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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

韓ドラ『ペントハウス』、ゴォ~~~~ル!

2025-03-17 09:53:46 | 韓ドラ
やったぜ、ついにフルマラソン駆け抜けた!いや、ウルトラ100キロ並だな。
シーズン1で42話、折り返してシーズン2で26話、ラストスパートも28話!計96話!なっ、やっぱりウルトラマラソンだった。

いやまず、こんな長丁場を飽きることなく、途中休憩なしで、毎夜淡々と走り、いや、見続けた俺を褒めて、違う、違う!そこまで引っ張り通した『ペントハウス』に拍手ぅぅぅぅぅ!



最終回、登場人物のその後を描いて、すべて決着つけるんだよな、それってちょっとありきたりで退屈かも、めでたし、めでたしの連続になるだろうし。仕方ねえよ、韓ドラだもの、ラストは愛し合うものが結ばれて、美しいキッスシーン、これは定番、お決まりだもの、ジイサン、我慢しろ。

って、ここまでご苦労さん、ってお付き合いの気持ちで眺めていたら、
なぁぁぁぁんと!見事、どんでん返しで締められたぜ。完全に裏切られたなぁ。
命がけで復讐戦を戦った二人、生きててほしい!ってみんなの願い、のはずじゃないか。だから、おっやっぱり!生きてたんだ!
死んだと見せて生き返るってこのドラマの得意技だもの、ここはやっぱり、シリョンさんも生き延び、ローガンと一緒に幸せな新天地に向かってくれるんだよな、って、思うよなぁ、韓ドラファンとしちゃ。

が、なんと二人の乗った真っ青なオープンカーは、一気に3年前に後進、逆戻り、辛い現実、健気な身の処し方を種明かししてくれた。

裏切られた結末だったけど、これこそ真っ当、微かな違和感もすべて取り除いて、シリョンさんの復讐劇を爽やかに幕を下ろしてくれた。



いっくら相手が悪鬼であっても、自らの手による復讐は私刑だし、そのおどおどろしさ、歪んだ心はそのまんま許されはしないはずだから。実際、どこまでも極刑に追い込みたいと歪んだシリョンさんの表情は、どうしたって醜くて、浄化されなけゃならんものだから。
そう、シリョンさんが美しく生きながらえるには、自らに死を与えるしかないんだ。
まっ、死んだ二人が赤い紐で結ばれながら、天国へ歩むシーンは、ちょっと、て、へっ!て恥ずかしかったけど。

無事見終わったところで振り返り。
悪逆非道の二人も、悪の道に転げ落ちるきっかけやら切ない娘への思いなど丁寧に描いていたところもこの作品が愛されている理由だろう。

に、しても、よく殺したよなぁ!復讐相手の二人は当然として、挑む者たちもすべて死んじまった。切ない。そこまでしなくても!いや、殺すなよ、ミン・ソラもオ・ユニもナ・エギョもシム・スリョンもみんないい女じゃないか!

まっ、愛する者が迫害され残虐に殺害されるから、憎しみも限りなく沸騰し、この徹底的な復讐劇を成り立たせているわけだけどな。

としても、ここまで主役たちを容赦なく殺すドラマってのは初めてだし、この先もそうは生まれないだろう。

このドラマが見る者を魅了し続けた数多くの理由の一つ。
それは母(父)の娘への激し過ぎる愛だ。盲目的な母の愛、娘の成功のためには競争相手さえ殺してしまう妄執、これを復讐のベースにしたことだろう。限りなき母の愛、時に道さえ踏み間違える狂愛、これこそ誰もが納得し、没頭できる信条なのだろう。だから、母たちのひたむきな狂気も、復讐と言う禍々しい行いも、許す!ってことになるのだと思う。

献身的な愛、滅私の想い、永遠なる母!

現実はそうは美しかない、世の中親ガチャ、毒親ばやり、親だからって信じられっか!って現実だからこそ、こういう虚構が力を発揮するってことだよな。

辛い真実より身をゆだねたい絵空事!
壮大な嘘を見事描き上げてくれた『ペントハウス』に感謝!








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