ツトムさん家の写真日記。

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第804回 那須烏山市 山あげ祭り 還御祭 屋台お囃子合戦「ぶんぬき」。

2013-08-27 12:00:00 | 旅行

2013 07 28(日)


那須烏山市で行われた国指定重要無形民俗文化財の“山あげ祭”は町辻野外歌舞伎上演の後、御神輿と屋台の“還御祭”となりました。
 
還御祭とは“山あげ祭”の期間のみ八雲通りに鎮座する「八雲神社御仮宮」から神輿の御神体を元の八雲神社(筑紫山麓)に戻す神事祭です。

御仮宮」が置かれた足利銀行烏山支店交差点に続々と豪華な屋台や神輿が集結。
 
泉町屋台の御拝を飾るのは「桓武天皇と金鷲」、彫りの繊細な見事な彫刻屋台です。

国道294号線方向から坂道を上って来たのは金井町の屋台。
 
金井町屋台の御拝を飾るのは「神宮皇后と竹内宿禰」、迫力ある極彩色の彫刻。

可愛い手古舞も衣装仕度が整い、子供神輿の先導を勤めます。
 

還御祭」の主役にあたる大神輿が「御仮宮」から日野町若衆に担がれて出御(午後5時30分)、続いて各町内からの煌びやかな屋台が列を成して巡行。
 
元田町屋台の御拝には縁起物の「鶴と鯉」、夕日を浴びて燦然と輝きます。

屋台を先導する手古舞さん、御仮宮前から八雲神社へ向け当番町の鍛冶町屋台が最初に出立。
 

足利銀行烏山支店前交差点での“山あげ祭”屋台巡行。
 
鍛冶町屋台の御拝上部には「少彦名命の大鷲退治」の華麗な彫り物が装飾。 横袖の絢爛な飾り彫刻も素晴しい。

八雲神社石鳥居前に屋台が次々に到着、祭り囃子が威勢よく打ち鳴らされ祭り熱気が一層盛り上がります。(午後5時50分)


今年の“還御祭”では当番町の鍛冶町を先頭に、元田町・泉町・金井町の四町の屋台が参集、以前は日野町・仲町も参加し六屋台で行われたそうです。
(日野町屋台は若衆が御神輿担ぎにとられ屋台を運べず、更に仲町屋台は若衆が揃わず不参加。少子化が祭事まで及ぶとは寂しい限り。)
それぞれの彫刻屋台が相向き合って祭囃子合戦「ぶんぬき」を演じます。

ぶんぬき」とはお囃子合戦で相手に打ち勝ち「ぶち抜く」ことから名付けられました。

各屋台の勢子若衆たちが祭囃子を背に受け、締め込み姿で大声を上げながら威勢を示して“還御祭”のフィナーレを飾ります。


祭囃子合戦の「ぶんぬき」終了後、屋台は八雲神社からそれぞれの町内へ巡行し、夜中まで祭囃子を演奏するのです。



山車お囃子競演(ブンヌキ)。



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