キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

「坂本からの証言」2020年7月4日球磨川水系豪雨記録集

2022年07月27日 | └─熊本地震・水害



球磨川の豪雨災害から2年が経ちました。
大学の同級生が今も支援に入っている関係で、時々様子聞いています。
家の再建や集落の復活などはなかなか難しいという話です。
不通になったJR肥薩線も復旧の目途もたっていないようですし。

2年が経つこのタイミングで、被災した方々の証言が文集になりました。
通販も対応しているということだったので、さっそく取り寄せました。
(実家の皆さん、2冊買ったので1冊は送りますね)

手作りの文集です。
被災者自身が語ったその日から数日の出来事。
胸に迫るものがあります。
途中まで読んで、ちょっと苦しくなったので、残りはまた時間をおいて読もうと思います。
豪雨災害がもうどこで起こってもおかしくない日本列島。
ほかの地域の方の参考にもなると思います。


ご興味のある方、こちらからどうぞ。
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●【店頭販売】 550円(税込) 
道の駅坂本(さかもと館) 
TSUTAYA 八代松江店 

●【郵送にてご購入の場合】 遠方にお住いの方も、ご購入可能になりました! 下記の申し込みフォームにて、お申込みください。
※お申し込み後、振込先と金額をご連絡させていただきます。

 (お申込みフォーム) 
https://forms.gle/wX2vfShkE4pcPdUq7 

 (価格)
500円

 (送料(購入者負担)) 
・180円(1~3冊まで) 
・370円(4冊~10冊) 
※10冊以上をまとめてご購入の場合は、申し込み後ご連絡させていただきます。

 (お支払い方法) 
 ・銀行振込 
・ゆうちょ銀行振込 
・Paypay 支払い 

 (郵送お問い合わせ)
 motto sakamoto(もっと さかもと)
 電話:090-5944-2114 
メール:mottosakamoto2020@gmail.com
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映画「ひまわり」50周年HDレストア版

2022年07月25日 | ☆エンタメ-映画

ロシアのウクライナ侵攻以来、ウクライナのひまわり畑をテレビなどでよく見るようになりました。ひまわり油の産地なんでしょう。(ひまわりはウクライナの国花だそうです)

そして、1970年の映画「ひまわり」です。
見たことはありませんでしたが、超有名な映画ですよね。
ウクライナの戦争が始まって以来、各地で上映会をやってる話も聞いていて、近くでやってたら見てもいいかな?なんて思っていました。

そんなとき、熊本の父から連絡が来ました。ひまわりのリバイバル上映を見て、とても良かったという話です。
へー。
父の年代だと初公開時にも見てるのかもしれないですね。


先月帰省したときも、この映画の話を熱く語ってくれました。
父は昔から話が上手くて、あらすじはもちろん、見どころのシーンなどを画面が目に浮かぶように話してくれます。
これはもう自分で見に行かなくてもいいかなと思うほど(笑)

「一度見た方がいいよ」という話なので、アマゾンビデオとかでレンタルしてみたらいいかな?と思ってましたが、そのままになっていました。
そうしたら、土曜日にでかけたみなとみらいでポスターを見かけました。TSUTAYAの二階の小さな映画館で昨日から始まったようです。

午前中に一回だけの上映なので、翌日曜日に出直してきました。
2020年に50周年を記念してHDレストア版というのがリリースされたのだそうですが、今年のウクライナ侵攻をうけて、各地で上映会が行われることになったようです。


100席くらいの映画館(スクリーンは3つ)で、でもひまわりの回を見てる人は5人でした。コロナ感染の不安もなくていいけど。

映画は…たしかに父がオススメしてくれるのも納得。
セリフがあまり多くなく、説明も少ないので公開から50年後に見るのには少し解説がほしい感じはしました。
説明過多なものに慣れすぎてるかも。


・ナポリ娘のジョヴァンナと北の生まれのアントニオが出会ったきっかけは描かれません。アントニオは何しにナポリまで来てたのだろう?

・雪の中瀕死のアントニオをなぜロシア娘は助けたのか?
雪原には大勢のイタリア兵が倒れていたし、そもそも敵なのに?
彼女も家族を亡くして独りぼっちだったのかな?

・村の小さな家から,高層のアパートに引っ越し。かなりの出世に思えたけど、どういう意味があるのかなぁ?


父が見どころのひとつにあげていたのが「毛皮」。
ロシアに出征だからか「毛皮をお土産にすぐ帰るよ」といったアントニオが、ソ連のデパートのようなところでイタリアへの土産に毛皮を買う。高い毛皮と安い毛皮、どっちを買ったかは描かれず、最後にジョヴァンナに手渡すところでやっと判明するのだけど、「さてどっちだったでしょう?」




後で調べて分かったけど、
東西冷戦時に初めて西側の映画のロケがロシアで行われたものだそうで、ロシアのシーンがきれい。建物は荘厳だし、人々の身なりはきれいで、駅にはたくさんのエスカレーター(父はこの映画のエスカレーターに驚いたらしい)

そしてロシアの人々はとても親切。

親切なのはきっとそうなんだろうと思うけど、一般のイタリア人のために、外務省の人が密着ガイドしてくれるものなのかしら?

ソ連時代のロシアの対外イメージのために「盛られた」ところはありそうだなと思いました。できるだけ「発展している」面を映してほしいと。


そんな中で見つけた記事。
NHKのものです。
「ひまわり」のロケ地がどこなのか、について、ソ連側の公式発表が長年嘘だったという話。遺骨返還を求められても困るとか。
捕虜を大勢死なせたことがわかるのが困るとか。

いろいろ考えさせられる、「ひまわり」です。
名作映画「ひまわり」に隠された”国家のうそ” | NHK

名作映画「ひまわり」に隠された”国家のうそ” | NHK

【NHK】ウクライナ侵攻で注目され、いま全国各地で再上映されている映画「ひまわり」。そのロケ地を取材すると、いまのロシアにつながる国家の“うそ”が見えてきました。

NHK鹿児島放送局



公式サイト(上映情報もあります)

「万葉集講義」上野 誠著

2022年07月16日 | ☆読書
今やってるNHKラジオの「古典講読」は万葉集です。私の万葉集の知識は、高校で習ったところまでなので、ほぼ初めて聞く話ばかりで面白いです。

鏡王女(かがみのおおきみ)と中臣鎌足の相聞歌を取り上げている回がありました。

玉櫛笥覆ふを安み明けていなば君が名はあれど吾が名し惜しも

玉櫛笥 みもろの山の さな葛 さ寝ずは遂に 有りかつましじ

万葉集にはいろんな状況の歌が入っていますが、この歌を送りあうタイプのもの(相聞)は、どうして両方セットで後世に伝わっているのでしょうか?
手紙のようなものだとしたら、セットになってるというのは不思議です。この歌の返歌がこの歌、と特定することも難しそうですし・・。
宴会の席などでふたりが一緒の場所にいて、(さらに公衆の面前で)詠みあって第三者が記録してたとかならわかるのですけど。

万葉集にもそういう宴席での余興的な歌もたくさんあるそうです。上記の鏡王女と中臣鎌足の歌がそれに当たるかは知りませんが。
ラブレター的なもので、しかも「人目を忍んでいる」状況の歌なら、残りにくいんじゃないかな?
うーん。

なんだかすごく気になってきました。



そうだ!
同級生に万葉集の専門家になった人がいたっけ。
聞いてみよう。

以下、わたしと同級生(専門家)のやり取り(相聞)です。



「こんばんは。 万葉集について質問なのですが…。 個人に宛てた相聞歌とか、どういう経緯で第三者の知るところとなり、歌集に収録されたのでしょうか?? 昔からそれが不思議でしょうがないのです。 昔のことで、コピーもないし、個人にあてた歌が残るのが不思議です。 すみません、気になってしょうがなくなってしまいました。」

友人
「こんばんは。 ご無沙汰です。相談の件、個人的には以下のように考えています。 万葉集の場合、歌人名が分かる相聞の歌はある程度偏りがあります。また歌人名が分からない相聞歌はある程度類型化された表現です。 前者の歌は、恐らくそれぞれが歌のメモなどを残していた。それらが万葉集の編集で利用されたのだと思います。後者の歌は、類型化されているので、似た歌が沢山詠まれていた。そうした歌が現在見るような万葉集の歌なのだと創造されます。 これは古今集以降の王朝和歌とは、また異なる残り方なのだと思います。こんなもんでいかがでしょうか。」


「早速のお返事ありがとうこざいます!! めも!! びっくりです。 とすると、万葉集を編むときに、「歌を集めまーす!」とかアナウンスがあり、子孫が応募したとか何でしょうか?(あるいは編者が著名な人の家に行き、「御宅にになんか先祖の歌残ってませんかねー書付とか?」と調査して回ったって感じなんでしょうか?? 類型化した方のは、流行り歌的に その時代の人々が ある程度みんなが知っていたような伝わり方をしていたってことでしょうか??
その辺のことが書かれた参考書とかありますか??」

友人
「編集の時にはある程度周辺の人に頼んだんじゃないですかね。また、古歌集などから拾った歌だと書いてあるので、そうした歌集が早くからあったんだと思います。 類型化した歌は、ある程度知られていたのだと思います。 参考になるような書物、バッチリではないですが、入門書としては、上野誠『万葉集講義』(中公新書)が参考になります。 」




ということで、読んでみました。
「万葉集講義」
面白かった!




はじめはもじどおり「うた」 っていた「うた」が、文字(漢字)の浸透とともに買い留められるようになってゆき、
「だれが、どこで、どんなシチュエーションで」詠んだものか。
が重視されてきた。

というはなしが、目からウロコでした。
硬いタイトルですが、歌の現代語訳が砕けててとても楽しく読めました。

一例を・・・
大伴旅人が九州勤務を終えて都に帰任するときの送別会での山上憶良の歌

あがぬしの御霊たまひて 春さらば 奈良の都に 召上げたまはね

これについた現代語訳が

よっ!わが主人とも頼む大伴旅人サマ。その旅人サマのコネにすがりまして、春になりますれば、奈良の都に栄転させてくださいましな…。旅人サマ。

面白すぎ!でも状況よくわかりますね。



映画「破戒」

2022年07月15日 | ☆エンタメ-映画
学生時代に一緒にサークル活動してた友人から久しぶりに連絡もらって「こんど劇場映画を作った」というので見に行ってきました。




島崎藤村原作の「破戒」。
60年ぶりの映画化だそうです。水平社100年記念。
藤村の原作はなんとなく敬遠していて、これまで読んだことありません。

重たいテーマですが、静かな抑えた映画でした。
表現もソフトです。
2022年に公開するやり方として、この「抑えた感じ」は効果的だと思います。
間宮祥太朗の清潔感もよかった。
わたしは矢本悠馬オシです。(彼のやった役、清涼剤だったなぁ)


部落問題については、上京して以来日頃全く感じることなく生きているけど、また違う差別がたくさんある世の中を感じているし、古いテーマではないのですよね。
劇中「この差別が無くなっても、また新たな差別が生まれる」というセリフがあり、突き刺さりました。これは原作にもある言葉なのかな?

異質なもの、理解し難いものを排除したいと思う気持ちが差別を生み、それは長い人類の歴史で脈々と続いてきたことかもしれませんが、お互いに理解し合うとか、理解することができなくてもちょっと想像力を働かせるとか、そんな風にして差別を解消する努力をしなければいけないと思います。

SNSにこの映画のことを書いたら、ことのほか反響があり、もう見に行った人もちらほらいました。
「同級生の結婚が破談になった」という知人もいてびっくり。
忘れていた自分を反省。





この映画を作った友人は普段は教育映画を作っていて、商業映画にかかわるのは珍しいらしい。ネット上に彼がインタビューされた記事があったので、読みました。
映画化の背景がよくわかりました。
コロナ禍がすぎたら飲もうねと話しているので、会ったら準備期間の話など聞いてみたいものです。
見てよかったです。
おすすめありがとう。

ところで、「破戒」が絶版になっていたとは、全然知らなかったです。
私、同和問題について高校生の頃にそのテーマの演劇をやったことがありました。それでいろいろ考えて、「まるで存在しないもののように蓋をし続けて、人々の記憶から消し去ることができたら、新しい世代の中には差別が消えているのではないか?」などと考えていた時代がありました。でもきっとそれは浅はかな考えなのでしょうね。
本を絶版にしても状況が変わっていくわけではないということなのでしょう。
結局新しい差別も生まれてしまうし。

本が絶版になった(そしてまた復刊した)背景はもっと複雑なのだろうとは思いますが。新潮文庫の解説にそのあたりのことが詳しく書かれているそうですので、読んでみようと思います。


新潮文庫、今は映画仕様です。


間宮祥太朗主演 映画「破戒」予告編
 
公式サイトで公開劇場を調べられます。

初参禅@鎌倉円覚寺

2022年07月12日 | 神奈川散歩
この夏オンラインで「夏期講習」を受講して、現場でもお話聞いてみたいなぁ、と思っていたら、登録したメアドに案内が届きました。

横田南嶺管長の日曜説教です。
無料ですが会場で聞くのは抽選らしい(コロナで人数制限してるのですね)。
抽選もクリアできたので、日曜日に早起きして行って来ました。



お寺に法話を聞きに行くなんて、考えてみたら初めてです。

高校の修学旅行で奈良の薬師寺で聞いたことはありました。
薬師寺のお坊さんのお話は名物になってましたね(今もそうかな?)
おぼえてないケド。
毎年お正月に行くお不動様の新春大護摩勤行でも法話があるにはあるのですがとっても短い。


この日曜説教はたっぷり1時間あります。
横田南嶺老師のお話はとても新しく、また聞きやすく、そして最後は相当崇高になるという感じです。今回は落語の「寿限無」まで披露されてびっくりしました。youtubeにもアップされていますので、ご興味ある方はこちらからご覧ください。

【日曜説教:令和4年7月】いのちは奇跡 | 臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師

コロナ禍のため始まったネット配信ですが、会場で見ていたら、カメラや機材もしっかりされていて、専門のエンジニアの方(だと思います)が機材席にいました。会場で配られた資料などを配信の画面にも映し出すのです。すごい技ですね。
進んだお寺だなぁと思います。



法話が終わった後、希望者はそのまま「坐禅会」に参加できるとあったので楽しみにしていました。
坐禅は初めてです。
長年恒例になっているのでしょう、参加者の大半は慣れた様子で、椅子を片付け、座布団をもって整然と座り始めます。

初めてだけど大丈夫かな?と思っていたら
「初めての人や説明を聞きたい人はこちらへ」と案内があって、初心者チーム(10人くらいか?)は、係のお坊さんの説明を受けながら挑戦することができました。

説明⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分⇒休憩5分⇒坐禅10分 で1時間程度の坐禅体験となりました。



初心者なので「呼吸を数えることに集中しましょう」と教わったんですが、
いつの間にか夢の世界に入ったりして(寝不足だったんで)
難しいものですね。

円覚寺では警策を使うのをやめたと聞いていましたが、そのとおりでした。座っている人の間をお坊さんがゆっくり歩いて時々、パチンパチンと拍子木のような音を立てていましたが、あれが警策の代わりでしょうか?よくわかりません。

でも、脚のむくみが取れて、脚が軽くなった実感がありました。
また機会があったら参加してみたいです。
頭や心がすっきりする実感も得てみたいものです。



鎌倉円覚寺といえば、夏目漱石が当時の管長釈宗演老師のもと、参禅したお寺です。その体験が「門」とか夢十夜の「第二夜」などに書かれていますよね。
夏目漱石もくぐった門だなと思うとなんだかうれしい。





2022参院選

2022年07月11日 | └─政治と社会
あまりまとまっていないが感想をメモっておく。。



自民と維新の躍進が予想されて始まる前から気が滅入るようだった。
ウクライナで戦争が起きていることを利用して、防衛費を倍にするとか、核武装論とか、本気にしてる人も多そうで。

なので、気持ちを切り替えて「女性候補応援」選挙ととらえなおす。
そうなると投票したい人が何人も出てきて、明るい気持ちになった。

女性代議士を増やしたい。
女性なら誰でもいいというわけではないケド、こんなに少ない状況、増えなきゃ話にならない。



個人的には2票投じて、1勝1敗。
私にしては上出来。

以下「よかった」こと。
大阪の辻本さん当選
愛知の伊藤さん当選
社民党の福島さん当選
東京で山添さん当選(男性だけど)
水道橋博士当選(男性だけど)

以下「残念」だったこと。
神奈川の浅賀由香さん惜しかった。


参政党やN党みたいな新しい戦い方で議席をとっていくスタイルは、馬鹿にしないで注目しないといけないだろう。
それにしても参政党の集会は見事に「ノーマスク」集会〜マスクしてる人ほとんどいなくてびっくりした。




選挙の最終盤で起きた、安倍さん銃撃事件。
手製の銃でというのがなんとも驚きだったけど、政治家の皆さんはおおむね冷静に選挙を続けたようでよかった。
でも、実際に街頭演説に立っていた全国の候補者たちは、震撼しただろうというのは想像に難くない。

それでも政治家というものは、敵であれ味方であれ、やはり政治的に利用するのだろう。
強かですね。


選挙の街頭演説中を狙われたので「民主主義の根幹が」とか「言論の自由が」とかいう人たちも多いけど、私にはちょっと違うように見えた。
通り魔とかストーカー事件とかに近い印象(単に近くで狙いやすい機会が街頭演説だっただけで、選挙は関係なかったのでは?)。
まだわからないことが多いから、続報を待ちたいが。


殺人良くない、暴力良くない、のは当然。


この事件の影響も見ていきたいと思う。

安倍さんの事件を受けて、フェイスブックなどで台湾の知人友人たちがどんどん追悼投稿している。まるで震災時のように。日本の友人にはあまり見受けられない反応。
自国の政治家でなければ、凶弾に倒れた気の毒な政治家と単純化できるのかもしれない。



改憲勢力がぐんと増えた。
これからちゃんとした議論ができていくのか?
しっかり見ていかないと。
日本のこれからのために。


追記。
誰かが、「安倍さんの悲願の改憲やり遂げたい」とか言ったそうだけど、それ、もう関係ない。安倍さんがやりたかったからではなく、これからの人に必要な議論をしてくれないと困る。死者のためのものではないのだから。
いや、その発言も死者の政治的利用かな。
それを受け取る有権者の方の見極め力が問われている。


「全日本おかあさんコーラス九州支部大会」@熊本県立劇場

2022年07月01日 |   └─くまもと
先日、熊本に帰省してきました。
数年ぶりに夫と一緒の帰省(夫の休みに合わせたのでわずか1泊になっちゃったけど)。

今回は、母が40年以上活動しているママさんコーラスの九州大会の応援を目玉に、あとは父の日のお祝いもかねての食事会という予定でした。

コーラス大会は県立劇場で。
九州各地から集まったお母さんたちのコーラスグループが2日間にわたって、歌ごrを披露します。コロナ禍でコーラスができない状況が長く続き、大会も2回流れて3年ぶりの開催です。





母は私が小学生のころのPTAの活動がきっかけで始めたコーラスを今もずっと続けています。40年以上、毎週1回練習に出かけてるなんて根気がすごいですね。楽しいから続くのかな?全国大会にも過去4回ほど選ばれてたのだとか。

県立劇場は音響も良いので、皆さんの声がよく響きます。
チームによっては、練習不足だったかな?というところもありましたが、衣装とか演出にも工夫が凝らされていて、とても楽しめました。女性コーラス用に編曲された曲たちもバラエティーに富んでいました。

母たちのチームも良かったですが、特に感動したのが「コーロフィオーレ」という熊本の団体が歌った「私がきれいだった時」という茨木のり子さんの詩に曲をつけたもの。ドレスを身に着けているチームが多い中、ここは「もんぺ」のようなスタイルで登場して、平和を訴えていました。
選曲も良かったのかもしれませんが、聞くうちに涙がこみあげてきました。
後で聞いたら、九州代表として全国大会出場に選ばれたそうです。
やっぱり。

コーラスってあんまりちゃんと聞いたことがなかったですが、奥が深そうです。
まず、言葉がちゃんと聞き取れることこれが難しい。
そして、その言葉が説得力をもって聞く人の心を揺さぶることは、なかなかできることではないですね。コーラスだと全員のハーモニーも大事な要素だし。
低音部(アルト)のパートが重要だというのも感じました。アルトが上手なところは多くなかった…。

それとみていた中で、とっても指揮者がいいチームがありました。
指揮の良し悪しなんて素人の私にわかるはずもないのですが、それでもその指揮者の指揮は「音を引き出したり、抑えたり、広げたり、まとめたり」自在にしていると感じられました。

これも面白い発見でした。
ふだんマエストロの指揮ばかり聞いているからわからないのですね。



母のチームは全国大会への切符は逃しましたが、これからも楽しくコーラス続けてほしいなと思います。歌ってる皆さん、とっても楽しそうでしたもんね。

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(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
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