徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

水前寺まつり ~眺めのどけき春景色~

2017-03-26 22:55:22 | イベント















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海達公子没後84年

2017-03-25 14:06:53 | 文芸
 明日3月26日は大正から昭和初期に天才少女詩人と謳われた海達公子の没後84年の日。荒尾市総合文化センターでは、海達公子顕彰会の主催による恒例の「海達公子まつり」が行われている。
 公子は小学2年生の頃から文芸誌「赤い鳥」に投稿を始め、選者だった北原白秋にその特異な才能を称賛された。この「赤い鳥」に投稿した数多くの作品のうち、誌面に掲載された作品が92編、うち推奨作品に選ばれた作品が18編ある。その18編は下記のとおり。
 なお、公子は「赤い鳥」の他にも童謡誌「金の星」など、多くの雑誌や新聞等に投稿した。なかでも「金の星」の選者を務めていた若山牧水は早くから公子の才能に注目し、九州旅行の際、わざわざ荒尾の公子の家を訪問し激励している。

◆文芸誌「赤い鳥」で 推奨作品に選ばれた18編

ひし
 とがつたひしのみ うらでもずがないた (大正13年7月号)尋常小2年

まつむし
 まつむし なき出した 青い山 (大正13年8月号)尋常小2年

夕日
 もうすこうしで ちつこうの さきにはいるお日さん
    がたにひかつて まばゆい まばゆい (大正13年9月号)尋常小2年

おみや
 おみやのもりから たん たん たん
    おみやのたつおと たん たん たん (大正13年12月号)尋常小2年

ぼたん
 まつかなぼたん 今洗つた 私の顔 (大正15年11月号)尋常小4年

白い朝顔
 葉がうつつて うす青い朝顔 そばへいつて見たら 白光りに 光つてゐて
    蟻が一ぴき おくの方を はうてゐた (昭和2年2月号)尋常小5年


 しやうじのそばへ 手をやつたら うす寒かつた
    雨の音が まだしてゐる (昭和2年8月号)尋常小5年

雨上がりの朝

 雨上がりの庭の 明るさ ばらのつぼみが
    はりわれそうだ (昭和2年9月号)尋常小5年

お日さん
 雲雀と雲雀と なきあつてゐる まん中に
    白いお日さんが ういてゐる (昭和2年10月号)尋常小5年

秋の朝
 朝顔が 少ししか 咲かんやうになつた こほろぎが どつかでないてゐる
    足にさはつた夏水仙の花も しぼんでゐる (昭和3年1月号)尋常小6年


 星が 遠いあかりのやうだ 虫の聲にきえさうだ (昭和3年2月号)尋常小6年

百舌鳥
 まだ刈つてない 田をはさんで 百舌鳥が二ひきでなきあつた
    朝日の光の つめたさよ (昭和3年4月号)尋常小6年

落穂ひろひ
 麦の穂をひらふ おばあさん 袋をからうてゐる
    どこの おばあさんだらうか 雲仙嶽も くれかゝつてゐる
       どこの おばあさんだらうか (昭和3年9月号)尋常小6年

ばらのつぼみ
 がくのひらいたばらのつぼみ つまんで はなしかゝつたら
    指についてふくらんでくる 山本さんが
      「海達さんいこーい」と さそひにきなさつた (昭和3年11月号)尋常小6年

川口
 ときわの穂が 夕風になびいてゐる 川口へ来た
    あびてゐる みんなの聲をとほして 高々と帆をあげる音
       吹きとばされさうになつた 帽子をおさへた
          沖の光に かもめが飛んだ (昭和3年12月号)尋常小6年

ぬくいおえん
 ぬくいおえんにすわつて 山の方を見てゐた うすい霧のひいた山に
    はぜ紅葉がぼうつと見えてる
       ぽんぽん てまりの音がはずんでゐる (昭和4年1月号)尋常小6年


 もう御大典もすんだ 畠をすく馬の息が ぽつぽつすすんでいく
    向うの畠の青菜 朝陽ににほひさうだ (昭和4年3月号)尋常小6年

日の暮
 汽車の音も とうとうきえてしまつた 野菜のすぢが 白く光つてゐる
    見上げた空 半かけ月が こほつてゐた (昭和6年4月号)高女3年

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こんな話もあったっけ・・・

2017-03-24 22:10:45 | イベント
 これは3年前の2月に熊日新聞に掲載された記事。この記事からさかのぼること3ヶ月、2013年11月16日の熊日新聞に、熊本城春のお城まつりの一環として、「熊本城歌舞伎」なるものがまつり運営委で検討されているという記事が載った。熊本の歌舞伎ファンの期待が大きくふくらんだ。しかし、昨年の熊本地震。実現の可能性は遠のいた。
 先日、本丸御殿の復元が成った名古屋城で「名古屋城歌舞伎」が行われるという新聞記事を見た。しかし今は、あまり羨ましいという気も起らない。
 熊本城天守閣の復旧工事が本格的に始まりそうだ。お城全体の復旧には最低20年はかかりそうだという。またいつの日か、「熊本城歌舞伎」の話が復活するかもしれない。その日を気長に待つとしよう。

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隠し砦の三悪人 ~雪姫とは~

2017-03-23 23:23:06 | 映画
 今日、BSプレミアムで黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」をやっていた。もう何回観たろうか。何度観ても面白い。僕は黒澤監督の時代劇の中では「隠し砦の三悪人」が一番好きだ。
 この映画を初めて見た人が必ずと言っていいほど抱く違和感、実は僕自身も初めて観た時に感じたのがヒロインの雪姫のキャラクターである。あの異様な化粧、露出度の高い衣装、そして妙な口調のしゃべり方と声。何度も見ているうちにあまり感じなくなったものの、やはり、演じる上原美佐がヘタなのだろうとしか思っていなかった。
 ところが、最近、興味深い研究論文を目にした。実はあの雪姫のキャラクターは能を意識したものだというのだ。雪姫の顔は能面の「喝食(かっしき)」をイメージしたもので、無表情なのはそのせいだという。また、口調も能のようなしゃべり方になっており、鞭を打ったりする動作も能のように誇張して表現されているというのだ。
 黒澤監督と言えば、「虎の尾を踏む男達」、「蜘蛛巣城」、「影武者」、「乱」など、能楽の影響を受けた作品が多いことはよく知られているが、冒険大活劇のキャッチで公開された「隠し砦の三悪人」にも能の要素が入っているという認識は僕にはなかった。その雪姫の発散するエロチシズム。一見アンバランスなのだが、そこをあえて狙った黒澤監督はやっぱり凄い人なのかも。






【喝食】
 禅寺で、諸僧に食事を知らせ、食事の種類や進め方を告げること。また、その役目の名や、その役目をした有髪の少年。能では美しく、知恵や芸能に長けた若者の役に喝食の面を使用するという。
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復興祈念の桜

2017-03-22 21:09:01 | 熊本
 熊本城二の丸広場で行われている「春のくまもとお城まつり」のステージを夕方から見に行った。
 ついでに、二の丸広場に1本だけある早咲きの桜を写真に収めようと思ったのだが、なんと女性の大集団が樹の下で花見の宴を開いていて、近づくことさえ憚られた。
 あと1週間もすれば、城内のあちこちで桜が咲き始めるだろう。地震後初めて咲く桜は例年にもまして僕らを和ませてくれるにちがいない。 


二の丸広場の早咲きの桜(4年前の写真)


重要無形文化財総合認定保持者・大倉流大鼓方能楽師の大倉正之助さん


葦北鉄砲隊の皆さんの演武


民謡竹峰流の福島竹峰さんと社中の皆さんによる熊本復興ソング


夕暮れの百間石垣
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くまもと復興映画祭の見どころ

2017-03-21 19:56:43 | イベント
 4月7日~4月9日に開催される「くまもと復興映画祭」の中から、個人的にお薦めの3本をご紹介。

◆「うつくしいひと サバ?」
   4月7日(金)18:30 熊本城二の丸広場
   4月9日(日)19:00 熊本県立劇場
【ひとことメモ】
 大好評だったくまもと映画「うつくしいひと」の続編。熊本地震を体験した行定勲監督が、傷ついた熊本と復興に立ち向かう熊本の人々を描く。




◆「ジョゼと虎と魚たち」
   4月8日(土)15:30 菊池市文化会館
【ひとことメモ】
 田辺聖子の短編小説を朝ドラ「カーネーション」などでおなじみの渡辺あやが脚本化。犬童一心監督が妻夫木聡、池脇千鶴主演で映画化した。障害を持つ少女の人生を背負うことの重さ。ラストの妻夫木の号泣が胸をつく。



◆「春の雪」
   4月9日(日)9:30 熊本県立劇場
【ひとことメモ】
 三島由紀夫の遺作「豊饒の海」の第1巻「春の雪」を行定勲監督が妻夫木聡、竹内結子主演で映画化。心ならずも別れた侯爵家の一人息子と伯爵家の一人娘が禁断の愛に走る。やがて二人の運命は悲劇へと。

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城彩苑と寿ぎの舞

2017-03-20 22:15:17 | 音楽芸能
 桜の馬場城彩苑が開業6周年を迎え、昨日、誕生記念祭が行われた。舞踊団花童もそのステージを飾ったが、はつ喜月若さんと月桃さんによる寿ぎの舞「大和楽 羽衣三番叟」で6周年を祝った。
 今では花童のホームグラウンドのような場所となった城彩苑に、少女舞踊団ザ・わらべとして初登場したのは5年前の、城彩苑1周年の記念祭だった。そしてその時の寿ぎの舞も「大和楽 羽衣三番叟」だった。ちょうど、くるみさんが高校進学を控えていた時期で、あやのさんとかえさんの二人による舞だった。音響担当の不手際もあって、やり直しとなるハプニングもあった。おかげで、最初の映像に二度目の音をかぶせる羽目になり、下の映像は微妙に音と二人の動きがズレている。
 あれから5年。当時、先行きを不安視されていた城彩苑は、熊本地震の前まで熊本城の年間入場者数170万人のうち、100万人が訪れるという人気スポットとなった。しかし、当初の目的の一つだった熊本市内中心地への回遊性についてはいまだ評価できるレベルには至っていないという話もある。地震後、熊本城復旧の様子を見に来る観光客がどんどん増えているようだ。城彩苑の役割は今まで以上に重要なものになると思われる。

▼2012年3月4日 城彩苑1周年記念祭における少女舞踊団ザ・わらべ および こども舞踊団こわらべのステージ



▼2017年3月19日 城彩苑6周年 はつ喜月若&はつ喜月桃 による「羽衣三番叟」


▼2012年3月4日 城彩苑1周年 ザ・わらべのあやの&かえ による「羽衣三番叟」
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桜の馬場城彩苑6周年誕生記念祭!

2017-03-19 18:40:25 | イベント










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第26回健軍神社「花の薪能」番組

2017-03-18 17:48:20 | 音楽芸能





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桜の名所「行幸坂(みゆきざか)」を期間限定で開放!

2017-03-17 21:15:27 | 熊本
 熊本城の中でも最も桜の名所として知られる「行幸坂」は、現在、熊本地震の影響で立入規制が続いていますが、花見のピークの時期だけ4日間限定で開放されることになりました。
 区間は「行幸坂」の入口から二の丸駐車場に曲がる約200㍍の区間で、開放される日時は次のとおり。

  3月25日・26日および4月1日・2日のいずれも午前8時半から午後6時まで


 行幸坂は、明治35年、熊本で陸軍大演習が行われた時、明治天皇の行幸にあたって、御料車が登れるようにと、なだらかな傾斜にした「行幸坂」と「行幸橋」が造られた。



 旧藩時代、登城する時は、坪井川に架かった下馬橋を渡り書物櫓(左側)と馬具櫓(右側)の間から枡形虎口を通って入る。備前堀下の勢だまりに出るとそこから急な南坂を登り、南大手門をくぐり、頬当御門から本丸に入った。
 明治35年、上の図の下馬橋が少し下流に架け替えられて行幸橋に、南坂をなだらかにして行幸坂が造られた。
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表現の自粛

2017-03-16 15:24:22 | 音楽芸能
 昨年10月、NHK BSプレミアムで放送された紀行ドキュメンタリー番組「ニッポンぶらり鉄道旅 ~“下町の遊び心”を探して 都電荒川線~」に、江戸端唄師匠の笹木美きえさんが出演された。その時、笹木さんは「梅は咲いたか」を披露されたのだが、この唄の解釈をめぐって、番組制作サイドの、表現を自粛する姿勢に強い違和感を感じたことをご自身のフェイスブックで吐露されている。また最近発売された月刊誌「新潮45」に掲載された俳優の中井貴一さんの、この問題に対する危機感も合わせて紹介されている。
 作家の筒井康隆さんの断筆宣言騒動から20数年、言葉の不自由さはますます増しているようだ。
 下の江戸端唄「浅草詣り」もしばしば問題を指摘される唄の一つ。かつて僕らが子供の頃、大きな神社仏閣などで、参拝者が物乞いを振り払う様子を見かけたものだが、笹木さんによれば、これがよろしくない表現だと、他の言葉に置き換えて唄う方もいるという。 



 この「浅草詣り」は、長唄「越後獅子」の「何たら愚痴だえ 牡丹は持たねど 越後の獅子は・・・」という一節を歌詞を変えて唄っているもの。

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本妙寺桜灯籠は中止!

2017-03-15 19:21:27 | イベント
 毎年、桜の季節恒例の「本妙寺桜灯籠(はなとうろう)」は、今年は中止だそうだ。仁王門の復旧はまだメドが立っておらず通行禁止のまま。また、参道や各塔頭の復旧もまだ時間がかかりそうだからやむを得ない。桜灯籠は、灯籠の灯りに照らされた夜桜を楽しむだけでなく、塔頭ごとに行われるイベントも楽しみだっただけに残念。7月の頓写会までにはどの程度復旧が進むだろうか。


復旧のメドが立たない仁王門



▼昨年の桜灯籠






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今年の「花の薪能」は・・・

2017-03-14 19:17:21 | イベント
 今日で、熊本地震の前震から11ヶ月。その前震のわずか8日前に観たのが健軍神社の「花の薪能」だった。未曽有の大地震がそこに迫っているなど、つゆほども思っていなかった。
 その「花の薪能」が今年も4月6日(木)に行なわれる。今年はシテ方喜多流の狩野了一さんにより「忠度」が演じられる。


昨年の様子


▼能「忠度」
 須磨の浦を旅する旅僧の前に、一ノ谷の合戦で討ち死にした平忠度の霊が現れ、千載和歌集の中に「読み人知らず」とある自分の歌「さざなみや 志賀の都は 荒れにしを 昔ながらの 山桜かな」に作者名を入れてほしいと頼むという話。

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中尾有沙さんのこと

2017-03-13 20:57:56 | スポーツ一般
 近年で最もショッキングなニュースの一つが、女子陸上の中尾有沙さんが事故で下半身不随となり選手生命を絶たれたことだ。中尾さんは走り幅跳びや三段跳びの跳躍競技で、熊本ではダントツの実力者。僕は2011年から毎年、熊本県陸上選手権を見続けているが、彼女はこの2種目でず~っと優勝し続けた。2015年には日本選手権の三段跳びでも優勝している。実は昨年、熊本地震のため大会が3ヶ月ほど延期して行われたが、そこに彼女の姿がなかった。僕は地震の影響なのだろうと思っていた。ところが、前年のシーズンオフのトレーニング中の事故で彼女が車いす生活になったということを随分後になって聞いた。そのあまりにも厳しい不幸な現実に愕然とした。彼女がその現実を受け入れるのは辛かったに違いない。
 しかし、今では彼女は車いすランナーとしてパラリンピックを目指しているという。その精神力に心から敬意を表したい。そして新しいステージで再び活躍する日を心から祈りたい。
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「おてもやん」と「酒田甚句」は姉妹?(続編)

2017-03-12 15:57:44 | 音楽芸能
 2月10日に「おてもやん酒田甚句 は姉妹?」という記事を投稿した。
 この記事を書いたきっかけは、ブログを通じておつき合いいただいている酒田市在住のcakeさんのブログ「無題・休題-ハバネロ風味-」の酒田を紹介する記事を日頃からよく拝見しており、酒田に親しみを感じていたところ、江戸端唄の笹木美きえ師匠のサイト「江戸端唄・俗曲の試聴と紹介」の中に、熊本の民謡「おてもやん」と山形県酒田の民謡「酒田甚句」は、ともに明治中期のはやり歌「金来節」に由来するという記事を見つけたことからだった。
 さっそくブログで紹介したのだが、cakeさんにとっては衝撃的な記事だったらしい。というのは、酒田市生まれ酒田市育ちのcakeさんにとって、酒田を代表する民謡だと信じて疑わなかった「酒田甚句」が、酒田のオリジナルでもなく、また、江戸時代からの唄でもないことなど想像もしていなかったかららしい。そんな心境が下記のブログ記事に綴られている。
  「無題・休題-ハバネロ風味- 酒田甚句」
 よけいなことを記事にして、なんだか申しわけない思いだ。

▼酒田甚句(動画の7:04あたりから酒田舞娘が踊る酒田甚句が収められています)


▼おてもやん
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