4日間の田植え作業が終わった。堆肥撒きや肥料散布、田おこし代掻きを考えれば1ヶ月に及ぶ、と言うべきだ。待て待て、種子の温湯消毒から数えれば2ヶ月だ。
でもなあ、田植えは別!ここで準備作業は終了し、いよいよ本番の水田に場面が移っていくわけだから。そして、この作業が、なんとも、きつい!そう、たった3反分の米作りだって!
ええーっ?手植えしてるの?田植機ないの?
一部手植えもするけど、大きな2枚各1反は、田植機を利用する。
だったら何故?ちょちょいのちょいでしょ、1反くらい。
そう、今時当たり前の乗用6条植えとか8条植えなんかでなくたって、昔風の機械を押してえっちら歩いて行く4条植えだったとしても、1反植えるのにものの1~2時間ってところだろうな。で、我が家の機械は20年ほど前にいただいた2条植え。そうか、2倍かかるわけか。って安易に考えないでほしい。
ともかく、気むずかしいの、この田植機!
普通の田植機はベッド状の苗を1株分ずつ掻き取っては植えていくほうしきなんだが、我が家のはポット苗田植機って言って、特殊な苗箱で育て苗を使用する。仕組みは、ポットのお尻の部分に穴が開いていて、そこに突き棒が刺さって苗をベルト上に押しだすって構造だ。こうすれば、根がぎっちり張った土のかたまりも一緒に植えることになるから、根もいたまず、活着が早くなる。さらに、ポットとポットにゆとりがあるから、苗もしっかり逞しいものができる。うーん、いいばかりじゃない。教え子の専業農家の青年も、「いいすよ、問題ないすねぇ」って言ってるし。
なのに、我が家はなんで????
そうなの、技術がないの、って部分は置いておく。大きな理由は、プール育苗をしてるからなんじゃないかと思っている。苗の生育期間4~5週間のうち芽が出て本葉が3枚くらいになったころから田植え直前まで、水を張ったプールで育てるんだ。これ、有機無農薬米作りの強い味方なんだなぁ。なんせ、化学肥料の代わりにぼかし使うから、プールにしないとカビが生えたり、病気が出たりする。
なんで、フール育苗じゃまずいのか?ポット部分がずっと水に浸かっているから土がいつまでも柔らかいままなのよ。で、突き棒で押し出すとぐちゃぐちゃにつぶれる。と、ベルトの上を運ばれない。と、次々落ちてくる苗が植えられないまま溜まる。と、詰まった土でベルトが空回りする。と、田植え機は勝手進み、苗の無い筋がどこまでも続いていく。
腹立ち、苛立ち、機械に当たる。苗に当たる。そんな繰り返しを何年も続けて、今年こそと3日も前からプールの水を落としたり、前日に水やり控えたりしたけどだめだった。そうそう、去年は作業途中でベルトが切れて炎天下必死で付け替え作業までしたんだった。だから、今年こそ!
やっぱりダメ!機械が通過した後は欠株だらけ。悪戦苦闘の結果が穴だらけ、虫食いだらけの田んぼの姿。
結局、翌日から二日かけて補植という名の手植え作業。朝から晩まで腰をかがめて一本一本植えながら、なにこんな馬鹿な作業してんだろ?って笑ってしまった。こんな欠陥田植機さっさと諦めて、普通の機械にすれば楽なのに!それはそう。でも、そうなると機械から苗箱からすべて代えなくちゃなんない。この出費、この手間、この資源の無駄。
趣味なんだろうな!なんか、こう苦労することで田植えしたっ!って実感するマゾ的感覚に心底毒されちまってるんだろうな!
でも、こうやって田んぼの中を一歩一歩歩いて見回ると、不思議と苗への愛着も湧いてくるんだよな。田んぼと一体になれる、なんて言うと大袈裟だが。
ということで、今年もまるまる二日間の補植を終えて、田植え完了!そりゃぁ、美しいさ、苗が植わった田の姿。この畝の曲がり具合!なんとも芸術的じゃないか!なんとも個性的じゃないか!!

でもなあ、田植えは別!ここで準備作業は終了し、いよいよ本番の水田に場面が移っていくわけだから。そして、この作業が、なんとも、きつい!そう、たった3反分の米作りだって!
ええーっ?手植えしてるの?田植機ないの?
一部手植えもするけど、大きな2枚各1反は、田植機を利用する。
だったら何故?ちょちょいのちょいでしょ、1反くらい。
そう、今時当たり前の乗用6条植えとか8条植えなんかでなくたって、昔風の機械を押してえっちら歩いて行く4条植えだったとしても、1反植えるのにものの1~2時間ってところだろうな。で、我が家の機械は20年ほど前にいただいた2条植え。そうか、2倍かかるわけか。って安易に考えないでほしい。
ともかく、気むずかしいの、この田植機!
普通の田植機はベッド状の苗を1株分ずつ掻き取っては植えていくほうしきなんだが、我が家のはポット苗田植機って言って、特殊な苗箱で育て苗を使用する。仕組みは、ポットのお尻の部分に穴が開いていて、そこに突き棒が刺さって苗をベルト上に押しだすって構造だ。こうすれば、根がぎっちり張った土のかたまりも一緒に植えることになるから、根もいたまず、活着が早くなる。さらに、ポットとポットにゆとりがあるから、苗もしっかり逞しいものができる。うーん、いいばかりじゃない。教え子の専業農家の青年も、「いいすよ、問題ないすねぇ」って言ってるし。
なのに、我が家はなんで????
そうなの、技術がないの、って部分は置いておく。大きな理由は、プール育苗をしてるからなんじゃないかと思っている。苗の生育期間4~5週間のうち芽が出て本葉が3枚くらいになったころから田植え直前まで、水を張ったプールで育てるんだ。これ、有機無農薬米作りの強い味方なんだなぁ。なんせ、化学肥料の代わりにぼかし使うから、プールにしないとカビが生えたり、病気が出たりする。
なんで、フール育苗じゃまずいのか?ポット部分がずっと水に浸かっているから土がいつまでも柔らかいままなのよ。で、突き棒で押し出すとぐちゃぐちゃにつぶれる。と、ベルトの上を運ばれない。と、次々落ちてくる苗が植えられないまま溜まる。と、詰まった土でベルトが空回りする。と、田植え機は勝手進み、苗の無い筋がどこまでも続いていく。
腹立ち、苛立ち、機械に当たる。苗に当たる。そんな繰り返しを何年も続けて、今年こそと3日も前からプールの水を落としたり、前日に水やり控えたりしたけどだめだった。そうそう、去年は作業途中でベルトが切れて炎天下必死で付け替え作業までしたんだった。だから、今年こそ!
やっぱりダメ!機械が通過した後は欠株だらけ。悪戦苦闘の結果が穴だらけ、虫食いだらけの田んぼの姿。
結局、翌日から二日かけて補植という名の手植え作業。朝から晩まで腰をかがめて一本一本植えながら、なにこんな馬鹿な作業してんだろ?って笑ってしまった。こんな欠陥田植機さっさと諦めて、普通の機械にすれば楽なのに!それはそう。でも、そうなると機械から苗箱からすべて代えなくちゃなんない。この出費、この手間、この資源の無駄。
趣味なんだろうな!なんか、こう苦労することで田植えしたっ!って実感するマゾ的感覚に心底毒されちまってるんだろうな!
でも、こうやって田んぼの中を一歩一歩歩いて見回ると、不思議と苗への愛着も湧いてくるんだよな。田んぼと一体になれる、なんて言うと大袈裟だが。
ということで、今年もまるまる二日間の補植を終えて、田植え完了!そりゃぁ、美しいさ、苗が植わった田の姿。この畝の曲がり具合!なんとも芸術的じゃないか!なんとも個性的じゃないか!!

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