マル鉄・鉄道写真館

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国鉄 直流型電気機関車:EF58155・157(浜松機関区)

2017-12-09 17:29:00 | 国鉄・JR電気機関車(直流)
国鉄 直流型電気機関車:EF58155・157(浜松機関区)


EF58シリーズ、今回は浜松機関区の155号機と157号機です。


いずれも新製配置が浜松機関区で、経歴の詳しいことは資料がありませんが、終焉まで離れることがなかったようです。


まずは155号機です。


昭和58年12月1日 早川~根府川間にて 155号機牽引 荷物列車

活躍末期の頃、この155号機から169号機(168号機を除く)がまとまって浜松機関区にはいちされていたようです。
荷物列車やEF58が終焉になる情報が活発となり、この頃は何度か東海道荷物列車の写真を撮りに行ったことがあります。この写真もその中の1枚です。


続いて157号機です。


撮影年不明 田町駅にて 157号機 単機回送

汐留貨物駅が廃止される前、品川~汐留まで、新幹線の東側に貨物線がありました。
汐留までの高速貨物列車や荷物列車だけが通る線路ですが、機関車は東京機関区まで回送されるため、このような単機回送を良く見ました。



昭和54年8月 品川駅にて 157号機牽引 荷物列車

横須賀線の地下切替え直前の頃、良く品川駅へ行きました。
東海道EF58の写真もその頃に撮ったものが多く、これもそんな時期でした。
ピンが合っていなくて非常に残念ですが、フィルムの平面性を損なってしまっていたようです。

157号機は、EF62への切替過渡期に下関機関区へ転出したようですが、一度廃車となった後に浜松機関区へと戻り、車籍を復活して122号機と共に工臨や飯田線でのイベント列車などに活躍した幸運のカマでもあります。
しかし、旧型国電の居なくなった飯田線に魅力を見出すことはできず、その後訪問する機会はありませんでした。


155号機

昭和33年 4月26日 東芝製 浜松機関区
昭和59年?      転出  下関機関区
昭和61年 1月30日 廃車  下関機関区


157号機

昭和33年 2月25日 東芝製 浜松機関区
昭和59年?      転出  下関機関区
昭和60年 9月30日 廃車  下関機関区
昭和63年       車籍復活 国鉄清算事業団からJR東海が購入
平成20年 3月31日 除籍 最終運用は平成19年11月 リニア・鉄道館にて保存