キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

「台湾Y字路」めぐり 第二霧里薜圳支流遺址

2020年01月16日 |  └─台湾で街歩き・観光
台北市大安區溫州街47號
本では「ビオトープのあるY字路」として紹介されていたところです。



場所は、師範大学夜市から辛亥路(建国路の高架)を越えてすぐのところです。
霧里薜圳というのは、昔ここにあった灌漑用の水路のことのようです。
郷土史を大事にしているのがわかりますね。
でもこの説明版は、紙をラミネートしてるだけなので、すでにインクがにじんでいます。

こういう、いい雰囲気の路地(そしてここもかなりの高低差があるので水路を感じさせる)を歩いていくと、あります。このあたりは学生街独特のカフェなどが点在してます。

いきなりの橋。
公園のような作りです。
本の中で「ビオトープ」と紹介されていたのに納得。



台北の街中でこんな景色はとても珍しい!
暗渠ではなく開渠なんですね。



鯉や亀が泳いでいました。
近くにはこんな市民菜園が。
プランタではあるけど、市民のオアシス。って感じですね。

ふっと向こうを見ると、ドーム屋根が見えます。
台湾大学の体育館です。
この体育館にはコンサート聞きに何度か行ったことがあります。
でも近くにこんな素敵なところがあるとは、本を読んでいなかったらたどり着けなかったでしょう。













「台湾Y字路」めぐり ファーストY字路

2020年01月15日 |  └─台湾で街歩き・観光
夢のY字路からすぐのところにもう一つのY字路がありました。このあたりは水路のあった関係でY字路だらけなのです。


「ファーストY字路」として登場


そして、微妙な段差も多い。
この廟は裏口から入るときは道路と同じ高さでしたが、正面に回ると道路との間に段差が。

廟の裏側からのアプローチ。道路と段差無し。


廟の正面。7段くらいの段差がある。


このY字路にも日本家屋が大事に保存されて、和食店として活用されています。
ビルに囲まれぽつんと残る平屋の日本家屋。
おそらく昔はこういう家が、軒を連ねていたのだと思われます。






「野草居食屋」という料理屋さんです。




台湾に残されている戦前からの日本家屋で、改修されて公開(店舗などに活用されているものを含めて)されているものは、ほとんどが前の住人も特定されて、子孫が訪問したりしているようです。

この家も戦前は石井稔という台北帝大の先生が住んでいたそうで、さらに戦後は熊大に留学経験のある台大の教授の家になったそう。それにちなんで熊本のお酒など飲めるのだとか。

この道を少し川の方まで歩くと「紀州庵」というむかし料亭だった日本家屋があります。そこは以前たまたま通りかかって見学したことがあります。

2018年3月の写真「紀州庵」







今、台北ばかりでなく、台湾中で街のそこかしこに戦前からの日本家屋が修復保存されているのを見ることができます。
でもこれを短絡的に「親日」と考えてはいけないと感じます。
「日本時代を懐かしんでいる」というのも的外れです。
この本の著者も書いていましたが、台湾の人たちの台湾アイデンティティの探求の中で出てきた当然の態度だと思います。

台湾にこのような時代があった。
良い悪いという評価以前に事実だからしっかり受けとめて自分たちの歴史として保存する。
これは「日本人が建てたもの」ではあるけれど、「日本のもの」ではなくて「台湾のもの」だととらえているんだと思われます。
いま日本では今までにない台湾ブームだし、訪れる日本人も多いと思いますが、日本人だからこそ、このことを知っておいてほしいと思います。

なんだか偉そうですが、20数年台湾と付き合ってきて、感じていることです。

「台湾Y字路」めぐり 齊東老街

2020年01月03日 |  └─台湾で街歩き・観光
こん回の台湾旅行の裏テーマはこの本に登場する「Y字路」を散策すること。


まず、宿から一番近い「Y字路」へ。
齊東老街 本では15番のY字路
  
日本統治時代に日本人用の住宅(官舎)が多く作られ、今も残っているエリアです。
もともと水路があったのでY字路になったようです。



でもさすがに戦前の木造家屋は老朽化しているので、保存再利用のための修復が進められています。
修復中の家屋の塀に、昔の地図や来歴が書かれたものが印刷されていました。






修復が終わって、公開されている建物です。
「齊東詩舎」
前に来た時、何も知らずに通りかかって中を見学したことがあります。
今回は休館日でした。





齊東老街の出口も立派なY字路です。

近くに、こんな場所が。
一瞬自分がどこにいるのかわからなくなってしまいました(笑)




十三行博物館~台湾北部の先史博物館

2018年05月14日 |  └─台湾で街歩き・観光
今回の台湾行きは、ものすごく久しぶりになんの約束も用事もない(というかあえて入れなかった)旅行でした。
行ってから次の予定を考えると言うスタイル。
そんな中、行き先として選んだのがこの十三行遺跡博物館です。
淡水の対岸、八里にあるらしい。淡水へは何度も行ってますが、八里には行ったことがありません。わくわく。

ここの存在は、空港でもらってきた各種パンフレットで知りました。北部台湾の考古学博物館として重要らしい。日本語サイトもあったので、背景については、淡水へ向かう地下鉄の中で勉強。

博物館の公式サイト(日本語)
台湾再び!
旅々台北




淡水駅


コーヒー買って飲みながら船着き場を目指します。


八里への船着き場。片道23元、往復45元。





ザ・渡し船!乗ります。


船内。


おります。


船着場前、八里老街は賑やか。


チケット 
これから自転車で博物館へ向かいましたが、それは前の記事で書いたので割愛。


博物館正面


汚水処理場のタンク




この顔がポイントなんだな。


入館料80元。
常設展示の他に企画展を2つやってるみたい。三種類の日本語パンフをもらいました。


発掘についてわかりやすく展示されています。




遺跡の位置づけなども子供向けにもわかりやすく展示。




人面土器。美しいフォルム。


この模様もかわいい。


この博物館に行くまで知らなかったのが、台湾への鉄の伝来の早さ。日本は弥生時代ですが、台湾はそれより500年ほど早く鉄を使っていたそうです。
日本は文明のドンづまりなんだな〜。






博物館の喫茶室で昼食。お弁当持ってきて外の庭でたべたほうがよかったな。おやつしかなかったデス。


台北でサイクリングはいかが? その2

2018年05月08日 |  └─台湾で街歩き・観光
台北でサイクリング、2日目です。

今日のルートは以下の通り(クリックで拡大します)


八里で自転車を返したときに、自転車道の地図が受付にあるのに気がつきました。
それをもらってきて、ルートを考えます。


気温や体力、それとレンタルステーションまでの交通の便などを考えて、新北市の華江橋の下にあるところにしました。
バスに乗って行きます。龍山寺を過ぎて川を渡ったらすぐにおります。バス停から10分ほど歩いて河原に出たら、目指すレンタルステーションがわかりました。橋の下にあるのですが、すごく広いですね。










自転車を借りたいというと「好きなのを自由に選んで」と言われます。
借りてきたのがこれ。
少しタイヤの細いタイプ。7段変速つき。
昨日借りたのと同じカテゴリーです。



「ここで借りて別の所で返すのできますか?」
と聞いたら、「確認します」と言われたのですが、結果はできませんでした。
残念。まぁ、パスポートを預けるから、やっぱり同じところに戻ってきた方が安心ではあります。


走り出す前に、サドルの高さを合わせて、それとトイレ。

このトイレがびっくり!
自転車と一緒に入れるんです。
着替えスペースもあって、サイクリングに特化されてました。





まず、川を渡って対岸へ行きましょう。
川のわたり方はダイナミックです。とにかく橋が大きいので。


これで橋へ上がります。


橋の上は押して行くほうがいいですよ。



案内標識がたくさんあって絶対に迷わない仕組み。素晴らしい。







こども用自転車が充実してるので、子どもが大勢います。ここなら安全に乗れますね。


川沿いには人工湿地というのだたくさんありました。多分環境保全が目的だと思います。景色もきれい。


蓮も咲いていたり。



道幅も広いのに、この混雑。
休日の夕方、涼しくなる時間はどんどん人が増えます。
やっぱり暑い時間は辛いですし。


ぐるっと回って約20キロくらい。
休み休みだったので3時間半くらい。
料金は昨日と同じで180元。

次は、朝から走りたい。60キロくらいなら多分大丈夫。あちこち寄り道しながらというのも楽しそう。夏はやめといた方が良さそうだけど。


















自行車新文化基金會

台北でサイクリングはいかが? その1

2018年05月07日 |  └─台湾で街歩き・観光
GW台湾へ行ってきました。いつもはいろいろ予定を入れていくのですが、今回はのんびりしました。
2日間自転車を借りてサイクリングしました。特に2日目はサイクリングを目的にただ走りました。今、台湾は日本人観光客にも大人気だと思いますが、サイクリングもいいですよ。すっかり気に入ったので、サイクリング遊びについてレポートします。

去年夏にも自転車乗っています。(暑い中、無謀でしたが、楽しかった)
台北リビバーサイドサイクリング
去年は台北市で借りたのですが、今回は郊外の新北市です。システムはほぼ一緒のようです。

八里左岸サイクリング

ルートマップ(クリックで拡大します)

初日、台北郊外の淡水から渡し船に乗った対岸の八里。
自転車レンタルステーションは渡し場から歩いて5分位のところにあります。
八里には「十三行遺跡」があり博物館もありますが、渡し場から4キロくらい離れているので、自転車に乗ろうと思ったのでした。




いろいろなタイプの自転車があります。


料金表。

私は高級変速車というカテゴリーのを借りました。かご付きのママチャリと同じ値段。


台湾の自転車メーカーGIANTのです。気分が上がりますね。(家で乗ってるのもGIANTですが)博物館に行くつもりなので鍵を追加で借ります。

このコースは淡水川のマングローブ地帯を走ります。




自転車道の整備とともに、自然保護もしてるようです。


これは昔の海岸線、防波堤のあと。


湿地の観察用の施設もあり。


こんな景色を見ながら走るの最高ですね!


淡水、八里は人気の観光地なので、こういう観光自転車を貸す店も多くありました。

往復や回り道で10キロくらい走ったでしょうか、途中博物館を見たのでレンタル時間4時間で鍵と含め180元でした。600円くらいかな。


2につづきます。

迪化街散策

2017年07月21日 |  └─台湾で街歩き・観光
台北の迪化街といえば、乾物や布地の問屋街。台北の発祥の地であり、古い町並みが残る。観光客がふらふら歩けば「カラスミ、カラスミ〜、ヤスイデスヨ」と日本語で話しかけられる街。という印象でした。
が、最近の迪化街は随分様変わりしています。
台湾の人は古いものをリノベーションしておしゃれに活用するというのが上手なんですが、この街もどんどんおしゃれになっています。清朝時代からかも、というぼろぼろの家屋を修理して、ギャラリーやカフェなどにして蘇らせています。この店舗兼住宅は建築としても興味深いものです。日本でも京都の町家なんかを再利用した再開発すすんでますが、そんな感じですね。


古い建物がカフェに。
この一角はマレーシアかシンガポールっぽさがありますね。


かわいい雑貨を売ってる店
「大稻埕旅遊資訊站」
マスキングテープのアイディア商品が売られていました。






おしゃれなカフェ「Le Zine洛」


カフェ内部


カフェのある建物の中庭


カフェのある建物、通りに面しているのは器やさん。
「民藝埕」オシャレだ。


アイコンいろいろ。
LGBTフレンドリーマークがあるところ、台湾、さすがですね。


店頭に吊り下げられてたバッグが大人気でした。
「林豐益商行」


町並み


おしゃれな果物店の二階でフルーツプレート
「豐味果品」


新旧まじりあった魅力が感じられる迪化街。
古い建物のリノベーションも刻々すすめられていて、きっと行く度に変化を感じることができそうです。

そうそう、迪化街の通りにジューススタンドのリヤカーが出てたんですが、グーグルマップにも「迪化街金柑檸檬」として載っています。台湾オレンジをその場で絞ってジュースにしてくれる屋台ですが、たまたま通りかかって信号待ちしてたら、飲んでるお客さんに英語で話しかけられ、「すっごく美味しいですよ!」と強力推薦されました。
その時は、果物屋さんに行く途中だったので、試さなかったのですが、次回試してみようかな。

台北リバーサイドサイクリング

2017年07月20日 |  └─台湾で街歩き・観光
今回の宿が甘谷街というところで迪化街が近かったので、ライブ明けのフリータイムは周辺の散策に出かけました。


大稲てい碼頭という淡水川の船着き場へ行ってみます。
水上バスがあるらしい。
乗ってみるのも面白いかも?
行ってみて案内を見ると、水上バスは観光用で一日2便だけ。
午後3時発と午後6時発で、淡水まで行くようです。
これも面白そうですが、まだ午前中なので、またの機会に。



日差しが強く、さらに埠頭のコンクリートの照り返しが半端なく、暑くて焦げそう。
こんな時間にここにいるのは、自転車乗りだけ。
そうなんです。
台湾は自転車専用道の整備が進んでいて、この淡水川沿いには台湾一周できる(!!)自転車道があるのです。

日陰を求めて歩いてたら貸自転車屋さんがありました。
乗ってみようか??
歩くより自転車のほうがきっと涼しいはず。
覗いてみると、ママチャリタイプもスポーツタイプもあるみたい。
外国人もパスポート預ければいいらしい。



お店の人に声をかけてみる。
「どれでも好きな自転車選んで試し乗りしてみて」とのこと。
2種類乗ってスポーツタイプに決め、サドルの位置を調整してもらい、ブレーキ点検して、借り出し。



申込書を書いて、パスポートを預け、電話番号を伝えて、伝票を貰います。
一時間毎に利用金が変わるのでお代は返却時。
川沿いには何か所も自転車レンタル所があって、乗り捨てもできるようです。
「乗り捨て」って「甲借乙還」というようです。
こっちの方が語感が良いですね。


自転車に乗るならタオル持ってくればよかった。
帽子もないし、日焼けが心配。
とりあえずカバンに入れてた日焼け止めクリームをベタベタ塗りまくる。

 

自転車専用道はセンターラインもあり、歩行者はいないし、とても快適です。
本格的な装備のサイクリストたちがどんどん抜いていくけど、ときどきレンタルバイクの人もいる。

淡水川は川幅も広く、緑地公園も広く爽快。
ただ灼熱。
時々木陰のベンチで補水休憩。
(というかちょっと走っては日陰で休憩を繰り返しました)



緑地ではバズーカみたいな望遠カメラをおいて撮影してる人が何人もいた。
たぶん鳥の写真を撮っているんだろう。



見たこともないような鳥がたくさんいた。
白鷺に似てるけど、首から上が黄色い鳥、なんていうんだろ?

川には亀もいた。
干潟みたいになってるところもあって、少し臭かったけど。
休み休み2時間くらいサイクリングを楽しんだ。



楽しかったけど、この時期はおすすめできません。
全身汗だくになりました。
公園の水道で顔を洗ったけど、シャワー浴びたかった。
宿をチェックアウトしてるのに無謀でした。

次はもっと涼しい時期にまたチャレンジしたいな。
台北から淡水まで降るのも楽しそう。
パスポートを預けると、借りた場所に返さなきゃならないけど、保証金を預けるのなら「乗り捨て」もできるんじゃないかな?

今回のルート



自転車レンタルの詳細



一周したら60~65キロくらいではないでしょうか。
山の方はちょっときついルートだと思いますが、いつかやってみたいですね。


KAVALAN WHISKY工場見学

2017年03月12日 |  └─台湾で街歩き・観光
昼食を食べた後は、太平山の方にある温泉を目指しますが、その前にちょっと寄り道。
ちょうど山への途中に「カヴァランウィスキー」の工場があるのです。
蒲田のバーの方から工場見学できますよ~と話を聞いていたので、ぜひ一度行ってみたいと思ってたのでした。工場の売店なら販売してるものの種類も多いでしょうから(空港免税店では4~5種類のものしかないし、サイズも選べませんので)できればいろいろ試せるミニボトルのが欲しいと思っていました。




見学コース。自由に歩いてよいようになっています。


ミネラルウォーターの工場も併設。


こちらはウィスキーのボトリング工場。


樽がいっぱい!


入口と出口


ウィスキー工場はさすがに一番人気!


説明があります。


展示も充実。


樽の中はこのように焼いてあります(見えづらいですが)


スチールポットです。


たくさんありました。


このコーナー濃厚なウィスキーの香りが立ち込めてました。




こちらは売店。


「撮影はこちらで」の撮影スポットから。


買ってきたものたち。
ミニボトル6種セットを買いました。
これで好みの味を見定めてから、また買いに行こう♪



工場の情報
金車酒廠
住所:宜蘭縣員山鄉員山路2段 326 號
http://www.kavalanwhisky.com/

YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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