泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

沖縄県民を「国民」だと思っているのだろうか?

2015-04-05 12:45:46 | 丹下一の泡盛日記
沖縄県知事と官房長官の辺野古の基地建設問題についての会談の様子をテレビのニュースで見た。
辺野古への「移転」が宣言されたときから、政府からの一方的な「暴力」が、吹き荒れている。
成田空港が建設されたときの事を思い出す。
一方的な通知と実力行使。
それがあれほどの抵抗にあるとは国側は事前に考えていなかったのではないか。
それと同じ事が繰り返されている。
成田空港では土地を取り上げられる事になった農民が抵抗したが、今回は沖縄県知事を筆頭に県をあげて抗議・抵抗している。
ようやく国側が「話し合い」に応じたのだけど、平行線というよりも「通告」のように見える。
官房長官の発言によると政府は米国と「議論を重ねて来た」そうだが、ようするに米国側から「通告」と「指示」を何度も受けてきたのだろう。
それを「県」に「通告」している。
この官房長官には中間管理職の苦悩が見えない。
宗主国の意向に逆らえないが、どうしたら「落とし処」を見つけられるのか、という自分の国、国民に対する思考回路が見えない。
米国の側に立っている虎の威を借りる狐。
それだけではない。
そもそも沖縄県民を日本国民だと思っているのだろうか?
「国」と「県」の関係ではなく、「植民地」から県に「昇格」させ(てあげ)た旧琉球王国=属国との認識なのではないか。
在韓米軍を縮小する事に成功した韓国がうらやましい。
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