昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

金沢便り(17)加能カニ

2009-11-13 07:01:30 | 金沢便り
 金沢の山ちゃんから<金沢フォト便り>が届いた。

 1.加能カニ

 

 石川県内で水揚げされたカニを<加能カニ>と言う。
 俗称<楚蟹=ズワイガニ>と呼ばれている。
 (<楚>とは細い木の枝のことを指す古語である)

 水揚げされた漁港の独自のタグが付けられ地元産ブランドとして食品市場の店頭に並び、大きな蟹になると高値が付けられる。

 

 甲羅によく付着している黒いつぶつぶはカニビルの卵で、これが付着しているカニは脱皮後の時間が長いことを示しており、実入りがよい証拠とされる。

 

 地元の一般市民は<香箱ガニ>と呼ばれる雌蟹の甲羅のみそを好んで食べるようです。
 漁獲期間も雄蟹より短く、1月20日までである。

 ・・・毎年、暮れになるとこの<香箱蟹>が送られてくる。

 

 甲羅のみそだけでなく、細い足にも包丁を入れて割き、箸で繰り出して食べる。
 これもまた甘くて美味しい。
 ただ調理がけっこうたいへん。
 子どものころは母が、今では妻がやってくれる。
 足の肉を全部せせりだして皿に集め、みそと一緒に賞味する。
 幸せな気分になる。

 2.<鶴来~中鶴来~加賀一宮、廃線>

 

 さようなら、加賀一宮
 
 

 霊峰<白山>への登山には三つの禅定道があり、加賀・越前・美濃の三馬場が登山口である。
 白山比祥神社(しらやまひめじんじゃ)の参道への参拝電車として親しまれてきたが、交通手段などの変化により廃線される。

 

 ・・・ぼくは<しらやまさん>へ行ったことがなかった。