2017 08 24(木)
前回掲載の間宮林蔵生家から北東へ約1km程の位置にある結城三百石記念館を見学。(入館無料)
住所は茨城県つくばみらい市谷井田1647。 家敷面積は約1500坪の豪農・結城家の邸宅。
結城家は鎌倉時代から続く名家、天文15年(1546年)に小田氏との戦に敗れ、この地に帰農し三百石所領の豪農名主として地域を差配。
広い邸内には樹林・竹林を巡る自然観察路なども通じ、四季折々の草花や野鳥などを楽しむことができます。
東向きに建てられた江戸時代後期に建てられた結城家の長屋門。
江戸時代には一般には禁止されていた「せがい造り」という工法で建てられています。
長屋門から望む寄棟造り屋根の結城家本宅。 正面の家紋付き衝立は母屋の部屋を直接見られない為の目隠し塀。
屋根は茅葺ですが、現在は防火用に波板鉄板を被せています。
結城家母屋左側にある重厚な式台玄関(主人や客人用の正式な玄関)。
母屋内部の客間・居間の一部。
黒く煤けていますが歴史を感じさせる大胆な透かし彫り欄間(竹図)。
江戸幕府からこの地の行政を任された結城家に伝わる任命古文書やお宝なども・・・。
繊細な細工が施された窓。(アルミサッシは不興) 座敷に置かれた機織り機、使用可能とか・・・。
使用人たちが使用した勝手口から三和土(たたき)土間へ・・・・江戸時代からの馬鞍や杵臼・駕籠・農具・蓑(みの)など。
今でも使える土釜、三連土釜は珍しい。 曲がった自然木を巧みに配した屋根裏を支える梁は造形の妙。
裏側から見た結城家母屋。 表側に通じる土間通路から左が土釜や臼・農具のある土間、右が家人の居間と客間。
母屋の裏に在る二の蔵。 暗い内部には昔から伝わる長持・火鉢・柳行李など珍品が多数・・・。
長屋門横に建つ一の蔵で拝見した収蔵品。 消火用の龍吐水(りゅうどすい 手押し消火器)。 茣蓙(ゴザ)編み機。
沢山の民具・農機具などが雑然と詰め込まれた一の蔵。
邸内には樹齢250年余の天然記念物的大欅が2本。 竹林から樹木の間を通じる自然観察路を散策するのも癒されます。
2017 09 26(火)記。 前橋市 最高気温 28.6℃ 最低気温 18.4℃
おまけコーナー。
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