ツトムさん家の写真日記。

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第549回 松代市 真田十万石祭り 2010年 上。

2010-11-17 19:01:26 | 旅行

2010 10 10(日・体育の日)

快晴の秋空に誘われ、運動がてらに信州長野県の北信に位置する松代へ・・・。
上信越自動車道の長野ICで高速道路を下り、祭り会場の松代町・松代城跡を目指しました。
松代城近くのP場にやっと駐車スペースを確保し、徒歩5分程の祭り会場へ・・・。

着いた時は運良く丁度“真田十万石祭り”の武者行列出陣式の最中!
二の丸広場では黒や赤の甲冑を身に着けた戦国武者たちが幟旗の下で大集結していました。


松代城石垣を背景に真田家家紋の「六文銭」(六連銭・三途の川の渡し賃)の幔幕を張巡らせた二の丸ステージでは出陣の儀式が厳かに執り行われていました。
 
壇上では現在の真田家16代当主“真田幸俊”様が出陣決起のご挨拶。

姫君たちも16代殿様のご挨拶を謹んで拝聴していました。
 
出陣の儀が滞り無く終了、歴代の真田家当主や姫たちは城内で武者行列の御用意です。

秋晴れの空の下、松代城の内堀に架かる表門橋で火縄銃演武が行われました。


火縄銃演武を行うのは朱色で固めた「真田鉄砲隊」の面々。
 
真田鉄砲隊隊長の指揮の下、一斉に火蓋が切って落とされます。

耳をつん裂き地を揺らす轟音!! 火縄銃や手筒銃の見事な一斉射撃は圧巻です。


火縄銃演武の動画をご覧下さい。
真田十万石祭り 2010年 1. CIMG8513・~・28ムービー


火縄銃演武の後は勇壮な“真田勝鬨太鼓”の演奏が披露され“真田十万石祭り”武者行列の開始を寿ぎます。


真田勝鬨太鼓の動画をご覧下さい。
真田十万石祭り 2010年 2. CIMG8537・38・40ムービー.wmv


今年は松代城築城450年、松代城内の大きな太鼓門から内堀を渡って続々と武者行列が出陣して行きます。
最初に出馬したのは「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の風林火山馬印を従えた武田家重臣の高坂弾正昌信(初代松代城主)。
「逃げ弾正」の異名をとった高坂弾正を馬上で演じたのは長野市長・鷲澤正一氏。
次の選挙も逃げ切りを狙いますか・・・?
 
」の幟旗は上杉の重臣・村上景国(4代城主)。煌びやかな鎧兜が武者行列の醍醐味です。

大阪の陣で大活躍で後世まで名を轟かせた智将“真田左衛門佐幸村”(本名は信繁)、右手を振って声援に応えていました。
赤備具の大阪城甲冑隊を従え、真田軍団は堂々の御出陣!!


初代城主・高坂弾正昌信から出陣する武者行列動画をお楽しみ下さい。
真田十万石祭り 2010年 3. CIMG8547・53・55・60・63城出陣


黒駒で出陣したのは9代城主の松平忠輝(徳川家康の六男)。
   
真田家3代当主の真田信之(幸村の兄、父・弟と袂を分かち徳川方に加担)は江戸時代に上田から松代に移封され初代松代藩主となり真田家を存永させ治世に尽力した名君。
一歩後ろに続くのは、敵味方に分かれた舅の真田昌幸の上田城訪問を拒み、城近くの正覚寺で昌幸の孫をさせた逸話で「良妻賢母の鑑」とされた小松姫(信之の正室)

時代は江戸時代に移り、大名行列の先頭を司る槍持奴も道中パフォーマンス御披露し観客の喝采を博していました。


江戸時代の大名行列の先頭を勤める槍持奴のパフォーマンスをお楽しみ下さい。
真田十万石祭り 2010年 4。 CIMG8572 ムービー.wmv


真田軍団の本拠地・上田市からも「上田城甲冑隊」が六文銭旗をなびかせ、威風堂々の隊列を組んで応援参加!


華やかな衣装を纏った姫様たちも歴代城主の後に従って表門を出てきます。


正室三千姫を気遣いながら橋を渡るのは7代藩主の真田幸専(ゆきたか)。
 
沢山の姫御が登場します、右隅は9代藩主・真田幸教の生母お貞の方(真田幸良の正室)と思います。

江戸末期の第9代松代藩主は真田幸教(ゆきのり)、この時代には思想家・兵学者の佐久間象山など幾多の人材が松代から輩出しました。


松代藩にも近代兵器の大砲が配備され、幕末の動乱に備えました。
 
時代は戦国から江戸、更に明治維新と移り変わります。
文明開化の象徴の人力車で登場したのは松代藩最後の10代藩主・真田幸民(ゆきもと)。
官軍に加わり戊辰戦争で功を挙げ、明治2年に藩知事に任命された真田幸民は伯爵に叙せられたそうです。

真田松代藩初代藩主・真田信之~最後の10代藩主・真田幸民の動画をご覧下さい。
真田十万石祭り 2010年 5. CIMG8576・~・97ムービー


「徳川幕府は数多の大名家に移封や改易を断行しましたが、何故か松代藩の真田家は初代藩主・真田信之の時に上田から松代に移封されただけで、二百数十年間変わらずに明治に至るまで松代に居城し永らえたと云う稀有な歴史があります」

松代城表門からの武者行列も一段落し、松代城の内側を見物です。
内堀に架かる橋を渡り、表門をくぐると威圧するような大きな太鼓門に出会いました。
その昔、太鼓門の階上に大きな太鼓が置かれ、登城の合図などで叩かれたそうです。
 
城内は公園広場で本丸などの建物は全くありません。
裏門にあたる北不明門の近くに「海津城址之碑」と刻まれ大きな石碑、武田と上杉の川中島合戦で奪い合いとなる海津城は松代城の前の名前だったのです。
石碑の左脇には天守閣址かと思われる石垣造りの高台があります。

高台に上ると松代の美しい田園風景など楽しめます。

近くに特徴有る皆神山や太平洋戦争末期に大本営地下壕などが掘られた象山も望めます。
この皆神山は世界最大のピラミッドとか云われる神秘的な霊山。
真田十万石祭りの終了後に訪れる予定です。

松代城に設置されたステージでは色々なイベントが開催されていました。
威勢良く鳴り響いたのは子供演奏の「子供真田勝鬨太鼓」。
  
松代町のユルキャラは「みみちゃん」、可愛いネコキャラクターです。
昼飯代わりに「六文銭」が焼印が捺された六文銭大判焼など食して英気を養いました。

次回は真田十万石祭り・武者行列の城下編。
2010 11 17(水)記。  前橋市  最高気温11.9℃

おまけコーナー。

人間って凄い!!

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1 コメント

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白万石まつり (寺尾美津子)
2011-06-04 19:57:19
とても素晴らしい作品でした。来年も見ます。
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