キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

越後妻有トリエンナーレ 大地の芸術祭

2018年06月12日 | └─縄文!

 
先日、渋谷のヒカリエでお茶でもしようと8階へ上がって行ったら、イベントスペースで大地の芸術祭の予告展やってました。

この夏、新潟県で行われるトリエンナーレ(3年に一回の展覧会)ですね。
香港の友人が、これを見に初来日予定で、「東京にも寄るから会おうね」と話しているのですが、パンフレットでももらって帰って送ってあげようかな。



イベントスペースでは何かの説明会があるらしい。
呼び込みの声に誘われて、座ってみました。


「こへび隊」というのは、芸術祭のボランティアのことらしい。
ボランティアの活動紹介と募集を兼ねているようです。


隣のブースでは、展示もやっていました。




ガイドブック売ってた。
日本語だけど、香港に送ろう。
このほか、パンフレットに中文版があったのでもらいました。


日帰りオフィシャルツアーランチ付き
越後湯沢駅発着で9800円~。
これいいかも!






越後妻有アートトリエンナーレ2018 大地の芸術祭
7月 29日(日)~ 9月17日(月)
新潟県 十日町市、津南町

この地域、なにげに火焔土器エリアとかぶるんですよね…
せっかくだから、私も行くことを検討してみるかな。

栃木県埋蔵文化財センターはイイネ!

2018年04月11日 | └─縄文!
自転車で菜の花の咲き乱れる川沿いの土手をサイクリングした後、早速行ったのが「栃木県埋蔵文化財センター」。通常は日曜祭日は開いていないのですが、さくら祭りの時期は特別に開館してると観光案内所で聞きました。




バックヤードツアーと言うのをやってるらしい。
埋蔵文化財の収蔵庫を見せてもらえるんだって!今日もできるかな?
事務所に声をかけると、やってもらえるという話。
わくわく!





縄文時代から説明をしていただけます。
そして、栃木県から出土した土器の特徴とか、関東地方の弥生時代の様子とか、登り窯ができて須恵器が焼かれるようになったとか、いろんな話を聞かせてもらいました。


実際に出土した土器を持たせてもらえます。
大興奮!
これは縄文土器。


こちらは弥生土器。
口が細くなってますね。


かまどの復元。
へっついさんですね。
ここに土器をセットして土器を2段にしてコメを蒸したらしいとか。
説明わかりやすい。


これは、あとで行った「風土記の丘資料館」で見た解説ですが、こんな風にしてたんだそうです。

関東地方の弥生時代には、あまり稲作も大規模ではなくて、栃木県では集落も小さいものしか見つかってないのだそうです。西日本とはずいぶん違ってたらしい。

「じゃあ、環濠集落なんかはなかったんですか?」
「神奈川県からは見つかっています。」
「サイカチドですね。この間行ってきました!」


こんな会話も出来たりして嬉しかった。
少しずつですが、遺跡に足を運ぶことで縄文の知識も増えてきてるようです。

このセンターでは、いろんなイベントもやってるらしく、石器づくりや拓本作りなどの説明もありました。石器は鹿の角で叩いたりして細工するのだそうです。鹿の角ってすごいんですね。



常設展示もあります。


解説は子供でも読めるように工夫されています。




国分寺か薬師寺だかの復元模型。


各地の古墳の形大きさ。

規模は小さいですが、とても楽しい体験になりました。
1年前から始めた縄文めぐり。
少しずつですが、楽しくなってきました。

縄文イベント@トーハク「魚沼・苗場山麓の自然と文化 ~縄文の心を探る~」

2018年03月05日 | └─縄文!
東京国立博物館で開催された縄文イベントへ行ってきました。



魚沼・苗場山麓の自然と文化 – 縄文の心を探る –
新潟県津南町の方による津南の縄文文化の紹介(7年前の栄村の震災復興の報告もあり)、斎藤孝太郎さんらによる縄文コンサート(一年前に國學院大學博物館で聞て感動して、そのためにこのイベントへ行きました)小林達雄氏、中沢新一氏による講演と対談などのプログラムで午後中縄文!!


会場は平成館


火焔土器を東京オリンピックの聖火台モチーフに!
と言う活動が行われています。
なかなかいいアイディア!


火焔型土器(レプリカ)を触ってみよう!
という展示。
これは普段は「考古学室」に置いてあるのかな?



縄文サポーター。
やっぱり縄文文化って東日本優勢ですね。




公式発表のプログラムを転載

Ⅰ部…苗場山麓の自然と縄文文化 13:35〜13:55
スライドを使い、悠久の時代から繰り返される大地の鼓動を背景に形成された「日本一の段丘地形」を含む豊かな自然環境とそこで育まれた豊かな縄文文化を紹介する。

Ⅱ部…チェロが奏でる縄文人の心 13:55〜14:30
斎藤孝太郎(チェロ奏者)が火焔型土器の文様を解体し、その文様を記号として読み取り、楽譜に起こし替え、チェロを通して生まれた音をアレンジして現代音楽として「縄文人の心」を伝える試み。

Ⅲ部…講 演 小林達雄(國學院大學名誉教授)    14:45〜15:10
   講 演 中沢新一(明治大学・野生の科学研究所)15:10〜15:35
   対 談 縄文の風 小林達雄×中沢新一      15:35〜16:35

縄文人は、四季折々の変化、太陽の運行や月の満ち欠けを観察し、自然と対話し資源を巧みに利用する智恵と技術を獲得し、森と共生した。対談では、縄文世界の観念的なカタチや文様、ランドスケープ、モニュメントなどに触れ、これら縄文哲学を日本文化の源流と捉え、過去から現在、そして、未来へと紡ぐ思考の旅へと誘う。


Ⅳ部…紹 介 特別展「縄文-1万年の美の鼓動-」について 16:35〜16:55

東京国立博物館主任研究員 品川欣也が、東京国立博物館にて2018年7月3日(火)より開催される特別展について紹介します。



面白かった。
これ申し込みは往復はがきのみというアナログなものでしたが、無料で参加でき、さらに常設展示も無料で見られるというサービスのよさ。縄文の世界にどっぷりつかりました。(中沢新一氏の話は高度すぎて私にはよくわかりませんでしたが)

小林達雄先生の縄文愛はすごく伝わりました。
(火焔型土器~桃太郎説がツボです)



帰りに常設展示の「考古学室」をじっくり見て、そのあと本館の常設展示を見ました。
絵巻物たのしいけど、昔の文字が全く読めないので楽しめない。
やはり古文書の勉強が必要か…




ドグー界のアイドル?
遮光器土偶




カワイイ



今見ても欲しくなるような?


でかい!

弥生中期の環濠集落〜大塚・歳勝土遺跡

2017年08月20日 | └─縄文!


急に思い立って、横浜センター北の横浜市歴史博物館へ。荏田宿のこと調べていたら、この博物館にゆかりの品が収蔵されていると知り、来てみました。


常設展なら400円

妖怪浮世絵の企画展もやってたけど、素通り。
常設展示を見ようと展示室へ行くと、入り口に遺跡のボランティアガイドの受付が。この博物館の隣には遺跡公園があるらしい。あとで行こうと思ってたけど、ガイドをお願いしよう。


博物館の屋上から公園に歩道橋がつながっています。公園に入ると、竹林。





ガイドさんは、定年後考古学を勉強してボランティアを始めて6年という方。

最初に遺跡のあるこの辺の地形の模型へ。このニュータウンのあるあたりは、太古、海底でそれが隆起して、その後河川による侵食を受けた丘陵地とのこと、だから台地の上は平ら。そこに、縄文時代から集落がポツポツとできていたらしい。




公園内には弥生中期の環濠集落あとの大塚遺跡、墓地跡の歳勝土遺跡があり一部復元展示されてます。


環濠


竪穴式住居
本当に、このような形だったのか?
誰も見てきた人はいません。
遺跡からわかるのは柱の穴と溝と囲炉裏のあとです。
でも時々、燃えて炭になったり、水に沈んで多少の原形をとどめている木々なども出土するらしいですね。そういう遺物をたよりに推理をしていくわけです。
それから「絵」も推理の助けになります。
古墳時代の銅鏡に書かれた建物の絵。それにこのような形の家があったようです。



住居内部。涼しい。




発掘当時の様子を展示。


方形周溝墓。

ボランティアの方のお話とても興味深く、お願いしてよかったです。
ありがとうございました。

この遺跡からの出土物が博物館に展示されているので、博物館へ移動。
ジオラマなど良くできてます。








ミュージーアムショップで図録を購入。

 
こちらは、この遺跡じゃないけど、やはり横浜から出土した縄文時代のかなり早い時代の土器。12000年前かも。シンプルですてき。



あ、荏田宿の展示見るの忘れてた。これ見に来たんだった。

この話はまた改めて。

縄目模様の土器のかけら

2017年07月15日 | └─縄文!
先日のこと。
陶器の作品展に行ったときに、ゴジダツジさんが、私の顔を見るなり、
「贈り物があるんですよー」
とかわいい箱を差し出してくれました。

お菓子かなにかかしら??
ありがとうございます。と受け取ってカバンにしまおうとしたら
「開けてみて」とのご指示。
開けてびっくり!

そこには縄目模様のついた土器のかけらが入っていました。

そういえば、前に私が縄文土器の展覧会に行って騒いでたときに、「うちにもありますよ」とおっしゃってたですね!

「縄文女子なんて珍しいから」
ということで、プレゼントしてくださったのだそうです。

なんとも思いがけない贈り物。
大事にします!
ありがとうございました!




なんだか、今月は色々もらってばかりだ。しかも、かんたんには手に入らないものばかり。
今、人生の絶頂なのかもしれない。ドキドキ




縄文土器音楽?!

2017年01月25日 | └─縄文!
先日行った國學院大学博物館のイベントで「縄文コンサート」というのがありました。
何の期待もなく、ミュージーアムトークのあとに続けて行われるということで、そのまま聞いていたのですが・・・・これが予想を完全に裏切る面白さでした。無料でこんなことまでしてもらって、ほんとにいいんですか?!
登場したのは「斎藤孝太郎」公式サイト)というチェロ奏者で作曲家のおにいさん。
始まる前にプロフィールが配られました。この方、いろいろにご活躍されているようですが、ワタシ的に一番おおっ!と思ったのは、台湾のTVドラマ「ショコラ~流氓蛋糕店」で長澤まさみにチェロ指導したというくだり。お~!あのドラマ見てましたよ。小應出てたから。映画「おくりびと」でモックンのチェロ指導もしてたそう。


で、このコンサート、何が面白かったかというと、縄文土器を音楽にしてるんです。こう言っても、きっと何のことか、わからないでしょうね。でもとにかく縄文土器で音楽を作ってるんですよ。
土器をたたいて音を出すとかそういうことじゃないですよ。
そんなことできませんね。
文化財ですからね。



縄文土器の縄文土器たる所以であるあの「文様」~縄目模様〜を音譜にしてはるんですよ!(いきなり関西弁になってしまいました)

ここまで話してもまだ半分以上の方がわかってないと思うので、写真出します。
当日演奏前に、斎藤さん本人がスライドで見せてくれたものです。



ほらほら!

火焔型土器の鶏冠突起(というんですって、あのでっぱったとこ)の形を五線譜に音譜として並べたり、渦巻き模様みたいなのを写し取ったり。土器の模様を音譜に置き換えてらっしゃるのです。
こんなことふつう思いつきませんよね?



面白い人だわ~。


で、さすが作曲家、その土器模様を使ってさらに縄文の時代にタイムスリップするような感覚にしてくれる作品に仕上がっているんです。聴いててとても気持ちよかったです。しかも何曲もあった。
そのうち「組曲・縄文!」なんてのができ上がってるかも。


お話によると津南町の「なじょもん」関連で始めた試みだったそうなのですが、活動するうちほかの遺跡の方からも「つぎはぜひうちの土器でも曲作ってください」などと頼まれたらしく、その曲も新曲として披露していただけました。

山梨の勝坂土器で、と依頼されたという曲、複雑極まりない土器の文様に大いに悩まれたようですけど、かなりかっこいい曲になっていました。悩んだポイントの説明がいろいろあって、面白おかしく話してくれるので、大いに笑えましたが、これもその一つ。
この渦巻き模様をどう料理するのか??




ちゃんと楽譜で見てもうずまき模様!!!




文様全体でみると、この複雑怪奇な文様が・・・



こんな楽譜に!!



文様ひとつひとつをシンセサイザーの波長の形に表現したり



もうユニークすぎて。
とても楽しいコンサートでした。
エレキチェロなんて言う楽器も初めてだったし。


演奏では、即興だったのか、バッハのフレーズが挟まれたりしてました。これが、意外と縄文の森のイメージに合うんですよ、やはり、自然の摂理への深い洞察なのかもしれません。バッハさんは。



チェロの弓をポインターにして説明する斎藤さん。
ファンになちゃいましたよ。

ご本人に感想などお伝えしたいなーと思ってネット検索したら、ご本人のツイッターが見つかりました。いま台湾に行ってらっしゃるみたいです。ここでも台湾につながるんだ〜。縁がある!
今後も注目のアーチストです。
またライブコンサート行ってみたいです。



※勝坂遺跡は調べてみたら神奈川県相模原ですね。
 山梨から出土した「勝坂式土器」っていうことなのかな?確かに、山梨って言ってました。。真相はおいおい明らかになることでしょう。




火焔型土器@國學院大學博物館

2017年01月24日 | └─縄文!
今年はなんとなく縄文文化に心ひかれているんです。なんて話をしていたら、ある人から國學院大學博物館で火焔土器の企画展やってますよと教えていただきました。國學院大學博物館なんてその存在すら知らなかったんですが、調べてみたら渋谷にあって、入場無料なんですって。展示だけじゃなく、トークショーやコンサートなんかも行われるらしいということで、せっかくならと、イベント開催に合わせて出かけてきました。

渋谷駅から歩いて15分くらい、バス便もあります。





まだ新しく、素敵な博物館です。
火焔型土器というのは縄文中期のハデハデな装飾の付いた土器で、まるで美術品です。新潟県の信濃川流域の遺跡から多く出土してるんだそうで、今日は津南町から先生がお越しになって津南町の火焔型土器について話をしてくれました。

あんなにゴテゴテな飾りがついてるのですが、実際に煮炊きに使っていたそうですよ。オコゲがついているので少なくとも飾りモノではなかったそうです。







トークのあとは縄文コンサート。
これ、強烈な内容だったので、別記事で書こうと思います。
お客さんも大勢来てて、ほぼ満席。縄文の人気に驚きました。
しかし、60代以上の人で9割占めてたんじゃないかな。
歴史好きなひとが多い年代ですよね。
この博物館は、常設展示も考古資料、神道などの展示物が充実していました。
見きれないほど。


この火焔土器の企画展は2月5日まで。
国宝の火焔型土器を始め、新潟各地の博物館等に所蔵されているものが一堂に会しているのは貴重なのだそうです。「新潟県でもなかなかこういうのは見られません」とのこと。
みごたえありました。

ご興味のある方、ぜひお出かけください。

國學院大学博物館


YOKOの好きなもの羅列

(順不同)地図、河岸段丘、保存樹木、宮本常一、縄文時代と日本の古代、文明開化と江戸時代、地方語、水曜どうでしょう、シャーロック・ホームズ、SHERLOCK(BBC)、陳昇、John Mellencamp、Kate Bush、イ・スンファン、カンサネ、1997年以前の香港映画、B級コメディー映画、SNL、The Blues Brothers、台湾、旅行の計画、イタリア、エステ、宮部みゆき、ショスタコーヴィチの交響曲5番、森川久美、のだめカンタービレ、くまモン
台湾旅行一覧 ただいま64回
海外旅行一覧 ただいま123回?