大和市にうかがい、文化芸術の取り組みについてお話しを伺いました。場所は、大和市の複合施設、文化創造拠点シリウスの会議室。この施設については、一度視察にと思っていましたが、説明を聞く場所がこちらになりました。3階まで吹き抜け野開放感がある館内。とても、素敵な空間で図書館、カフェ、生涯学習センター、ホール等を備えています。フリースペースや椅子や机が用意されており、コロナ禍で働き方が変化したことから、建設当初より一層魅力的な拠点となったのではないかと思います。
目的の一つに、市内における音楽家さんの活躍の場が市民生活の中に定着しているように感じたことから、町田市とどんな違いがあるのかという点について調べることでした。
大和市には、主に大和市を活動の場とする音楽家さんたちの協会があり、市民に積極的にコンサートを活動を行っています。それぞれは、個々に楽団や様々な組織に所属していますが、市と連携し公益的な活動をする組織として協会が機能しているようです。
また、町田市と違い、コミュニティセンターを民間が管理しています。19ヶ所ありますが、それぞれが自主事業としてコンサート等の文化芸術活動が行われています。文化芸術に触れる、発表する場としての役割をコミュニティセンターが担っています。
町田市でも、コミュニティセンターの民間による指定管理は検討材料の一つになっています。大和市での民間管理による取り組みは、公共性や貸し出し機能を維持しながら、文化芸術の身近な拠点として活用をする上で、大変参考になる事例でした。それを支える人材の活用も課題となりますが、協会の皆さんのコンサートは大変好評だとうかがいました。こうした側面が発表をする場が充実しているとの評価にもつながっているようです。
市民の力、民間活力をどう活かしていくかが、市民生活の充実にとって大きな影響を与えることにつながるとの認識を深める視察になりました。第一回定例会に向けて、準備をしっかり進めていきます。