桃のつぼみ、いつになったら花開くんだ?ずいぶん暖かくなったじゃないか。もう咲いてもいいんじゃないか?
そうか、我が家じゃ桜だってまだだものな。山形や上山はすでに満開のたよりも届くのに、ここらじゃ、やっとほころび始めたところだ。あっちの方が北なのに、って緯度は関係ないよな、その地の気候条件だ。はるか北方の岩手でも満開だって話しだし。
毎日、朝夕、ご機嫌伺いを続けてきて、やっと!ついに!とうとう!桃の花が咲いた。この色合いの艶やかさはどうだ!とても果樹の花とは思えない自己主張の強さだぜ。実を着ける木なら、花はあくまで受粉のための器官、そっと控えめに虫たちを誘えばいいんだ。なのに、桃のこの華やかさ、見ているこちらがどきっとしてしまう。そうか、桃は人間に見て、褒めてもらいたくってこんな見事な花を付けているんだな。
まだつぼみも多いが、数日中には満開になるだろう。
黄金桃はやや出遅れ。隣の南高梅も花開く準備に入った。できれば一緒に紅白咲き誇る様子を見たかったのに。
日差しが出れば、一気に20度近くまで!でも、夜はぐんと下がって、霜だって降りるほどだ。果樹たちが実感してる体感温度は、ようやくやっと、春!なんだろうな。
桜もここ数日うちには、開花が始まる。遅い、遅いと嘆いちゃいるが、昔は5月連休直前が見ごろだった。それに比べれば、2週間は早い。温暖化は間違いなしの現実だ。
果樹たちが感じた春の訪れ、これが大根や菜っ葉類の播き時だ。ここまで、ぐっとこらえて待ってきた菜っ葉類の種蒔き、神さんの頼んで済ませてもらった。こちらはリンゴ伐採木の薪作りで手一杯!
桜が散り掛けたら、今度は大根だぜ。それまでには、リンゴの伐採木、けりつけちまいたいもんだなぁ!
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