ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年、害獣、害虫少なくないか?

2021-06-07 15:56:22 | 畑仕事

 去年は今頃、ジャガイモが離れ猿に襲撃されて、大慌ててで防戦に努めてたんだ。イノシシや熊の出没情報もさかんに飛び回ってたなぁ。そうそう、小学校通学路付近で熊の通り道を塞ごうと河川土手の草刈りの動員まで掛かったっけ。それも今年は、中止の連絡が入った。もちろん、我が家も周辺の田畑にも害獣出没の噂話は聞こえて来ない。もっとも、そこら中、電気牧柵張り巡らしてるから、イノシシどもも近寄りがたいのかもしれないが。

 動物ばかりじゃない。虫もほとんど見ない。例年なら、この時期、モンシロチョウが乱舞するんだが、今朝だって、寂し気に1匹、飛び回ってるだけだった。だから、菜っ葉類も無事収穫、小松菜もパクチョイも完食し、残りのコカブも食害なしで健やかに育っている。

 もちろん、寒冷紗で覆った白菜、キャベツ、ブロッコリーも土中で越冬したヨトウムシにやられたのが数本程度、モンシロチョウに卵を産み付けられた様子はない。当然だろ、寒冷紗だもの、って違うんだなぁ、それが。虫の多い時などは、いつの間にかトンネルの中に侵入して気が付けば虫食いだらけ、ってこともよくあるんだ。それがこのきれいさだ。

 いつもなら、ニジュウヤホシテントウに猛烈に食い荒らされてレース状になって、枯れあがり始めるジャガイモ、見ろよ、この元気なこと!

 

 どうなってんだろなぁ?ハチが少なくなっているのは、ここ数年の傾向で、これは農薬のせいだとは思うんだが、その他のしぶとい奴らは今年はぱったり!で、これは原因不明だ。強いて上げれば、冬の積雪の多さかな。この冬はたっぷり降って、積雪期間も厳しく長かった。害虫被害にコテンパンにされた去年は、その冬、まったく雪が降らなかった。多分、冬場の積雪が害虫の越冬を妨げたんだろう。

 そろそろうどんこ病で白化し始めるはずの実取り豌豆も、生き生きと緑を保っている。

 そう言えば、虫のこととは違うが、タマネギ。去年はあっという間に董立ちが始まって玉が大きくならなかったが、今年は、今のところ順調に肥大を続けている。董立ちの気配などみじんもない。これもやはり積雪の有無が関係してるんだろう。

 とすれば、冬は寒く、雪は降る時には降って、積もるに任せ、春には融けて生き物の季節が始まる。その当たり前の季節の巡りが一番大切なことなんだってことだ。雪国は、温暖化で暖かくなっていいぞ、なんて喜んでちゃいけないってことだぜ。寒い冬は、豊かな春を準備してくれるってことだ。

 


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