ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

小作人急募!?

2023-02-23 12:06:26 | 米つくり
小作人?いつの時代の話しよ、って、わかってないねぇ。農村じゃバリバリの現代用語なんだぜ。
畑でも田んぼでも農地を借りて耕せば、その人は小作人なのさ。我が家だと、自前で所有してる田畑もあれば、借りて作ってるところもあるから、自作農兼小作人ってことなんだ。そう、年末は、地主さんに小作料納め終わって、やっと正月を迎えられる。おっと、地主さんって言っても、田畑いっぱい持ってる金満家なんかじゃ全然ない。高齢でもう無理とか、街中に引っ越して農業やぁめた、って人たちの田畑を引き受けているのさ。
借りてる田んぼは大きく2か所、そのうちの1か所は水路の両側に連なる7枚のちっぽけな田んぼからなっている。すべて俺一人で作るなんて、とてもとても!なので、友人4人で手分けして耕作して来た。
そのうちの1人、ついにリタイアすることになっちまった。
とことん自然農法にこだわり、堆肥、肥料は入れない、養分は用土と流れ込む用水中の成分だけ。田植えも稲刈りも手作業、除草機押しも排除して手取り、って徹底ぶりだった。
ほぼ自然に近い環境で育つイネは、すっきりと美しくはあったが、いかんせん収量は低く、掛ける手間暇の膨大さにはとても見合うものじゃなかった。でも、それは納得づくのこと、一人、孤高の米作りに徹して来た。
が、さすがに1週間ぶっ通しの手植えとか、取っても取っても生えて来る雑草対応についに腰を痛めて、最後は杖を突きつきの草取りで頑張ったが、もう米つくりは止めたいとの話をもらった。
そうか、10年以上も自然農法の頑張ったのに残念だけど、ほんと辛そうだったから、致し方ない。
さて、問題は彼が担当していた2枚の田、2.5aと1aの田をどうするかってことだぜ。ヤギさんの牧草を播こうか?なんて案もあったが、せっかくの田んぼだ、勿体ないじゃないか。
いいよ、俺が頑張る。小さい方は代掻きだけして水を入れ、温水プールにして下の2.5aに流すようにしよう。細長いひょうたん型で機械入れにくいし、除草機押しも苦労しそうだが、
1枚くらいならぎりぎり老骨鞭打ちやってやれないことはない。と、腹は括っているのだが、・・・
米作ってみたい!田んぼやりたい!って人がいればお仲間に入ってもらってもいいかとも思うんだ。手伝いなんかじゃないぜ、自分の力で半年イネと付き合い通す人、募集中!って求人広告出そうじゃないか。
詳しい条件は委細面談の上、ってことだが、ざっと、職務?内容を上げておけば、
担当する作業は、➀種まき。共同作業で1日。
        ②堆肥と有機肥料の散布作業。ほぼ半日仕事。
        ③田植えは手植えするなら自分で。
         機械植えでいいなら、俺が請け負う。
        ②除草作業。1回1時間程度の除草機押し週一で4~5回。
              Qホーでの株間除草。1日仕事を2回。
        ③畔の草刈り。30分程度を3回。
        ④稲刈り。刈り取りは共同作業で1日。
        ⑤イネの架け替え。1回1時間の作業を2回。
        ⑥脱穀も共同作業。1日。
        ※1) 機械作業と苗作り、毎日の水管理はこちらで分担。
         2) 4月末に堰組合の合同水路堀上げ作業午前中。
         3) 必要な機械、器具は我が家のものを使ってもらう。
           自分で持ち込んでる人もいる。
         4) 経費は、小作料、肥料代、機械作業賃等
           すべて含めて1万円。
おっと一番肝心なこと忘れてた。収量は籾付きで100キロくらいかな。前作が自然農法なので、肥料分が少ないかもしれないから、果たしてどれだけ取れるか。
もっと大事なこと。当然だけど、農薬、化学肥料の使用は禁止だぜ。
って条件なんだが、だれかやってみたいって人いるかな?忙しい時でも週に1度通えば出来るから、仕事持ってる人でも可能だ。そりゃそうだ。俺だって30年以上も兼業で田作ってきたんだから。まっ、気楽に手上げてもらっていいぜ。
自分の田、自分の米、これは格別だぜ。
コメント
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