ルバーブジャム、今年はいいぞぉ、って思ったら・・・

　ルバーブ、知ってるかぁ？フキに似た植物で、同じように太い葉柄を食用にする。でも、フキはキク科、ルバーブはタデ科、似てても親類ってわけじゃないって。漢方薬に使われる大黄てのと近しい。大黄って消化促進に効果あり、この冬他界した義母、便秘の時にはこのルバーブジャム入りヨーグルトが効果抜群だったな。

　庭の一角で逞しく育つルバーブ、いつも時期を失して、赤味と柔らかさが失われた頃、思い付いて収穫してジャムにしていたので、なんか青梅ジャムの出来損ないのようで、今一つ食欲をそそらなかった。

　今年は、庭師？神さん復活で適期に刈り取り、若く柔らかい部分のみ利用することができた。って言っても、神さんの話しな。

　根元から切り取り、有毒の葉っぱは捨てて、こんな感じ。

　これを適当に斜め切りして砂糖とレモン汁を加えて煮詰める。ジャムと変わらない、ってジャムだものな。軽く砂糖煮して、パイに入れたりもする。味は、これが不思議なんだが、とても爽やかな酸味ととろける口当たりを持っている。ただの茎が、果実のような風味を身に着けてるって不思議な感じだな。

　この赤い部分が多いと、ジャムもアンズジャムとか熟し梅のジャムそっくりに仕上がる。今年は、ほれ、この通り！

　見かけばかりじゃないぜ、味もなかなか、ちょい癖はあるが、それも野性味ってもんだ。先週仕上がってから、パンにはこのルバーブジャムが一番のご指名だ。続いてリンゴ、さらには甘夏マーマレード、ブルーベリー。

　と、一回目、ジャム作り上々、よしっ、今度は砂糖煮だ。ってところで年寄り恒例の大失敗！瓶詰め殺菌の際に、火にかけたままとんと度忘れ！２階で仕事してて、なんかいい匂いしてるなぁ、お菓子でも焼いてんのかなぁ？って台所を覗いてみて、びっくり！湯はほぼすべて蒸発し、殺菌中の瓶が破裂する寸前だった。危ねぇ、危ねぇ！

　せっかくの赤く美しい色が鉄さび色に変わっちまってた。勿体ないことしたもんだ。が、まっ、最初のジャム５本が上手に出来たから、今年は成功、（大）成功ってことにしておこう。