ツトムさん家の写真日記。

写真いっぱいの楽しい日記です。(全面表示でご覧下さい)

第889回 第15回 館林手筒花火大会。

2014-07-29 18:00:00 | 旅行

2014 07 26(土)


群馬県館林市の夏の風物詩手筒花火が7月26日(土)に盛大に開催されました。
春のツツジで有名なツツジヶ岡公園の近く、館林市役所の東側にある東広場が花火会場。
近くの「尾曳稲荷神社」付近の路上に駐車、急いで花火会場へ・・・。

昨年駆け付けた「第14回 館林手筒花火」は開始直前からの雷雨で中止、今年は雨の気配も無く花火祭りの準備万端です。

館林市で開催される手筒花火大会は、江戸時代に館林藩主・榊原氏の発祥地が手筒花火の本場“遠州三河”だった事に由来するそうで、年々打ち上げる本数も増え、今年は70本の予定だそうです。(打ち上げる=手筒花火は吹き上げると言います)

大勢の見物人に囲まれた花火会場の市役所東広場。 ベストショットを狙うカメラマン達も・・・。
 

午後7時30分から東広場の中央で第15回 館林手筒花火大会の打ち上げが開始。
最初は寝かせた手筒に点火、次第に勢い良く火花が噴出し、花火師が筒を抱きかかえて立てます。
 

勇壮な手筒花火!! 高さ10mにも達する猛烈な火炎を噴出、広場一面がオレンジ色に染まります。
 
火の粉を被りながらじっと我慢の花火師、度胸が試されます。

手筒花火が燃え尽きる瞬間は「ハネ」と呼ばれ、筒底から爆音と共に火炎が炸裂!! はたして、手筒花火師の命は・・・?
 


真っ暗な夜空に高く舞い上がる火柱の祭典!!


フィナーレは14本の手筒花火が一斉に夜空を焦がす豪華な花火大会。


館林手筒花火を動画でお楽しみ下さい。

第15回 館林手筒花火大会。  手筒花火。

 

手筒花火竹筒製作


手筒花火終了後、花火大会の最後を飾ったのは“打上げ花火スターマイン”。
大小色鮮やかな花火が漆黒の夜空に大輪の花を咲かせます。
  

館林手筒花火大会の最終はスターマイン花火、動画でご覧ください。

第15回 館林手筒花火大会   打上げ花火(スターマイン)。


館林市の夏の風物詩・勇壮な“館林手筒花火大会”(7月第4度土曜日)を是非ご覧になって下さい。

手筒花火会場に隣接して女性宇宙飛行士の「向井千秋記念子ども科学館」や文豪「田山花袋記念文学館」などもあります。
館林市の名物は「館林うどん」、腰のしっかりとした美味なうどんです。⇒ ここクリック。


2014 07 29(火)記。  土用の丑の日。     前橋市      最高気温 32.7℃  最低気温 21.4℃      


おまけコーナー。

【ドライブレコーダー】 当たり屋 映像12連発


面白錯視。 回転運動は直線運動?
Crazy Circle Illusion!


第888回 清水寺。

2014-07-23 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)


栃木県太平山の山腹に建つ名刹・清水寺を参詣。
清水寺と云っても、京の都の清水寺ではなく、太平山の清水寺は「せいすいじ」と読む寺院。
本堂に至る石段の手前に広い駐車場があり、訪れる参詣人には至極便利です。
 

本堂へは直接向かわず、石段下の順路案内に従って、紫陽花を愛でながら進みます。
途中で出会った「ガラスロック」 かえる岩。ガラス成分でも多く含んだ岩なのでしょうか? カエルっぽい岩も見当たりませんが・・・。
  

駐車場から5分ほど歩くと小高い岡の上に朱塗りの御堂、長い石段を登る途中には十三仏像なども見られます。
 


岡の上に建つ御堂は“観音堂”、有名な「十一面千手観世音菩薩立像」が祀られています。
 

「観世音菩薩」の扁額。   掲げられていた絵馬は村人の結婚式姿か?  御堂の奥に立つ「十一面千手観世音像」、立派な神々しい御姿の仏像です。
   
十一面千手観世音像の両脇下には毘沙門天勝軍地蔵が脇侍仏として安置。

観音堂の右手の紫陽花の中にがありましたが、行者が行う滝行用に引かれた滝のようです。
ここ清水寺の山号は「金瀧山」なのですから・・・。  何か謂れがありそうな宝篋印塔。
  

観音堂近くのアジサイが咲く一角に小さな堂宇、内部には閻魔様の様な木像が二体だけ・・・。
 

観音堂から清水寺本堂へ・・・紫陽花がとても奇麗。  清水寺は「東国花の寺 百ヶ寺」の一つなのです。
  

端正な佇まいを見せる“天台宗 金瀧山 清水寺”の本堂。天台宗の寺には「一隅を照らす」の石碑。
清水寺は下野三十三観音霊場二十六番札所、通称「滝観音」として親しまれています。
  
賽銭箱の横に大きな坊主コケシ・・・・・坊主丸儲け?

清水寺本堂内陣の須弥檀に鎮座するのは御釈迦様
 
本堂の前庭に置かれた「仏足石」。 手前の石板に乗れば足腰強健・健康増進・神仏の加護が受けられる有難い功徳石。

清水寺の詳細は ⇒ ここクリック。


2014 07 23(水)記。       前橋市  大暑 昨日梅雨明け宣言。  最高気温 33.8℃   最低気温 24.6℃


最近読んで興味深かった本「殺人犯はそこにいる」清水 潔著 新潮社。
栃木・群馬両県で発生した5件の連続幼女誘拐殺人事件。
冤罪の陰で生き延びる真犯人と警察・検察の組織防衛!!



ロシアに撃墜されたマレーシア機の遺体を運ぶ葬列。(オランダ)
Dag van Nationale Rouw



おまけコーナー。

暑さ解消! 冷やしペンギン。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52168597.html

航空機の機内で異臭騒動・・・・中国式マナー。
http://rocketnews24.com/2014/07/24/469222/

下りたいネコ、勇気を出した結果。
Mission Impossible CAT, a kitty from roof to floor throught branch



脱獄ネコ。
Chamallow, le chat roi de l'évasion - The cat king of escape



 警戒心をごこかに置き忘れてきたネコ。
猫の開きの作り方 byもこにゃん How to make a cat opening


第887回 大中寺 七不思議。

2014-07-18 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)


前回に引き続き、曹洞宗の名刹・太平山大中寺の名所名物を拝見。


「今は昔・・・」で始まる説話集「今昔物語」や上田秋成の怪異小説「雨月物語」に登場する、大中寺の七不思議が伝わる寺として有名です。

境内の「七不思議」案内看板。右から1~7の順番になっていますが拙ブログでは⑥「本堂枕返しの間」から⑤⑦④②③①と訪ねます。

山中にある寺とは思えない大きな伽藍の本堂。本堂へ上がる階段右横の障子張り戸から内部が見られる様に工夫されています。



大中寺は正式には本堂の扁額の通り「大中禅寺」。              本堂軒先の海老虹梁の透かし彫りは一見の価値がある見事な作品。
 

枕返しの間”。
「ある旅人が寺に一夜の宿を乞い、この部屋で本尊の方に足を向けて寝たところ、翌朝目を覚ますと頭が本尊の方に向いていた」と伝承される本堂内陣と部屋。
 
旅の疲れで爆睡の旅人を、小坊主たちが枕返しの悪戯(イタズラ)を仕組んだのかも・・・。

油坂”。
「ある学僧が燈火欲しさに本堂の燈明の油を盗んで追われ、この階段からころげ落ちたのが原因で死んでから、この階段を上下すると禍にあうという」。
斜度40度はありそうな急傾斜な石階段。 階段上から見下ろすと怖いような傾斜! コケれば途中で止まらず・・・ご冥福は必至! (左下は地蔵堂
  
現在、油坂は危険なので通行禁止になっています。

本堂から左奥裏の墓所の一角にある歴代住職の墓が立ち並ぶ、その奥の木立の中に「七不思議」の一つが見られます。
根なしの藤”。
「大中寺開祖、快庵妙慶禅師が鬼坊主の霊を葬うため、墓標としてさした枝から成長したと言われる藤の古木」。(「雨月物語 青頭巾の話。)
  
藪が深く、ヘビが出そうなので根があるのか不明ですが、表面上は地面から直接に藤蔓(つる)が出て根が見えませんから「根なしの藤」でOK.

次に拝見したのは本堂に隣接して建つ、庫裏の隅にある「不断のかまど」。
「ある修行僧がかまどの中に入って居眠りしていると、それとも知らず寺男が火をたきつけたため焼け死んでしまった。それ以来このかまどには火を絶やさなくなった」。
  
実際には人が入れるほどの大きさはありませんが、趣のある土竈です。(防火上、現在は火や熾火はありません)

庫裏の近くに立つ大きな杉の下に見える小屋が“馬首の井戸”。
「土地の豪族、晃石太郎が戦いに敗れて寺に逃げ込んだとき、かくまってくれないのを恨み、馬の首を切って井戸に投げ入れたが後になって井戸の中からいななきが聞こえたという」。
  
身を乗り出して井戸を覗きましたが、土と落ち葉で埋まり井戸の穴は全く見えません。

「馬首の井戸」の下側に覆い屋で囲われた茅葺屋根の“不開の雪隠”。(あかずのせっちん トイレ )


不開の雪隠”。
「土地の豪族、晃石太郎の妻が敵に追われてこの雪隠に逃げ込んで自殺してからというもの、開けられたことがないといわれている。」
  
雪隠だけにしては大きな建屋、住居を兼ねていたのか、湯屋が併設されていたのか・・・。ボロボロで倒壊しそうな姿が痛ましい。

「馬首の井戸」の裏側に続く木立の山が“東山一口拍子木”が伝わる山地。
「寺の東の方にある山で拍子木の音が一声聞えるとかならず寺に異変が起こると伝えられており、その音は住職にだけしか聞えないという・・・・。」
 
天変地異や火災が起こると困りますから、あまり拍子木が鳴らないことを祈るばかりです。

以上、順不動ですが“大中寺の七不思議”を御紹介、紫陽花のとても美しい大中寺です、皆様も七不思議を訪ねては如何でしょうか・・・。


次回は、十一面千手観音で有名な清水寺(せいすいじ)を参詣。


2014 07 18(金)記。      前橋市        最高気温 24.7℃      最低気温 21.3℃


マレーシア航空機 ロシアのミサイルにより撃墜!(298名全員死亡 ウクライナ東部 日本時間17日午後11時15分)
 

マレーシア機墜落現場。
http://www.afpbb.com/articles/-/3020890?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Fri_p1


おまけコーナー。

カメラを落としたら・・・象の親切心。
Elephant picks up GoPro


動物たちの楽しいアクロバット。
Idents France3


目玉焼きアート。
http://news.livedoor.com/article/detail/9003257/

衝撃的なメッセージ広告。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52165475.html


第886回 太平山 大中寺。

2014-07-15 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)

大平山の山腹にある紫陽花の寺として名高い名刹“大中寺”を参詣。
境内入口の石門柱には「曹洞宗太平山 大中護国禅寺」と刻まれています。
左右の紫陽花を観ながら緩やかな石段を上ります。
  

山門の少し手前に、寄り添う様にそびえ立つ大きな杉は御神木の“夫婦杉”。
禅寺らしく、山門には「不許葷酒入山門」の石柱。韮(にら)・大蒜(ニンニク)とアルコール類は入山禁止です。
   
山門に掲げられた扁額は「道林法席」(どうりんほっせき、静かな仏法修行場の意味)、署名が東皐越杜多(とうこうえつづた)なので、日本の篆刻(てんこく)の祖と云われる中国僧・東皐心越(トウコウシンエツ)の真筆と見られる。
大中寺山門は元和2年(1616年)、皆川城の搦手門(からめてもん)を移築したものだそうです。

山門から拝見した大中寺の本堂(正面)と庫裏(右)。正面の石段は通行不可、参道石畳を途中から右に曲がり地蔵堂へ・・・。
 

本堂をお参りする前に地蔵堂を参詣。 堂内には保存状態の良い「木造 地蔵菩薩半跏像」。
堂前に「禅寺の 荒れて寂かに 白椿 山より差せる 光に咲けり」(武司)の歌碑などもあります。
  

大中寺墓所で拝見した五輪塔は“おとら様の墓”。お骨の代わりに櫛・簪(かんざし)が埋葬されているそうです。
皆川城の姫として生まれた“おとら”、結婚・離縁・勘当を経て京の都で市井の女として紅白粉を商って生涯を終えますが、
故郷への情は捨て難く、ここ大中寺に身の回りの品を自分の代わり埋葬したのです。
  

大中寺は久寿年間(1154~55)に真言宗の寺院として創建。

太平山大中寺は「大中寺の七不思議」として知られた栃木市太平町の名刹。


次回は「大中寺の七不思議」を掲載。



2014 07 15(火)記。     前橋市        最高気温 33.8℃     最低気温 23.0℃?


おまけコーナー。

5秒後、笑ってしまうレスリング試合。
Worlds greatest wrestling match



 7秒後、大変身するラクダ!
camel appears !!



 5秒後、水たまりに少年が・・・。
The Danger of Wet Floors


第885回 太平山神社 4 縁結び鳥居 謙信平。

2014-07-11 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)


太平山神社の参拝からの帰路、傾斜の緩い眉嶮坂(女坂)を下り、桜と紫陽花の名所としても名高い“謙信平”(けんしんだいら)に向いました。

さすが女坂と云う名の通り、距離は長くても、脚に優しいなだらかな石段坂道。
しばらく下ると古い明神鳥居が見えてきます。この鳥居は“縁結びの鳥居”と呼ばれ、投げた小石が鳥居に載ると恋が成就すると云われています。
第883回 太平山神社 2』に記載した“諸願成就の一本灯篭”は、昔はこの鳥居の脇に立てられていたそうです。
その昔、相思相愛でも周囲の反対で結婚を許されない男女が太平山神社に結婚祈願した帰り道、この鳥居脇にあった一本灯篭の火袋に小石を投げて載せました。
そして地元の村に帰ったら二人の為に結婚式が用意されていたと云う誠に目出度い伝承があるのです。
   
縁結びの鳥居の横に置かれた顕彰碑、「宗川塚田先生碑」と刻まれた石碑(文久2年3月建)。宗川塚田先生は江戸時代後期に下毛地方に数学を広めた算術家。

縁結びの鳥居の下に大きな岩がゴロリと置かれています。
天狗の投げ石」といわれる大岩、由来の説明書きは有りませんが、たぶん天狗様が投げて遊んでいた岩なのでしょう?
 
「天狗の投げ石」はこのページにも ⇒ ここクリック。

第一の鳥居(明治35年建立)から下は茶屋・お土産屋などが立ち並ぶ、展望の素晴らしい“謙信平”になります。
 

各茶店には工夫を凝らした紫陽花が店先に展示され、お客の目を楽しませます。


茶店「あづま家」の店先の置かれた縁台、謙信平の至る所に置かれ、食事・宴会・休憩の使われます。


第一鳥居近くからの展望、天気が良ければ富士山も見えるとか・・・。


謙信平の一角に小説「路傍の石」で有名な文豪“山本有三”の文学碑(昭和38設置)がありました。
碑文は「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。」(路傍の石の一節)。
  
文学碑の前で自らの人生を考えて、反省し落ち込む筆者でした。

山本有三文学碑の下に太平山が平成2年に「全国さくら名所百選」に選定された記念碑。
謙信平も含めて太平山に7000本の桜樹が植えられ、北関東随一の桜名所と云われています。
  
謙信平にはこの他、たくさんの石碑・句碑が建てられています。

昼時過ぎですが、景色の良い場所には食事・休憩をする人達も・・・。
 
この辺りから上杉謙信公が関東平野を眺めたのでしょうか?

薄曇り模様の天気、富士山までは見渡せませんが西南栃木方面を眺望を楽しめます。
 
謙信平は「関東の富士見百景」(国土交通省)に認定されている景勝地で認定碑も建てられています。

謙信平からの眺望を「陸の松島」とほめたのは明治・大正期の国学者・岡吉胤。


謙信平を「太平山遊覧道路」に沿って下ります。
茶店・いづみ家付近から紫陽花が沢山見えてきます。特に謙信平の下斜面に植えられたアジサイの花が素晴らしい。
    

170m続く「謙信平園地」、色とりどりのアジサイの花が咲き乱れています。




こちらのテラスは撮影スポット、皆さんカメラで真剣に熱写!


謙信平の紫陽花を楽しんでから史蹟・慈雲律師の墓(墓石名「慈雲菩薩道空」)や「かなかなの しづかにをれば ふたつかな」(青幹)の句碑を見学しながら「太平山神社あじさい坂」のある連祥院六角堂へ下ります・・・。
  

太平山神社編はこれで終了、次回は太平山山腹に建つ、七不思議で名高い大中寺です。


2014 07 11(金)記。     前橋市  台風8号一過暑い!!   最高気温 34.5℃    最低気温 23.3℃


おまけコーナー。

ニャンだこれ! ネコが風船遊びした結果・・・。
Cat, baloon and electrostatics (Кот, шарик и электростатика)


第884回 太平山神社 3. 

2014-07-08 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)


太平山神社境内に鎮座する長屋社殿愛宕神社の間に「太平山神社奥宮へ5分」の案内板がありました。
ハイカー達が登っているので、5分ならばと気軽に後について奥宮を目指します。
  
最初から結構きつい登山道、露出した木の根や岩に足を取られながら登ります。

何も持たずに身軽なせいか、4分弱で奥宮入口と山頂方面道の分岐点に到着。
分岐点から30m程で、木立の中にポツンと置かれた石造りの社が太平山神社の奥宮。別名 剣宮(つるぎのみや)・武治宮(ふじのみや)
 
祭神は「天目一大神」(あめのまひとつのおおかみ)、御神徳は天下泰平・諸願成就・製鉄関係の発展。(鉄・鋳物の神様)

奥宮を拝してから山道を更に奥に進みます。 400m程上がった場所に立てられた標識。
200mで富士浅間神社に着くというので、岩がゴロゴロの尾根道を辿ります。
  
程なく、最後の急斜面を息を弾ませて登り切ると小広い平坦な場所に富士浅間神社が出現。

先に行ったハイカー達はここで小休止、エナジードリンクなど飲んで水分・カロリー補給です。
なんでこの場所に富士浅間神社があるのか不明ですが、主祭神は木花咲耶姫命、安産の神なのですが旅の安全を祈願します。

ハイカー達は稜線を辿って太平山神社ー晃石山ー馬不入山ーJR岩舟駅への8kmの山行コースを楽しむそうです。

この富士浅間神社の付近は、鎌倉・室町時代に太平山城が築かれていましたが、天正13年(1585年)に小田原の北条軍により落城、寺の堂宇・神社と共に炎上した史実があります。

富士浅間神社の真裏に5m程の高さのピークがあり、その頂上に「太平山341m」の標識が取り付けてありました。
ここが太平山神社の御神体の太平山山頂、喜んで記念としてカメラ撮影したのですが・・・。(下右画像の御堂は富士浅間神社)
 

来た登山道を戻りながら展望した栃木市中心部方向。右下は国学院大学栃木校。


奥宮への登山口から俯瞰した太平山神社の諸堂。

無事に奥宮から戻り着き、社務所で宮司と雑談しましたら、浅間山神社裏の山頂は太平山の頂上では無く、御影山という名の山だとの事・・・。
間違った標識を取付けられ困っているのだとのお話、筆者も標識に騙された一人・・・「太平山341m」と記されていれば信じてしまいます。
本当の太平山山頂は太平山神社境内の背後に聳える山で標高は343m、太平山山頂へ再度チャレンジしましたが、途中で道に迷い敢え無く下山。

時刻は昼近く、小腹も空いたので、境内最隅の展望の良いテラスで、広々とした景色を愛でながら太平山名物など・・・。
 
立寄った茶店は16代続く「山田屋」。(左)

先ずは、カキ氷で涼を求めながら喉を潤します。  太平山の名物料理は玉子焼き焼き鳥だんごとのこと。
 
太平山名物の焼き鳥玉子焼きは、その昔 夜鳴きするニワトリは火災・災難を招く不吉鳥とし、神社に納められたのを繁殖させ焼いて食した事から。
また、団子は神社の奉納された米から作った事に由来するそうです。

鳥肉嫌いの卵大好き人間ですから、早速玉子焼き”をオーダー。
客の注文を受けてから一つづつ焼き上げる温かな手作り厚焼きの玉子焼き。
固からず柔らからずの絶妙な焼き加減、ほど良い甘さで名物料理の名に恥じない名品。(350円)
 
だんご”(太平だんご 300円)は御土産パックにして持ち帰ります。

展望テラスからの蔵の街・栃木市の眺望は素晴らしい!! 大気が澄むとスカイツリーまで見えるとか・・・。



次回は太平山の桜名所“謙信平”・山本有三文学碑など。


2014 06 08(火)記。      前橋市   超大型台風8号沖縄へ。   最高気温 32.2℃   最低気温 20.0℃


おまけコーナー。

360度パノラマビジョンで観る星の万華鏡世界。
Planetary Panoramas - 360 Degree Night-Sky Time-Lapse by Vincent Brady, Music by Brandon McCoy



 [防災・減災マメ知識]洪水時の避難対策(2013/10/1 放送)


第883回 太平山神社 2.

2014-07-04 12:00:00 | 旅行

2014 06 21(土)

前回から引続いて太平山神社の境内を散策して摂社・末社を参拝。
太平山神社拝殿の右横に並んで建っていたのは「交通安全神社」。
現代風な珍しい名前の神社で、社殿に掲げられた扁額にも「交通安全神社」の文字。
内部に車や信号機などは無く、ただ普通の祭壇のみ・・・。
  

その横に鎮座するのが「福神社」、縁起の良い名前の神社で、招福財運の神様。
社殿前の石像は新品の恵比須天大黒天
 
内陣正面の「福神社」額の両壁には招福を祈願する沢山の御幣が奉納されています。

祓戸大神」と記された夏越大祓式の「茅の輪」を8の字でくぐると穢れと厄が落ちると云われています。
茅の輪くぐりの順番列が出来るほど盛況でした。


福神社の右横に見えるのが「星宮」。


星宮」を真ん中に、左に天満宮、右に子易神社の三社が仲良く祀られています。


星宮の天井画「龍図」が飛び掛るような大迫力で素晴らしい!
龍の下で柏手を打つと瑞雲吉兆に恵まれるそうです。


太平山神社の境内にはまだまだ多くの境内社が在ります。

星宮に隣接して「太平山稲荷」(蔵稲荷・伏見稲荷)と「三輪神社」。


小さいながらも太平山稲荷には精緻な彫刻が施されています。三輪神社は小さな屋内社。
  
太平山稲荷と三輪神社の狭い場所に「諸願成就の一本灯篭」が立てられています。
手のひらに載せた小石を胸より下から灯篭の火袋に投げ入れ、成功すれば全ての願い事が叶うそうで、特に縁結びに霊験があるパワースポットなのです。(小石は社務所で授与)

三輪神社の右隣は「足尾神社」。御祭神は日本武尊日本武尊が天狗だったとは知らなかった)。
御神徳は足腰の健康、祭神が山を飛び跳ねる天狗ですから・・・。
  
足型石や大小様々な履物(下駄)などが奉納。
足尾神社の直ぐ傍から奥宮~山頂へのハイキングコース有り、ここで足腰の強健を祈念するハイカーもいます。

足尾神社の向かい側に見えるのが「御神馬社」。
 

金箔が残る御神馬が神々しい・・・。   御神馬の前に置かれた「絵馬」、甲午(キノエウマ)とウナギには何かの縁があるのか?
 

足尾神社の隣に摂社群、左から皇大神社稲荷神社厳島神社上宮神社天満宮大杉神社織姫神社浅間神社・が長屋社殿に行儀良く鎮座。

それぞれに霊験が違いますから、目的を選別してからお参り下さい。
面倒くさい人は少し離れて長屋社殿全体を拝めば全ての御利益が授かるかも・・・。

境内の一番奥に鎮座していたのが愛宕神社八幡神社
 

太平山の中腹に拓かれた太平山神社の境内、左は御神馬社・・・・右隅が八幡神社。
神社や御宮が沢山あり、全ての御利益に授かれるお参り甲斐のある太平山神社なのです。


次回は太平山神社奥宮、浅間神社・山頂、名物料理など。

2014 07 04(金)記。      前橋市      最高気温 22.7℃    最低気温 19.6℃



おまけコーナー。

ホームレスの人生を救った一匹のネコの物語。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52167188.html

車は半分でも走れます。
Meio Fuca desfilando na Avenida!!!


第882回 太平山神社 1.

2014-07-01 18:00:00 | 写真・旅行・日記・コラム

2014 06 21(土)


花の名所“あじさい坂”(千段)を登った場所に建つ太平山神社随身門(徳川吉宗の時代、享保8年の創建)で一休みして脚の疲れを癒します。
 

随身門の正面に左右随身様、裏側には仁王様が二体。
明治期の神仏分離令までは正面に仁王様、裏側に随身様が置かれていたそうですから、
本当は随身門では無くて、麓の太平山連祥院(六角堂)の仁王門だったのです。
 

随身門から急な石段を登る途中、草むらの中に角ばった岩が置かれています。
この岩は「綾川五郎次 受留めの石」と呼ばれ、江戸時代に大活躍した日下開山二代目横綱・綾川関(1686年 栃木市生まれ)が少年時代に石段を落下する岩を受け留めて落石事故を未然に防いだと伝えられています。
 
二代目横綱・綾川五郎次 ⇒ ここクリック。
因みに、初代横綱の明石志賀之助も栃木県生まれとの事。

急石段の中ほどに立つ「三光神社」の額を掲げる青銅製の鳥居を過ぎると太平山神社境内の勅使門が直近に迫ってきます。
 
明治維新の頃までは太平山神社を“三光神社太平山権現”と云っていたそうです。
太陽・月・星の三光を祭神に祭っていた、自然神信仰の神社だったとか・・・。

やっと辿り着いた太平山神社、勅使門の正面には太平山神社の拝殿。
 
拝殿正面に安置されている石は「御神石」、通称“撫で石”と呼ばれ、この神石を撫でると霊力を授かると云われています。

太平山神社拝殿と右は「交通安全神社」。


拝殿裏の一段と高い場所に鎮座する、太平山神社本殿
 
何故か大きな御神鏡が外に置かれ、風雨に曝されて哀れな姿を・・・。

拝殿前の立派な青銅製灯篭、笠にハートのマーク、見つけると良縁に恵まれるそうです。
 

いろいろの絵馬がありました。          絵馬掛けには七五三の子供の手型絵馬も・・・。
 

霊験新たかな御札御守り。             火災予防に火防獅子、1500円
 

太平山神社のHP ⇒ http://www.ohirasanjinja.rpr.jp/


次回は太平山神社の摂社・末社境内社など。


2014 07 01(火)記。      前橋市       最高気温  3.8℃   最低気温 18.9℃



おまけコーナー。

寝たフリして犬のエサを盗むネコ。
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 流し台にはまり込むネコたち。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52166376.html


続 けしからん猫の垂直跳びには敵わない。NOTHING CAN RIVAL THE JUMPING CAT 2