キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

方向オンチと頭の中の地図のお話

2013年07月11日 | ☆読書
「面白そうな本買って来たよ。あなた用」
といって、夫がくれたのがこの本。

方向音痴についての学問的アプローチの本です。
でも一般向けに書いてあります。
以前、NHKの爆笑問題の番組に、方向音痴がテーマの回があったのですが、その番組に出演していた静岡大学の心理学の先生の本でした。

なぜ人は地図を回すのか 方向オンチの博物誌 (角川ソフィア文庫)
村越真著
角川学芸出版



学生のころ、卒論のテーマを探しているときに、この問題に出会いました。
私の学校はいわゆる「学際」で、テーマ決めもめちゃくちゃ自由でゆるかったので、人文地理で書くか、アメリカ研究で書くか、南米研究で書くか、はたまた民俗学で書くかいろいろ悩んでいました。あまりにも散漫な感じがすると思いますが、とにかく全てのこと浅~くしか勉強してなかったんですよね。でも卒論書かなきゃ卒業できない。ウーン困っタ!


で、図書館でなにかネタは無いかと探していたときに、見つけたのがこのテーマ。
つまり「頭の中にある地図」について。
メンタルマップとか認知地図とか、空間認知とかいろいろなアプローチがあり、とても興味をそそられたのですが、心理学は全く素養無く、またどういう風に論文にもって行けばいいか皆目見当もつかなかったので、あきらめました。

で、その私の幻の卒論テーマ(こらこら^^;)を研究していらっしゃったのが、この先生だったんですね。
楽しそう。この先生の弟子になって、研究してみたい。



わたしはどちらかといえば方向音痴ではないほうだと思いますが、空間認識とかは、それほど優れてないと思います。
図形を反対側から見せられると、頭が混乱するタイプです。



↑こんなの。

でも、地図が大好きです。
しょっちゅう地図を見ているので、実生活では自分の現在地をGPS表示のように地図上にうつし込むことが出来るようになりました。で、頭の中の地図上で自分がコマみたいに動いていくので、あまり迷いません。

夫は別に方向音痴ではないのですが、その感覚があまりピンとこないらしく、初めての場所でも一緒に歩いてる私がサッサカ行ってしまうのでなんか気に入らないようです。何でそっちだってわかるの?とよく言われます。そして出先で落ち合う時など、電話で現在地を知らせる時など、なかなか出会えなくて、「そんな道案内じゃたどり着けない」と怒られます。

家庭の平和のためにも、方向オンチ、地図が読めない人の頭の中のことも知っておかないと(笑)

あ、せっかく本を買ってきてくれたのに、こんなこと書いていいのかな??

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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