キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

As they go「シャーロックで英語」の効用

2013年11月14日 | ☆SHERLOCKで英語
以前の記事で、このブログの記事を大学の英語の授業に使ってるところがあるという話を書きましたが、秋になり教材の「ピンク色の研究」も、いよいよレイチェルにまで辿り着いたようです。

時々授業サイトを拝見させてもらってますが、セリフを一つ一つ訳していては最後まで終わらないかもということになったのか、最近はスピードアップしてる感じがします。

私のブログでは、難しいと感じたところを赤文字にしてますが、その赤文字を重点的にチェックしてくれてるようで、私としても勉強になります。


As they go.

タクシーを二人で追って、結果カリフォルニアからの旅行者だった。というシーンのシャーロックの台詞です。
ここは、全然わからなかったんだけど。
もう一度取り組んでみます。


pay as you go
なら、都度(現金)払いという意味だけど、文頭に動詞がきてるのが違う。それとも前に何か動詞が省略されてるとか?

さらに調べると、

as ●× go
(一般の)●×の割には、●×に比べると
という意味もあるみたいですね。

http://getupenglish.blog.ocn.ne.jp/getupenglish/2010/08/as_go_a324.html


シャーロックのここの台詞短すぎて推測の域を出ないのですが、まえにしましまさんがコメント欄で指摘してくださったようにtheyが一般的な犯人とかを指しているものと考えて、

ジョン:「外国から来たっていうのはいいアリバイだね」
シャーロック:「まったく、(奴らにしては)上出来だね」

ってことになったりするかしら?
どうなんだろう???

英語における「否定疑問文」「否定命令文」~このブログが紹介されました

2013年09月10日 | ☆SHERLOCKで英語
前にも何度か紹介をしたことのある、川村学園女子大学の国際英語学科のホームページでこのブログが紹介されました。




「SHERLOCKで英語 ベルグレービアの醜聞: 12 Christmas」
のコメント欄で展開していた「否定疑問文」「否定命令文」への答え方についてです。
簡単なようでいて、日本人にはものすごく難しい(と思える)このテーマ。
海外で「ホールドアップ」されたときのためにも、是非お読みください。



このコラム中の「Yさん」と紹介されているのが、私のことですね。
きゃー恥ずかしい。
嬉しい。
しかも、国際英語学科なんて、英語の専門の皆さんのところじゃないですか~
この拙ブログを紹介していただけて光栄ですが、英語について未熟すぎて恥ずかしいですね~^^;

それにこのコラム書いてる方の友人となっているので、ますます恥ずかしいですね。読者の皆さんに、どんな(英語の)専門家かと思われてしまわないでしょうか?
それはないか。
いやいや、油断は出来ません。
TOEICは710点でしたってもう一回書いておこう(笑)。


私は英語は全然専門じゃないです。
話しかけられたら、アワアワってなって基本ボディーランゲージです。
ロンドンで身にしみました。
何とかココから脱却したいな。

今、少しお休みしてる、シャーロックで英語のコーナーですが、落ち着いたら再開しますのでまたどうぞお付き合いください。

シャーロック復習

2013年07月03日 | ☆SHERLOCKで英語
The only polishing it gets is when she works it off her finger.

ピンク色の研究の一場面から。
前に訳したときにはあまり疑問を持たなかったみたいだけど、
見返したら、よくわからなくなってます。

gets is と動詞が2つ並んでる感じなのが、ちょっとしっくりきません。


どういうことかな?


A; The only polishing it  = それ(指輪)が唯一磨かれること

B; when she works it off her finger  = それ(指輪)が彼女の指からはずされるとき

A gets is B 

これどういう文章?
そもそも、この品詞分解が間違ってるのかな?



あ、わかった!

やっぱり動詞が二つ並ぶなんてことはおかしいわけでして、以下のように解釈するのですね。


A; The only polishing (that) it gets  = それ(指輪)が手に出来る 唯一の研磨

B; when she works it off her finger  = それ(指輪)が彼女の指からはずされるとき

A is B 

となるのが答えですね。
きっと。
変なところに引っかかっちゃったよ^^;。


H先生の英語教室

2013年02月20日 | ☆SHERLOCKで英語
ベルグレービアの醜聞-1と、ベルグレービアの醜聞-3の訳でよくわからなかったことを、前にも質問したことのある、大学の英文学の先生にメールで質問してみました。お返事が返ってきたんですが、すごく勉強になったのでここに転載します。英文学の授業でこんなことするんだったら楽しそうかも。

赤文字:本文
青文字:私の和訳
灰色文字:質問内容




■質問1

依頼人:We are prepared to offer any sum of money you care to mention for the recovery of these files.
「我々は、金ならいくらでも君が望む額を出す用意がある、これらのファイルを取り戻してくれるなら。」

※ここのcareがwantに近い意味なのは分かるのですが、mentionをどう意味をとればいいのかよくわかりません。you care to mention の部分はこれでヒトまとまり?「(希望の報酬額を)口に出して言いたいと思ってる」ということでしょうか?この理解であってますか?それとも、「money you care 君が欲しいと思う額」「to mention for~ 書類奪回に言及する」は別々の塊でしょうか??

money の後に目的格の関係代名詞が省略されていて、"you care to mention"の部分が「関係節」として "any sum of money" を修飾しています。"care to mention" はわりとワンフレーズで使われるようです。たとえば "Inequality is a
factor in almost any social ill you care to mention." という用例があります。
「不平等はおよそ思い当たるあらゆる社会悪の要因である」というような意味です。

「care to +動詞原形」で「~したい」ですから、 "you care to mention" は、本来「あなたが言及したいと思う」という意味のはずですが、この場合は「any ~ you care to mention」の形をとることで、「念頭に浮かぶあらゆる~」、「思いつくどんな~でも」といった意味で使われているのです。

上のセリフは、「頭に浮かぶどんな金額でも言ってくれ。その通り用意する」というニュアンスなのではないでしょうか。


■質問2

CARTER:I think he’s a suspect.
私は彼を容疑者だと思ってるぞ。

SH:Pass me over.

※pass 人 over で無視するとか除外するという意味が辞書にあるけど、ここでは違う気がするし、だと、普通にpassの意味でそれが通り越してくるイメージなのでしょうか?「僕にパスしてくれ」的な?しかしそうなると、何をover(超えて)?という疑問がわいてきます。このあとにジョンが「わかった」とこたえてるから、ジョンにカーター警部との会話をこっちによこせって言ってるのでしょうか?


「pass ~ over」で、「~を渡す」という意味です。たとえば "Shall I pass the papers over to the student?" (プリントを生徒たちに配りましょうか)というように使います。"over" は「向う側へ」というような意味の副詞で、渡す相手までの間にちょっと距離 があるようなニュアンスを生み出します。

ここで面白いのは、ホームズが「自分を向うへ渡せ」と言っていることです。これは通常ならあり得ない表現で、普通の状況で "Pass me over." と言えば「放っといてくれ」という感じです。しかしこの場合、ホームズはワトソンが抱えている端末の中に 「入って」いるので、その端末ごと自分を相手(カーター)に渡せ、という意味で言っているのです。


■質問3

SH:Up a bit! I’m not talking from down here!
少しあげろ!僕は下からは話していない。

※難しい事いってないけど、ここもよくわからない。
「話していない」というのは「話すつもりは無い」っていうことかしら?


これはおっしゃる通りです。現在進行形は、ごく近い未来の自分の行動予定や
意志を表し、「~するつもりだ」という意味に用います。

むしろ興味深いのは、この "from down here" がもっているニュアンスです。
たとえば失った恋人を想う(らしい)歌に次のようなフレーズがあります。

I could only look up you from down here
I wanted to fly up and touch the sky

どうも "from down here" は、手の届かない高みにあるものを見上げて憧れているような場合によく使われる表現のようなのです。上のセリフの場合も、英国人であればぱっと思い浮かぶようなもとネタがあるのかもしれません。

面白いですね!





pass me overは、あのスカイプで話しているシチュエーションならではのセリフだったんですね!!

SHERLOCK ピンク色の研究 英語台詞

2012年08月18日 | ☆SHERLOCKで英語
Gyao!でシャーロックの1シリーズの3作品のストリーミングを1週間限定で購入し、繰り返し見ています。
英語音声に日本語字幕。
で、どうしても英語でなんて言っているのか知りたくなり、あちこちさまよって、見つけました。
全部の台詞を書き起こしているらしいサイトを・・
例によってC国のサイトです、大助かり。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_9a5eeb6a0100xsjx.html

もうすぐGyao!の期限来ちゃうけど、少しでも聞き取りの練習をしよう。

目次

SHERLOCK 「緑の梯子を持っていたら逮捕しろ」

2012年08月04日 | ☆SHERLOCKで英語
BBCドラマ「シャーロック」の冒頭、ジョンに借りたケータイでどこかにメッセージ(text)を送ったシャーロック。
ジョンが確認すると「緑の梯子を持っていたら逮捕しろ」と打たれていた。

原文
If brother has green ladder
arrest brother.


なんのこっちゃ。
ですが、ちゃんとシャーロックの開設したウェブサイトの中に、その事件のことが書かれていました。
「緑の梯子」事件。
私のいまの英語力で、ザーッと訳してみました。
それにしても、シャーロックの文章は簡潔でわかりやすい。
ジョンのブログは数倍難しい(ワタシには)。
こういうところもきっと練りこまれているんだなと思う。
(原作でホームズはワトスンの文章が論理的にすっきりしてないとダメだししてます)

間違いの指摘を歓迎します。





The Science of Deduction by Sherlock Holmes

The Green Ladder
Case closed

A PC Jane Downing has come to ask for my help. Her husband died. Everyone thinks it's a tragic accident. She's convinced his brother did it. Brother has a cast iron alibi. I love cast iron alibis so I'm taking on the case.

Background: End of last year, Sir Harry Downing died. Left the house to the older son, Jack. House to stay in the family though - it was to go to Keith, the younger brother, if Jack died without having any kids.

Last month: Jack found dead in the garden pond. He'd no reason to kill himself but no signs of a struggle. High level of alcohol in his bloodstream. Looks like a tragic accident. Looks like Keith gets the house.

Jack's wife, Jane, not convinced. Keith spends the week in Edinburgh and only returns to London for weekends. Even though Keith was in Scotland on the night Jack died, she's certain he was responsible for her husband's death. He'd definitely got a motive.

Update: Have been to the house:
Drawing of outside victim's house showing the wall, the flower bed, the path, the pond and where the body was discovered

It's the side wall of one of the smaller buildings in the grounds. No windows so nobody could have thrown anything out at the victim. No footprints in the flower bed. Path is loose gravel - fairly narrow but not dangerously so. Jack couldn't swim. He could have slipped on the gravel and fallen in? Looks like an accident.

Update: Have now met Keith - it was definitely not an accident.

Update: Spoken to Jane again. Got her to tell me everything she could about the victim. He was boringly mundane. One thing I noticed when she was setting the table - she spilt some salt so she threw it over her shoulder. Apparently it's bad luck to spill salt. I asked if her husband believed in similar nonsense and she confirmed he did. Also asked her about his drinking - he didn't drink that much, usually just beer.

Update: Returned to the house and examined the flower bed. Nothing. Examined the gravel... and took some away to examine in closer detail.

Update: Traces of green paint in the gravel. In two specific patches, about a metre apart. A ladder. No windows in the wall so it's an unlikely place to put a ladder. And if you were to put a ladder there, you'd put it in the flower bed, not on the path. Have spoken to the house gardener - there's no green ladder on the property. Conclusion: The ladder was brought to the house and placed there for some other reason.

Summary: Keith knew his brother was superstitious. He arranged for a friend to put a ladder there - knowing Jack would walk around it. There was a bottle of Scotch in the house which Keith had sent to Jack - knowing he wasn't much of a drinker. Jack drinks the whisky, gets drunk, goes for a walk, loose gravel, dark night - sees the ladder. Bad luck to walk under the ladder, so walks around it - into the pond where he drowns.

I'll text Jane later. Case closed.




超意訳

夫を事故で亡くした女性からの依頼。
彼女の夫の死は「不幸な事故」だと思われたが、彼女だけは夫の弟が殺したと確信している。しかし、弟には鉄壁のアリバイがあった。僕は「鉄壁のアリバイ」というものが好きだ。そこでこの依頼を受けることにした。

背景:昨年末ハリー・ダウニング卿が亡くなった。遺産の家屋敷を相続したのは長男のジャックで、ジャックに子供がないままなくなれば、次男のキースに相続される。

先月:ジャックが自宅の庭園の池に落ちて溺死した。彼には自殺の理由がなく、また周囲に争った跡がなかったことと、血中のアルコール量が高かったことから、これは不幸な事故であると考えられた。そしてキースが家屋敷を相続することになった。

ジャックの妻のジェーンは、納得がいかなかった。弟のキースは平日はエジンバラにいて、週末だけロンドンに戻る生活をしていた。ジャックの死の当日はスコットランドにいたのだが、明確な動機があり絶対に夫の死にかかわっていると確信している。

更新:
屋敷へ行ってきた。
被害者宅の戸外の見取り図に、外壁、花壇、通路それに遺体の発見された池を載せている。

敷地に立つ小さいほうの建物の壁には窓がなく、そのため誰がが被害者に対して何かを投げたということはない。花壇に足跡はなかった。通路は砂利敷きでかなり狭かったが危険というほどではない。ジャックは泳げなかった。彼は砂利で足を滑らせ池に落ちたのだろうか?事故のように見える。

更新:キースと話した。事故でないのは明白だ。

更新:
ジェーンともう一度話した。被害者について何でも話してくれるように言った。彼は退屈なほど平凡だった。ひとつだけ目に留まったのは、彼女が食卓の準備をしていたときに、うっかり塩をこぼし、それを肩にかけたことだった。夫も同じように迷信深かったかとたずねたが、そのとおりだった。また、酒のこともたずねた。彼はあまり酒は飲まずいつもビール程度だった。

更新:
再度屋敷へ行き、花壇を調べた。何もなし。
砂利を調べた。そして詳しく調べるために少し持ち帰った。

更新:
砂利に緑の塗料の痕跡があった。1メートルはなれたところに2箇所。梯子だ。
壁には窓がないから、梯子をかけるような場所ではない。それにもし梯子をかけようと思うなら、通路ではなく花壇の中におく筈だ。庭師に尋ねてみたところ、この屋敷には緑の梯子はない。

結論:梯子は外から持ち込まれたもので、何か他の目的のためにそこに置かれた。

まとめ:キースは兄が迷信深いことを知っていた。彼は友人に頼み梯子をそこへ置かせた-ジャックが梯子を回り込むことを知っていたからだ。家にはジャックがあまり飲めないことを知った上でキースが贈ったスコッチが一瓶あった。ジャックはウイスキーを飲み酔っ払って散歩に出た。砂利に足をとられた。暗い夜だ-梯子が見えた、梯子の下をくぐるのは縁起が悪い、それでかれは梯子をよけて池に落ち、溺れた。

あとでジェーンにメールする。事件解決。

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