ステージおきたま

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豆播きは天気予報とご相談!

2021-06-04 14:51:54 | 畑仕事

6月第1週、ここが豆まきの適期だ。早けりゃつる呆け、遅れりゃ未熟、ものごと、ここでなきゃ、てのがあるのさ。

 当然、それに向けて準備をする。5月初めに堆肥を撒いて、1回目の耕耘。春先、芽を出し大きな顔をし始めた雑草どもを根こそぎひっくり返す。そこから1カ月、畑土を日に晒して風乾し、草の芽吹きの季節を乗り切る。種まき直前にもう一度、念入りにトラクター耕耘。ごろた土を砕き、生き延びた雑草ども埋め尽くし表土を細かくして、種まき機械がスムーズに進めるようにする。と、同時に、豆の発芽と初期成育の間、草の出を遅らせるって意味も大きい。

 丁寧な仕事をする知り合いは、秋の収穫後にも耕してさらさらの砂地のような畑をさらにレーキで均してその上を権兵衛を押して行く。こうすれば、播き損じも少なく欠株が少ないので、その後の補植の手数も省ける。が、ずぼらな我が家は少々段差があろうと、雑草が残っていようと、えぇい、イケイケゴーゴー!で播き切ってしまう。その分、後の補植で音を上げるんだが。

 早々と梅雨入り?と心配させた天気だが、ここに来て晴天続き、おい、そろそろ降ったっていいんだぞ!土がぱさぱさ、舳先が土を切って進む権兵衛には持って来いなんだが、このまま雨降らないと、発芽がままならない。去年はこの種まき後晴天続きでひどく悩まされた。土中に水分なけりゃ芽は出ない。その間に鳥たちの餌になったり、発芽力を失って、ついに日の目を見ないなんて種も多かった。

 おっ、明後日、大雨!待ってたぜぇ。最近は確度が上がった天気予報、どれを見ても間違いなく降る予報だ。よしっ、だったら、その前日が播種の日だ。

 段取りよく耕しておいたので、神さん一人で、2本の紐を操り、正確に畝間を作って種まき権兵衛を押して行く。手の空いたこっちは、鳥よけの防鳥テープ張りだ。畝の前後と中間にイボダケを立て、そこにテープを結わい付けながら張って行く。風がかなり強い。目一杯張ったつもりでも、風に煽られたわんでしまう。使うテープはすでに3シーズン使いまわした年期ものだ。使用後に丁寧に巻き取ってあるので、まだまだ使える。うーん、エコロジー!

 例年、風に吹き倒されて何度も手直しを強いられるので、今年は、玄能で深く打ち込んでからテープを張った。よしよし、これで、毎朝、張り直ししなくて済むぜ。うん、毎年、工夫の積み重ねだぜ、大切なのは。って、端から、そのつもりで持って行った玄能じゃないんだ。一団高くなった隣接の田んぼの水漏れがひどく、その鼠穴をぶっ叩いて塞ぐために持っていったものなんだ。これ怪我の功名、って言っていいのかな。

 二人で働き、午前中にすべて終わった。補植用もたっぷり播いた、はずだ。後はこの畑、隣に育苗中の里芋を植えれば、すべて終わる。

 家の裏の畑も落花生を播いて、どうやら播きものは終わった。来週からは田んぼの除草機押しが始まる。イネの方は、晴天続きのお陰で、順調に根付いている。ただ、暑くなく、雨でもない日に作業したい。またまた、天気予報をにらみながらの作業が始まるぜ。


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