ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

一人掘り上げ、ご褒美は?

2023-04-29 16:37:20 | 農作業
我が家の周辺を流れているのが細谷堰って水路。主要用途は田んぼの用水なんだが、下水路不完備のここらじゃ生活排水も流されてる。もちろん、火事があれば、せき止めて放水用にもなる。
ってことだから、恩恵受けてる集落総出で水路の清掃をする。これ、堰上げって言ってる。さすがに80歳越えの一人暮らしは免除だけどね。
10戸の我が集落で田んぼ作ってるのは我が家だけってことで、下っ端役員になってんだよ。水路の補修とか溜め池の周囲草刈りなんか、まぁ大した役にゃ立たんのだけど、頭数ってことで引き受けている。
4月29日が総出の堰上げって決まってて、この日は各家から一人が人足、わっ、古い言葉?ってPCの変換で出て来ないぜ、が出て、午前中かけて堰に溜まったゴミや出しゃばって来た水辺雑草を取り除く。
下っ端とは言え役員だから、分担以外の水路も引き受けにゃならんのさ。
集落のはずれから川に流れ落ちるまでの間、100mほどを一人で堰上げをする。水路って言っても、ここはU字管とか埋めてない自然のままの水路。主な作業は、水路に勢力拡張しようしている雑草を根っこがらみ掘り上げて水路の幅を確保することと、倒木やゴミや泥が溜まった淀みをスムーズな流れに戻すことだ。

上流から掘っては広げ、滞留ゴミを取り除き、倒木をえいやっと岸に上げる。時には吊り下がった枝を斧で払ったりしながら、水路の中を下って行く。
ここの掘り上げを始めて今年で3年、やっと、荒れ果てた水路も優しい小川になってきた。
倒木もぶった切ったり、腐った根元からへし曲げたりしながら水路の邪魔だてから排除できた。終点地点2か所にあるトンネル配管もスムーズに流れている。やっぱり毎年手を掛けてやるってことが大切なんだなぁ。
帰りは岸辺を歩いて戻る。おっ、こごみじゃないか!ちょうど食べごろだぜ。いただきぃぃ!

一人水路上げのご褒美ってことだな。

今夜は胡麻和えか?それとも天ぷらか?
里山は新緑の彩り、かすむ山桜も春本番だぜ。




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