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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

マスコミ取材、頼りにしてますぜ!もうすぐ『生前葬につき』公演だから!

2016-11-11 09:40:51 | シニア演劇

 隣りは何をする人ぞ!都会のマンション住人ばかりじゃない。この置賜って小さな地域だって同じことだ。いや、隣人はわかってる。仕事だって、家族構成だって、場合によっちゃ遠い親戚のことだって。暮らしの半径内のことなら、これは田舎じゃ隠しようもなくお見通しだ。

 でも、いったんその小さな認知領域を超えると、途端に関心が失われてしまう。平面的な広がりで言えば、わずか数キロ先の他町村のことなどほとんど存在しないも同然だ。まして、その地で誰がどんなことやってるかなんて、知るもんかい!そんなこと、なのだ。演劇なんてマイナーステージで騒いでる者のことなんて、まして、まして、ましてだ。

 なんとか知ってもらわにゃならない、学校のことも近づく公演のことも。出演者がチラシ持って触れ回るってことも大事だ。でも、歩ける範囲は限られる。声掛けられる知人・友人には限度がある。なんとか、個人の限界を超えて多くの人たちに知ってもらいたい。興味を持ってもらいたい。できれば、チケット買って見に来てもらいたい。

 と、なれば、頼りになるのは、マスコミ様のお力だ。テレビ、ラジオ、新聞、あらゆるものにアプローチしている。事務局など必死でイベント情報を流し、電話をかけ、伝手を頼ってお願いしまくっている。でも、マスコミってやつは、重複を嫌うんたよな。以前取り上げたことのある団体や行事には、とても冷たい。なにも毎回同じメンバーが同じ芝居やってるわけじゃないんだけどね。それどころか、常に新機軸を盛り込んで斬新な舞台作っているつもりなんだけどね。一方で季節の話題とかになると、毎年代わり映えせぬ映像が垂れ流されているのに。

 泣き言並べてても仕方ない。今回は、今のところ、FMラジオで3回、ケーブルテレビで1回の宣伝機会があった。ラジオ局には2.3人のメンバーが出かけて行って、番組のパーソナリティとやりとりしてきた。これも嬉しいことだ、が、やっぱりテレビだ、ケーブルテレビNCVだ。こちらは二人のスタッフが2日間かけてみっちり取材してくれた。もっとも、番組として流れるのは5分間だそうなんだけど。それでも、ありがたい。密着の姿勢が大いに好感が持てる。

 1日目は立ち稽古の取材とインタビュー。生徒2人と僕がカメラを前に話をした。この歳ともなると、誠実に四角四面でお答えするって気持ちが薄れてきてね、シニア演劇と他のアマチュア演劇との違いってなんですか?って質問に対して、シニアは間違えても、とちっても許されることですよ、なんて冗談半分答えてしまったけど、あの部分、カットかなぁ。

 2日目は装置作りの様子をカメラに納めて行った。どちらも数時間みっちりと密着してカメラを回していた。どんな番組に作られるのか楽しみだが、契約していない僕の家では視聴不可。多くの人たちに見てもらって、興味持ってもらえることを願うばかりだ。

 最後は新聞。イベント欄には載った。できれば記事として取り上げてもらえるように、もうワンプッシュ!事務局、頑張れ!

 

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大道具作りだって教えます!シニア演劇学校

2016-11-03 09:42:08 | シニア演劇

 正直言うと、別に壁パネル新たに作る必要なんてないんだ。これまでのストックがあるから、使いまわしで十分。慣れない大工仕事してもらうより、演技に専念してもらった方がいいんじゃない?って意見もある。なんたって、セリフや動き覚えるの大変なんだからって。

 それはわかる。大いにわかる。これから稽古時間はどんどん足りなくなって来るだろうし、ものつくりの日が増える分、こっちも負担は大きい。でもなぁ、それって、シニアの底力、バカにしてるってことなんじゃないか。さあさ、装置はこちらで用意させていただきますから、皆さんは芝居に熱中してください、って。お客様じゃないだからさ、上げ膳据え膳はないよ。初めて持つ、なぐり(金槌)だって、電動丸鋸だって、何度か使ってれば、コツもつかめる。楽しくもなる。

 舞台ってもんがどんな風に出来上がってるのかってことを学ぶいい機会でもあるからね。例えば、裏はツギハギだらけでも、表がしっかり見えればいいとか、表面だって、細かいミスは気にならないとか、まぁ、見かけがすべて!って特質も納得してもらえるわけだから。

 今回は、菜の花座の装置名人がつきっきりで指導にあたってくれたので、パネル作りはとってもスムーズに進んだ。講習生には敢えて、3尺×8尺のパネル2枚を1から作ってもらったし、ストックパネルに窓を開けるって難仕事?も経験してもらえた。壁パネル3枚、窓パネル2枚、センタードアパネル1枚、6間分、計7枚を仕上げて、表面の紙張りもほぼ終了した。

 これで次回は絵を描くだけ。予定されているもう1回のモノ作りデーですべて完了するだろう。材料の手配やスケジュールの管理は事務局がしっかり段取りしてくれてるし、実際の作り方の指導は装置名人がすべてリード、僕の仕事は、別に無いけど、まっ、そこら辺うろつき回るってことかな。

 楽しかった!って声がたくさん帰ってきて、うん、そうだろ、そうだろ。やっぱり、やるべきなんだよ、装置作りてのは。

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セリフ暗記はCD頼り!

2016-10-27 09:09:35 | シニア演劇

 シニアの演劇挑戦、立ちはだかる一番の難敵は、セリフ覚えられないぃぃぃ!たった数行のセリフが入らない。よしっ、覚えた!と思ったら、出てこない。いつの間にか自然消滅してる。舞台で頭真っ白、立ち往生!恐怖と不安常がいつも脅かす。

 台本作者もそいつは、重々承知!人を見抜いて、いや、記憶力の衰えを見極めて、セリフの数を加減している。数だけじゃない。セリフをどんな流れに組み込むか、ってことだって気配りしている。話題が転換するきっかけのセリフは、記憶力高齢者にはぜったいに振らない。会話の流れからはみ出したセリフは出てきにくいからね。きっかけのセリフが出て来なければ、舞台は立ち往生!互いに顔を見合う恐ろしい沈黙空間が現出する。シニア演劇の客席は、そいつを待っている。大受けの大笑い、残酷!

 演技以前の問題だ。セリフを思い出し思い出ししていて、名演技が生まれるわけはない。動きだって忘れる、体も表情も、すっぴんの素裸。いかんいかん、まずはセリフを入れることだ。で、どうする?プラザ演劇学校の強力武器はCDだ。ある程度、セリフの調子を理解できたところで、通してセリフを録音する。それをCD-Rに焼いて、全員に配布、各自それを聞いてセリフを覚える。これなら、家事をしながら、車の運転途中、忙しい時間をやりくりしてセリフの暗記ができる。事務局のGさんが思いついたこのアイディア、今じゃ、菜の花座でも採用している。この新方式で始めるようになって、確実にセリフの入りは良くなった。ながら学習てやつが効果的なんだろう、スピードラーニングとかと同じで。

 だから、今回も本番の1か月半前には録音を行った。各自、録音前には、入念に発声練習、セリフ稽古。

 

 詰まれば録り直し、噛めばやり直し、何度も何度も行ったり来たりしながら収録する。これを編集するのが一苦労のはずだが、それはGさんが不満の一言もこぼすことなくやってくれる。偉い、影の功労者!CDが渡されて半月、いよいよ立ち稽古に入る。それまでには、きっと8割がた暗記が終わっていることだろう。CDの威力、様々だ。まっ、これがあっても入らないって人もいるにゃいるんだけど。なかにゃ、聞かない、なんて古強者もいたりして!

 稽古は各自の暗記努力と並行して進む。その間、厳しくダメ出しが続けられ、一皮も二皮も向けて行くから、最近じゃ、CD聞いて、下手よねぇ、こんな下手だったの?なんて声が共通の話題になっている。それでも、暗記にゃ必勝ツール、お世話になりつつセリフを入れて行く。ただ、問題は、その下手くそなときの調子やくせが無意識のうちに擦り込まれてしまうことだ。平坦な言い回し、不要な間、不自然な息継ぎ、時には誤ったアクセントやイントネーションも、初期設定のままに、脳内に入り込む。せっかく稽古で、良くなっても、CD聞いて、元戻り、なんてことにもなりかねない。ここが、CD暗記術の盲点だなぁ。

 とは言っても、覚えてもらわにゃ始まらない。まずは、セリフ入れる。それを何度も何度もやり取りの稽古して、体にしみ込ませる、それしかない。さっ、シニア5期生、難所克服の時至れり、だ。全身、全霊、全知能を総動員して、無知の壁を乗り越えよう。

 

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チケット売れ行き好調!シニア5期生公演『生前葬につき』

2016-10-24 09:10:10 | シニア演劇

 チケット、売れ行き好調だ。メンバーたち競って売り歩いて、すでに150枚を売り上げている。一番の稼ぎ頭は長老、すでに100枚の大台を超え、昨日は囲碁の大会でも売って来るって気合いの入りようだ。えっ、それちょっと無理あるんじゃないですか、喜多方の人たちに売りつけるって、なんて心配はどこ吹く風、なーに、大峠超えてくれば50分、大丈夫、大丈夫って、いや、見に来るのは買わされる方なんだから。でも、彼の気迫に冬直前の峠越えを決意してしまう人もきっと出てくるに違いない。

 職場の飲み会にチケット持ち込んで、酔いが回った頃合いを見計らって、次々に売り込んで、20枚!なんて人も。これまた凄い!近々研修旅行があるからその場で捌くってさらにチケットを追加入手した人、きっと上手く行くことだろう。こんな積極派につられて、販売に尻込みしてた人も、頑張っている。

 これまでだと、演劇に出るってことが恥ずかしかったり、本番での自分の出来に不安を感じたりで、なかなか声掛けられないって人が多かった。家族にさえ売れない、いやそれ以前に出ることを話していない、なんて人さえいた。これじゃ売れるわけない。もちろん、例外もあって、3期生のNさんなどは150枚を売り上げて記録ホルダーとなっている。が、それはNさんの人徳。ただ、彼女が言っていたのは、その時の芝居、自分は上手くないけど共演者は素晴らしい、とても面白い舞台になるって思ったから、安心して誘えたってことだった。

 そういうことなんだ。自分に自信、それも持てればいいけど、作品の素晴らしさに確信持てるってことが一番なんだと思う。詰まらねえ舞台だ、なんて陰で思っていたら売れっこない。面白いからぜひ見てよ、こうでなくっちゃ。その点、今回の『生前葬につき』は出演者たちが、台本、演出、指導に納得してくれてるってことだ。作者、指導者としては嬉しい限りだ。

 まず、テーマがタイムリーだったな。今、葬儀の在り方についていろんな考え方が出て来て、かなりの混乱状況にある。ある意味、過渡期と言っていいのかもしれない。これまでのほぼ確立された儀式の在り方から、家族の意向、当人の意識、地域社会や親戚の在り方等、大きな曲がり角に来ている。葬儀だけじゃない。埋葬についてもここにきて多様化の波が押し寄せている。そろそろ考えとかなくっちゃ、って思いの団塊世代は多いはず。従来の形式的な葬儀に違和感を感じている人たちには、生前葬?うん、いいかもしれない、できないかもしれないが、どんなもんか、覗いておこうか、こういった興味が、チケットの売れ行きを支えているのだと思う。

 それと、チラシの斬新さ!以前にも上げたが、もう一度アップしよう。

 この浮世絵風の図柄、どこかコミカルで、題材の深刻さを大いに裏切っている。まじに葬儀についてあれこれ聞かされるのは、ちと骨だが、この雰囲気なら、笑って楽しめそうじゃないか、ってことだと思う。ストーリーの奇抜さも予感させてるしね。

 このチラシ持って、自信満々売り歩けばチケットだって売れるってもんだよ。新潟や福島からもチケット予約が入ってるってことだし。さあさあ、どんどん売ってホール満席にして、大いに楽しんでもらおうじゃないか。おっと、そのためには、稽古だよ、稽古。

 

 

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燃え盛る熱気!シニア5期生公演『生前葬につき』稽古

2016-10-09 09:03:05 | シニア演劇

 ちょっと、ちょっと!もうすでにチケット50枚売ったんだって!売り方始めて1週間、想像を絶するペースだよ。さすが、最長老!恐いものなしだなぁ!親類縁者はもちろん、ダンス仲間にも売りさばき、今度は囲碁グループにも売りつけてくるって、鼻息の荒いこと、荒いこと。この調子だと、100枚完売!なんて記録を作るかもしれない。頼もしい。なんたって、地元だし、名士だし、85歳という最高齢、そこに気迫が追い風になっているんだから、これはもう無敵だ。演技についても自信満々、ラストシーンでもっとセリフを増やしてくれってご要望。売った手前、いいとこ見せたいじゃないかってわけだ。よっし、わかった。売ったチケット枚数に応じてセリフ増やす変動セリフ量制を導入すっか?なんて冗談言いながら、快諾した。ただし、後でセリフ覚えられん、なんて弱音吐かないってことを念押ししてね。『生前葬につき』ってタイトルがいい、内容も興味を引くし、チラシの図柄も客の意欲をかき立てる、と、公演が大いに気に入っているご様子だ。

 長老には敵わぬものの、他のメンバーのチケット売れ行きも好調のようだ。すでに20枚超えた人もちらほら、この調子で行くと、入場者300人の大台は悠に越して、400超なんて、菜の花座の記録だって打ち破るかもしれない。いいことだなぁ!素晴らしいことだ!チケットが熱心に売れるってことは、この芝居に自信があるってことだろ。面白いって思ってるってことだろ。愛してるってことだ。これが大切なんだよ。作品を熱愛てきなくて、充実した舞台が作れるわけないんだから。

 自分の演技が不安で、他人に勧めにくいって人もいる。チラシの顔写真が恥ずかしくて、チラシを渡せないって人もいた。でも、これからだから。1か月半、ここからぐぐぐいっと上手くなって行くんだから。本番、沢山の人に見て欲しい!私を見て!って気持ちになるんだから、絶対!長老の揺るぎなき自信を見習って、チケット売ろう。

 ともかく煽られる。長老、葬儀会社のナウエルにも飛び込みする気でいる。葬儀社員の研修にぴったりの芝居だからと売り込むって。す、す、凄い!凄すぎる!!もちろん、宣伝のテレビ出演もばっちりOK!この意欲、この熱気、これがメンバー全員に乗り移って、素晴らしい舞台に仕上がるのは確実だ。演出もうかうかしてられないぞ。

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