昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

中欧旅行から帰って3.

2009-11-04 06:20:33 | 中欧旅行
「やつはそれ以来オレにシュートは投げなかった。いいやつだよ」
 言いたい放題だ。
「それはない、ない・・・」
 新庄があわててカバーしていたが。

 

 黒い縞のスーツのヤーさんスタイルの清原和博。
 
 

 同じく黒い縞のセーターにマフラー、あんちゃんスタイルの新庄剛志。

「お二人をコントロールするのはたいへんだ。初のコンビ解説でいかがでしたか」とアナウンサー。
「噛み合ってたね。歯の白さが・・・」と清原。
 ・・・野球より、ユニークな三面記事的な解説に注目していたぜ・・・

 再びチャンネルを変えると、NHKで政治ドキュメント。
 
 

 

 故渡辺美智雄幹事長代理が当時北海道横路孝弘知事の陳情を受けている。
「君、何とか考えてやってくれよ・・・」
 渡辺がその場で主計局長に電話をしている。

 55年体制下の自民党のひとコマだ。
「当時列をなしていた陳情団が、野党に下ったとたん猫の子一匹こなくなったね」
 1993年、細川非自民連立内閣が誕生して、一時下野した自民党の茫然自失ぶりを小里貞利が語っている。
 
「もう城主の首をとるしかないですよ・・・」
 幹事長室に森喜朗を待ち受けていた亀井静香は言った。
 細川首相の自宅の石垣までチェックして、修復費が不正献金で賄われていることを追求、ついに細川政権は崩壊。
「今、思うとそれほどのものでもなかったのですよ。細川さんはお気の毒でした」 当時主導した野中弘務が語っている。


 

「いやあ、亀ちゃんがオレの首に抱きついて、よくやったと涙を流したんだよ」
 
 森幹事長が語る。

 ・・・まさに日本はコップの中の三面記事の世界だ・・・

 ぼくは、歴史的に常に、他国からの侵略に曝されながらも生き延びている、ハンガリーやチェコ、スロバキアなど、中欧の旅から帰って思った。