本日は、市長への申し入れ、相模原市役所における政務調査を行いました。市長への申し入れでは、網膜色素変性症患者への支援として、暗所視支援眼鏡を総合支援法における日常生活用具に追加し、公費助成の対象とすることを要望。暗所視支援眼鏡は、高感度カメラを内蔵し暗い場所でも明るく昼間のように見ることが可能となるため、網膜色素変性症患者の就労や社会参加の推進、さらには、災害時における避難支援につながるなど、障害者等の自立に資すると期待されています。
相模原市役所における政務調査では、火災にあわれた方へのハンドブック、令和元年台風19号の被害を受けられた方へのハンドブックについて取材。両ハンドブックとも、福祉部地域福祉課が策定。被災者が受けれらる制度や必要な手続きなどの情報の一部を掲載しています。火災によりすべてを失った被災者を職員が訪問した際、何かできることはないかという思いから被災者の立場に立って必要な支援を考えて策定をしたとのこと。行政の支援や再発行などの手続きをはじめ、電力会社の減免手続きや民間事業者の各種カード等の再発行手続きなどに関する連絡先なども掲載している。
台風19号の被害を受けられた方へのハンドブックは、主に、被災者の相談を受ける窓口で活用。火災のハンドブックを策定していたことから同課で策定。災害救助法の適用も受けたことから案内項目も多くの120項目以上もあり、職員に普段の業務では中々知ることのない情報もあるようです。
こうして一つ一つをわかりやすくまとあげた冊子を開くと、それを手にした被災者の安心につながることに、大きな意義があると感じました。策定作業は、新たな予算をかけずに行われていますが、現場感覚のある取り組みとして参考にしてまいりたいと思います。

暗所視支援眼鏡を日常生活用具の追加品目の要望書を石阪市長に。


相模原市役所の一階にて。
ご対応いただきありがとうございました。