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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

イネはやっぱり、水生植物だぁ!

2024-05-05 11:35:24 | 米つくり
ハウスで育苗イネを見るたんび、落ち込む。
1本で2本でも芽がでてないか?鵜の目鷹の目で探すけど、出ないものは出ない。非情な事実を突きつけられて、今日も落胆。

が、コシヒカリはまぁなんとか芽も出揃って、いやいや、揃ってないか、すくすく元気もいれば、やっとこ顔見せのちび苗もいる。2時間おきに水やりしないと、せっかくの発芽が台無しになる。
陽ざしの強さ確実に真夏!もう、これが日本の春になったんだ、意識を変えるしかないぜ。
散水、面倒くせぇ!なんて言っちゃいかんよ。せっかく芽を出してくれたんだから。

さっき撒いたのに、ちょいと目を離せば、からっから、ヤバッ!
ポット苗は、乾燥には特に弱い。さっさと水入れてプールにしてやらなくっちゃ、種播いてから2週間経ったしな。

朝からプールに注水作業。たかだか2cm弱の深さ、すぐにでも溜まるだろって、そうはいかないのさ。丸太の枠に柔らかいビニールを敷いただけ、隙を見つけちゃ氾濫を繰り返すから、その応急措置に追い回されるんだ。

隙間に石を差し込んだり、野地板を挟み込んでビニールが勝手に動くのを防止したり、



やり繰り工夫で、昼過ぎまでかかって、どうにか、6つのプールを満水にできた。

その間、じっと見てるってのも能の無い話し、タマネギ畑と植え付けたばかりのネギ苗の水やりやったり、小屋の屋根トタンを補強したり、

そうそう、サツマイモの苗を土に生けて根出し作業もした。このカンカン照り、買った苗を直に畑に下ろしたら、半日で焼けてしまう。
キャベツ苗の居場所を空けてもらって、土を耕し、たっぷりと水を撒いたら、苗の茎部分を埋める。



乾燥しないように稲わらを被せ、黒寒冷紗で覆って、根出し場完成。



このまま10日くらい水を絶やさぬよう取り扱い注意だぜ。

去年、思いがけず豊作で、冬場もストーブの傍に特製保管庫を用意したおかげで、1本もダメにすることなくたっぷり楽しめた。もちろん、薪ストーブで焼き芋さ!

味をしめた今年は、さらに買い足して本数を一気に40本に増やした、まんず欲かいて!
育てるのはやや難しいが味は抜群の安納芋と、頑健多収の鳴門金時、焼き芋に最高の紅はるか、それとハニーなんたら。いろんな品種を楽しまなくっちゃ。

なんて、作業と同時進行でプールの注水が完了した。

水に浸かって、イネ苗の心地よさげなこと!
イネはやっぱり水生植物なんだよな。




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ま、まさか!播きなおし?

2024-05-01 10:09:41 | 米つくり
なんかなぁ、一部分だけ発芽が悪いんだぜ。
そっとシートをそっとめくって気になっていたんだが、いざ一気にはぐってみたら、
ありゃりゃ、モチだよ、なにこれ?



まばらな発芽、うへぇ!
なんでだよ、コシヒカリと同じように扱ってきたぜ。温湯殺菌から浸水、芽出し、種蒔き、水やり後ホワイトシルバー被せて8日間。

去年の種、悪かなかったはずだけど・・・。
あっ、塩水選の塩分濃度薄めにしたんだっけ!
それで、こんなに出るのか?発芽不良。

いつまでも、悩んでんじゃねえよ。頼まれものだからな、小学校の実習用に苗8箱。子どもたちの田植えのためにも、失敗は許されない。

播きなおす!それっきゃない。

ボカシと土を篩い、燻炭入れて床土作る。種は念のため取っておいてある。
問題は、ポット苗箱だから、土を満杯に入れると、種の収まりどころがない。空ポット苗箱でぎゅっと押し付けてみたが、全然押さえられない。仕方ない、少なめに土を入れて、多く入ってしまったポットは指で押す、なんちゅう原始的な!



種をばら撒き、ポットに押し込む、収まらねぇぇぇ!
1ポットずつ種を配る地道な作業が続く。

水を撒き、湿り気を与えても変化なし、播いちゃええ播いちゃえ!



発芽不良見越してたっぷりと。
ええいっ、こんなもんだろ。後は掛け土を上から厚くばら撒いて、強引に隠す。良かったよ、掛け土残ってたから、っておいおい、足りないぞ、まだ種もみ表面に顔覗かせてる。土で覆われてなきゃ絶対芽は出ない。

まず、たっぷり水を撒いて、また、現れてきた種には畑の土をぶん撒いて隠した。

ふぅ、どうやら10箱、播きなおし終わったぜ。



8日前の種が発芽不良ってことは、播きなおし分だって、どうなることか?

うー、考えない、考えない!

ここまでやれば、言い訳にはなる、っておいおい、小学校との約束、そんなんでいいのか?

って言われてもなぁ・・・




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種蒔き終わった、腰が伸びん!

2024-04-21 17:58:31 | 米つくり
米作りにゃ、何度か難関の作業がある。
田植えだろ、手押し除草だろ、稲刈りに脱穀!月一で気力、体力試されてるようなもんだ。
おい、ジイサン、またやれんのか?ってな。

そう、春の前哨戦、種蒔きがやって来た。

作業は段取り8分だからな、1週間かけて、土、ボカシ、燻炭の準備やら、育苗プール作り、播種機の手配など、取り組んできた、大丈夫、大丈夫、乗り越えられるさ!
とは言っても、当日の成否は、人力!てきぱき動ける人間がどんだけ集まるか?にかかってる。

昨年から、新規小作人さん、二人が加わりめちゃめちゃ楽になっていたんだが、今年はさらに、そこに若手、大学山岳部のリーダーだってよ!が加わり、もう万全盤石だぜぇ!土寄せだって、寄ってたかって!



全部で7名、これだけの人数が、たかだか苗箱200枚程度の種蒔きに群がるんだ、スムーズに進まないわけがない。
種蒔き作業はすべてお任せして、こっちは、育苗箱の並べ方に専念した。



ポット育苗の苗箱は軽いから楽?そんなことないって!田植え機との相性のため、箱はぐにゃぐにゃ曲がる材質、変な持ち方すると、片側がベロンとしなだれて、せっかく播いた種と床土がこぼれ落ちちまうんだ。ちょっと当たってもポットから土と種が飛び出すし、もう、気遣うんだぜ、ほんと。

だから、苗箱並べは人任せにせず、孤独な作業を繰り返してきたんだが、こうも有用な人材が豊富なら、手分けして並べた方がはかが行く。

屈んで注意深く箱を置いて行くって作業、下に敷く根切り用の紗幕がくしゃくしゃに癖がつい、これを伸ばし伸ばし並べるのが容易じゃないのさ。
一人が紗幕を引っ張り、もう一人が置く、これでないと紗幕を広げて使えない。

二人でじっくり取り組んでの2時間超の腰曲げ作業、きいたぜぇ、腰痛に。終わって数時間経っても腰が伸びないぃぃぃ!

やれやれ歳にゃ勝てない、いつまで続けられるもんなのか?って思いつつも、多くの頼もしく面白い人たちが集う共同作業、終わった後のひと時も大いに話が弾んだ。

山の話し、霊感、六感、山菜、果てはLGBTの話題まで、って、ここが凄い!働き手以上に貴重な情報源、素晴らしい小作人さんに恵まれた。

次回作業は、堰の掘り上げと堆肥散布。なんだなんだ、来週だぞ!


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遅れてるぜ、農作業!

2024-04-02 10:02:25 | 米つくり
3日間の東京公演ツアー、帰って一息、
なんてないから。

溜まった仕事、やらにゃならんこと、どっさりなのさ。
まず、明後日締め切りの菜の花座6月公演の台本仕上げなきゃならんだろ。
山本太郎、米沢に来たる!の看板も立てなきゃよ、2週間後なんだし。
ハウスのビニール張りだって、とっとと済ませちまわにゃ。
それにはハウス内の残渣の取りだし、耕耘もある。

優先順位を決めなくっちゃ。

例年3月31日にやるって決めてる種もみの塩水選、温湯消毒、浸水、まずはこれだろ。

塩は残っていたはずだし、種もみは知り合いが野毛を取り除いてくれている。容器だろ、比重計だろ、掬い網だろ、浮き上がって不合格の空もみあけるたらいだ、うーん、あっち行きこっち行き、手順悪すぎだぜ。



仕方ねえなぁ、1年ぶりの農作業だもの。いや、もしかして、脳内老化の影響か?

やや濃いめの塩水作って、まずはもち米の種。
ありゃりゃ、浮くぞ、浮くぞ、ほとんど沈まない。これじゃ絶対足りなくなる。やり直し!水足して薄めて。



ほら、沈んだ、教科書通りにゃいかんのさ。

今度はうるち米、コシヒカリ4袋。塩をさらに溶かして濃度を上げて、ざざぁーっ、今度はいい具合に沈んでくれた。
ここまで、昼飯前の作業。

午後からは温湯消毒、たしか60℃で5分間、だったよなぁ?
室内に持ち込んで、寸胴で加熱、時間たったらバケツ冷水で冷却。この作業を6回繰り返した。えっ、1回多い?そうさ、黒米は塩水選なし、消毒のみだからな。



終われば、後は浸水。専用の水槽に水を張って、そこに沈める。このまま3週間、水分をたっぷり吸って、よぉし、芽を出すぞぉ!って種もみに目覚めてもらうのさ。

ふー、今日の作業はここまで。よしっ、台本書きだ!
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新規小作人頑張った今年の米作り!

2023-11-18 11:21:44 | 米つくり
なにぃ?雪が降るだとぉぉぉ?
待て、待ってくれ、やらにゃならんことが残ってるぜ。
田んぼの秋うない、一昨日大きな二枚終わらせて、残るは中小合わせて8枚、面積は全部で2反弱だが、バカにすんなよ、厄介極まりないんだから。
身の丈大きく超えるトラクター、しかも後輪駆動、小回りはとことん拒絶する融通の利かなさ、田んぼの周囲はカーブだらけでひん曲がってる。2メートル以上もあるロータリーで端っこなんて耕せるわけないだろ。
大きな田んぼなら一気に数10メートルも耕せるが、1辺わずかに8メートルの坪庭だもの、ちょこっちょこっと行ったり来たり、無駄な動きの連続で、あぁ、もう頭悪いんだら!己を罵ること二度ならず。
それでも、2時間かかってやっとこ終わった。

やれやれ、これで今年のコメ作り作業はすべて終了だ。めでたい!
大変革の今年だったなぁ。何がって、新しい小作人を迎えたことだ。十数年、田んぼ2枚を引き受けてくれてた人が、腰痛激化でリタイア、うえーっ、さらに田んぼ増えるなんて、ジジイにゃ、無理だぁぁぁっ! 
小作人募集の案内をSNSで発したら、おぅ、なんと、って言うか、やっぱりって言うか、菜の花座の若手が手を挙げてくれた。それも仲間二人も招き入れて3人で取り組んみたいって。
そりゃもう、願ったり叶ったりさ。
初めての田んぼ作り、少ない休みを使って懸命に取り組んでくれた。その頑張り見たんだなきっと、春先暴れ狂ったイノシシも、代掻き、田植えの後には、まったく顔を見せず、見事収穫までたどりついた。イノシシも新規小作人さんたちの熱意に気おされたんだろうぜ。

収穫も、さすが三人で除草機押しに押しただけあって、150kg超す豊作になった。それまでの自然農法とは天地の差だなぁ、やっぱ堆肥で地力を保つ必要ありってたことだ。
畑の耕作もすべて終わってるし、トラクターもこれで仕事納めだ。いつ止まるかとひやひやしながらの運転だったが、大きなトラブルもなく働き通してくれた。感謝!
小屋に収めて、バッテリーの接続端子を外して、さっ、ゆっくりと冬眠しておくれ。

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