いいねぇ、劇団メンバーでジャズバンド結成、しかも、町の音楽祭にデビューだぜぇぇ!
ミシュ☆マッシュ、寄せ集めって意味だって。そうか、この三人、出身地は北海道、埼玉、熊本だものなぁ、なるほどね。
バンドの中心は高校時代から、女の子に持てたくてバンドやってた不良シニア、あっ、今もサックス吹いてたら女が寄って来るって淡い期待持ってるかも。
トランペットはやる気満々ど根性母さんは高校時代ブラスバンドで金管楽器やってた。
で、残る一人は煽られて1年前からベースギター始めた旦那。
えっ?出来はどうか?だってぇぇぇ・・・うーん、それは、ビミョー、・・以前・かな。まっ、当人たちが十分知ってることだけど。
まず、ジャズっぽい2曲を含め、よぉ頑張った!やっぱり、森山直太朗の「桜」が一番の出来だったけどね。お客さんも暖かく拍手してくれてたね。いい観客だぜぇ、感謝しろよ。
こういう、楽器初めてみましたぁぁぁぁ、って人たちが、気楽に出られる音楽祭ってとても貴重だよね。こっちは生半可な演劇世界の住人だから、ついつい、人前で見せられ舞台か?なんてひるんじまうけど、音楽はもともとみんなして楽しむものだから、上手い下手なんて、二の次でいいんだ。このおおらかさ、本当に羨ましいなぁ。
やっぱ、演劇てのは、見世物、自分が楽しむよりも観客に喜んでもらえるってのが、そして、できればその代価をいただくってところから始まってるから、水準がどうの、出来栄えがどうの、なんてことに気使っちまうのは仕方ないことなんだろう。
この春待ち市と春待ち音楽祭、確実に軌道に乗って来たって感じだね。キッチンカーも3台も出てたし、館内のロビーは小さなお店屋さんと食堂スペースで押し合いの混雑。それも春待つどころか、春追いやった吹雪の中でだから、凄い。こんな賑わいを作ってくれた関係者に称賛と感謝だね。
で、またまた思うのは、こんなごった返しを演劇中心でもできないもんかなぁ、ってことだ。舞台を作る本格芝居をのせる、となると、こういうワイワイガヤガヤは無理だろうけど、コントとか、一発芸とか、漫才とか、物売り香具師の口上とか、ストリートダンスなんかだったら、やれるんじゃないのかなぁ。そうそう、お祭りの屋台の賑わいだぜ。ただし、今の縁日は物売りばかりになっちまってるけど、昔の浅草、浅草寺境内の大道芸、あの人だかり、作ってみたいもんだよなぁ。
どうだい、誰か、この指、止まる人、いないかい?