ジャネット・ウィンターソン著 岸本佐知子訳 「さくらんぼの性は」読了
以前、この作家の「灯台守の話」を読んで圧倒され、例の宝の山の安藤書店で物色していたところ、偶然本書を見つけ、いそいそと買ってきたのでした。
しかしこれはかなり手強かったです。難解なことこの上ない。タイトルに挙げたように、話があっちへ飛び、こっちへ舞い戻り、まさに時空を超えた展開にとまどわされっぱなしでありました。
象をもふっ飛ばし、オレンジを一度に12個も口に入れることのできる大女、「ドッグ・ウーマン」。彼女がある日テムズ河のほとりで泥にまみれた赤ん坊を拾う。ジョーダンと名付けられたその子は、「ドッグ・ウーマン」の寵愛のもと、すくすくと育ち、そしてある日、ジョーダンは12人目の天使、フォーチュナータを探すため、一人旅立つ…。
とまぁ、あらましはこんなところなんですが、ストーリーを紹介しても本作品はあまり意味がありません。村上春樹の小説同様、理屈でわかるのでなく、この不思議な世界を楽しめばいいんでしょうね。そういった意味で考えればこの小説はすごく面白かったです。
また「灯台守の話」も近いうちに再読してみます。
以前、この作家の「灯台守の話」を読んで圧倒され、例の宝の山の安藤書店で物色していたところ、偶然本書を見つけ、いそいそと買ってきたのでした。
しかしこれはかなり手強かったです。難解なことこの上ない。タイトルに挙げたように、話があっちへ飛び、こっちへ舞い戻り、まさに時空を超えた展開にとまどわされっぱなしでありました。
象をもふっ飛ばし、オレンジを一度に12個も口に入れることのできる大女、「ドッグ・ウーマン」。彼女がある日テムズ河のほとりで泥にまみれた赤ん坊を拾う。ジョーダンと名付けられたその子は、「ドッグ・ウーマン」の寵愛のもと、すくすくと育ち、そしてある日、ジョーダンは12人目の天使、フォーチュナータを探すため、一人旅立つ…。
とまぁ、あらましはこんなところなんですが、ストーリーを紹介しても本作品はあまり意味がありません。村上春樹の小説同様、理屈でわかるのでなく、この不思議な世界を楽しめばいいんでしょうね。そういった意味で考えればこの小説はすごく面白かったです。
また「灯台守の話」も近いうちに再読してみます。