侶によって加持祈祷の護摩壇でも行われていたのでしょうか・・・。

石階段に最頂部に応永元年(1394年)建立の西明寺本堂。説明書には「板葺き一間厨子宝形造り全唐様式」建築と記載されていました。
こちらの本堂も国宝でしたが、現在は重要文化財です。

建立された時代は戦乱に明け暮れたた南北朝時代終盤、下野(栃木県「)の山里によくこれだけ立派な堂宇が・・・と思いました。
西明寺の正式名称は「真言宗獨鈷山普門院西明寺」。天平9年に紀有麿による開創で坂東三十三霊場の二十番札所なのです。

本堂内陣「は格子板で仕切られて国宝だった厨子が拝見出来ません。
代わりに欄間の彩色透かし彫り彫刻など拝見します。


1394年から現在まで地震や火災で消失するする事無く無事に建っていることに驚きの念を禁じえません。
 
本堂に掲げられた「西明寺」の扁額も古色蒼然たる面持ちです。

西明寺から拝借した本堂厨子の諸仏像の画像です。(国宝でしたが、今現在は重要文化財。)
中央の仏像が霊験新たかな本尊の十一面観世音菩薩様です。

京都・奈良の有名寺の仏像と比べても遜色ありませんね。

西明寺に奉納されていた御詠歌絵馬「西明寺 誓いをここに 尋ねれば 終の棲家は 西とこそきけ」。
「ついのすみか」のある西方浄土にまだまだ行く気はありません筆者です・・・。


外陣前縁隅に安置されていたのは木製の“賓頭盧(びんずる)”様、悪い箇所をさすると治るとか・・・。
真言宗の寺院にはビンズル様の像が多いですね。
 

境内には真言宗の開祖・空海上人の托鉢像「南無遍照金剛大師」像も「四国霊場八十八ヶ所御砂踏み場」も見られます。
 

本堂の裏側にも慈母観音像や天然記念物の高野槙(こうやまき)の巨木(樹高30m枝張り12m目通り5.4m 承元3年(1209年本堂修復の折に宇都宮景房の植栽。)などがありました。
南の紀州高野山にたくさん自生していますが、寒い北関東でこれほど大きくなった高野槙は珍しいそうで、昭和29年に天然記念物指定。
   
西明寺全山の至る所に石仏・野仏が置かれ、霊場としての霊気がひしひしと感じられます。

本堂右横に建てられていたのが茅葺きの「大師堂」。堂内には弘法大師様が三十一体並べられ可愛らしい御姿が拝めます。
八十八体まで大師像の寄進を受け付けているそうです。
 

弘法大師堂から見た荘厳な西明寺本堂。    本堂から帰路眺めた山門と三重塔・鐘楼。(午後4時頃)
 

石段を下った場所にある茅葺き屋根の洒落た庫裏で干支ウサギ(卯)絵馬を記念に買い求めました。(激安の百円也。)
 
優雅な趣の素晴らしい西明寺、栃木の益子方面にお出かけの際は是非お立ち寄り下さい。

次回は益子町の名刹・地蔵院の訪問です。

2011 05 16(月)記。    前橋市のち   最高気温23.8℃

おまけコーナー。

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第590回 2011年 益子春の陶器市。

2011-05-13 18:10:45 | 旅行

2011 05 04(水・みどりの日)

市貝町の芝さくら公園から車を飛ばして焼き物で有名な益子町へ・・・。
4月29日~5月5日まで“益子春の陶器市”が開催されています。

益子町のメイン通り「城内坂」の両側には陶器を商いにする店舗や臨時テント村が大勢の観光客で賑わっていました。
 

城内坂を上りきった右手奥の道祖土(サヤド)上に車を停めて見物に出発

大盛況の益子焼窯元共販センターからのんびりと陶器市の見物散策です。


陶器を並べたテントで埋め尽くされた共販センター前庭の片隅に巨大なタヌキ発見!!
9m程の大きさの大タヌキ! タマタマ袋も超巨大です。 こんな大きな陶像を焼く窯は想像すら出来ません・・・。
 
タヌキ像は関西の「信楽焼き」でも有名ですね。

さすが「益子春の陶器市」ですね、様々な焼き物が陳列されています。
 

益子焼きはどちらかと言えば庶民的実用的な陶器です。 (峠の釜飯の容器も益子焼。)
あまり高価な品は見当たりませんし、昨今のご時勢では買う人はいませんね。
 

何処を見ても陶器ばかり! 擁壁面などにも陶器が貼られています。
 

驚いたことに、男女のトイレも陶器の全面張り!! さすが益子焼きの町です。


臨時の陶芸教室も人気を集めていました。 手ひねり一作品1580円也で、沢山の名(迷)陶芸家が芸術作品に取組んでいました。


益子焼窯元共販センター付近の見物から城内坂を真岡鉄道益子駅方面に下ってみます。


城内坂の左右は何処も陶器屋ばかりです。 横丁に入って陶器市の期間中だけ設けられる「路地裏テント」村も面白い・・・。
 

いろいろな陶芸作品が手に取って観賞出来ゆっくりと楽しめます。
 

 
一番混み合っていたのはレストランや喫茶店、益子春の陶器市の思い出に買った品を見比べながらコーヒータイム・・・。

陶器市の喧騒を離れて、城内坂の途中にある名刹・如意山観音寺に昇って参詣します。
品格ある観音寺本堂の前には「南無遍照金剛大師」の空海上人銅像が建てられていましたから、この観音寺は真言宗なのです。
 

平穏な境内でも東日本大震災地震で倒壊した石灯篭が地震の怖さを如実に現しています。
益子や真岡周辺の屋根瓦や大谷石塀が崩れ落ち、栃木東部から茨城にかけての地震被害の大きさが実感出来ました。

災害復興がんばろう益子”を合言葉に益子春の陶器市は盛大な盛り上がりをみせていました。

益子春の陶器市を楽しく見物してから、次は近くにある古刹・古社へ急ぎました。

2011 05 13(金)    前橋市   最高気温27.3℃ 夏日。

おまけコーナー。

写真プリントが水没して汚れてしまった場合の対処法



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防災サバイバル用品。⇒ ここクリック。


第589回 栃木県市貝町 芝さくら公園

2011-05-10 18:49:38 | 旅行

2011 05 04(水・みどりの日)


休日高速道路料金1000円を利用し、今年の3月に開通した北関東道をドライブして栃木県の市貝町へ・・・。
目指すは「市貝町芝さくら公園」。 県道64号線は芝さくら公園に近づくにしたがって道路は渋滞です。
運良く、芝桜に一番近いP場に車を停めることが出来ました。(料金500円)
 

上々の天気の下、芝さくら公園は今が真っ盛りの状態!

実に広い「芝さくら公園」です。 パンフレットには本州最大の芝さくら公園とか・・・。

面積は2.4ヘクタール、植えられている芝桜は14万株。

駐車場にある高台から階段を下りて見物開始・・・。
 

広い公園ですから迷わないように気を付けながら散歩です。


眼に焼き付くような芝桜花の鮮やかさ!!  お花のカーペットを敷き詰めたようです。


 

一番高い場所に建てられた展望台は「東日本大震災」地震で屋根が崩落し立入り禁止、登って上から芝さくら公園を一望することが出来ません。
 

展望台の裏側には大きな人工溜池「塩田貯水池」が望めます。 「ガンバレ日本 ガンバレ市貝」の幕も御時世ですね。
 

暑いくらいの晴天の下、隣県の福島県から放射能が飛来しない事を祈りながら、のんびりと芝さくら公園を散策です。


想い出の記念写真を撮るも良し、会心のショットをジックリと狙うも良しの美しい公園です。
 

躾けの行き届いた可愛いワンちゃん8匹も人気を集めていました。


色鮮やかな素晴らしい芝桜!!    打ち寄せる波のような色が見事、芝桜の津波です。
 

丁度正午の時間、この季節だけ設けられたテント村で昼食など頂いて次なる目的地「陶器の益子町」へ・・・。
 

本州最大の広さを誇る「市貝町 芝さくら公園」を充分に堪能した一日でした。



まだまだ、見頃が続く「市貝町 芝さくら公園」(栃木県市貝町見上614-1)で眼に鮮やかな芝桜花を楽しまれては如何でしょうか・・・。

2011 05 10(火)記。       前橋市       最高気温26.6℃


おまけコーナー。

増税へまっしぐら菅内閣。⇒ ここクリック。

福島原発放射線による予想死者数40万人強!!⇒ ここクリック。

紳介や久本が絶賛した焼肉チェーン店。

人生が変わる深イイ話【殺人焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」】



第588回 オサマ・ビン・ラディン

2011-05-06 18:53:04 | 写真・旅行・日記・コラム

ゴールデンウイーク中なので簡単な記事です。

オサマ・ビン・ラディンの射殺死体・・・!? ↓ 画像クリック。(閲覧注意)




オサマ・ビン・ラディン殺害生中継を見るオバマ・クリントン米政権首脳陣。↓ 画像クリック。





2011 05 06(金)記。     前橋市   最高気温18.1℃


第587回 渋川市 福増寺 夜桜。

2011-05-03 22:47:11 | 旅行

2010 04 13(火)


前回掲載した渋川市赤城町津久田237の古刹・福増寺の夜桜です。(但し、昨年見物した時の映像。)

駐車場(無料)の周辺のもライトアップされて華やかな風情を醸していました。

長寿山の額が掲げられた山門周辺の夜桜。 ストロボを焚くと紅葉のようにも写ります。
  

福増寺西側の「非思量庭」では桜の花が風に散って大海に流され・・・。


渋川市 福増寺の夜桜 「山門・本堂・非思量庭 」の動画をご覧下さい。 CIMG9133・34.wmv



昼間の景色とは趣が違い、幽玄の世界に浸ることが出来ます。

手前の「萬霊池」と鐘楼が織り成す光景が絶妙に映えて美しい。

配置された庭石にもブルーの光が当てられ神秘的な輝きを魅せています。


漆黒の空の下、「まんまる月の埋憂庭」からの夜桜は格別でした。




名山・赤城山に懸かる満月を模した円月相(円石モニュメント)は青白く光り幻想的な光景・・・。
 

渋川市 福増寺 「埋憂庭の夜桜」  CIMG9156・219・41.wmv



長寿山福増寺は入山に至る参道の桜から、境内の全てのまで美しくライトアップされ、見る人の心を癒してくれます。
 
しかも、昼・夜いつでも入場無料! 誠に有り難い曹洞宗の名刹・福増寺

読者の皆様にも拝見することをお奨めいたします。

2011 05 03(火 憲法記念日)    前橋市 薄 黄砂多し。    最高気温19.6℃  

おまけコーナー。

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