ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

柿の花って見たことある?

2024-06-05 09:04:22 | 果樹
柿についちゃ苦い思い出があるのさ。

3年前、期待いっぱい、柿の木の枝葉を覗き続けて、いつ花が咲くのさ?えっ、5月終わるぜ、おい、6月に入ったぞ、ど、どうしたんだ?6月も半ばだぜ・・・

と、日々期待を裏切られ続けて、7月、ついに諦めた。

あの年、なんで花は咲かず、実も着かなかったのか?未だにわからない、知人の説では、霜のせいじゃない?って、ええーっ、花が着かないのに霜って、そんな。

それ以来、冬の剪定もネットで教わって、真剣にするようになったし、春、新芽が出てからは、もう日に2度、花芽を探し、花芽が伸びて葉と花に分化していくのも知り、膨らんだ花芽の中心に花の原基?を発見して興奮し、それがいつどう開くのか、じっと観察を続けて来た。あと、1週間、あと4日、あと、2日、と一人、秒読みを続けて、ついに、

やっとこ、咲いたのさ!



お尻にはすでに柿の実の赤ちゃんを孕みつつ、白くぼったりした花を見つけたぜ。そうか、こんなエーデルワイスみたいな花なんだ。

日々、追って来た身には美しい!が、小さいけれど、可憐ではない。純白ではあっても清楚でもない。

でも、代えがたい!

果樹の中では一番の晩生だ。桃もブルーベリーもすでに実は大きく膨らんできてる。梅なんてそろそろ収穫時だ。

柿はゆったりと花咲き、真夏の太陽を存分にため込んで、あの甘みたっぷりの実を生み育ててくれる。
干し柿にさえ引き継がれるあの濃厚な甘さは、灼熱の再現だ。

いっぱい着いた!着き過ぎだ。

これじゃかなりの実を落とさなけりゃならんだろうな。やれやれ摘果か。

なぁんて、嬉しくてワクワクしてるくせに。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 褒めてやるぞ、俺! | トップ | これは神回かも?契約社員の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

果樹」カテゴリの最新記事