すげえなぁ、海外のチームで活躍する日本人選手、50名超えたってよ。
しかも、イギリスとかスペインとかドイツとかって、先端的リーグの活躍も少なくないって。
試合のあった日の翌日にゃ、必ず日本人選手のゴールが報じられる。まっ、そんな個々人伝えてるってことは、まだ珍しいからなんだろうけど。
日本人選手がサッカーで競技に上手くフィットしつつあるのは間違いないんだろう。
野球とかラグビーと違って、サッカーは全世界的な人気のスポーツだからね、ここで評価を得られるってのは、ちょっと鼻高々になったりして、って、おめえの手柄かよ。
にしても、どうしてサッカーなのか?まっ、野球もそれなりに頑張ってるけど、ラグビーとかだとまるで歯が立たない。
理由は簡単、体の違いだ。
体ぶつけて真っ向勝負ってのは、いくら日本人の体位が向上したとは言っても、遺伝的に無理があるよなぁ。
サッカーだってぶつかり合うぞ、って言っても、正面切ってってわけじゃないし、巧みな選手は接触を上手に避けたり、圧力を外したりできるから、逞しい体てのは必須条件にゃならないんだよな。
それよか、敏捷性の方が役に立つわけだ、ドリブルとかパス回しとかじゃ。この機敏な動きてのは、日本人の体形にぴったりなんだと思うわけさ。重すぎず軽すぎず、太すぎず細すぎず、ちょうどいいんだよな、間違いなく。
以前は身長の不足が、欠点として挙げられて、特にディフェンスの勝負じゃ見劣りしたが、最近は180cm超の選手も増えて来て、そこも見劣りしなくなって勝負になるようになって来た。
と、同時に170cmそこそこって選手も活躍できている。向いてるよなぁ、日本人に。
も一つ、サッカーで大切なのは、全体を見渡す視野の広さと散らばった味方選手を巧みに利用する瞬間的な判断力で、これはチームプレイの重視ってことでもある。
これは個人の能力同様チームの協力を大切にするアンダー世代からの育成方針が効いている以上に根っからあるFor The Teamの意識が大きいんだと思う。まっ、日本的感性で、諸手を上げて賛成しにくい面もあるんだけど。
で、それは個の能力を発揮しにくい風土にもつながっていて、そこがこの先の課題になって行くんじゃないかな。
もっとも、世界のトップリーグで活躍する三苫とか久保とか南野なんか、どんどん自分を主張するプレイスタイルで成功しているので、あまり心配する必要はないだろうね。要は兼ね合い、バランスってことだ。
世界の主力チームと互角で渡り合うまでにはもうひと頑張りが必要だろうけど、そんなに先の話しじゃないと思うぜ。
も一つ不足していた、海外でのプレー経験てのが、急速に付きつつあるからね。自身の可能性に掛けて、どんどん飛び出して行く若者たちの存在は頼もしいねぇ、それだけでも、楽しみを与えてくれる。
ジジイにできるのはそんな選手たちの動向をチェックしながら声援を送り続けることだけだけどな。