2013 07 28(日)
龍門の瀧と太平寺の観光から近くの那須烏山市街地へ車を飛ばして急ぎます・・・。
到着した時には国指定重要無形民俗文化財で有名な“山あげ祭”のメインイベントの野外歌舞伎は既に始まっていました。
次の出番を待つ、舞台装置の大きな“山”(竹組に烏山和紙を貼り、表面に山水など描いた「はりか山」 高さ10m)など見上ながら、歌舞伎が行われている「山あげ会館」前の広場へ・・・。
強い日差しの中、野外舞台を取り囲む沢山の観客がざわめきも無く熱心に演技を観賞。
舞台上で演じられていたのは、御当地物語の「蛇姫様」、素人歌舞伎とは云いながら熟達した演技が素晴しい!
可愛い手古舞たちが爽やかに踊る「蛇姫様」の華やかなフィナーレ。
蛇姫様の一場面ですが動画でご覧下さい。
野外歌舞伎は次の演目「一条 戻り橋」の開演まではしばし休憩中。猛暑で舞台を支える裏方さん達の苦労が偲ばれます。
今年の当番町になった鍛冶町屋台の御拝(ゴハイ・屋台前半部)を飾る彫刻の素晴しさに眼を瞠(みは)ります!
金と黒漆に極彩色に彩られた豪華な屋台が舞台の一部となり華やかに演出。
屋台(御拝)の上に乗るのは「少彦名命 大鷲退治」の一場。明治40年に完成した彫刻師・小林平右ェ門の名作。
暑い中、威儀を正して常磐津と謡曲を流暢に奏でる「太夫座」の音曲が演舞を一層引き立てています。
やがて舞台は替わり、渡辺綱と鬼女の物語「一條 戻り橋」が演じられます。
鬼が妖魔の術で美しい女人に化けたが水面に映った鬼面で露見し、鬼の姿に戻って大立ち廻りする「戻り橋」。
動画で渡辺綱鬼退治の「戻り橋」の一場面(片腕切断)をお楽しみ下さい。
「山あげ会館」広場では沢山の露店が並び、野外歌舞伎終了後の客を盛んに呼込み活気に溢れていました。
焼ベーコンなど食しながらエアコンの効いた「山あげ会館」に入館。“烏山 山あげ祭”の資料やジオラマなど拝見しながら小休憩。
“山あげ祭”は今から約450年前、時の烏山城主・那須資胤が五穀豊穣・天下泰平・疫病平癒などを祈願するため牛頭天王を烏山に勧請した時に、その祭礼に奉納余興として行われた由緒ある祭りです。
那須烏山市では夏祭りとして素晴しい“山あげ祭”が開催されます、観て絶対に後悔のない野外歌舞伎、是非お奨め致します。
次回は“烏山 山あげ祭”の辻歌舞伎と八雲神社前の屋台囃子合戦(ぶんぬき)の予定。
2013 08 15(木 敗戦の日)記。 前橋市 最高気温 35.7℃ 最低気温 24.5℃
おまけコーナー。
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Cheetah Chases Impala Antelope Into Tourist's Car on Safari
転倒するも壁を走って勝利したマウンテンバイクレース。
急発進は損の元。