2018 02 09(金)
坂東太郎とも云われる利根川の支流で、群馬県北西部を流れる“吾妻川”を堰き止め造られる大規模ダム“八ッ場ダム”を見物。
国道145号線を中之条町から長野原への途中に、新緑と紅葉の名勝“吾妻渓谷”の半分を破壊して建設されている八ッ場ダムが見物できる小高い場所があります。
かなり広い無料駐車場も用意され、見物客のサービスに便宜を図っています。
ダム見物が出来る小高い展望台の名称は「やんば見放台」、ジグザグのスロープ道は良く整備され快適・・・。
スロープの途中から徐々に工事中の八ッ場ダムが現れてきます。
「やんば見放台」の最上部。 想定より遥かに広く平らな場所です。
安全柵には八ッ場ダムについての説明パネルがあって勉強になります。
八ッ場ダムに使用する大量のコンクリートは近場の土石を利用して現場で作られるのです。
総発電量は11700Kwの予定。
“やんば見放台”のダムに一番近い場所には舟の舳先のように突き出た展望台が造られています。 映画「タイタニック」の船先端みたい・・・。
先端の展望台から望む八ッ場ダム工事現場全形。 左はダム工事用の生コンクリートを作る工場。
大量のコンクリートを供給する生コン工場。 吾妻渓谷の谷底で工事が進む建設中の八ッ場ダム。
今年の厳しい寒気の中、コンクリート凍結防止用の厚い青シートの上で働く人々や作業車・小屋が小さく見えガリバーの世界のようです。
ダム堤高116mの最下部でも鉄足場を組んで作業中、下へ行くほど寒いのです。 対岸上の作業現場、山の奥までトンネルが掘ってあるそうです。
本来は平成27年完成でしたが、人手不足で工事が大幅に遅れ完成は平31年に先延ばしされたとか・・・。
急速に少子化に向かう日本、建設費・維持管理費に莫大な費用がかかる不要なダムの典型と云えるのでしょう。
八ッ場ダム見物の「やんば見放台」から望む雪化粧の吾妻川上流部。 見える橋は長さ494mの「八ッ場大橋」。
八ッ場大橋の奥に見えるのが「不動大橋」、不動大橋の右手に道の駅「八ッ場ふるさと館」があります。 八ッ場大橋の下でも生コン工場が稼働・・・。
“やんば見放台”から見た駐車場方面。駐車場に隣接した和風瓦屋根はうどん店。 右のトンネルから続く道路は国道145号線。右へ行くと中之条町。
やんば見放台からの八ッ場ダム見物は午後の時間帯がお奨め、西からの陽射しがダムにあたり綺麗に見物できます。
次回は「氷結の不動滝」と「八ッ場ふるさと館」。
2018 02 22(木)記。 前橋市 薄 最高気温 7.9℃ 最低気温 -0.5
おまけコーナー。
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