2日目、12月30日。
今日から2日間年越しコンサートで夜ふかしの予定なので、なるべく朝はゆっくり起きます。
朝ごはんには、ここ数年のお気に入り「台湾おにぎり」を食べたい。
徒歩圏にお店があるかグーグルで調べます。
グーグルの出現は旅行をガラッと変えました。もう台湾に行くのにガイドブックは持ちません。たまに持っていっても結局見ないで荷物になるばかり。調べたい情報は全てインターネットに載っています。お店の場所、メニュー、営業時間、バスの時刻、路線、地下鉄路線図などなど。
徒歩10分位の所にお店を発見。
雨が降っていますが、傘さしてでかけます。この「台湾おにぎり」、もち米のご飯に具は高菜、でんぶ、煮卵(目玉焼き)、カリカリの揚げパンなどどっさり入って、その場でお店の人が握ってくれます。蒸かしたてのもち米なので、熱すぎてとても手では持てないので、ビニールにご飯と具を取り、さらに重ねたタオルで包んで握ってくれるのです。腹持ちもいいし安い!
ドリンクは「豆漿(豆乳)」にするつもりが売り切れてたので「米漿」というものにしました。焦がした米粉の汁みたいなもので香ばしくて美味しかった。
でもいくらだったかは忘れました。
具だくさん!
ご飯のあとは今回の旅の2つ目のテーマ「台湾Y字路」歩きに出かけます。
このことは別記事にまとめようと思いますが、きっかけはこの本。
近所をぶらぶら歩き回り、2時に予約入れていたエステサロンへ。
90分のオイルマッサージでゴリゴリもんでもらったあと、さて、どこに行こうかな?
あ!そうだ。
いつだったか淡水の新石器時代の遺跡あとの博物館に行ったとき、展示されてる出土品の多くがレプリカで本物は台湾大学にあるって書いてあったっけ。
台湾大学の博物館に行ってこよう。
電車に乗って公館駅へ。
台湾大学は体育館にコンサート見に行ったことは何度かあるけど、正面から入るのは初めてです。
有名な椰子の並木。
「台湾大学人類学博物館」
考古学資料は人類学系にあるとは知っていたけど、今は原住民資料ばかりで、考古資料は予算の関係で展示されていないとのことでした。残念。でも、原住民関連の展示は中身が濃そうでした(日本統治時代の台北帝大の研究も含まれるのでおそらく台湾で一番の充実ぶりだと思われます)
この博物館は、旧図書館の建物に入っていて、そのまま図書館の閲覧室を利用した「校史館」も見学できます。美しい建物。日本が台湾経営に本気で取り組んでいたのがわかる美しさです。ここは、中華民国国立台湾大学となってからも図書館として多くの学生の学び舎となったようですが、さすがに手狭になったようで今は新しい図書館が別にあります。
非常に興味深い資料が展示されていました。
1945年に台北帝国大学が接収される際の財産移行目録です。
「油虫捕獲器」とか載ってる!ちなみに単価は1円10銭で5個あった模様。
これは図書館の階段ですが、石造りの段の縁が色分けされています。
これは図書館の階段ですが、石造りの段の縁が色分けされています。
これも展示に説明があったのですが、もともとはこの黄色の部分には金属のすべり止めが取り付けられていたのですが、太平洋戦争末期に金属の供出を要請されて取り外されて以降この状態になったのだそう。
大学見学の後は、また「Y字路」を探して歩き回り。
宿の近くまで戻って、早めの夕ご飯。
牛肉麺。
そして、いつもの台北国際会議中心でのコンサートへ。
20:30~01:45までコンサートを見て、タクシーに相乗りして宿へ戻りました。
20:30~01:45までコンサートを見て、タクシーに相乗りして宿へ戻りました。